7 / 192
綺麗な服は初めてだ
しおりを挟む
「次ってどこに行くんだよー」
「服を買うんだ」
「はぁ?」
「新しい服を買って綺麗にして次は勉強だ」
「別に服なんて・・・・」
「良い服を着ないと、周りから舐められるぞ~」
「いつもそうだし、気にしねーよ」
俺達がスラム出身だって言うだけで街の住民達は嫌な顔をするし、顔を見ただけで殴り掛かってくる奴だっている。今更舐められたからって、気になんかしないぜ。
「冒険者はそれじゃ駄目なんだよ。しっかりとした格好をしないと、仲間や依頼だって良いのが来ないんだ。人はまず印象が大事だからな」
「綺麗にすると金を稼げるのか?」
「あぁ稼げるようになるぞ」
「・・・・ボブの服屋が良い」
「お、リクエストはいつでも歓迎だ。それで何処にあるんだ?」
金を稼ぐために必要なら仕方ない。ブレストはまだこの街に来たばかりみたいだから、俺はボブの服屋に案内した。その店がある場所は大通りから離れていて、人目の無い場所に立っているが破けにくいって働いている奴らが言ってた。
「ここだ」
「へ~こんな場所があるのか」
何度もこの道を通ったことはあるが、俺にとって服屋なんて用がある場所じゃ無いし服を買う金があるんだったら食べ物を買うから入るのは初めてだ。中にはブレストにみたいにキラキラと綺麗な訳じゃないが丈夫そうで良さそうな服が並んでる。
「ふむ・・・・中々良さそうだな」
「いらっしゃい・・・・そのガキ用か?」
「あぁ、この子に合う物はあるか?」
「数は少ないがあるぞ」
俺は服のことは分からないからブレストに任せておいたら、こいつは服を二つも買いやがった。そんな高い金返せないぞ!
「毎度あり」
「あぁ、また頼む」
店を出た俺は服を持とうと手を伸ばしたが、ブレストは渡さず俺の手を握って来やがった。
「違う!服!」
「後でな、ほら次は靴屋だ」
「・・・・」
「何処が良いんだ?」
「ペグのところ」
「んじゃそこ行こうか」
服に靴にってそんな金があるんだったら食べれるものにした方が良いと思うんだけどな。あの服二着でどれだけのパンが買えるんだか。
「そんな高いもんよく買えるな」
「ん?普通の服だとしても相場よりかなり安いぞ?」
「そうば?」
「あ~他と比べてってことだ。もっと色が付いた服でも買ってやるぞ?」
「いらない!目立つ!」
俺みたいなガキがそんな良さそうで目立つような服を着てたら、変なのが寄ってくるかもしれないし衛兵に盗んだだろって言われるだけだ。それにピカピカして派手なやつより地味で丈夫なやつの方が俺は好きだ。
「そうか、まぁ金を稼げるようになったら好きなの買いな」
その後もこいつに靴屋から飯屋やまで色々な場所に連れられ買って最後はスラム街に行くことになった。ブレストみたいな奴が来る場所じゃないって言ったんだが行きたいって言いやがるから仕方なくな。
「あ、黒いのだ~!」
「めし!!」
「この兄ちゃん誰?」
「うわ、ピカピカだ!」
「おい、お前ら知らない奴と一緒に居る時は寄ってくるな。危ないだろ」
「だって黒いのと一緒だし」
「だとしてもだ」
「は~い・・・・」
「よし、ベルグのジジイはどこだ?」
「いつものところ~」
「あいよ」
「兄ちゃんはクロガネの先生さ、ほらパン持ってきな」
「わ~い!」
まったく知らないやつには気を付けろって言ってるのにこれだ。ブレストは良い奴そうだから良いが、これが危ない奴だったら切り殺されてるぞ。
「ベルグさんっていうのは誰だ?」
「ここら辺でガキ達の面倒見てる奴」
ベルグのジジイはよぼよぼで力も無いが、ここら辺だと一番頭が良くて大人からも頼りにされてる。ここら辺のガキ共はベルグが育てたようなもので、俺を捨てられてから大きくなるまで面倒を見てくれたのもベルグだ。崩れかけた小さな家の中に入ると、そこにはしわくちゃで骨みたいなベルグのジジイと大人で働いてるマイクが居た。
「よう、ガキ」
「生きてたか」
「当たり前だろ、後ろのやつはなんだ?」
「変な奴」
「おい、俺のことは先生とでも言え。初めましてベルグさん、俺はブレスト四級冒険者だ」
「ほう、四級冒険者様がこんな所に何の用だ?」
「悪いが、この子をあんた達から貰うつもりだ。貰うって言っても、クロガネを冒険者に育て上げるつもりだからその挨拶に来た」
「はあ?スラムのガキを盾にでもしようってか?」
「そんなことは絶対にしない。この子は一人で生きられるよう俺が一流の冒険者に育て上げるんだ。クロガネには、冒険者になるための才能がある」
ベルグとマイクが貰い受けるといったブレストを睨みつけるが、全くビビる事無くはっきりというブレスト。まぁスラムのガキを冒険者にってなったら囮か盾と思うのが普通だよな。
「そいつは、大事な働き手だ。ただではやれないな」
「いくらだ?」
「・・・・そいつが冒険者になってやっていけると証明しろ」
「分かった、まずはすぐに五級まで上げてみせる」
「もし、無理だったら覚悟しておけよ」
「分かってる、それじゃあな。あ、これは手土産だ」
ブレストは街を巡って買ってきた食べ物を全部マイクに渡すと、俺を連れて家の外に出る。家の外にはガキ共が集まっていて
「冒険者になるの?」
「危ないってじいちゃんが言ってたよ!」
「魔物に食べられちゃう!」
「兄ちゃんは強い冒険者だから、そんな事にならないしそれぐらい戦えるように鍛えてやるよ。ほら、見てみろ『クリーン』」
ブレストは心配そうに見るガキ達の前にしゃがみ手を出すと、その手から光が出て俺達を包むと汚れてた体があっという間に綺麗になってしまった。
「ほら、兄ちゃんは魔法も使えるんだぞ」
「うわ~!」
「すごーい!!」
「魔法なんて初めて見た!」
「おい、余計なことすんな!」
ガキ達は綺麗になって喜んでるが、余計な事してるんじゃねーよ!
「駄目だったか?」
「こんな綺麗になったら狙われるだろ!」
「あぁ、そうか悪い・・・・」
「おまえら、危ないから大人から離れるんじゃねーぞ!」
「えぇ~」
「攫われたくないなら言うこと聞け!」
綺麗になったのは少し嬉しいが、綺麗な奴が街をうろついてたら変態に目を付けられるだろ。まったく俺達を狙ってる奴だっているんだからもっと気を付けろっつうの!
「迂闊だったな、悪い!」
「お前やっぱり変な奴だ!」
「次から気を付ける」
「ふんっほら次は何処に行くんだ?」
良い奴だと思うが少し危ない所があるブレストは頭を下げて謝るので、許してやったが落ち込んだままのブレストが次に俺を連れて行ったのはそこそこの大きさの宿だった。
「今日からクロガネはここで俺と一緒に宿に泊まるんだ」
「は?」
「そして、朝から夜まで俺と一緒に勉強だ!」
「いや、俺は寝床があるし・・・・」
「これから覚えることは沢山あるんだぞ。それにベルグさんに証明しないといけないし時間は無駄に出来ない。ほら、行くぞ」
「えぇ・・・」
引っ張られるようにして入った宿は、大きなテーブルと椅子が並んでいて何人か飯を食ってたり話している。
「女将さ~ん」
「は~い、何か用かしら?」
「ここでもう部屋借りてるんだけど、もう一人俺の部屋に泊まらせたいんだ。出来るかな?」
「お金さえ払ってくれれば良いわよ。一泊銀貨一枚ね」
「あいよ、それじゃあ俺と同じぐらいだから三十枚渡しておく」
「は~い」
ブレストは奥から出て来た体の大きな女と話して、金を渡した後俺達は部屋へと入るとベットが二つあって、その間に長いテーブルとイスが置いてあった。
「一人じゃないのか?」
「一人だぞ、一人部屋じゃ狭くて嫌なんだ」
「へ~」
「それじゃあ、早速勉強だ」
ブレストは部屋にあった大きな鞄の中から紙とペン、そして本を取り出して俺に見せた。
「まずは、文字の勉強からだな。文字の勉強が終わったら計算、次は冒険者に必要な知識これらを勉強しながらも、体を鍛えていくから覚悟しとけよ」
「うん」
どうやら俺が勉強しないといけないことは沢山あるみたいだが、これも生き残って金を稼ぐためだ気合い入れていくぞ!
「服を買うんだ」
「はぁ?」
「新しい服を買って綺麗にして次は勉強だ」
「別に服なんて・・・・」
「良い服を着ないと、周りから舐められるぞ~」
「いつもそうだし、気にしねーよ」
俺達がスラム出身だって言うだけで街の住民達は嫌な顔をするし、顔を見ただけで殴り掛かってくる奴だっている。今更舐められたからって、気になんかしないぜ。
「冒険者はそれじゃ駄目なんだよ。しっかりとした格好をしないと、仲間や依頼だって良いのが来ないんだ。人はまず印象が大事だからな」
「綺麗にすると金を稼げるのか?」
「あぁ稼げるようになるぞ」
「・・・・ボブの服屋が良い」
「お、リクエストはいつでも歓迎だ。それで何処にあるんだ?」
金を稼ぐために必要なら仕方ない。ブレストはまだこの街に来たばかりみたいだから、俺はボブの服屋に案内した。その店がある場所は大通りから離れていて、人目の無い場所に立っているが破けにくいって働いている奴らが言ってた。
「ここだ」
「へ~こんな場所があるのか」
何度もこの道を通ったことはあるが、俺にとって服屋なんて用がある場所じゃ無いし服を買う金があるんだったら食べ物を買うから入るのは初めてだ。中にはブレストにみたいにキラキラと綺麗な訳じゃないが丈夫そうで良さそうな服が並んでる。
「ふむ・・・・中々良さそうだな」
「いらっしゃい・・・・そのガキ用か?」
「あぁ、この子に合う物はあるか?」
「数は少ないがあるぞ」
俺は服のことは分からないからブレストに任せておいたら、こいつは服を二つも買いやがった。そんな高い金返せないぞ!
「毎度あり」
「あぁ、また頼む」
店を出た俺は服を持とうと手を伸ばしたが、ブレストは渡さず俺の手を握って来やがった。
「違う!服!」
「後でな、ほら次は靴屋だ」
「・・・・」
「何処が良いんだ?」
「ペグのところ」
「んじゃそこ行こうか」
服に靴にってそんな金があるんだったら食べれるものにした方が良いと思うんだけどな。あの服二着でどれだけのパンが買えるんだか。
「そんな高いもんよく買えるな」
「ん?普通の服だとしても相場よりかなり安いぞ?」
「そうば?」
「あ~他と比べてってことだ。もっと色が付いた服でも買ってやるぞ?」
「いらない!目立つ!」
俺みたいなガキがそんな良さそうで目立つような服を着てたら、変なのが寄ってくるかもしれないし衛兵に盗んだだろって言われるだけだ。それにピカピカして派手なやつより地味で丈夫なやつの方が俺は好きだ。
「そうか、まぁ金を稼げるようになったら好きなの買いな」
その後もこいつに靴屋から飯屋やまで色々な場所に連れられ買って最後はスラム街に行くことになった。ブレストみたいな奴が来る場所じゃないって言ったんだが行きたいって言いやがるから仕方なくな。
「あ、黒いのだ~!」
「めし!!」
「この兄ちゃん誰?」
「うわ、ピカピカだ!」
「おい、お前ら知らない奴と一緒に居る時は寄ってくるな。危ないだろ」
「だって黒いのと一緒だし」
「だとしてもだ」
「は~い・・・・」
「よし、ベルグのジジイはどこだ?」
「いつものところ~」
「あいよ」
「兄ちゃんはクロガネの先生さ、ほらパン持ってきな」
「わ~い!」
まったく知らないやつには気を付けろって言ってるのにこれだ。ブレストは良い奴そうだから良いが、これが危ない奴だったら切り殺されてるぞ。
「ベルグさんっていうのは誰だ?」
「ここら辺でガキ達の面倒見てる奴」
ベルグのジジイはよぼよぼで力も無いが、ここら辺だと一番頭が良くて大人からも頼りにされてる。ここら辺のガキ共はベルグが育てたようなもので、俺を捨てられてから大きくなるまで面倒を見てくれたのもベルグだ。崩れかけた小さな家の中に入ると、そこにはしわくちゃで骨みたいなベルグのジジイと大人で働いてるマイクが居た。
「よう、ガキ」
「生きてたか」
「当たり前だろ、後ろのやつはなんだ?」
「変な奴」
「おい、俺のことは先生とでも言え。初めましてベルグさん、俺はブレスト四級冒険者だ」
「ほう、四級冒険者様がこんな所に何の用だ?」
