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07 正直ナメてた
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そんなこんなで私たちが今日初めて受注したのは、『畑を荒らすスライムを倒して欲しい(65歳・男性 )』というクエストだった。
Eランクのクエストであることから分かるように、スライムというのは基本、かなり弱いモンスターだ。
どんな小さな攻撃魔法でも倒せるし、スライム自体の攻撃もまるで痛くない。まさに初心者にとっては、カモともいうべき超初級モンスターなのだ。
だから私たちは、今回は楽勝だろうとタカをくくって、ちょっとした運動気分でクエストに挑んでいた。
………この後、激しく後悔することになるとも知らずに。
「ミラ!! そっち逃げた、叩いて!」
「こらっ、逃げないで、ちょっ! 」
私たちは現在、木の棒を振り回しながらスライムの大群を追いかけ回していた。
何故パパッと魔法を使って一掃しないのか? その答えは、当たり一面に広がりでこれ見よがしにプルプルしている、黄金色のスライムが原因だった。
先ほど言った、スライムが楽勝だという話。
あれは、『ただ』のスライムに限った話で、亜種は例外が居る。
「まさかっ、スライムはスライムでもっ、よりにもよって《アンスラ》だなんてっ! ほんとについてないっ!」
「ラズカそれさっきから5回は言ってるわよねっ! 過ぎたことは仕方ないでしょっ!?」
《A・Mスライム》、略して《アンスラ》。
その名の通りで全く捻りが無いが、このスライムは魔法というものを一切受け付けない。どんな大容量の魔法を放っても、全て余すことなく吸収してしまう。
この『吸収』というのがまこと厄介な能力で、仮にこのスライム1匹と他のモンスターが数匹居たとして、他のモンスターに向けて魔法を撃った場合でも、近くにこのスライムが居れば、避雷針の要領で魔法を根こそぎもっていかれてしまうのだ。
おまけに、通常のスライムとは段違いに打撃に強いときた。故に倒すのも容易ではなく、うっとおしいったらありゃしない。
最初からこいつがいるって分かってたらこんな依頼受けなかったのに!
恐らく依頼人は、「スライムなら全部同じだろ」みたいな感覚で、正式名称を調べもせずに依頼を出したのだろう。たまにそういう人が居るから困る、ってカンパニュラがよく愚痴っていたのを覚えている。
「ハァッ、はぁっ…………だ、ダメだ疲れた…一旦、休憩、しよっ……」
「そ、そう、ね、ぜぇっ……久しぶりに運動しすぎたわ……」
当然、日々本ばかり読んでる私や、体の弱いミラにとって肉体労働というのはこれ以上ないぐらいの苦行であり、10分おきぐらいに休んでいるのが現状だ。
うっとおしいことにその間もアンスラ達が絡みついてくるけど、ぷよぷよしてるだけでまるで痛くはない。
「さっきから思ってたんだけど……こいつらって案外可愛いんじゃない? ほら、めっちゃ柔らかい」
ミラがアンスラをぷにぷにとつついたり、ぐにぐに揉んだらしながら言う。
「確かに見た目はマシかもだけど……魔法使いの間じゃこいつよりヘイトの高いモンスターは存在しないよ」
「まぁ一気にぶっとばせないのは確かに爽快感薄いかもね……」
おまけにこんな「ザ・液状」みたいな見た目をしていながら、人様が育てた野菜まで勝手に食べるのだ。害獣そのものといっても過言ではないだろう。
やはりこういうシチュエーションになると、1つ思うことがある。
「やっぱり欲しいよね……《前衛職》」
「そうね、こういう時頼りになるわよね」
ギルドに冒険者として登録する時に、《職業》というものを同時に登録する。これは、次の6つの中から1つ、自分の得意なものを選ぶことができる。
剣、斧、槍などの多彩な武器を用いて積極的に相手に斬りかかっていく《戦士》。
戦士のように攻撃しつつ、味方を守ることに重きをおく《守護者》。
魔法と剣の両立、幅広い戦い方が可能なオールラウンダー《魔法戦士》。
攻撃魔法で後ろから敵を倒したり、補助魔法で味方をサポートする《魔法使い》。
超遠距離の安全な場所から敵を狙い撃ちする《弓使い》。
モンスターを手懐けて味方として使役することのできる《獣使い》。
うち、前半の3つが、肉体の能力を活かして積極的に前に出て戦う《前衛職》で、他の3つが《後衛職》に分類される。
この職業というのがパーティに入る上でのアピールポイントになり、役割分担をする上で重要なシステムなのである。
仮に、魔法使い4人などという過剰積載パーティにすれば、アンスラが出た時に軽く《詰み》状態になってしまう。それぞれの分野に応じた、適正なバランスが重要視されている。
「そんな愚痴っても、空からめっちゃ強い戦士が降ってくるわけじゃないし……さっさと片付けようか」
そう言って立ち上がろうとすると、突然、ミラが私の袖をくいくい、と引っ張ってきた。
「ねぇ、あたし1つ気になったんだけどさ」
「ん? どうしたの?」
「こいつらって、《身体能力強化》の魔法とかも効かないの? 直接魔法撃つ訳じゃないから、わりと行けたりしない?」
「――――――あっ」
そうだ、魔法が通じないという固定観念に捕らわれ過ぎて忘れていた。そういえば、その類の魔法なら大丈夫、みたいな話を聞いたことがあったような気がする。
「ナイスだよミラ! 盲点だった!」
「ほんと!? もっと褒めていいわよ!?」
「めっちゃ偉い! 賢い! 天才!」
「ふふーん!」
凄まじいドヤ顔で胸を張るミラ。ちょろいなぁ、今度怒った時試してみようかな。
「よし、じゃあ行くよ、《共鳴》」
私はミラに、時限式の無敵時間を手に入れるために必須なその魔法をかける。
そしてすぐさまミラの脳内に、身体能力強化魔法の術式を送り込んだ。
「よし、頼んだよミラ!」
「オッケー、《身体強化》!」
ミラが魔法を口にすると、私とミラの体から青白い光が浮かび上がる。
うわっ、体めちゃくちゃ軽い!? やはり、今まで体験してきた身体強化とは格が違う。数十倍は差があるだろう。これなら、どんな敵でも殴り倒せそうな気がしてくる。
「よし、効率よく行こう! ミラはそっち側のスライム倒して、私は逆側を倒すから!」
「わかったわ!」
そうして私たちは軽くなった体で急激に足を踏み出し、互いに少し離れた位置でスライムの討伐を行おうとした。
直後、プツンっ、と頭の中で何かが切れたような音がした。
それと同時に、軽くなった肉体に急激な負荷がのしかかり、私たちは2人同時に転倒してしまった。
「いったぁああぁぁぁあ!?」
「うぎゃあっ!!」
どういうこと!? 《共鳴《|レゾナンス》》はまだ1分しか経ってないし、効果はまだまだ続くはずなのに!
………いや、もしかして……。
「ミラっ、ちょっとその場に居てくれる!? 試したいことがあるの!」
「いたた………わ、わかったわ!」
ミラは体についた土を払いながら立ち上がり、その場にとどまった。
「よし……《共鳴》」
私は再び、ミラにその魔法をかけ、試しに攻撃魔法の術式を送り込んでみる。
「ミラ、撃って!」
「えっ!? でもスライムが……」
「いいから、一回だけ!」
「わ、わかったわ……《焦炎》!」
ミラは、送り込んだ術式通りの炎魔法を口にする。
しかし直後、また頭の中で何かが切れたような音がし、炎魔法は不発に終わった。
「なっ………なんで!?」
「………やっぱりだ……」
嫌な予感が、的中してしまったようだ。
普通なら、《共鳴》というのは私みたいな適正弱者が使ったとしても、500mは効果がもつのだ。
けれど、それは《ただの会話の場合》。前例が無いから、気付く余地もなかったけど、どうやら私たちが魔法を使うには……。
「密着レベルで近くないとダメなんだ……!」
Eランクのクエストであることから分かるように、スライムというのは基本、かなり弱いモンスターだ。
どんな小さな攻撃魔法でも倒せるし、スライム自体の攻撃もまるで痛くない。まさに初心者にとっては、カモともいうべき超初級モンスターなのだ。
だから私たちは、今回は楽勝だろうとタカをくくって、ちょっとした運動気分でクエストに挑んでいた。
………この後、激しく後悔することになるとも知らずに。
「ミラ!! そっち逃げた、叩いて!」
「こらっ、逃げないで、ちょっ! 」
私たちは現在、木の棒を振り回しながらスライムの大群を追いかけ回していた。
何故パパッと魔法を使って一掃しないのか? その答えは、当たり一面に広がりでこれ見よがしにプルプルしている、黄金色のスライムが原因だった。
先ほど言った、スライムが楽勝だという話。
あれは、『ただ』のスライムに限った話で、亜種は例外が居る。
「まさかっ、スライムはスライムでもっ、よりにもよって《アンスラ》だなんてっ! ほんとについてないっ!」
「ラズカそれさっきから5回は言ってるわよねっ! 過ぎたことは仕方ないでしょっ!?」
《A・Mスライム》、略して《アンスラ》。
その名の通りで全く捻りが無いが、このスライムは魔法というものを一切受け付けない。どんな大容量の魔法を放っても、全て余すことなく吸収してしまう。
この『吸収』というのがまこと厄介な能力で、仮にこのスライム1匹と他のモンスターが数匹居たとして、他のモンスターに向けて魔法を撃った場合でも、近くにこのスライムが居れば、避雷針の要領で魔法を根こそぎもっていかれてしまうのだ。
おまけに、通常のスライムとは段違いに打撃に強いときた。故に倒すのも容易ではなく、うっとおしいったらありゃしない。
最初からこいつがいるって分かってたらこんな依頼受けなかったのに!
恐らく依頼人は、「スライムなら全部同じだろ」みたいな感覚で、正式名称を調べもせずに依頼を出したのだろう。たまにそういう人が居るから困る、ってカンパニュラがよく愚痴っていたのを覚えている。
「ハァッ、はぁっ…………だ、ダメだ疲れた…一旦、休憩、しよっ……」
「そ、そう、ね、ぜぇっ……久しぶりに運動しすぎたわ……」
当然、日々本ばかり読んでる私や、体の弱いミラにとって肉体労働というのはこれ以上ないぐらいの苦行であり、10分おきぐらいに休んでいるのが現状だ。
うっとおしいことにその間もアンスラ達が絡みついてくるけど、ぷよぷよしてるだけでまるで痛くはない。
「さっきから思ってたんだけど……こいつらって案外可愛いんじゃない? ほら、めっちゃ柔らかい」
ミラがアンスラをぷにぷにとつついたり、ぐにぐに揉んだらしながら言う。
「確かに見た目はマシかもだけど……魔法使いの間じゃこいつよりヘイトの高いモンスターは存在しないよ」
「まぁ一気にぶっとばせないのは確かに爽快感薄いかもね……」
おまけにこんな「ザ・液状」みたいな見た目をしていながら、人様が育てた野菜まで勝手に食べるのだ。害獣そのものといっても過言ではないだろう。
やはりこういうシチュエーションになると、1つ思うことがある。
「やっぱり欲しいよね……《前衛職》」
「そうね、こういう時頼りになるわよね」
