1,036 / 1,085
第二章 地底騒乱
第九百二十七話 懐かしき地下のモンスター
しおりを挟む
今、俺は赤い土の上に正座をしながら血をベルベディシアに分けている。
そして……「せっかく貴重な薬の材料だったのに! もうバラッバラじゃん! ほんの少ししか取れなかった!」
「姉御ぉ。いいとこ二回分の材料ってとこです」
「いや、最初に説明してくれれば……」
「だからベルシアの誘導に従ってよ。もう!」
「わたくしは止まるように指示しましたわ。手だって離さなかったんですのよ」
「あっちにメルザが見えたのと、ベルベディシアの手がツルに見えたんだよ。それで……すまない。言い訳しても無駄だな。俺がアルラウネの能力にかどわかされたことは事実だ」
「ふーん。妖魔君てあんまり反抗とか反発しないんだね」
「まぁ、あなたはそうですわよね。なるべく穏便に済ませようとする。女性には特に甘いですわ」
「男には厳しいの?」
「男にも甘いですわ。特に、女性に優しいというだけでどちらにも甘いですわね」
「ふう……あまり女性とか男性で差別するようなことはしない。自分が悪いと思ったところを認めることは大事だろ? でもそれを相手も悪いなどと言う必要は感じられない。俺が我慢すればいいだけのことだ」
「私も説明不足があったのは認めるよ。で、も! 何でこんな可愛い子、隠しておくの?」
「パミュ?」
「ふふっ。何せそいつは俺の大事なパモだからな。切り札は誰にでも見せるもんじゃない」
俺の肩の上に乗るパモは、パサパサと両手の羽を広げてみせる。
パモの新たな能力については、俺も完全に把握しているわけではない。
先ほどの能力だって以前には無かったと思われる能力……かどうかも定かではないのだが。
「パルームだけど、どうみても違うパルームなんだよね。その子調べちゃダメ?」
「ダメだ。パモのことはいいだろ? それよりもまだ出発しないのか? 急いでるんだ」
「その急ぎのせいで結果遅れることになってるんでしょ! 出発前にもっと話を聴いておけばこうはならなかったのに」
「仕方ありませんわね。幻覚で見てしまう程会いたいみたいですし? わたくしの手をつかみながらメルザ! 何て言ってしまうくらいですから」
「う……俺そんなこと言ってたのか。参ったな」
「急ぐのはいいけどアイジィが素材を集め終わるまでは待ってよね! 道順を説明するから、ちゃんと聞いてよ。アルラウネの樹……跡の先が沼地になってるの。その沼地を越えると池が見えて来る。その周囲にモラコ族が作ったっていう地上へ出られる穴が開いているわ。そこから……」
「モラコ族が作った穴? それって俺が昔ムーラに押し出してもらった穴のことじゃないか?」
「ムーラ? モラコ族は忽然とこの場所から姿を消したの。何処にいるか今は知らない」
「……だがあの穴はムーラの能力が無いと登れないだろ? それに出た先はマッハ村付近のはずだ」
「なんだ、マッハ村知ってるの? それならそこへ向かって彼らの協力を得てフェルス皇国へ向かうよ」
「だから、どうやって登るんだ?」
「それに関してはいいの。私がいるんだから」
「そうか……ってベルベディシア、もう止血していいか」
「もう少しですわ。もう少し血が欲しいのですわ」
「……ベルシアって、変」
「うるさい小娘ですわね。本来こんなに血を欲することなどありませんわ。この地底ではわたくし、消耗が激しいみたいなのですわ」
「ヴァンパイアって直接噛みついて相手をアンデッドにしちゃうんじゃないのー?」
「わたくしを下等なヴァンパイアなどと一緒にするんじゃありません。わたくしはね。血詠魔古里ですわ。血で対象を詠み取る能力を持つ太古の種族の中でも貴重な種族なのですわ!」
「ふーん。じゃあベルシアも調査対象ってことね」
「姉御ぉ! 集まりやしたぜー! 根の方は思ったより残ってやした」
ベルベディシア、ヤトと座ったまま話し込んでいると、アイジャックが両手一杯にバラバラに刻んだ草や木の枝、根などを抱え込み持って来た。
それをヤトカーンが背負う荷の中に入れていく。
あれも間違いなくアーティファクトだろう。
「さて、それじゃ行くよ」
少しフラフラでまだ動けないベルベディシアを担ぐとアルラウネの樹の奥へと歩いて行く。
道は相変わらず赤土色で、周囲はヤトが照らし出してくれる。
赤土がある場所ならまだベレッタに近いのだろうか。
