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第四章 戦いの果てに見出すもの

これまでの登場主要人物 【人物編】

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 【ルイン・ラインバウト】
 物語の主人公。転生者。前世では弱視、生まれ変わりでも先天性の失明者。
 親族に捨てられ、気付いた時にはジャンカの森だった。
 メルザに拾われ、幻魔の宝玉により光を得、忠誠を誓う。
 主と行動を共にし、色々な場所を旅するうちに成長をすることになるが、闘技大会で
常闇のカイナの襲撃により死にかける。その彼を救ったのは妖魔だった。
 自分が妖魔であることを知りつつも、メルザを心配し、再会することが叶う。
 【得意とする能力】
 妖術、秘術、剣術、格闘術。また封印されたモンスターと共闘したり、そのモンスター
固有の技を使用出来る。
 妖魔特有の変化を引き起こす真化はまだ発展途上中。
 メルザが近い距離にいるとき、距離に応じて効果が変わる、目の力を使用出来る。
 密着状態で放つ技、オペラモーヴの威力は誰しもが恐怖するほどの威力を誇るが、自らも大幅に傷つく。
 【性格と行動】 
 誰かに受けた恩を忘れず、自らを省みない忠誠心。
 それこそが彼の美点んであり欠点でもある。
 さらに器用貧乏なところがあり、色々そつなくこなす。
 ボケもツッコミも器用にこなすがオールマイティーだが、ツッコミ要因が足りな過ぎて
要所要所でツッコミ担当に回っている。しかし彼自身のボケを侮ってはならない。


 【メルザ・ラインバウト】
 もう一人の主人公。住んでいた村をギルドーガに襲われ、両親と片腕を失う。ロックスフィンに
運ばれる途中、落下した先はジャンカの森だった。
 気付かぬうちに使用した自らの招来術、ウガヤにより、その恩恵を得て自らの領域を手にする。
 ルインと出会った後、彼に惹かれていき、無くてはならない存在となる。
 彼女自身が幻魔人であり、その村唯一の生き残りである。
 【得意とする能力】
 幻術、招来術、邪術(秘術)二術合成術(秘術)。あらゆる可能性を秘める
術のエキスパートだが、使い方を理解出来ていない節が見受けられる。
 術以外はからっきしで体力も無い。
 【性格と行動】 
 誰にでも優しく接し、思いやりに溢れている。自分の事より他者にばかり気をかけてしまう。
 とても食いしん坊で、食い意地が張っている。
 満面の笑顔を浮かべておいしそうに食べるので、誰も何も言えない。
 しかしいくら食べても全く太らない(トラップでマルザと化した以外)らしい。
 言動が男っぽく、父親の真似をして染みついた。
 凄まじいボケをかますので、子分一同は大変である。


 【ファーフナー】
 カカシをきっかけに知り合った美しい女性。変身術を得意とする謎の多い彼女は
過去を語りたがらない。ニーメという弟がいる。事件をきっかけに足を失うが、現在は
義足として使えるもののおかげで苦にはならない。ルインに助けられ、メルザの陰から
ルインに好意を抱いていたが、サラの登場により堂々とした態度を取り始める。三人娘筆頭。
 【得意とする能力】
 変身術のスペシャリスト。特殊変身術も使用可能で、装備品などに変身したまま行動出来る。
 まだ使い方を把握出来てはいない。魔術適性もあるが、覚えた術が
あまりにも使えず、膝から崩れ落ちた。
 多様な変身術で近・中・遠距離もこなせるようになった。
 【性格と行動】
 メルザとニーメには優しいが、かなり指摘が厳しい性格。時に荒々しさを見せるのは
お姉ちゃんだからか。冷静でボケたりはほとんどしない。しっかりしたお姉ちゃん。
 巨乳過ぎて要所要所でネタにされるので、いつでも男性には怒り気味である。


 【ニーメ】
 カカシをきっかけに知り合った元気な少年。鍛冶師に憧れ熱心に修行する。
 今や彼の実力は相当なもの。ルインの考えた装備を再現してみせた。
 末恐ろしい子供だが、もはやムキムキである。
 【得意とする能力】
 鍛冶全般、魔術、秘術(不明)
 多少魔術を使用できるようになったが、その用途はひたすら鍛冶。
 採取にも行くが、子供なので誰かが一緒についていってくれることがほとんど。
 【性格と行動】
 明るくて元気いっぱいな少年。真面目で熱心に物事に取り組む。
 行動力もあり、ルインたちとの冒険も楽しむ。
 子供の無邪気さもあるが、将来はマーナと本気で結婚を考えているらしい。


 【ミリル】
 元ミディ竜騎士団員。現在は幻妖団メルの一員。
 竜騎士であり槍の扱いに長ける美しい女性。
 箱入り娘であり、世間知らずな所が見受けられるが、責任感が強く芯も強い。
 父を失い、ライデンと死闘を繰り広げ、竜騎士本来の力に目覚める。
 【得意とする能力】
 槍術、竜騎士の能力解放。
 【性格と行動】
 あまり自分から喋る方ではなく、受け身になりがち。
 そのためしばしば忘れ去られる事もある。
 そんな自分を変えたいと行動したのがかえって裏目に出たりもする。
 なんだかんだで一番メルザが甘えているのは彼女にかもしれない。


 【リルカーン】
 ルインの最も信頼する友。倒れたルインを救い出し、治療した。
 兄、アルカーンに強烈な劣等感を抱くが、本人はそもそも優秀な妖魔である。
 母親によく似た顔立ちのフェルドナージュ様を心底大切に思っている。
 ルインに接するうち彼の行動力、言動に惹かれていく。
 妖魔の中でも相当な美男子。カノンと知り合い、恋に落ちる。
 【得意とする能力】
 妖術、呪術、邪術(秘術)
 模倣という特殊な技を使用可能。ストックは五個まで。
 真化慣れしておらず、使用はルイン同様危険を伴う。
 【性格と行動】
 マイペースでのんびりとした口調が特徴的。
 あまり激しい一面を見せる事はないし、周りの状況に流されない。
 カノンがいるときはちょっとだけしゃきっとする。


 【サラカーン】
 リルの妹。ルインに一目ぼれする。
 要所要所でルインにトラップを張り、既成事実を作るのが楽しみ。
 研究に没頭しているアルカーンとは、あまり接しようとはしない。
 しょっちゅうファナと争っているが、それすらも楽しみの一環になりつつある。
 三人娘サブ……? 私が筆頭よ! 
 【得意とする能力】
 妖術、邪術(秘術)
 特に邪術に秀でる。特殊な邪術である邪糸を用いて戦う事が殆ど。
 【性格と行動】
 前進して戦う事が多いが、実はあまりあっていない事に気付いていない。
 封印した守護者の影響により少しずつ中距離の戦い方にシフトしてきている。
 彼女の性格上、異性に対して思い切りがいいだけで、対モンスターは若干慎重。
 ただし熱くなると突撃してしまう癖がある。
 対抗心こそが原動力と思っている。


 【アルカーン】
 リル・サラの兄。時限のプリンスとして妖魔界に知らぬ者がいないほど有名となる。
 類まれなる能力を有しており、その能力を欲しがる妖魔は多いが、自らの空缶を生み出す存在
なため、捕らえる事は困難を極める。
 無類の時計好きで、全生命を時計製作に費やしてもいいと思っているほど。
 ルインの発案に驚き、その力を認める。
 ニーメとともに装備を作成して幻妖団メルを支える超重要人物。その能力は未だ計り知れない。
 彼もまた美男子であるが、奇人過ぎて誰もその認識をもってはいない。
【得意とする能力】
 妖術、秘術(多様)
 時術は勿論、空間掌握術やモンスター作成術まで持つ。
 鍛冶に長け、精工な時計を作る器用さを併せ持つ。
 【性格と行動】
 他人に興味を示さない、妖魔らしい一面を色濃く持つ。
 ひとたび時計製作に没頭すれば、時を忘れて製作に取り掛かる。
 自らの時間凍結空間にこもる事も出来なくはないが、当然妖力を消費する。
 しかし恐ろしい程の実力を既に有している。
 行動はとにかく後出しで物事を付け足す。
 言い忘れたが……が口癖となっているほど言い忘れる。
 ルイン曰く、絶対狙ってやっている! との事。


 【ライラロ】
 メルザの師匠であり死流れ七支の一人。
 ユニカ族という希少な種族であり、幻術、特に水術において右に出る者はいない程の使い手。
 闘技大会遠距離の部で優勝経験がある。
 本編でも様々な活躍を見せる。元ガーランドのメンバーだが、現在は幻妖団メル所属。
 【得意とする能力】
 幻術、秘術(特殊幻術)乗り物生成
 身体能力も決して低くない。
 【性格と行動】
 とにかくベルディス基準に行動する。
 まとわりつきすぎて、変な任務を押し付けられ、離れる事もしばしば。
 直情的で大胆。とにかく突き進んでいく。まさに突撃のライラロ。
 トラブルメーカーとしてルインたちを苦しめた。
 そんな彼女も実は寂しがり屋である。
 本編で一、二を争う程突然現れ、突然いなくなる。


 【シーザー・ベルディス】
 ルインの師匠であり、武人として尊敬する人。死流七支の一人。
 元は人間であり、ウェアウルフとして生きる事を選んだ勇将。
 才能に恵まれながらも、それが故に生きる道標を見失っていた。
 そんな頃にライラロと出会い、変わっていく。
 レジンの快鉄屋という店を持ち、武具を作っては売っていた。
 甘い物と強い相手に目がない。
 【得意とする能力】
 武具全般。特に両手斧の扱いに長けるが他の武器も簡単に使いこなす。
 更に術も習得しているようだが滅多に使う事はない。
 ベルディスとなった際に得た異常なまでの身体能力を持つ。
 【性格と行動】
 言葉遣いは悪いが行動に芯があり、こうと決めたらそうそう折れる事はない。
 やる気のある奴を放ってはおけず、素直なルインを見て面倒を見たくなってしまう。
 結構な照れ屋。好きな物は団子。食べている時の姿が可愛いとライラロに評判だった。


 【フェドラート】
 リルの幼馴染。マッハ村でルインと知り合う。
 メルザの教育係として日々頭を悩ませる。
 フェルドナージュに絶大な信頼を寄せられる人物の一人でもある。
 【得意とする能力】
 妖術、乱術(秘術)を使用する。相手の動きを封じる術に長ける。
 また、ナタを持ち繰り出す技は、戦艦すら一撃で破壊する威力を誇る。
 【性格と行動】
 顔はいつでも微笑んでいるが、目が笑っていない。
 物腰柔らかく、落ちついており、頭の回転も速い。
 教え方が雑なライラロと違い、丁寧に物事を教えられる貴重な人物。


 【ベルローゼ】
 或いはベルーロゼ。ルインの先生(シーザーと分けるためそう呼んでいる)
であり、主に妖術を指導している。
 妖貴戦のベルローゼと恐れられる。
 その実力は妖魔界でもかなり高く、雑兵たちが逃げ出すほど。
 あまり多くは喋らないし、興味の幅は狭いが、ルインを気に入っている。
 【得意とする能力】
 妖術、特殊妖術(秘術)を使用。星術は特殊妖術であり、使い手はレア中のレア。
 ベルローゼの力は黒曜石の剣より引き継いだ力である。
 また剣術にも優れる。戦い方は一貫しており、妖魔封印の技は使用しない。
 【性格と行動】
 ルイン曰くツンデレ。クールで美男子、しかも決めポーズまで用意されている主人公格の器を持つ。
 しかもルインが危険なタイミングで登場するという主人公お約束ポイントまで抑えている。
 技も派手で見た目がよく、妖魔界でファンが多い。
 まだまだ謎が多い人物でもある。


 【シュウ】
 闘技大会前に知り合った二刀流の刀使い。
 ルインが手合わせしたのは制限ありの戦いだったが、彼は忍術を使用する忍者。
 カッツェルの町を訪れた時に再会し、幻妖団メルの一員となる。
 密偵、偵察行動に長ける乱波として活躍しだした。
 【得意とする能力】
 忍術(秘術)が得意だが、あまり人前で見せていい術ではないらしい。
 剣術の腕前も悪くはない。
 【性格と行動】
 真面目で堅物。実力を伸ばし、大会に出て貧しい町を救おうとしていたが
師匠の容態を気にして戻るなど、師匠思いの一面を見せる。
 演技が下手で大根役者とはルイン談。お兄ちゃんと呼ばれるのに憧れており、ニーメに
言われて衝撃を受ける。
 こいつはちょろい……! 