ギルドに冒険者として登録する時に、《職業》というものを同時に登録する。これは、次の6つの中から1つ、自分の得意なものを選ぶことができる。
剣、斧、槍などの多彩な武器を用いて積極的に相手に斬りかかっていく《戦士》。
戦士のように攻撃しつつ、味方を守ることに重きをおく《守護者》。
魔法と剣の両立、幅広い戦い方が可能なオールラウンダー《魔法戦士》。
攻撃魔法で後ろから敵を倒したり、補助魔法で味方をサポートする《魔法使い》。
超遠距離の安全な場所から敵を狙い撃ちする《弓使い》。
モンスターを手懐けて味方として使役することのできる《獣使い》。
うち、前半の3つが、肉体の能力を活かして積極的に前に出て戦う《前衛職》で、他の3つが《後衛職》に分類される。
この職業というのがパーティに入る上でのアピールポイントになり、役割分担をする上で重要なシステムなのである。
仮に、魔法使い4人などという過剰積載パーティにすれば、アンスラが出た時に軽く《詰み》状態になってしまう。それぞれの分野に応じた、適正なバランスが重要視されている。
「そんな愚痴っても、空からめっちゃ強い戦士が降ってくるわけじゃないし……さっさと片付けようか」
そう言って立ち上がろうとすると、突然、ミラが私の袖をくいくい、と引っ張ってきた。
「ねぇ、あたし1つ気になったんだけどさ」
「ん? どうしたの?」
「こいつらって、《身体能力強化》の魔法とかも効かないの? 直接魔法撃つ訳じゃないから、わりと行けたりしない?」
「――――――あっ」
そうだ、魔法が通じないという固定観念に捕らわれ過ぎて忘れていた。そういえば、その類の魔法なら大丈夫、みたいな話を聞いたことがあったような気がする。
「ナイスだよミラ! 盲点だった!」
「ほんと!? もっと褒めていいわよ!?」
「めっちゃ偉い! 賢い! 天才!」
「ふふーん!」
凄まじいドヤ顔で胸を張るミラ。ちょろいなぁ、今度怒った時試してみようかな。
「よし、じゃあ行くよ、《共鳴》」
私はミラに、時限式の無敵時間を手に入れるために必須なその魔法をかける。
そしてすぐさまミラの脳内に、身体能力強化魔法の術式を送り込んだ。
「よし、頼んだよミラ!」
「オッケー、《身体強化》!」
ミラが魔法を口にすると、私とミラの体から青白い光が浮かび上がる。
うわっ、体めちゃくちゃ軽い!? やはり、今まで体験してきた身体強化とは格が違う。数十倍は差があるだろう。これなら、どんな敵でも殴り倒せそうな気がしてくる。
「よし、効率よく行こう! ミラはそっち側のスライム倒して、私は逆側を倒すから!」
「わかったわ!」
そうして私たちは軽くなった体で急激に足を踏み出し、互いに少し離れた位置でスライムの討伐を行おうとした。
直後、プツンっ、と頭の中で何かが切れたような音がした。
それと同時に、軽くなった肉体に急激な負荷がのしかかり、私たちは2人同時に転倒してしまった。
「いったぁああぁぁぁあ!?」
「うぎゃあっ!!」
どういうこと!? 《共鳴《|レゾナンス》》はまだ1分しか経ってないし、効果はまだまだ続くはずなのに!
………いや、もしかして……。
「ミラっ、ちょっとその場に居てくれる!? 試したいことがあるの!」
「いたた………わ、わかったわ!」
ミラは体についた土を払いながら立ち上がり、その場にとどまった。
「よし……《共鳴》」
私は再び、ミラにその魔法をかけ、試しに攻撃魔法の術式を送り込んでみる。
「ミラ、撃って!」
「えっ!? でもスライムが……」
「いいから、一回だけ!」
「わ、わかったわ……《焦炎》!」
ミラは、送り込んだ術式通りの炎魔法を口にする。
しかし直後、また頭の中で何かが切れたような音がし、炎魔法は不発に終わった。
「なっ………なんで!?」
「………やっぱりだ……」
嫌な予感が、的中してしまったようだ。
普通なら、《共鳴》というのは私みたいな適正弱者が使ったとしても、500mは効果がもつのだ。
けれど、それは《ただの会話の場合》。前例が無いから、気付く余地もなかったけど、どうやら私たちが魔法を使うには……。
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