「悪いが、この子をあんた達から貰うつもりだ。貰うって言っても、クロガネを冒険者に育て上げるつもりだからその挨拶に来た」
「はあ?スラムのガキを盾にでもしようってか?」
「そんなことは絶対にしない。この子は一人で生きられるよう俺が一流の冒険者に育て上げるんだ。クロガネには、冒険者になるための才能がある」
ベルグとマイクが貰い受けるといったブレストを睨みつけるが、全くビビる事無くはっきりというブレスト。まぁスラムのガキを冒険者にってなったら囮か盾と思うのが普通だよな。
「そいつは、大事な働き手だ。ただではやれないな」
「いくらだ?」
「・・・・そいつが冒険者になってやっていけると証明しろ」
「分かった、まずはすぐに五級まで上げてみせる」
「もし、無理だったら覚悟しておけよ」
「分かってる、それじゃあな。あ、これは手土産だ」
ブレストは街を巡って買ってきた食べ物を全部マイクに渡すと、俺を連れて家の外に出る。家の外にはガキ共が集まっていて
「冒険者になるの?」
「危ないってじいちゃんが言ってたよ!」
「魔物に食べられちゃう!」
「兄ちゃんは強い冒険者だから、そんな事にならないしそれぐらい戦えるように鍛えてやるよ。ほら、見てみろ『クリーン』」
ブレストは心配そうに見るガキ達の前にしゃがみ手を出すと、その手から光が出て俺達を包むと汚れてた体があっという間に綺麗になってしまった。
「ほら、兄ちゃんは魔法も使えるんだぞ」
「うわ~!」
「すごーい!!」
「魔法なんて初めて見た!」
「おい、余計なことすんな!」
ガキ達は綺麗になって喜んでるが、余計な事してるんじゃねーよ!
「駄目だったか?」
「こんな綺麗になったら狙われるだろ!」
「あぁ、そうか悪い・・・・」
「おまえら、危ないから大人から離れるんじゃねーぞ!」
「えぇ~」
「攫われたくないなら言うこと聞け!」
綺麗になったのは少し嬉しいが、綺麗な奴が街をうろついてたら変態に目を付けられるだろ。まったく俺達を狙ってる奴だっているんだからもっと気を付けろっつうの!
「迂闊だったな、悪い!」
「お前やっぱり変な奴だ!」
「次から気を付ける」
「ふんっほら次は何処に行くんだ?」
良い奴だと思うが少し危ない所があるブレストは頭を下げて謝るので、許してやったが落ち込んだままのブレストが次に俺を連れて行ったのはそこそこの大きさの宿だった。
「今日からクロガネはここで俺と一緒に宿に泊まるんだ」
「は?」
「そして、朝から夜まで俺と一緒に勉強だ!」
「いや、俺は寝床があるし・・・・」
「これから覚えることは沢山あるんだぞ。それにベルグさんに証明しないといけないし時間は無駄に出来ない。ほら、行くぞ」
「えぇ・・・」
引っ張られるようにして入った宿は、大きなテーブルと椅子が並んでいて何人か飯を食ってたり話している。
「女将さ~ん」
「は~い、何か用かしら?」
「ここでもう部屋借りてるんだけど、もう一人俺の部屋に泊まらせたいんだ。出来るかな?」
「お金さえ払ってくれれば良いわよ。一泊銀貨一枚ね」
「あいよ、それじゃあ俺と同じぐらいだから三十枚渡しておく」
「は~い」
ブレストは奥から出て来た体の大きな女と話して、金を渡した後俺達は部屋へと入るとベットが二つあって、その間に長いテーブルとイスが置いてあった。
「一人じゃないのか?」
「一人だぞ、一人部屋じゃ狭くて嫌なんだ」
「へ~」
「それじゃあ、早速勉強だ」
ブレストは部屋にあった大きな鞄の中から紙とペン、そして本を取り出して俺に見せた。
「まずは、文字の勉強からだな。文字の勉強が終わったら計算、次は冒険者に必要な知識これらを勉強しながらも、体を鍛えていくから覚悟しとけよ」
「うん」
どうやら俺が勉強しないといけないことは沢山あるみたいだが、これも生き残って金を稼ぐためだ気合い入れていくぞ!
2
お気に入りに追加
185
あなたにおすすめの小説
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる