1,071 / 1,085
第三章 ベオルブイーターを倒せ!
第九百五十九話 ベオルブイーター戦その九 その先にある己の声
しおりを挟む
ルインズシップを離れる前に、死神のような恰好をした男が声をかけてきた。
どこかで聞いたような……と思ったが、直ぐ「やっぱり分からないか。シュウだ。この格好はスキアラにな。しかし大変なことになった」
「シュウが無事でよかったよ。お前にもメルザを任せたい。頼めるか?」
「無論のこと。このシュウ。必ず約束は果たす。ルイン、積もる話もあるだろうから、早めに戻ってきてくれ」
「……ああ」
弱い声でそう言い残し、ベリアルと共にルインズシップから出た俺は……タナトスの台詞を思い出していたところで、レウスさんが飛んでくる。
「おーいルイン! 様子見てきたぞ? な? な?」
「レウスさん。ご苦労様。どうだった?」
「あれな。友達が乗ってたわ! 攻撃してきたぞ。バラバラにされたわ。でもな。俺、死なないから。な?」
「……ベオルブイーターを見てきてほしかったんだけど」
「ダメだ。あいつはダメだ。完全に無視されるだけだったわー。ないわー」
「そ、そうか。それじゃレウスさんも封印に戻ってくれ。……ふう。様々なものを封印する、魔幻妖人のルイン、か……」
「見ろ、ルイン。もうベオルブイーターのガーディアンはほぼ機能してねえぜ。あいつを落とすなら今しかねえ」
「ああ。そうだな……なぁベリアル。俺がおかしくなったら、お前は止められるか?」
「何言ってやがる。そんときゃおめえ……前みてえに俺がおめえを動かしゃいいだろ」
「それはもう、出来ない。お前と俺は一つの肉体に宿る二つの魂だった。だが、魂の楔はもう切れている。ちゃんとしたホムンクルスの体さえあれば、お前だって本当は……人のように生きられるはずだ」
「興味ねえな。この体は都合がいいぜ。ギオマ並みの力もありやがる。よくここまで成長したもんだぜ」
「ふふっ。ずっと一緒だったからな。そしてター君やデュラサーも戻ってきた。この状態で全開にしたらどうなるのか。絶魔を越える絶魔。フルスペリオルタイム……もう後には引けないよな」
俺は、自分の体がまるで悪魔のように変化するのをずっと恐れていた。
背中に翼が生え、両腕が変色し……メルザのことまで忘れてしまうのではないか。
本物の……それこそフェルドナーガの見た目のような生物になってしまうんじゃないか。
そう考えてばかりいて、自然と制御していたに違いない。
「まぁ、おめえがどんな風になろうが、俺が止められねえ道理はねえ。ソロモンの悲願を……果たすときだ」
「ああ。目の上のたんこぶ付きでな。シャックスとフェネクスはあの中にいるだろう。そっちはお前に任せる」
バネジャンプと同時にベリアルを封印に戻した。
そして、ベルベディシアに攻撃の合図を送る。
しばらくすれば俺は自然落下するだろう。
――生まれ変わる前の嫌なこと。生まれ変わった後の嫌なこと。
本来記憶とは、嫌な出来事をなるべく忘れるように出来ている。
だが、俺は違った。
例え嫌な出来事でも忘れられずに記憶してしまう。
何度も何度も、それで苦しい思いをした。
だが、今ならその苦しみこそ俺を強くする引き金であることが分かる。
脳裏に過去のタナトスの声がこだましていた。
「制約をつけないと肉体が崩壊する。それと、魔の力が強くなりすぎて、かなり野蛮となるだろう。制御するにしても容易くはない」
大切な人を守りたい。そのためには自分の外見や状態など構っていては守れない。
過去の記憶が振り切る憤怒に変わっていく。
強い憤り、弱い自分。小さいあいつを守り通せず、両腕を牛なうことになったあいつ。
治療のため長く離れた。会いたいと願う気持ちを捨て去り、ただ強くなろうとした。
多くの仲間が出来た……失った仲間もいる。
救えなかった。目が見えればどんなことだって出来ると思っていた。
やりたいことがいっぱいあった。
でも……たとえ目が見えていても、ほんの一握りの範囲しか救い出せない自分。
目まぐるしく続く自責の念。
激しく痛む体――だが、その中に、ひと際暖かい声を聴いた気がした。
「大好きだぜ。ルイン――」
「ウアアアアアアアアアアアアアアアア! 飲み込まれはしない! 俺は、ルイン・ラインバウト。人としての心は失ってなるものか!」
体全身に激しい痛みが走った。
俺は……両手を、足を、体を触る。
背中には翼が生え、両腕は変色している。
目は開いていない。にもかかわらず視界は三百六十度もある気持ち悪い視点だ。
……化け物だが、人型。高揚感はあるが制御出来ている。
失敗か? いや、そんな感じはしない。
「ははっ……フェルドナーガ。別に飲み込まれなくても……」
『不完全』
……どこからか声が聞こえた気がした。
『カイオスの力を』
「なん、だ……」
思わず口を押えた。
聞こえたんじゃない。俺自身がしゃべってるんだ。
『思い出せ』
――――そこから記憶が完全に無くなった。
気づいたら俺は……両手に二本のおかしな剣をツルで巻き付かせるようにして持ち、ぼろぼろの状態で空に一人で浮かんでいた。
完全に何かに飲み込まれた。
そして目の前に広がる光景は……崩れ落ちていくベオルブイーターが視界に大きく浮かび上がる。
一体何が起こった。どうなっている。
あれは俺が……やったのか?
ルインズシップも見当たらない。。何も……分からない。
「ベ、ベリアル」
しかし封印から出て来ない。
「バルフート、ター君、デュラサー、ハルファス、マルファス、パモ! セーレ! レウスさん! ……よかった、封印にはいる。だが……」
全員眠りについているかのようだった。
力を吸い取られたのかもしれない。
俺が……意識を飛ばしてこいつらを利用してしまったのか。
「俺は、俺は何をした。俺に、何をさせた……っ流星!」
突如として空中に浮かぶ俺へ、攻撃を仕掛けてくるものがいた。
「フェネクス、止せ! そいつはやばすぎる! 逃げるぞ!」
「不意打ちで一矢報いることすらできんのか! この化け物め!」
「待て……なっ!?」
俺はそいつらを捕縛しようと考えた。
考えただけで、ラーンの捕縛網が勝手に飛び出し、そいつらを竜の形状をしたラーンの捕縛網が縛り上げる。
ただ縛り上げているだけじゃない。ベキベキと破壊される音が鳴り響いていた。
「うぐあああああ!」
「や、めろ……」
ラーンの捕縛網はどんどんと締め上げ……そいつらは俺へと封印された。
自分のその手は血まみれで、震えが止まらない。
「なんだ、一体どうなったんだ。このままじゃ訳が分からない」
一度ルインズシップに戻るか。
いや、紫の城も片付けねばならない。
ベオルブイーターが落ちたのなら、きっと作戦通り部隊が向かっているはずだ。
その合図があってから目的地に向かえばいい。
今は……この二人をどうするかだ。
そう考えていたが、その二人は突然と姿が消え……俺に封印されてしまう。
「なっ!? 勝手に封印だと。冗談じゃない」
ギオマに助け出させたあの死神に聞いてみるか?
だが、ルインズシップに戻っている場合じゃないんだ。
単独で向かう? シャックスとフェネクスという敵がいるはずだ。
二人……もしかしてさっきの奴らがそれか?
自分の状況がまるで理解出来ない。
このままでは、意図せず仲間を傷つけてしまうかもしれない。
このまま仲間の下に戻ってはいけないと感じ、まずは空に浮かぶ紫色の城に向かうことにした。
近くで見るとおかしな門がある。しかし誰かがいる気配は今のところ感じられない。
俺がその門に触れると、門はバラバラに崩壊した。
……これ以上考えないようにしてその門の先へと進むことにした。
どこかで聞いたような……と思ったが、直ぐ「やっぱり分からないか。シュウだ。この格好はスキアラにな。しかし大変なことになった」
「シュウが無事でよかったよ。お前にもメルザを任せたい。頼めるか?」
「無論のこと。このシュウ。必ず約束は果たす。ルイン、積もる話もあるだろうから、早めに戻ってきてくれ」
「……ああ」
弱い声でそう言い残し、ベリアルと共にルインズシップから出た俺は……タナトスの台詞を思い出していたところで、レウスさんが飛んでくる。
「おーいルイン! 様子見てきたぞ? な? な?」
「レウスさん。ご苦労様。どうだった?」
「あれな。友達が乗ってたわ! 攻撃してきたぞ。バラバラにされたわ。でもな。俺、死なないから。な?」
「……ベオルブイーターを見てきてほしかったんだけど」
「ダメだ。あいつはダメだ。完全に無視されるだけだったわー。ないわー」
「そ、そうか。それじゃレウスさんも封印に戻ってくれ。……ふう。様々なものを封印する、魔幻妖人のルイン、か……」
「見ろ、ルイン。もうベオルブイーターのガーディアンはほぼ機能してねえぜ。あいつを落とすなら今しかねえ」
「ああ。そうだな……なぁベリアル。俺がおかしくなったら、お前は止められるか?」
「何言ってやがる。そんときゃおめえ……前みてえに俺がおめえを動かしゃいいだろ」
「それはもう、出来ない。お前と俺は一つの肉体に宿る二つの魂だった。だが、魂の楔はもう切れている。ちゃんとしたホムンクルスの体さえあれば、お前だって本当は……人のように生きられるはずだ」
「興味ねえな。この体は都合がいいぜ。ギオマ並みの力もありやがる。よくここまで成長したもんだぜ」
「ふふっ。ずっと一緒だったからな。そしてター君やデュラサーも戻ってきた。この状態で全開にしたらどうなるのか。絶魔を越える絶魔。フルスペリオルタイム……もう後には引けないよな」
俺は、自分の体がまるで悪魔のように変化するのをずっと恐れていた。
背中に翼が生え、両腕が変色し……メルザのことまで忘れてしまうのではないか。
本物の……それこそフェルドナーガの見た目のような生物になってしまうんじゃないか。
そう考えてばかりいて、自然と制御していたに違いない。
「まぁ、おめえがどんな風になろうが、俺が止められねえ道理はねえ。ソロモンの悲願を……果たすときだ」
「ああ。目の上のたんこぶ付きでな。シャックスとフェネクスはあの中にいるだろう。そっちはお前に任せる」
バネジャンプと同時にベリアルを封印に戻した。
そして、ベルベディシアに攻撃の合図を送る。
しばらくすれば俺は自然落下するだろう。
――生まれ変わる前の嫌なこと。生まれ変わった後の嫌なこと。
本来記憶とは、嫌な出来事をなるべく忘れるように出来ている。
だが、俺は違った。
例え嫌な出来事でも忘れられずに記憶してしまう。
何度も何度も、それで苦しい思いをした。
だが、今ならその苦しみこそ俺を強くする引き金であることが分かる。
脳裏に過去のタナトスの声がこだましていた。
「制約をつけないと肉体が崩壊する。それと、魔の力が強くなりすぎて、かなり野蛮となるだろう。制御するにしても容易くはない」
大切な人を守りたい。そのためには自分の外見や状態など構っていては守れない。
過去の記憶が振り切る憤怒に変わっていく。
強い憤り、弱い自分。小さいあいつを守り通せず、両腕を牛なうことになったあいつ。
治療のため長く離れた。会いたいと願う気持ちを捨て去り、ただ強くなろうとした。
多くの仲間が出来た……失った仲間もいる。
救えなかった。目が見えればどんなことだって出来ると思っていた。
やりたいことがいっぱいあった。
でも……たとえ目が見えていても、ほんの一握りの範囲しか救い出せない自分。
目まぐるしく続く自責の念。
激しく痛む体――だが、その中に、ひと際暖かい声を聴いた気がした。
「大好きだぜ。ルイン――」
「ウアアアアアアアアアアアアアアアア! 飲み込まれはしない! 俺は、ルイン・ラインバウト。人としての心は失ってなるものか!」
体全身に激しい痛みが走った。
俺は……両手を、足を、体を触る。
背中には翼が生え、両腕は変色している。
目は開いていない。にもかかわらず視界は三百六十度もある気持ち悪い視点だ。
……化け物だが、人型。高揚感はあるが制御出来ている。
失敗か? いや、そんな感じはしない。
「ははっ……フェルドナーガ。別に飲み込まれなくても……」
『不完全』
……どこからか声が聞こえた気がした。
『カイオスの力を』
「なん、だ……」
思わず口を押えた。
聞こえたんじゃない。俺自身がしゃべってるんだ。
『思い出せ』
――――そこから記憶が完全に無くなった。
気づいたら俺は……両手に二本のおかしな剣をツルで巻き付かせるようにして持ち、ぼろぼろの状態で空に一人で浮かんでいた。
完全に何かに飲み込まれた。
そして目の前に広がる光景は……崩れ落ちていくベオルブイーターが視界に大きく浮かび上がる。
一体何が起こった。どうなっている。
あれは俺が……やったのか?
ルインズシップも見当たらない。。何も……分からない。
「ベ、ベリアル」
しかし封印から出て来ない。
「バルフート、ター君、デュラサー、ハルファス、マルファス、パモ! セーレ! レウスさん! ……よかった、封印にはいる。だが……」
全員眠りについているかのようだった。
力を吸い取られたのかもしれない。
俺が……意識を飛ばしてこいつらを利用してしまったのか。
「俺は、俺は何をした。俺に、何をさせた……っ流星!」
突如として空中に浮かぶ俺へ、攻撃を仕掛けてくるものがいた。
「フェネクス、止せ! そいつはやばすぎる! 逃げるぞ!」
「不意打ちで一矢報いることすらできんのか! この化け物め!」
「待て……なっ!?」
俺はそいつらを捕縛しようと考えた。
考えただけで、ラーンの捕縛網が勝手に飛び出し、そいつらを竜の形状をしたラーンの捕縛網が縛り上げる。
ただ縛り上げているだけじゃない。ベキベキと破壊される音が鳴り響いていた。
「うぐあああああ!」
「や、めろ……」
ラーンの捕縛網はどんどんと締め上げ……そいつらは俺へと封印された。
自分のその手は血まみれで、震えが止まらない。
「なんだ、一体どうなったんだ。このままじゃ訳が分からない」
一度ルインズシップに戻るか。
いや、紫の城も片付けねばならない。
ベオルブイーターが落ちたのなら、きっと作戦通り部隊が向かっているはずだ。
その合図があってから目的地に向かえばいい。
今は……この二人をどうするかだ。
そう考えていたが、その二人は突然と姿が消え……俺に封印されてしまう。
「なっ!? 勝手に封印だと。冗談じゃない」
ギオマに助け出させたあの死神に聞いてみるか?
だが、ルインズシップに戻っている場合じゃないんだ。
単独で向かう? シャックスとフェネクスという敵がいるはずだ。
二人……もしかしてさっきの奴らがそれか?
自分の状況がまるで理解出来ない。
このままでは、意図せず仲間を傷つけてしまうかもしれない。
このまま仲間の下に戻ってはいけないと感じ、まずは空に浮かぶ紫色の城に向かうことにした。
近くで見るとおかしな門がある。しかし誰かがいる気配は今のところ感じられない。
俺がその門に触れると、門はバラバラに崩壊した。
……これ以上考えないようにしてその門の先へと進むことにした。
0
お気に入りに追加
94
あなたにおすすめの小説
やり直せるなら、貴方達とは関わらない。
いろまにもめと
BL
俺はレオベルト・エンフィア。
エンフィア侯爵家の長男であり、前世持ちだ。
俺は幼馴染のアラン・メロヴィングに惚れ込み、恋人でもないのにアランは俺の嫁だと言ってまわるというはずかしい事をし、最終的にアランと恋に落ちた王太子によって、アランに付きまとっていた俺は処刑された。
処刑の直前、俺は前世を思い出した。日本という国の一般サラリーマンだった頃を。そして、ここは前世有名だったBLゲームの世界と一致する事を。
こんな時に思い出しても遅せぇわ!と思い、どうかもう一度やり直せたら、貴族なんだから可愛い嫁さんと裕福にのんびり暮らしたい…!
そう思った俺の願いは届いたのだ。
5歳の時の俺に戻ってきた…!
今度は絶対関わらない!
【R18完結】愛された執事
石塚環
BL
伝統に縛られていた青年執事が、初めて愛され自分の道を歩き出す短編小説。
西川朔哉(にしかわさくや)は、執事の家に生まれた。西川家には、当主に抱かれるという伝統があった。しかし儀式当日に、朔哉は当主の緒方暁宏(おがたあきひろ)に拒まれる。
この館で、普通の執事として一生を過ごす。
そう思っていたある日。館に暁宏の友人である佐伯秀一郎(さえきしゅういちろう)が訪れた。秀一郎は朔哉に、夜中に部屋に来るよう伝える。
秀一郎は知っていた。
西川家のもうひとつの仕事……夜、館に宿泊する男たちに躯でもてなしていることを。朔哉は亡き父、雪弥の言葉を守り、秀一郎に抱かれることを決意する。
「わたくしの躯には、主の癖が刻み込まれておりません。通じ合うことを教えるように抱いても、ひと夜の相手だと乱暴に抱いても、どちらでも良いのです。わたくしは、男がどれだけ優しいかも荒々しいかも知りません。思うままに、わたくしの躯を扱いください」
『愛されることを恐れないで』がテーマの小説です。
※作品説明のセリフは、掲載のセリフを省略、若干変更しています。
【完結】魔力至上主義の異世界に転生した魔力なしの俺は、依存系最強魔法使いに溺愛される
秘喰鳥(性癖:両片思い&すれ違いBL)
BL
【概要】
哀れな魔力なし転生少年が可愛くて手中に収めたい、魔法階級社会の頂点に君臨する霊体最強魔法使い(ズレてるが良識持ち) VS 加虐本能を持つ魔法使いに飼われるのが怖いので、さっさと自立したい人間不信魔力なし転生少年
\ファイ!/
■作品傾向:両片思い&ハピエン確約のすれ違い(たまにイチャイチャ)
■性癖:異世界ファンタジー×身分差×魔法契約
力の差に怯えながらも、不器用ながらも優しい攻めに受けが絆されていく異世界BLです。
【詳しいあらすじ】
魔法至上主義の世界で、魔法が使えない転生少年オルディールに価値はない。
優秀な魔法使いである弟に売られかけたオルディールは逃げ出すも、そこは魔法の為に人の姿を捨てた者が徘徊する王国だった。
オルディールは偶然出会った最強魔法使いスヴィーレネスに救われるが、今度は彼に攫われた上に監禁されてしまう。
しかし彼は諦めておらず、スヴィーレネスの元で魔法を覚えて逃走することを決意していた。
嫌われ者の僕
みるきぃ
BL
学園イチの嫌われ者で、イジメにあっている佐藤あおい。気が弱くてネガティブな性格な上、容姿は瓶底眼鏡で地味。しかし本当の素顔は、幼なじみで人気者の新條ゆうが知っていて誰にも見せつけないようにしていた。学園生活で、あおいの健気な優しさに皆、惹かれていき…⁈
学園イチの嫌われ者が総愛される話。
嫌われからの愛されです。ヤンデレ注意。
※他サイトで書いていたものを修正してこちらで書いてます。
邪悪な魔術師の成れの果て
きりか
BL
邪悪な魔術師を倒し、歓喜に打ち震える人々のなか、サシャの足元には戦地に似つかわしくない赤子が…。その赤子は、倒したハズの魔術師と同じ瞳。邪悪な魔術師(攻)と、育ての親となったサシャ(受)のお話。
すみません!エチシーンが苦手で逃げてしまいました。
それでもよかったら、お暇つぶしに読んでくださいませ。
【R18】超女尊男卑社会〜性欲逆転した未来で俺だけ前世の記憶を取り戻す〜
広東封建
ファンタジー
男子高校生の比留川 游助(ひるかわ ゆうすけ)は、ある日の学校帰りに交通事故に遭って童貞のまま死亡してしまう。
そして21XX年、游助は再び人間として生まれ変わるが、未来の男達は数が極端に減り性欲も失っていた。対する女達は性欲が異常に高まり、女達が支配する超・女尊男卑社会となっていた。
性欲の減退した男達はもれなく女の性奴隷として扱われ、幼い頃から性の調教を受けさせられる。
そんな社会に生まれ落ちた游助は、精通の日を境に前世の記憶を取り戻す。
Sランクパーティーから追放されたけど、ガチャ【レア確定】スキルが覚醒したので好き勝手に生きます!
遥 かずら
ファンタジー
ガチャスキルを持つアック・イスティは、倉庫番として生活をしていた。
しかし突如クビにされたうえ、町に訪れていたSランクパーティーたちによって、無理やり荷物持ちにされダンジョンへと連れて行かれてしまう。
勇者たちはガチャに必要な魔石を手に入れるため、ダンジョン最奥のワイバーンを倒し、ドロップした魔石でアックにガチャを引かせる。
しかしゴミアイテムばかりを出してしまったアックは、役立たずと罵倒され、勇者たちによって状態異常魔法をかけられた。
さらにはワイバーンを蘇生させ、アックを置き去りにしてしまう。
窮地に追い込まれたアックだったが、覚醒し、新たなガチャスキル【レア確定】を手に入れる。
ガチャで約束されたレアアイテム、武器、仲間を手に入れ、アックは富と力を得たことで好き勝手に生きて行くのだった。
【本編完結】【後日譚公開中】
※ドリコムメディア大賞中間通過作品※
迅英の後悔ルート
いちみやりょう
BL
こちらの小説は「僕はあなたに捨てられる日が来ることを知っていながらそれでもあなたに恋してた」の迅英の後悔ルートです。
この話だけでは多分よく分からないと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる