1,081 / 1,085
第三章 ベオルブイーターを倒せ!
第九百六十九話 封じられていた紫電級アーティファクト、ユニバーディバイト
しおりを挟む
アクソニスの戦いは、酷い結末だった。
常闇のカイナはこれでもう、壊滅したも同然だろう。
彼女には誰かが手を下さなければならなかった。それがなぜ……俺なんだ。
あいつは俺の中にカイオスを見たのだろう。
カイオスに焦がれ、そしてカイオスに殺されたも同然。
それがアクソニスの罰だと頭を切り替えられるほど、俺は単純ではないようだ。
世界は残酷に満ちている。
それでも明るく勤めようとするのはなぜなのだろうか。
メルザの笑い顔が俺の心に温かみを灯してくれる。
まだ戦える。まだ頑張れる。
一度上を見上げた後、一時的に闇へと潜ませたカルネを引き上げた。
「待たせたなカルネ。怖くなかったか?」
「平気。ツイン、お鼻、お鼻ー」
「いでででで。随分力がついてきたな。将来は父さんより力持ちになれるかもな」
「無理。ツイン、つおすぎ」
「今は、な。さて、母さんを助ける前に、紫電級アーティファクトを封じよう。イネービュ、ネウスーフォ、スキアラ、ウナスァー。悪く思うなよ。これは管理者たちの願いだ」
四名の管理者。それぞれが俺に宿ると同時に、あいつら全員の古い記憶が俺に流れ込んできた。
あいつらは全員、苦しんでいた。
特にタナトス。あいつは自らが弱い素振りをしていたが、とんでもない。
奴は死をコントロール出来た存在。
何よりも死を尊び、簡単に死ぬことを許さない存在だった。
そして、タルタロスは無口でもなかった。あいつは心の中でよく会話していたようだ。
カイロスは研究熱心。アルカーンそのものだったが、弟妹を持ち、その心は優しさにあふれていた。
ブレアリア・ディーンは誕生したばかり。闇にこもり、闇を見ている。だが、可憐な少女に過ぎない無垢な存在だった。
彼らは疲れていた。終わることのない役目に。
絶対神は考えない。役割を担う者の責務を、重みを。
生まれながらに責務を負う者に安息など訪れない。
俺はあいつらの安息の地になった。
そして俺自身は、メルザやカルネや、仲間たちがいる場所が安息の地だ。
「紫電級アーティファクト。宇宙の支配を司る、ユニバーディバイトとでも言うべきか。これでゲンドールに惑星を縛り付けて宇宙膨張を防ぐもの。ちっぽけな生物が想像できる領分を越えているな」
「ツイン。それ、危険」
「大丈夫だ」
二つの棺をゆっくり開くと、そこに安置されているのは骨だ。
棺にはそれぞれ、ベルーファルク、フェルドランスと記され【認められし英雄、ここに眠る】と記されていた。
この文字は誰が書いたものか。神に見初められた英雄妖魔。
その二名の棺の中に、縦長の中央にくぼみのあるものが一つと、中央に突起した玉があるものが一つあった。
双方合わせて初めて一つのアーティファクトだろう。
そして俺は気付いた。
……既に遅かったことに。
「起動されている。この部屋に先に入られたのか? アクソニスに起動した素振りは見られなかった。つまりアクソニスより前に……だとしたらなぜここは無事なんだ。狙いは一体なんだ?」
「ツイン。ダメ、怖い」
怯えるカルネの頭を撫でながら試案する。
俺の頭に引っかかるのは、ライデンが最後に残した「ベルウッドは転生者」と「エクスカリバー、湖へ」という台詞。
求めていたアーティファクトの力がこれではなかったから急いで逃げ去ったのか?
アクソニスに見つかっていたら、奴の能力を知らねば形勢不利は免れないだろう。
アクソニスは特異能力を持っていた。
それは決断の力とも言うべき、やつがそうだと決めた事象を発生させる恐ろしい技だ。
だが、発動条件がある。この能力がヴィネというソロモン七十二柱の能力であることを知っていなければ、負けていた可能性も少しはある。
一つは相手より自分の方が優位であると思わせること。
そのため派手な外見や仮面、言動で相手を翻弄する。
さらにもう一つ。この能力はカウンター型だ。
本体である装飾や仮面などが相手から攻撃を受けた後に発動条件が整う。
最初の本体への攻撃で発動されたのが、俺とアクソニスを封じた球型の魂をとどめる領域だったというわけだ。
そしてその後、俺が攻撃したのはレピュトの手甲からのみ。
黒星は無論、封じた先生からわずかに力を借りただけだ。
とっさに回避したのは俺の攻撃か判断に迷うからだろう。
その能力、発動条件が大きな欠点となる恐ろしい技。
奴はその能力にかまけて使いかたを誤った。
使いかたさえ間違えなければ。カイオスもそう思っていたのかもしれないな。
――アクソニスが残した紫電級アーティファクト、魂の器、それに放置しておくわけにもいかないユニバーディバイトをタナトスの死の領域へ封印する。
この領域にいる死の鳥に食わせておけば、タナトスの力を用いぬ限り二度と世界に存在出来ない。
それは道具としての死を意味する。
次にグングニルとゲイボルグの所有権を俺に移し終わると、この場に用はなくなった。
「レイビー。封印に戻ってくれ。カルネ。これから少しだけ怖い思いをするだろうけど、我慢出来るか?」
「ツイン、臆病。カルネ、平気」
「うっ……お父さんは別に臆病じゃないぞ。ちょっとだけ幽霊が怖いだけだ」
「レイビー。幽霊。お化け好き」
「……頼むからレイビーと協力して俺を怖がらせるのは止めてくれよ。流星!」
カルネを担いで神殿の外へ出る。
ハルファスとマルファスの力で打ち立てた塔を先に解除すると、地面に手を当てて闇を引き延ばしていく。
俺はあの存在に勝てるだろうか。
世界を滅ぼすだけの力を持つ、神兵ギルティ。
それはシラが抱えていた玉のようなものだ。
おそらくだが、原初の幻魔の力を欲してその力でどんどん強くなる。
シラは原初の幻魔だ。そしてその力を十全に取り込ませていたため、精神が破壊されたのだろう。
そしてメルザは今、シラとぴったりくっついてあの玉に力を分け与えている。
……自分たちの種族を滅ぼそうとしていた者を、自分たちの力で復活させる。
こんな残酷なこと、命に代えてでも止めねばならない。
「タルタロス・ネウスの名において命ずる。俺に結びつきし魂の楔よ。その役目を終え自由となれ……くそ、やはりダメなのか。俺が死んだらこいつらはどうなる。だが、命を懸けずに勝てる相手じゃないんだ……」
俺が恐れているのは自分の死じゃない。
俺が封じてしまった全ての仲間の死だ。
それを防ぐ手段が、管理者の力を得ても不明のままだ。
いや、もしかしたら生きていてくれるのかもしれない。
分からないことが恐怖。そう感じながら、ゆっくりとシラ、メルザを鎮めた闇から浮上させ始めた。
常闇のカイナはこれでもう、壊滅したも同然だろう。
彼女には誰かが手を下さなければならなかった。それがなぜ……俺なんだ。
あいつは俺の中にカイオスを見たのだろう。
カイオスに焦がれ、そしてカイオスに殺されたも同然。
それがアクソニスの罰だと頭を切り替えられるほど、俺は単純ではないようだ。
世界は残酷に満ちている。
それでも明るく勤めようとするのはなぜなのだろうか。
メルザの笑い顔が俺の心に温かみを灯してくれる。
まだ戦える。まだ頑張れる。
一度上を見上げた後、一時的に闇へと潜ませたカルネを引き上げた。
「待たせたなカルネ。怖くなかったか?」
「平気。ツイン、お鼻、お鼻ー」
「いでででで。随分力がついてきたな。将来は父さんより力持ちになれるかもな」
「無理。ツイン、つおすぎ」
「今は、な。さて、母さんを助ける前に、紫電級アーティファクトを封じよう。イネービュ、ネウスーフォ、スキアラ、ウナスァー。悪く思うなよ。これは管理者たちの願いだ」
四名の管理者。それぞれが俺に宿ると同時に、あいつら全員の古い記憶が俺に流れ込んできた。
あいつらは全員、苦しんでいた。
特にタナトス。あいつは自らが弱い素振りをしていたが、とんでもない。
奴は死をコントロール出来た存在。
何よりも死を尊び、簡単に死ぬことを許さない存在だった。
そして、タルタロスは無口でもなかった。あいつは心の中でよく会話していたようだ。
カイロスは研究熱心。アルカーンそのものだったが、弟妹を持ち、その心は優しさにあふれていた。
ブレアリア・ディーンは誕生したばかり。闇にこもり、闇を見ている。だが、可憐な少女に過ぎない無垢な存在だった。
彼らは疲れていた。終わることのない役目に。
絶対神は考えない。役割を担う者の責務を、重みを。
生まれながらに責務を負う者に安息など訪れない。
俺はあいつらの安息の地になった。
そして俺自身は、メルザやカルネや、仲間たちがいる場所が安息の地だ。
「紫電級アーティファクト。宇宙の支配を司る、ユニバーディバイトとでも言うべきか。これでゲンドールに惑星を縛り付けて宇宙膨張を防ぐもの。ちっぽけな生物が想像できる領分を越えているな」
「ツイン。それ、危険」
「大丈夫だ」
二つの棺をゆっくり開くと、そこに安置されているのは骨だ。
棺にはそれぞれ、ベルーファルク、フェルドランスと記され【認められし英雄、ここに眠る】と記されていた。
この文字は誰が書いたものか。神に見初められた英雄妖魔。
その二名の棺の中に、縦長の中央にくぼみのあるものが一つと、中央に突起した玉があるものが一つあった。
双方合わせて初めて一つのアーティファクトだろう。
そして俺は気付いた。
……既に遅かったことに。
「起動されている。この部屋に先に入られたのか? アクソニスに起動した素振りは見られなかった。つまりアクソニスより前に……だとしたらなぜここは無事なんだ。狙いは一体なんだ?」
「ツイン。ダメ、怖い」
怯えるカルネの頭を撫でながら試案する。
俺の頭に引っかかるのは、ライデンが最後に残した「ベルウッドは転生者」と「エクスカリバー、湖へ」という台詞。
求めていたアーティファクトの力がこれではなかったから急いで逃げ去ったのか?
アクソニスに見つかっていたら、奴の能力を知らねば形勢不利は免れないだろう。
アクソニスは特異能力を持っていた。
それは決断の力とも言うべき、やつがそうだと決めた事象を発生させる恐ろしい技だ。
だが、発動条件がある。この能力がヴィネというソロモン七十二柱の能力であることを知っていなければ、負けていた可能性も少しはある。
一つは相手より自分の方が優位であると思わせること。
そのため派手な外見や仮面、言動で相手を翻弄する。
さらにもう一つ。この能力はカウンター型だ。
本体である装飾や仮面などが相手から攻撃を受けた後に発動条件が整う。
最初の本体への攻撃で発動されたのが、俺とアクソニスを封じた球型の魂をとどめる領域だったというわけだ。
そしてその後、俺が攻撃したのはレピュトの手甲からのみ。
黒星は無論、封じた先生からわずかに力を借りただけだ。
とっさに回避したのは俺の攻撃か判断に迷うからだろう。
その能力、発動条件が大きな欠点となる恐ろしい技。
奴はその能力にかまけて使いかたを誤った。
使いかたさえ間違えなければ。カイオスもそう思っていたのかもしれないな。
――アクソニスが残した紫電級アーティファクト、魂の器、それに放置しておくわけにもいかないユニバーディバイトをタナトスの死の領域へ封印する。
この領域にいる死の鳥に食わせておけば、タナトスの力を用いぬ限り二度と世界に存在出来ない。
それは道具としての死を意味する。
次にグングニルとゲイボルグの所有権を俺に移し終わると、この場に用はなくなった。
「レイビー。封印に戻ってくれ。カルネ。これから少しだけ怖い思いをするだろうけど、我慢出来るか?」
「ツイン、臆病。カルネ、平気」
「うっ……お父さんは別に臆病じゃないぞ。ちょっとだけ幽霊が怖いだけだ」
「レイビー。幽霊。お化け好き」
「……頼むからレイビーと協力して俺を怖がらせるのは止めてくれよ。流星!」
カルネを担いで神殿の外へ出る。
ハルファスとマルファスの力で打ち立てた塔を先に解除すると、地面に手を当てて闇を引き延ばしていく。
俺はあの存在に勝てるだろうか。
世界を滅ぼすだけの力を持つ、神兵ギルティ。
それはシラが抱えていた玉のようなものだ。
おそらくだが、原初の幻魔の力を欲してその力でどんどん強くなる。
シラは原初の幻魔だ。そしてその力を十全に取り込ませていたため、精神が破壊されたのだろう。
そしてメルザは今、シラとぴったりくっついてあの玉に力を分け与えている。
……自分たちの種族を滅ぼそうとしていた者を、自分たちの力で復活させる。
こんな残酷なこと、命に代えてでも止めねばならない。
「タルタロス・ネウスの名において命ずる。俺に結びつきし魂の楔よ。その役目を終え自由となれ……くそ、やはりダメなのか。俺が死んだらこいつらはどうなる。だが、命を懸けずに勝てる相手じゃないんだ……」
俺が恐れているのは自分の死じゃない。
俺が封じてしまった全ての仲間の死だ。
それを防ぐ手段が、管理者の力を得ても不明のままだ。
いや、もしかしたら生きていてくれるのかもしれない。
分からないことが恐怖。そう感じながら、ゆっくりとシラ、メルザを鎮めた闇から浮上させ始めた。
0
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。
音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。
だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。
そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。
そこには匿われていた美少年が棲んでいて……
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる