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キノコが丘で金策
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ご主人の発案により金策することになった俺たち。
といってもカエサルは剣の手入れ、ハラペーニャはいない。サルサさんも今日は魔術師
ギルドに行くらしい。
つまり……「地雷しかいない!」
「シロンが一番地雷に違いないニャ」
「わわ、私は地雷じゃないわ! ちゃんと仕事できるから!」
「今のところトップオブトップの地雷原ですよ! いや待てよ。案外ご主人が……」
「さぁて、今日はサルサがいないから寂しいけど、元気よく行ってみよー! おー!」
「それで、お金を稼ぐにはどうしたらいいニャ?」
「ギルドに行って仕事を引き受けるのが一番ですよね。ほら、こういう提案できる私は
地雷じゃないでしょ!?」
「それくらいならさすがにご主人にでもわかるでしょう……ねぇご主人」
「え? そうだね! ドラゴンを倒しにいこー!」
「だから無理ですって! 三秒で全滅ですから! いやいやそもそもドラゴンなんてこの辺りにいるわけ
がない」
「確かに見かけませんねー。ドラゴンより大きな鳥なら見かけますけどー」
「それってジルジラとかいうやつじゃ……あれは怖かったよー」
「それじゃまずは召喚士ギルドに行くニャ?」
「そうね。行ってみましょう!」
ご主人にずりずりと連れられて、大分行きなれたギルドへと着く。
依頼は張り紙に張り出されているが、俺の高さじゃよく見えないよー。
ご主人がやばい依頼を引き受けませんように……。
「どれどれ……召喚士用の依頼と一般用の依頼両方あるんだねー。召喚士用は……あなたの
召喚獣を一晩貸してくだされば、お礼にレギオン金貨二枚差し上げます。たまにかえって来なくなります」
「ニャ!? 恐ろしい依頼だニャ……どんな実験に使われるニャ……」
「耐久力テスト。あなたの召喚獣は何発まで耐えられるか。一発耐えるごとにレギオン銅貨一枚。
天然オークの一撃テスト」
「オークなんて見たことないけど一撃ももらいたくないです!」
「あなたの召喚獣も今日から英雄! 城から落ちる姿を格好よく魔法で演出します。
尚着地はご自身で判断してください。報酬はレギオン金貨一枚です」
「まさかのスタントマン!? 命を懸けて金貨一枚!」
ここの依頼のやばさがよくわかった気がする。召喚士ギルドがやばすぎる!
「一般の依頼にしましょう。何か取ってくるとかそういうやつで!」
「うーん。それならこれかなー。キノコが丘のキノコ採り。色とりどりの不思議なキノコ。
その数と種類に応じて報酬を支払います。新鮮取れたて、お待ちしてまーす!」
『それだ!』
「じゃあこれ、うけまーす。お願いしまーす!」
「はい。承知しましたー。キノコが丘のキノコ採取ですね。この時期はいいキノコが採れるので、どんどん
持ってきてください。場所はわかりますか?」
「全然わかりません!」
「あら。キノコが丘はここを出て北西にずっといった先にある場所です。大きなキノコが沢山見えてくる
と思うので、すぐわかりますよ」
「結構遠いのかな。サルサさんたちに言わなくても平気かなー」
「平気だよ! キノコ採りならモンスターと遭遇なんてそうそうしないでしょ、きっと!」
「不安ニャ。絶対何か起きる前触れニャ……」
「奇遇だな。俺もそう思ったところだ……嫌な予感がするよー」
「あ、私の知り合いに詳しい人がいるけど連れてきましょうか?」
「本当ニャ? 頼りになる奴ニャ?」
「地雷なラフィーさんの知り合い……まさか地雷そのものでは……」
「ちゃんとした人です! ここでちょっと待っててくださいね!」
「はぁ……せめてカエサルだけでも連れていきたいけど、忙しそうだったからなぁ」
結局ラフィーさんの知り合いを呼ぶ事になったので、ギルドで待機することにした。
やっぱり不安だよー!
といってもカエサルは剣の手入れ、ハラペーニャはいない。サルサさんも今日は魔術師
ギルドに行くらしい。
つまり……「地雷しかいない!」
「シロンが一番地雷に違いないニャ」
「わわ、私は地雷じゃないわ! ちゃんと仕事できるから!」
「今のところトップオブトップの地雷原ですよ! いや待てよ。案外ご主人が……」
「さぁて、今日はサルサがいないから寂しいけど、元気よく行ってみよー! おー!」
「それで、お金を稼ぐにはどうしたらいいニャ?」
「ギルドに行って仕事を引き受けるのが一番ですよね。ほら、こういう提案できる私は
地雷じゃないでしょ!?」
「それくらいならさすがにご主人にでもわかるでしょう……ねぇご主人」
「え? そうだね! ドラゴンを倒しにいこー!」
「だから無理ですって! 三秒で全滅ですから! いやいやそもそもドラゴンなんてこの辺りにいるわけ
がない」
「確かに見かけませんねー。ドラゴンより大きな鳥なら見かけますけどー」
「それってジルジラとかいうやつじゃ……あれは怖かったよー」
「それじゃまずは召喚士ギルドに行くニャ?」
「そうね。行ってみましょう!」
ご主人にずりずりと連れられて、大分行きなれたギルドへと着く。
依頼は張り紙に張り出されているが、俺の高さじゃよく見えないよー。
ご主人がやばい依頼を引き受けませんように……。
「どれどれ……召喚士用の依頼と一般用の依頼両方あるんだねー。召喚士用は……あなたの
召喚獣を一晩貸してくだされば、お礼にレギオン金貨二枚差し上げます。たまにかえって来なくなります」
「ニャ!? 恐ろしい依頼だニャ……どんな実験に使われるニャ……」
「耐久力テスト。あなたの召喚獣は何発まで耐えられるか。一発耐えるごとにレギオン銅貨一枚。
天然オークの一撃テスト」
「オークなんて見たことないけど一撃ももらいたくないです!」
「あなたの召喚獣も今日から英雄! 城から落ちる姿を格好よく魔法で演出します。
尚着地はご自身で判断してください。報酬はレギオン金貨一枚です」
「まさかのスタントマン!? 命を懸けて金貨一枚!」
ここの依頼のやばさがよくわかった気がする。召喚士ギルドがやばすぎる!
「一般の依頼にしましょう。何か取ってくるとかそういうやつで!」
「うーん。それならこれかなー。キノコが丘のキノコ採り。色とりどりの不思議なキノコ。
その数と種類に応じて報酬を支払います。新鮮取れたて、お待ちしてまーす!」
『それだ!』
「じゃあこれ、うけまーす。お願いしまーす!」
「はい。承知しましたー。キノコが丘のキノコ採取ですね。この時期はいいキノコが採れるので、どんどん
持ってきてください。場所はわかりますか?」
「全然わかりません!」
「あら。キノコが丘はここを出て北西にずっといった先にある場所です。大きなキノコが沢山見えてくる
と思うので、すぐわかりますよ」
「結構遠いのかな。サルサさんたちに言わなくても平気かなー」
「平気だよ! キノコ採りならモンスターと遭遇なんてそうそうしないでしょ、きっと!」
「不安ニャ。絶対何か起きる前触れニャ……」
「奇遇だな。俺もそう思ったところだ……嫌な予感がするよー」
「あ、私の知り合いに詳しい人がいるけど連れてきましょうか?」
「本当ニャ? 頼りになる奴ニャ?」
「地雷なラフィーさんの知り合い……まさか地雷そのものでは……」
「ちゃんとした人です! ここでちょっと待っててくださいね!」
「はぁ……せめてカエサルだけでも連れていきたいけど、忙しそうだったからなぁ」
結局ラフィーさんの知り合いを呼ぶ事になったので、ギルドで待機することにした。
やっぱり不安だよー!
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