 【カノン】
 ルインたちが鈴鈴の町で知り合った遊魔という珍しい種族。
 悲しい過去を持ち、クインとニーナに分かれて行動する事が出来る力を得た。
 自分の居場所を見つけたが、どう接していいのか不安がぬぐい切れていないので
行動を考えている節がある。
 【得意とする能力】
 遊歌術(秘術)を使用する。
 また、クインとニーナに分かれる事ができ、片方は零体のため攻撃が効かない。
 【性格と行動】
 過去のトラウマで、対人恐怖症を持つ。ルインとリル以外には未だ心を開けずにいる。
 サラも頑張って接しているが、未だに打ち解けられずにいる。
 リルに思いを寄せており、少しでも役に立ちたいと思っている。


 【ドーグル】
 幸福の絶壁で出会った土偶。
 亜人種であり、希少。念動力という特殊な技を用いてルインを助ける。
 面白い喋り方をするが、本人はいたって真面目。
 ルインのボケを優しく突っ込んでくれる封印パーティ内癒し系担当らしい。
 封印中で技を出せる数少ない存在で、しょっちゅう頼られているが、本人は嬉しいようだ。
 人間に迫害され、強い恨みを抱いている。
 【得意とする能力】
 念動力、念話を使用できる。意思無き者とは念話出来ない。
 【性格と行動】
 数千年生きており、物知り。感情の起伏を見せても表情では把握できないが、言動で認識可能。
 比較的穏やかな性格であり、ルインの静止をよく聞いてくれる。
 メンバーの中では一番落ち着いて行動してくれる、頼りがいのある存在。


 【ベルド】
 闘技大会で知り合った決勝戦対戦相手。死流れ七支、バルドス、メディルの間に生まれた長男。
 槍術に極めて特化しており、相当な実力者。
 才能に溢れ、強者を求めている。ルインの実力を認めており、幻妖団メルに加入した。
 ベルディスに憧れている。
 【得意とする能力】
 槍術、幻術(中級程度)
 【性格と行動】
 冷静で熱くならず、分析的。挑発されてもそれに乗らずじっくり事を進めていく
戦略家タイプ。そのためシュウとは気が合うようで、ちょっとした変化にも気づいた。
 幻妖団メルで、もっとも洞察力に優れるのは彼かもしれない。
 

 【ベルディア】
 闘技大会で知り合った準決勝戦対戦相手。ベルドの妹。
 思い切りがよく、一直線に相手へ向かって突撃していけるタイプ。
 行動を見極める目も持ち合わせており、格闘術に向いている。
 その思い切りのよさがルインに向けられ、一直線に突撃してくるが、サラほど大胆ではない。
 しかし彼女の場合は思い切りが良すぎて前進しすぎる上、それが既成事実となる。
 語尾にっしょをつけてしまう口癖がある。母ゆずりで人魚化が可能な希少種族。
 三人娘末席……? 冗談じゃないっしょ。私が筆頭だし。
 【得意とする能力】
 格闘術。人魚変化技を使用。
 【性格と行動】
 自分の本能に従い行動する。だが聞く耳を持たなくなるわけではなく、ちゃんと反省して行動出来る
側面をもつ。サラと真っ向からぶつかる度胸もあり、まさに犬猿の仲。
 ファナまで加わると実に大変な騒ぎになる。
 
 
 【イビン】
 移動牢ででルインが知り合った兵士。正義感は強いが、実力はない。それでも役に立ちたいと
兵士を務めていたが、周りに流されっぱなしで行動できずにいた。
 そんな折、ルインの行動に触れて感銘を受け、変わりたい一心で行動を共にした。
 その思いを認められ、ルインの仲間を託され守り切った。
 立派な兵士を目指し、ルインを師匠と仰ぎ行動を開始するイビン。
 彼の物語はまだ始まったばかりである。
 【得意とする能力】
 今のところとくになし! 
 【性格と行動】
 とにかく臆病で怖がり。移動牢からの飛び降りで高所恐怖症になる。
 そんな彼がもっとも恐れるのは、セフィアである。
 ぞぞーっ……セフィアさんに比べたら高いところなんてまだましだよぉ……。


 【マァヤ・アグリコラ】
 移動牢で知り合った魔族。水魔術を得意とし、治癒術まで使える。
 また錬金術を得意とし、イーファを元に戻す薬まで作った。
 本人曰く高齢らしいが年齢は不詳。女性に年齢を聞くもんじゃないよ! 
 【得意とする能力】
 魔術、錬金術を得意とする。
 【性格と行動】
 カノンやドーグルと同じく、迫害されてきた種族のため人間を嫌う。
 しかし助けてもらったルインの発言により、考えを改めさせられた。
 現在はルーンの町でニーメを可愛がって暮らしている。
 薬学にも長けた凄い人物。ルインに婆さんと言われるのは、息子に言われるようで嬉しいようだ。


 【イーファウルトリノ】
 幸福の絶壁で出会ったスライムの正体は、探していた王様だった。
 実体はモリアーエルフというエルフ希少種の女性王。娘にニンファという王女がいる。
 娘を溺愛しており、変な虫がつかないように見張っている。
 亜人・獣人を守るためトリノポート大陸を統治してきたが、陰謀により連れ去られていた。
 脱出するためにルインへと封印され、その一部となる。
 【得意とする能力】
 二術合成の極(秘術)という稀な術を使う他、スライムと化して武器化したり
防具としてまとわりついたりできる。元王様なのに……。
 【性格と行動】
 実直な王だが先陣を切って戦いに向かいたくなる戦闘好き。
 部分的に体をミラリルに変え戦ったりも出来る。
 会話は元王様らしくしっかりとした内容だが、時折可愛いを織り交ぜてくる節が見受けられる。
 

 【アネスタ】
 フェドラートのお姉さん。通称アネさん。
 少しボーイッシュな外見で、頼りがいのあるお姉さん。三人娘をあっという間にまとめ上げた
その器量はさすがである。
 フェルス皇国で右に出る者はいないほど、妖術に長けたスペシャリスト。
 【得意とする能力】
 妖術、特殊妖術(秘術)
 【性格と行動】
 穏やかで温厚。他者の意見をくみ取り、答えを導くのが得意。
 フェドラートと同じく、怒ることはなく、さらに包み込むような優しさで
女性をも魅了する妖魔らしい妖魔。
 ルイン曰く、最高に有難い存在。一生ついていきます! との事。

 【ハーヴァル】
 死流七支の一人。苦労人のハーヴァル。
 金色の鎧に身を包み、巨大な剣をたずさえている。
 その恰好とは裏腹に、素早い身のこなしと強力な盾を作り出す技を持つ。
 【得意とする能力】
 特殊幻術(秘術)によるヘインズの盾や、ゴリアテ フルッシェンブルグなど。
 【性格と行動】
 ある呪いによりセフィアのそばを離れると死んでしまう。
 そのため常に一緒に行動をする必要があり、たまに死にかけている。
 自他共に認める苦労人で、彼に同情する人は多い。
 なんで俺がこんな目に……お前さん代わりにやってくんない? 


 【セフィア】
 死流七支の一人。世界屈指の美貌を誇るといわれる女性。
 しかし……彼女の言動は男を簡単に氷付かせる。美しいバラにはトゲどころではなく、死神の鎌である。
 ざっくりと切り落とされた男は星の数程おり、二度と近づこうとはしない。
 何だてめぇ喧嘩売ってんのかコラァ! ……すみません。
 【得意とする能力】
 特殊アイテムを使用した謎の術を使用する。詳細は不明。
 また治癒術にも長け、呪いもいくつか解呪できる。
 【性格と行動】
 誰しもが絶句するような言動を放つが、ひとたび酒を口にすればヘロヘロになり可愛くなる。
 極端にお酒に弱いため、すぐ戻してしまうのが玉に瑕。
 戻した後はしばらくぐったりしているので、怒りを買わないよう話しかけないのが吉。

 【エッジマールウルトリノ】
 通称ジオ。円陣の都第一王子であり、フー・ベルディス在学中の同期。
 当初ジオは王子であることを隠していたが、すぐにばれる。
 チタンドワーフという外見では判別出来ない亜人である。
 打撃には滅法強いうえ、剣術に極めて優れる。
 【得意とする能力】
 あらゆる武具を使いこなす。特に剣術に優れる。
 また、幻術も使用する。
 【性格と行動】
 打撃に滅法強いのに言葉責めに打たれ弱い。
 ニンファにゾッコンであり、イーファを陥れてでも手に入れたいと思っている。
 だが女性への目移りも激しく、若干軽蔑されているが本人はあまり理解していない。
 肉体が強すぎるがゆえに、取り扱える物がすぐ壊れるため、装備品を自作している。
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