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第四章 シフティス大陸横断
第六百八十七話 プリマ対ルイン、ロブロード戦、決着
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手に入れた質問権。これは後にとっておくことにした。そしてルールや地形の内容を
把握し、プリマと話し合った結果……地形を森林、勝敗条件を
三回のヒットか落下……とした。
盤上の様子がガラっと変わり、縦に長い盤上の側面が、ガサガサと音を立てながら、無数の
森林地帯へと切り替わる。
側面だけに木が生えているというわけではなく、マップ中にいくつも木が邪魔をしている形と
なる。
「さぁ始めようか。先手は君からだ。存分に楽しもう」
「それならまずは、ラージャから動かす。アメーダ。悪いが位置読みを頼む。
俺はレェンと同じ条件でやるから」
「……?」
ゆっくりと目を瞑る。この感覚は久しぶりだな。
アタックピースの前に手を置くと、アメーダは察して相手側ピースの位置を口頭で伝えた。
「あなた様から見て東手前、土巣死斗。西手前にユグドラシル。それよりわずかに後方、中央付近に
地殻変動。後方西に死食いのカリョーネ、東に死食いのミリョーネ。ロードはミリョーネの直ぐ後方付近
でございます。森林部分については……」
「大丈夫だ。ピースの位置だけでいい。さっき盤上に森林が出現したときの音で、位置は全て把握した」
ラージャに指を添えると、盤上が激しく揺れ出す。
相手のアーティファクト、地殻変動の効果だが……こんなに揺れるのか?
これはかなり狙い辛くなるな……まずは西のカリョーネがいるあたりへ向けて、ラージャを弾いた。
シュッと鋭い音と共にカチィンという音が聞こえる。
「アタック発生でございます。死食いのカリョーネが後方へ押し出され、森林に激突。
燃焼、濃霧、混乱状態となったのでございます」
「……見てないよね。いくらアタック範囲が二倍、貫通を持っているからといって、こんな
距離があり、地殻変動もあるのにどうして正確に狙えるのさ。この盤上には神ですら能力
行使を出来ないんだよ」
「勘だ」
「勘……? まぁ、いいよ。まだ始まったばかりだし、次はプリマの番だよ……なのに、なんだあの
エグゼキューションってアタックピースは!」
プリマが叫ぶのも無理はないだろう。プリマの番になったら勝手に動くピースが一つある。
それは俺のもう一枚のアタックピース、エグゼキューション。どうやら盤上を勝手に動いているようだ。
「くそ、早く撃たないと。あのアーティファクトをどうにかしないと……なのにその位置に
邪魔な煉獄トウマがいる。まるでアーティファクトを守る守護者のようだ……えいっ!」
「プリマ様が放ったアタックピースは土巣死斗。ギリギリのラインを通し、アーティファクト
ピース、ティラーナにアタック。アーティファクト、ティラーナは二ターン土に沈みます」
「よしっ! プリマだって君に負けないぐらい練習してるんだ。これくらいはやってのけないとね」
「練習……したことないな」
「はぁ?」
「現状のルールになってから、ロブロードをやるのは初めてなんだ。俺の町にいるあいつは、俺なんかより
遥かに上手くなってるんだろうな……さぁ次をやろう」
「現在アーティファクト、ティラーナの効果は失われているのでございます。エグゼキューションの位置まで
手引きするのでございます」
そう告げると、俺の手を引き、エグゼキューションの位置まで指を添わせてくれる。
おおよその位置はそれだけでわかった。かなり進行しているな……あの時間でこれだけ進むのか。
それなら相手はかなり焦るだろう。
「そうか、君のラージャは一ターン動けないからエグゼキューションしか撃つピースがないんだね。
そうかそうか……ククク」
「今回は大雑把に撃てばいい。狙う位置は死食いのミリョーネだ」
俺はおおよその位置を想定して揺れる盤上からエグゼキューションを弾いた。
「アタックでございます。死食いのミリョーネを後方の森林へ弾いたのでございます」
「いいのかい? 今のはロードを狙えたんじゃないかな?」
「ロードを狙って攻撃した場合、ロードを落とせなければ消滅するんだろう? なら、これでいい」
「ふぅん。まぁいいけど。これでゆっくり撃てるよ。さて、どうしようかなー。
やっぱユグドラシルを動かそう。狙いは……あの邪魔な煉獄トウマだ。はじっこにおいやっちゃえば
もう怖くないし、後は落ち着いて料理できる……」
プリマはユグドラシルを煉獄トウマへぶつけ、端においやる算段のようだ。
「アタック発生。ユグドラシルは状態以上煉獄を受けました。
ユグドラシルの通過部分に枝が発生。移動を阻害します」
「よしよし、これで君のほぼ負けのようなものだね。もう一匹のディフェンスピースは
ロードから離れてる。プリマは攻撃し放題。でも君の方はそうはいかないだろう?
何せ僕のロードピースはこのルールに適している。話し合いで決めたんだし、文句はないよね」
「ああ。文句はないな。だがどうやら、ピース一つ一つの特徴を理解していないな……ラージャを打つ」
再びラージャの位置まで連れてきてもらう。このゲームはピースの間を通すのが基本だ。
これだけディフェンスピースが開いてロードに当てやすくしてあれば、それでいい。
俺はロード、プリマに向けてラージャをぶつけにかかった。
「アタック発生。ロードピースは森林に激突したのでございます。燃焼、濃霧、混乱を
ロードピースが受けたのでございます。プリマロードピース、残り耐久二。ラージャ、消滅したのでございます」
「燃焼は二ターンに一度ダメージを負う。濃霧、混乱はアタックピースにしか効かないんだから
意味ないようなものでしょ。ここから四ターンもかからず終わるよ。プリマは三回当てればいいんだからさ。
それに土巣死斗で邪魔なのを排除しつつロードを攻撃してもいいんだ……ふふふ、どっちがいいかな?
やっぱりユグドラシルかな。位置からしても狙いやすいし……」
「アタック発生。プリマロードピース残り耐久一。エグゼキューション、消滅したのでございます」
「何っ!? ……嘘だ、だって位置は……」
「調整しておいた。あれだけ範囲がでかければ必然として当たる」
「くそ! 一回で二回ヒットさせればいいんだ! だからまだ終わって……」
「ロードピース効果発動」
【デカラビア、はせ参じました】
【ギーヒャヒャヒャヒャヒャ。ダンタリオン、再び降臨】
「宣言によりロードピースの効果が発動。補助ピースデカラビア、ダンタリオンをロードの
周りに配置。デカラビア、効果雷鳥により直線移動阻害。ダンタリオン、効果食い漁りにより
盤上の障害物を消滅させます。どちらも効果は一度きりでございます」
「くそ! この位置からじゃ……」
プリマが放ったユグドラシルは、アタックが発生しなかった。
「効果雷鳥により、ユグドラシルの移動が阻害されました……これはもう……」
「プリマの……負けだよ。参った。負けたんだ。言い訳はしたくない……目を閉じて、地殻変動の
影響もありながらあんなに正確にピースを動かされたら、言うだけ恥だ」
「……ふう。先行を譲ってくれた事と、あんたがユグドラシルをうまく動かさなかったから助かったよ」
「どういうことだ?」
「あのユグドラシルってのを斜めに撃ち込まれたら、移動できないだろ? あれが一番厄介だった」
「あ……あああ! もう一回、もう一回やろう!」
「ダメだ。そんな時間は無い。何でも言う事を聞いてくれる事。
それと質問権を二つ。忘れてないよな?」
「忘れてない。忘れてないからもう一回!」
「これは後々の話になるんだが、俺なんかよりずっとロブロードをやりたがってるやつらがいてさ。
そいつらとなら何回でもやっていいよ」
「本当か? それが本当なら何でも言う事を二つきいてやることにしよう」
「ああ、本当だ。約束だぞ」
肩の荷が降りたところで、王女と一体化させていたアメーダが出てくる。
「ふぅーん。憑りついていたから違和感があったんだ。それじゃまず、話を聞こうか」
把握し、プリマと話し合った結果……地形を森林、勝敗条件を
三回のヒットか落下……とした。
盤上の様子がガラっと変わり、縦に長い盤上の側面が、ガサガサと音を立てながら、無数の
森林地帯へと切り替わる。
側面だけに木が生えているというわけではなく、マップ中にいくつも木が邪魔をしている形と
なる。
「さぁ始めようか。先手は君からだ。存分に楽しもう」
「それならまずは、ラージャから動かす。アメーダ。悪いが位置読みを頼む。
俺はレェンと同じ条件でやるから」
「……?」
ゆっくりと目を瞑る。この感覚は久しぶりだな。
アタックピースの前に手を置くと、アメーダは察して相手側ピースの位置を口頭で伝えた。
「あなた様から見て東手前、土巣死斗。西手前にユグドラシル。それよりわずかに後方、中央付近に
地殻変動。後方西に死食いのカリョーネ、東に死食いのミリョーネ。ロードはミリョーネの直ぐ後方付近
でございます。森林部分については……」
「大丈夫だ。ピースの位置だけでいい。さっき盤上に森林が出現したときの音で、位置は全て把握した」
ラージャに指を添えると、盤上が激しく揺れ出す。
相手のアーティファクト、地殻変動の効果だが……こんなに揺れるのか?
これはかなり狙い辛くなるな……まずは西のカリョーネがいるあたりへ向けて、ラージャを弾いた。
シュッと鋭い音と共にカチィンという音が聞こえる。
「アタック発生でございます。死食いのカリョーネが後方へ押し出され、森林に激突。
燃焼、濃霧、混乱状態となったのでございます」
「……見てないよね。いくらアタック範囲が二倍、貫通を持っているからといって、こんな
距離があり、地殻変動もあるのにどうして正確に狙えるのさ。この盤上には神ですら能力
行使を出来ないんだよ」
「勘だ」
「勘……? まぁ、いいよ。まだ始まったばかりだし、次はプリマの番だよ……なのに、なんだあの
エグゼキューションってアタックピースは!」
プリマが叫ぶのも無理はないだろう。プリマの番になったら勝手に動くピースが一つある。
それは俺のもう一枚のアタックピース、エグゼキューション。どうやら盤上を勝手に動いているようだ。
「くそ、早く撃たないと。あのアーティファクトをどうにかしないと……なのにその位置に
邪魔な煉獄トウマがいる。まるでアーティファクトを守る守護者のようだ……えいっ!」
「プリマ様が放ったアタックピースは土巣死斗。ギリギリのラインを通し、アーティファクト
ピース、ティラーナにアタック。アーティファクト、ティラーナは二ターン土に沈みます」
「よしっ! プリマだって君に負けないぐらい練習してるんだ。これくらいはやってのけないとね」
「練習……したことないな」
「はぁ?」
「現状のルールになってから、ロブロードをやるのは初めてなんだ。俺の町にいるあいつは、俺なんかより
遥かに上手くなってるんだろうな……さぁ次をやろう」
「現在アーティファクト、ティラーナの効果は失われているのでございます。エグゼキューションの位置まで
手引きするのでございます」
そう告げると、俺の手を引き、エグゼキューションの位置まで指を添わせてくれる。
おおよその位置はそれだけでわかった。かなり進行しているな……あの時間でこれだけ進むのか。
それなら相手はかなり焦るだろう。
「そうか、君のラージャは一ターン動けないからエグゼキューションしか撃つピースがないんだね。
そうかそうか……ククク」
「今回は大雑把に撃てばいい。狙う位置は死食いのミリョーネだ」
俺はおおよその位置を想定して揺れる盤上からエグゼキューションを弾いた。
「アタックでございます。死食いのミリョーネを後方の森林へ弾いたのでございます」
「いいのかい? 今のはロードを狙えたんじゃないかな?」
「ロードを狙って攻撃した場合、ロードを落とせなければ消滅するんだろう? なら、これでいい」
「ふぅん。まぁいいけど。これでゆっくり撃てるよ。さて、どうしようかなー。
やっぱユグドラシルを動かそう。狙いは……あの邪魔な煉獄トウマだ。はじっこにおいやっちゃえば
もう怖くないし、後は落ち着いて料理できる……」
プリマはユグドラシルを煉獄トウマへぶつけ、端においやる算段のようだ。
「アタック発生。ユグドラシルは状態以上煉獄を受けました。
ユグドラシルの通過部分に枝が発生。移動を阻害します」
「よしよし、これで君のほぼ負けのようなものだね。もう一匹のディフェンスピースは
ロードから離れてる。プリマは攻撃し放題。でも君の方はそうはいかないだろう?
何せ僕のロードピースはこのルールに適している。話し合いで決めたんだし、文句はないよね」
「ああ。文句はないな。だがどうやら、ピース一つ一つの特徴を理解していないな……ラージャを打つ」
再びラージャの位置まで連れてきてもらう。このゲームはピースの間を通すのが基本だ。
これだけディフェンスピースが開いてロードに当てやすくしてあれば、それでいい。
俺はロード、プリマに向けてラージャをぶつけにかかった。
「アタック発生。ロードピースは森林に激突したのでございます。燃焼、濃霧、混乱を
ロードピースが受けたのでございます。プリマロードピース、残り耐久二。ラージャ、消滅したのでございます」
「燃焼は二ターンに一度ダメージを負う。濃霧、混乱はアタックピースにしか効かないんだから
意味ないようなものでしょ。ここから四ターンもかからず終わるよ。プリマは三回当てればいいんだからさ。
それに土巣死斗で邪魔なのを排除しつつロードを攻撃してもいいんだ……ふふふ、どっちがいいかな?
やっぱりユグドラシルかな。位置からしても狙いやすいし……」
「アタック発生。プリマロードピース残り耐久一。エグゼキューション、消滅したのでございます」
「何っ!? ……嘘だ、だって位置は……」
「調整しておいた。あれだけ範囲がでかければ必然として当たる」
「くそ! 一回で二回ヒットさせればいいんだ! だからまだ終わって……」
「ロードピース効果発動」
【デカラビア、はせ参じました】
【ギーヒャヒャヒャヒャヒャ。ダンタリオン、再び降臨】
「宣言によりロードピースの効果が発動。補助ピースデカラビア、ダンタリオンをロードの
周りに配置。デカラビア、効果雷鳥により直線移動阻害。ダンタリオン、効果食い漁りにより
盤上の障害物を消滅させます。どちらも効果は一度きりでございます」
「くそ! この位置からじゃ……」
プリマが放ったユグドラシルは、アタックが発生しなかった。
「効果雷鳥により、ユグドラシルの移動が阻害されました……これはもう……」
「プリマの……負けだよ。参った。負けたんだ。言い訳はしたくない……目を閉じて、地殻変動の
影響もありながらあんなに正確にピースを動かされたら、言うだけ恥だ」
「……ふう。先行を譲ってくれた事と、あんたがユグドラシルをうまく動かさなかったから助かったよ」
「どういうことだ?」
「あのユグドラシルってのを斜めに撃ち込まれたら、移動できないだろ? あれが一番厄介だった」
「あ……あああ! もう一回、もう一回やろう!」
「ダメだ。そんな時間は無い。何でも言う事を聞いてくれる事。
それと質問権を二つ。忘れてないよな?」
「忘れてない。忘れてないからもう一回!」
「これは後々の話になるんだが、俺なんかよりずっとロブロードをやりたがってるやつらがいてさ。
そいつらとなら何回でもやっていいよ」
「本当か? それが本当なら何でも言う事を二つきいてやることにしよう」
「ああ、本当だ。約束だぞ」
肩の荷が降りたところで、王女と一体化させていたアメーダが出てくる。
「ふぅーん。憑りついていたから違和感があったんだ。それじゃまず、話を聞こうか」
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