この先は一直線に広がる地下エリアだ。
壁に穴などは開いていないし生物も見当たらない。
全てアルラウネの養分となってしまったのだろう。
虫一匹すら見当たらない。
「喰い尽くされてるな」
「そうだね。この周囲の頂天に君臨してたからさ。さっきの剣……ううん、今はいーや。また妖魔君を困らせるだろうし」
「話はフェルス皇国へ辿り着いてからだ。話はそこでしよう。仲間を交えてな」
――暗くて無音の道をどれくらい歩いただろうか。
ヤトが手で制すると……「ここから先が沼になってるの。アイジィ」
「おう!」
アイジャックが地面の土を丸めて放り投げると、投げた土は地面に落ちても崩れず、飲み込まれていくようにみえた。
これ、沼って言えるのか!? まるで触れた対象を吸収しているようにみえるぞ。
「知らずに進むと飲み込まれるのか」
「そうだね。沼って表現したけど飲み込まれるって方が近いかも」
「渡る方法、いや避ける方法はあるか?」
「無ければ此処へ連れて来てないよ。アイジィ」
「姉御、失敗しないでくだせぇよ」
「するわけないじゃん。私の可愛い可愛いアイゼルギアの能力なんだから」
……能力? そうか、俺はすっかり忘れていた。
ヤトは妖魔だ。妖魔の本質は取り込む能力。
アイゼルギアってのはヤトが取り込んだモンスターの名前に違いない。
「行きますぜ、ヤトの姉御ぉ!」
「良いよ! 来い!」
「……何やってんだお前ら? 何するつもりだ?」
「ふんっ!」
アイジャックはヤトを前方側面の壁に向けて投げつけた!
そのまま何もしなければ壁に激突した挙句、地面に落下して沼に飲み込まれる。
「アイドラギヤ! いっけー!」
壁に激突したかと思わたヤトは、壁にギザギザ状の歯車のようなものを埋め込んでいた。
その上に着地すると、次々とギヤが連鎖的に壁へと繋がっていく。
そして、側面部分にあっという間にギヤの道が出来た。
さらにそれらが動き出し、順送りにヤトを遠くまで壁伝いに運んでいく。
「さぁ急いで行きやしょう」
「あ、ああ。便利な能力だな」
「あれでも極一部ですがね。姉御は探索に役立つモンスターを封印しまくってるもんで」
戦闘以外に役立つモンスター能力か。
俺のモンスターの中にも特殊な技持ちもいたが……今まであまりそれらを行使する機会は無かったな。
ああいう使い方も、考えてみるか。
沼地を抜けると先ほど放出した歯車は全て消え去っていた。
そして、この辺りからちらほらと虫などが見え始める。
そして……「懐かしいな。ここは」
以前俺が梯子に成り下がっていた水場だ。
ピーグシャーク。想像しただけで空腹感を覚える。
「さすがに、腹減ったもんな。狩ってもいいか?」
「いーよ。上に出たら砂漠だし、食糧はここで確保した方がいいもん」
「それだけじゃない。主への……手土産にもなるからな」
こいつの肉は格別に上手い。
そして今の俺は遠隔攻撃手段もある。
「ラモト・アダマ」
地面に両手を着け、青白い七十二文字が地面を這いずり、水場近くにいたピーグシャーク
へ青白い炎が吹き上がる。ラモトの基本技で、察知されていない相手への効果は抜群だ。
「ブギィイイイイイイイイ」
「今のって何……くー、気になることが多すぎるよ妖魔君! でもいいなぁ、それ」
どさりどさりと三匹程いたピーグシャークを仕留めた。
残りは砂の中に潜んでいると思うが……今はこれだけで十分だ。
「パモ。此処から回収できるか?」
「ぱーみゅ! ぱーーーーーみゅーーーーー!」
遠方からの吸い込み。
これも新しい能力だが便利過ぎる。
相手の縄張りへ入ることなく仕留めたピーグシャークの回収に成功。
さすがだぜ、パモ。
「ムーラさんの掘った穴は此処から少し離れた場所だな。その穴の前まで行って休憩しよう」
「そうだね。分かってるじゃん妖魔君」
「何がだ?」
「無駄な殺生はしない。食べれる分だけあれば十分だもんね」
「ああ、それはそうだろう。まぁこいつ三頭分くらい我が主ならあっさりと……いや、やめておこう。メルザではなくマルザになり果てた頃を思い出す……」
遠い昔の記憶。
だが、あいつがいるだけで旅はどれほど明るく輝いていたことか。
子供が生まれてから……いや、メルザの腕を直すためにメルザと距離を置いてから俺は……ずっと怯えている。
いつかあの輝きを失ってしまうのではないか、ということに。
だから……ずっと籠の中にいて欲しいのかもしれない。
でもそれは、俺が思うただの我儘なんだ。
そして……「せっかく貴重な薬の材料だったのに! もうバラッバラじゃん! ほんの少ししか取れなかった!」
「姉御ぉ。いいとこ二回分の材料ってとこです」
「いや、最初に説明してくれれば……」
「だからベルシアの誘導に従ってよ。もう!」
「わたくしは止まるように指示しましたわ。手だって離さなかったんですのよ」
「あっちにメルザが見えたのと、ベルベディシアの手がツルに見えたんだよ。それで……すまない。言い訳しても無駄だな。俺がアルラウネの能力にかどわかされたことは事実だ」
「ふーん。妖魔君てあんまり反抗とか反発しないんだね」
「まぁ、あなたはそうですわよね。なるべく穏便に済ませようとする。女性には特に甘いですわ」
「男には厳しいの?」
「男にも甘いですわ。特に、女性に優しいというだけでどちらにも甘いですわね」
「ふう……あまり女性とか男性で差別するようなことはしない。自分が悪いと思ったところを認めることは大事だろ? でもそれを相手も悪いなどと言う必要は感じられない。俺が我慢すればいいだけのことだ」
「私も説明不足があったのは認めるよ。で、も! 何でこんな可愛い子、隠しておくの?」
「パミュ?」
「ふふっ。何せそいつは俺の大事なパモだからな。切り札は誰にでも見せるもんじゃない」
俺の肩の上に乗るパモは、パサパサと両手の羽を広げてみせる。
パモの新たな能力については、俺も完全に把握しているわけではない。
先ほどの能力だって以前には無かったと思われる能力……かどうかも定かではないのだが。
「パルームだけど、どうみても違うパルームなんだよね。その子調べちゃダメ?」
「ダメだ。パモのことはいいだろ? それよりもまだ出発しないのか? 急いでるんだ」
「その急ぎのせいで結果遅れることになってるんでしょ! 出発前にもっと話を聴いておけばこうはならなかったのに」
「仕方ありませんわね。幻覚で見てしまう程会いたいみたいですし? わたくしの手をつかみながらメルザ! 何て言ってしまうくらいですから」
「う……俺そんなこと言ってたのか。参ったな」
「急ぐのはいいけどアイジィが素材を集め終わるまでは待ってよね! 道順を説明するから、ちゃんと聞いてよ。アルラウネの樹……跡の先が沼地になってるの。その沼地を越えると池が見えて来る。その周囲にモラコ族が作ったっていう地上へ出られる穴が開いているわ。そこから……」
「モラコ族が作った穴? それって俺が昔ムーラに押し出してもらった穴のことじゃないか?」
「ムーラ? モラコ族は忽然とこの場所から姿を消したの。何処にいるか今は知らない」
「……だがあの穴はムーラの能力が無いと登れないだろ? それに出た先はマッハ村付近のはずだ」
「なんだ、マッハ村知ってるの? それならそこへ向かって彼らの協力を得てフェルス皇国へ向かうよ」
「だから、どうやって登るんだ?」
「それに関してはいいの。私がいるんだから」
「そうか……ってベルベディシア、もう止血していいか」
「もう少しですわ。もう少し血が欲しいのですわ」
「……ベルシアって、変」
「うるさい小娘ですわね。本来こんなに血を欲することなどありませんわ。この地底ではわたくし、消耗が激しいみたいなのですわ」
「ヴァンパイアって直接噛みついて相手をアンデッドにしちゃうんじゃないのー?」
「わたくしを下等なヴァンパイアなどと一緒にするんじゃありません。わたくしはね。血詠魔古里ですわ。血で対象を詠み取る能力を持つ太古の種族の中でも貴重な種族なのですわ!」
「ふーん。じゃあベルシアも調査対象ってことね」
「姉御ぉ! 集まりやしたぜー! 根の方は思ったより残ってやした」
ベルベディシア、ヤトと座ったまま話し込んでいると、アイジャックが両手一杯にバラバラに刻んだ草や木の枝、根などを抱え込み持って来た。
それをヤトカーンが背負う荷の中に入れていく。
あれも間違いなくアーティファクトだろう。
「さて、それじゃ行くよ」
少しフラフラでまだ動けないベルベディシアを担ぐとアルラウネの樹の奥へと歩いて行く。
道は相変わらず赤土色で、周囲はヤトが照らし出してくれる。
赤土がある場所ならまだベレッタに近いのだろうか。
この先は一直線に広がる地下エリアだ。
壁に穴などは開いていないし生物も見当たらない。
全てアルラウネの養分となってしまったのだろう。
虫一匹すら見当たらない。
「喰い尽くされてるな」
「そうだね。この周囲の頂天に君臨してたからさ。さっきの剣……ううん、今はいーや。また妖魔君を困らせるだろうし」
「話はフェルス皇国へ辿り着いてからだ。話はそこでしよう。仲間を交えてな」
――暗くて無音の道をどれくらい歩いただろうか。
ヤトが手で制すると……「ここから先が沼になってるの。アイジィ」
「おう!」
アイジャックが地面の土を丸めて放り投げると、投げた土は地面に落ちても崩れず、飲み込まれていくようにみえた。
これ、沼って言えるのか!? まるで触れた対象を吸収しているようにみえるぞ。
「知らずに進むと飲み込まれるのか」
「そうだね。沼って表現したけど飲み込まれるって方が近いかも」
「渡る方法、いや避ける方法はあるか?」
「無ければ此処へ連れて来てないよ。アイジィ」
「姉御、失敗しないでくだせぇよ」
「するわけないじゃん。私の可愛い可愛いアイゼルギアの能力なんだから」
……能力? そうか、俺はすっかり忘れていた。
ヤトは妖魔だ。妖魔の本質は取り込む能力。
アイゼルギアってのはヤトが取り込んだモンスターの名前に違いない。
「行きますぜ、ヤトの姉御ぉ!」
「良いよ! 来い!」
「……何やってんだお前ら? 何するつもりだ?」
「ふんっ!」
アイジャックはヤトを前方側面の壁に向けて投げつけた!
そのまま何もしなければ壁に激突した挙句、地面に落下して沼に飲み込まれる。
「アイドラギヤ! いっけー!」
壁に激突したかと思わたヤトは、壁にギザギザ状の歯車のようなものを埋め込んでいた。
その上に着地すると、次々とギヤが連鎖的に壁へと繋がっていく。
そして、側面部分にあっという間にギヤの道が出来た。
さらにそれらが動き出し、順送りにヤトを遠くまで壁伝いに運んでいく。
「さぁ急いで行きやしょう」
「あ、ああ。便利な能力だな」
「あれでも極一部ですがね。姉御は探索に役立つモンスターを封印しまくってるもんで」
戦闘以外に役立つモンスター能力か。
俺のモンスターの中にも特殊な技持ちもいたが……今まであまりそれらを行使する機会は無かったな。
ああいう使い方も、考えてみるか。
沼地を抜けると先ほど放出した歯車は全て消え去っていた。
そして、この辺りからちらほらと虫などが見え始める。
そして……「懐かしいな。ここは」
以前俺が梯子に成り下がっていた水場だ。
ピーグシャーク。想像しただけで空腹感を覚える。
「さすがに、腹減ったもんな。狩ってもいいか?」
「いーよ。上に出たら砂漠だし、食糧はここで確保した方がいいもん」
「それだけじゃない。主への……手土産にもなるからな」
こいつの肉は格別に上手い。
そして今の俺は遠隔攻撃手段もある。
「ラモト・アダマ」
地面に両手を着け、青白い七十二文字が地面を這いずり、水場近くにいたピーグシャーク
へ青白い炎が吹き上がる。ラモトの基本技で、察知されていない相手への効果は抜群だ。
「ブギィイイイイイイイイ」
「今のって何……くー、気になることが多すぎるよ妖魔君! でもいいなぁ、それ」
どさりどさりと三匹程いたピーグシャークを仕留めた。
残りは砂の中に潜んでいると思うが……今はこれだけで十分だ。
「パモ。此処から回収できるか?」
「ぱーみゅ! ぱーーーーーみゅーーーーー!」
遠方からの吸い込み。
これも新しい能力だが便利過ぎる。
相手の縄張りへ入ることなく仕留めたピーグシャークの回収に成功。
さすがだぜ、パモ。
「ムーラさんの掘った穴は此処から少し離れた場所だな。その穴の前まで行って休憩しよう」
「そうだね。分かってるじゃん妖魔君」
「何がだ?」
「無駄な殺生はしない。食べれる分だけあれば十分だもんね」
「ああ、それはそうだろう。まぁこいつ三頭分くらい我が主ならあっさりと……いや、やめておこう。メルザではなくマルザになり果てた頃を思い出す……」
遠い昔の記憶。
だが、あいつがいるだけで旅はどれほど明るく輝いていたことか。
子供が生まれてから……いや、メルザの腕を直すためにメルザと距離を置いてから俺は……ずっと怯えている。
いつかあの輝きを失ってしまうのではないか、ということに。
だから……ずっと籠の中にいて欲しいのかもしれない。
でもそれは、俺が思うただの我儘なんだ。
0
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる