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第五章 親愛なるものたちのために
第七百九十二話 リンドヴルムの愛嬌
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これは絶対暴れ出すパターンだろ……。
今はそんな事してる暇ないのに――と思っていたのだが。
「ああ。リンはやっぱりずっとわたくしを思ってくれていたのね。
帰りましょうリン。わたくしの城へ。早く。直ぐに」
「お姉様! お洋服がベタベタに!」
「くっ。相変わらず我が君を愚弄しおって! この伝説竜めが!」
「俺、いつまで腕立てやってればいいんだ?」
「テンガジュウ。水で服を洗ってきなさい」
「俺の鎧だけど? 何でだ? 汚れたのは俺の鎧じゃないのに?」
「リン。こんなところで暮らしていては楽しくないでしょう? さぁ早く行くわよ」
「キュイオーーン!?」
「あ……消失した……泉に戻ったな」
「……ちょっとこれはどういうことかしら。あなた、リンを何処へ匿ってるの」
「約束は果たしたはずだ。おとなしく帰ってもらおうか」
「そうだったわね。それじゃ明日また来るわ」
「明日来ても、俺たちはここにいない」
「なら明後日来ますわ」
「だからいないって」
「じゃあ来るまでテンガジュウを置いていくわ」
「俺を置いてってどうするの!?」
「参ったな。あんたは一体何がしたいんだ」
「わたくしはね。リンを探していたのよ。もう随分経つのよ。
あの子は消失の竜。好きな所に自由に現れるわ。そして好きなように消えるの。
一つどころに留まってくれないのだわ。でもね。わたくしの所には! 聞いて
驚きなさい! 驚くのよ! 驚くのね! 驚くに違いないわ!」
この魔王、こういう喋り方しかできないのか。
勿体つけるように言うから時間がかかるんだけど。
「驚くから話してくれ」
「三日もいたのよ! あの消失の竜が三日も! わたくしの許に!」
「……うちにきて、もう半年以上経つが、未だに出て行かないんだけど」
「……たったの半年ですって! ほら見なさい!」
「あの、お姉様。負けてます」
「我が君が敗北などあり得ぬ事だ! 貴様数字を盛ったな!」
「そんな数字盛ってどうすんだよ! んで、リンドヴルムを遊びに行かせれば
それで満足なのか?」
「いいえ気が変わりましたわ。あなたの住む場所とやらに案内なさい。
これは命令ですわ」
「嫌です」
「下賤な魔族風情が、我が君の命令を断れると思うか!」
「いや、下賤とか言われてもな。人様の家にお邪魔しようとするやつが、他者を
見下して家に入れてもらえるとでも?」
「くっ」
「くっ……じゃなくてな。そもそもさっき帰るって言わなかったか?
絶魔王っていうのは嘘付きなのか?」
「テンガジュウ、帰りなさい」
「俺が帰っても意味ないだろ!?」
「そいつの言う通りだ。あんたが帰らないでどーすんだよ!」
何ともつかみどころがない魔王だ。
こんなやり取りしてたら、日が暮れるな。この忙しい時に……。
「ではどうしたらリンの許へ行けるのかしら」
「……どうしても会いたいなら、盟約を結べば考えなくもない」
「盟約? わたくしの配下になると?」
「いいや。対等な関係じゃないと盟約とは呼べないだろ」
「まぁ。わたくしと対等? あなたが? わたくしと?」
「そうだ。何かおかしいか?」
「力が違い過ぎますわよ。あなたにどんな力があるかも知らないけれど」
「……俺にはティソーナとコラーダがある。それでは不足か?」
「二対の神話級アーティファクト? それが何か?」
「……後は、伝書の力がある。ラモトのちか……」
「ラモトだと!? 貴様がか?」
言うより早く、ベロアが反応する。
絶魔王のうち誰かが伝書の力を持つというのは本当のようだ。
「面白いですわね。その力が事実であるなら、見せてご覧なさい。
そうしたら、対等な盟約を結ばなくもないですわ。そうですわ。そうですわよ
そうに違いありませんわ!」
「お姉様の言う通り」
「さぁ力を示してみろ」
「いいだろう。だが……危ないから少しだけだ。それでもいいな」
コクリと頷いた。よし……! まだ全然使いこなせていないのはばれずに済みそうだ。
まったく、冷や汗が出る。従属なんて冗談じゃない。
……手に意識を持っていく。青白い文字が手に浮かび上がり、それを両腕に広げ……
地面に押し当てると同時に、師匠たちに使用した要領で唱えた。
「ラモト!」
青白い炎が渦を巻きながら、何もないところで吹き出す。
「……あなた。少しは嘘をついてもいいのよ? バカ正直に生きていて疲れな
いのかしら? ……仕方ありませんわね。いいでしょう。絶魔王、雷帝のベルベディシア。
あなたと盟約を結んであげるわ。ビローネ。雷印は持っているかしら」
「はいお姉様」
「ふん。運のいい奴め。我が君と対等に盟約を結ぶ者など絶魔王にもおらぬというのに」
「それで内容はどうするのかしら。どうしたらリンに会えるのかしら」
「俺たち……いや、ジパルノグを含めて、一切の戦闘行為を禁止する。
襲われそうだったり襲われるようならその時は勝手にすればいい。
こちらもそちらへは不戦を約束する」
「あら。それじゃわたくしに不利だわ。竜狩りができないじゃないの」
「あんたが喜びそうな食事を提供するのではどうだ?」
「お食事? あなたが? わたくしに? 満足できるものを作れるとは思えないのだけれど」
「それはどうかな。俺の町は食事が豊かでね……亡き友のお陰で」
「ふうん。テンガジュウ、毒見しに行きなさい」
「また俺ぇ? え、食いに行っていいの? やったぞ」
「くっ。貴様ばかりいつもいつも! どうか毒見の件はベロアめに!」
「ずるーい! ビローネが。ね? お姉様」
「それならわたくしが毒見しますわ……」
「それじゃ毒見の意味ないだろうが! ……調子が狂うな。お前らいつも
こんなやり取りやってて疲れないのか……」
「俺は疲れたんだよな……大体腕立てとかやってるからな」
「そうか……いじられてるんだな、お前。最初に襲って来た奴だよな」
「俺はテンガジュウ。あのアメーダという奴がいなくて正直ほっとしてるところだ」
「それで、他に盟約はあるのかしら。無いならリンに会いに行くわ」
「待ってくれ。何か最近不穏な事とか無かったか。絶魔王の住む周囲で」
「不穏? わたくしはあまり他の絶魔王に干渉しないの。したくないのよ」
「そうよ。お姉様は忙しいの」
「我が君は崇高なお方。他の魔王など相手にはせぬのだ」
「……それって、ハブられてるだけなんじゃ……」
なんとなくこの絶魔王についてわかってきた。
こいつは恐らく……均衡を保つとか保たないとかにも興味がない。
趣味に生きる変な魔王だ。
盟約も雰囲気からして守りそうだな……ここはルジリトの力を借りるべきだろう。
「それなら、全員で盟約についてもう少し話し合おう。
甘い菓子といい香りのする飲み物も提供しよう」
「おお。俺の毒見するやつだな。それは楽しみだ」
「テンガジュウ、腕立てをなさってなさい。わたくし一人で行くわ」
「ええっ!? 毒見役は?」
「お姉様! 一人で何て危険よ」
「我が君! 片時も御身から離れませぬ」
「じゃあわたくしが残るから行ってきて」
「だからそれ、意味ないだろ!」
今はそんな事してる暇ないのに――と思っていたのだが。
「ああ。リンはやっぱりずっとわたくしを思ってくれていたのね。
帰りましょうリン。わたくしの城へ。早く。直ぐに」
「お姉様! お洋服がベタベタに!」
「くっ。相変わらず我が君を愚弄しおって! この伝説竜めが!」
「俺、いつまで腕立てやってればいいんだ?」
「テンガジュウ。水で服を洗ってきなさい」
「俺の鎧だけど? 何でだ? 汚れたのは俺の鎧じゃないのに?」
「リン。こんなところで暮らしていては楽しくないでしょう? さぁ早く行くわよ」
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「あ……消失した……泉に戻ったな」
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「約束は果たしたはずだ。おとなしく帰ってもらおうか」
「そうだったわね。それじゃ明日また来るわ」
「明日来ても、俺たちはここにいない」
「なら明後日来ますわ」
「だからいないって」
「じゃあ来るまでテンガジュウを置いていくわ」
「俺を置いてってどうするの!?」
「参ったな。あんたは一体何がしたいんだ」
「わたくしはね。リンを探していたのよ。もう随分経つのよ。
あの子は消失の竜。好きな所に自由に現れるわ。そして好きなように消えるの。
一つどころに留まってくれないのだわ。でもね。わたくしの所には! 聞いて
驚きなさい! 驚くのよ! 驚くのね! 驚くに違いないわ!」
この魔王、こういう喋り方しかできないのか。
勿体つけるように言うから時間がかかるんだけど。
「驚くから話してくれ」
「三日もいたのよ! あの消失の竜が三日も! わたくしの許に!」
「……うちにきて、もう半年以上経つが、未だに出て行かないんだけど」
「……たったの半年ですって! ほら見なさい!」
「あの、お姉様。負けてます」
「我が君が敗北などあり得ぬ事だ! 貴様数字を盛ったな!」
「そんな数字盛ってどうすんだよ! んで、リンドヴルムを遊びに行かせれば
それで満足なのか?」
「いいえ気が変わりましたわ。あなたの住む場所とやらに案内なさい。
これは命令ですわ」
「嫌です」
「下賤な魔族風情が、我が君の命令を断れると思うか!」
「いや、下賤とか言われてもな。人様の家にお邪魔しようとするやつが、他者を
見下して家に入れてもらえるとでも?」
「くっ」
「くっ……じゃなくてな。そもそもさっき帰るって言わなかったか?
絶魔王っていうのは嘘付きなのか?」
「テンガジュウ、帰りなさい」
「俺が帰っても意味ないだろ!?」
「そいつの言う通りだ。あんたが帰らないでどーすんだよ!」
何ともつかみどころがない魔王だ。
こんなやり取りしてたら、日が暮れるな。この忙しい時に……。
「ではどうしたらリンの許へ行けるのかしら」
「……どうしても会いたいなら、盟約を結べば考えなくもない」
「盟約? わたくしの配下になると?」
「いいや。対等な関係じゃないと盟約とは呼べないだろ」
「まぁ。わたくしと対等? あなたが? わたくしと?」
「そうだ。何かおかしいか?」
「力が違い過ぎますわよ。あなたにどんな力があるかも知らないけれど」
「……俺にはティソーナとコラーダがある。それでは不足か?」
「二対の神話級アーティファクト? それが何か?」
「……後は、伝書の力がある。ラモトのちか……」
「ラモトだと!? 貴様がか?」
言うより早く、ベロアが反応する。
絶魔王のうち誰かが伝書の力を持つというのは本当のようだ。
「面白いですわね。その力が事実であるなら、見せてご覧なさい。
そうしたら、対等な盟約を結ばなくもないですわ。そうですわ。そうですわよ
そうに違いありませんわ!」
「お姉様の言う通り」
「さぁ力を示してみろ」
「いいだろう。だが……危ないから少しだけだ。それでもいいな」
コクリと頷いた。よし……! まだ全然使いこなせていないのはばれずに済みそうだ。
まったく、冷や汗が出る。従属なんて冗談じゃない。
……手に意識を持っていく。青白い文字が手に浮かび上がり、それを両腕に広げ……
地面に押し当てると同時に、師匠たちに使用した要領で唱えた。
「ラモト!」
青白い炎が渦を巻きながら、何もないところで吹き出す。
「……あなた。少しは嘘をついてもいいのよ? バカ正直に生きていて疲れな
いのかしら? ……仕方ありませんわね。いいでしょう。絶魔王、雷帝のベルベディシア。
あなたと盟約を結んであげるわ。ビローネ。雷印は持っているかしら」
「はいお姉様」
「ふん。運のいい奴め。我が君と対等に盟約を結ぶ者など絶魔王にもおらぬというのに」
「それで内容はどうするのかしら。どうしたらリンに会えるのかしら」
「俺たち……いや、ジパルノグを含めて、一切の戦闘行為を禁止する。
襲われそうだったり襲われるようならその時は勝手にすればいい。
こちらもそちらへは不戦を約束する」
「あら。それじゃわたくしに不利だわ。竜狩りができないじゃないの」
「あんたが喜びそうな食事を提供するのではどうだ?」
「お食事? あなたが? わたくしに? 満足できるものを作れるとは思えないのだけれど」
「それはどうかな。俺の町は食事が豊かでね……亡き友のお陰で」
「ふうん。テンガジュウ、毒見しに行きなさい」
「また俺ぇ? え、食いに行っていいの? やったぞ」
「くっ。貴様ばかりいつもいつも! どうか毒見の件はベロアめに!」
「ずるーい! ビローネが。ね? お姉様」
「それならわたくしが毒見しますわ……」
「それじゃ毒見の意味ないだろうが! ……調子が狂うな。お前らいつも
こんなやり取りやってて疲れないのか……」
「俺は疲れたんだよな……大体腕立てとかやってるからな」
「そうか……いじられてるんだな、お前。最初に襲って来た奴だよな」
「俺はテンガジュウ。あのアメーダという奴がいなくて正直ほっとしてるところだ」
「それで、他に盟約はあるのかしら。無いならリンに会いに行くわ」
「待ってくれ。何か最近不穏な事とか無かったか。絶魔王の住む周囲で」
「不穏? わたくしはあまり他の絶魔王に干渉しないの。したくないのよ」
「そうよ。お姉様は忙しいの」
「我が君は崇高なお方。他の魔王など相手にはせぬのだ」
「……それって、ハブられてるだけなんじゃ……」
なんとなくこの絶魔王についてわかってきた。
こいつは恐らく……均衡を保つとか保たないとかにも興味がない。
趣味に生きる変な魔王だ。
盟約も雰囲気からして守りそうだな……ここはルジリトの力を借りるべきだろう。
「それなら、全員で盟約についてもう少し話し合おう。
甘い菓子といい香りのする飲み物も提供しよう」
「おお。俺の毒見するやつだな。それは楽しみだ」
「テンガジュウ、腕立てをなさってなさい。わたくし一人で行くわ」
「ええっ!? 毒見役は?」
「お姉様! 一人で何て危険よ」
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