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第四章 戦いの果てに見出すもの
第二百五十一話 幻魔神殿の中には
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ルインは幻魔神殿前の戦いを終え、装備を再確認してから建物の中をのぞきこむ。
建物の中は既に暗く見えづらい。しかし何者かの気配はある。
音を立てず進入して近くに身を潜める。目もだいぶ慣れてきた……ジョブコンバートの
儀式中だろうか?
だが儀式の間にいる者は横たわっているように見える。
……何かを唱える声が聞こえてくる。
「金の幻、銀の幻 祈りを持って死するかのものの真髄を呼び覚まさん。
持つべき力をカードの形に」
すると横たわっているものがフッと消え、一枚のカードに変わった!
まさか……ジョブカードを死者か生者どちらかから作ったというのか?
セリフからして前者か……幻魔神殿、ここはやはり闇が深く危険な場所だ。
バウザーもこのことを知っているのだろうか。
「誰だ!」
「ちっ 気付かれたか。お前こそ誰だよ」
「おやぁ、まさかこんなところで君と出会えるなんてね。実に久しぶりだ」
「? 俺はお前なんて知らないけどな」
「クックック。よりによって幻魔神殿で再会するとは。運命を感じるねぇ、充実青年」
「なっ!? お前はキャットマイルド? ばかな……いや、お前を引き取ったのは
ライデン。こうして解き放たれていてもおかしくないか」
「いいや。正確には大臣ジムロだけどね。まぁいい、おかげで復讐が出来そうだよ。君たちに
やられてから随分と苦渋を舐めさせられた。もうあの時のような失敗はしない」
「強がりはよせよ。あの時よりはるかに強いぜ」
「じゃあ小手調べといこうか。狐空列拳!」
無数の拳気が俺に迫る。シールドで攻撃を回避しながら様子を伺う。
こいつの狙いが見えるまで迂闊な動きは出来ない。ベルディアもサラもまだ出さない。
「逃げてるだけかい? 狐武連鎖脚!」
今度は回転しながら蹴気を四方に放っていく。だが……どれも回避は余裕だ。
「……へぇ。本当に強くなったんだね」
「お前、部下を潜ませて狙ってるだろ。十三人いるな」
「なっ!? 何を言ってる……いや、それも能力だ、そうだろ?」
「早く出せよ、また暗鬼とやらになるんだろ?」
「……いいよ、見せてやる。ただの超暗鬼じゃない。ようやくその域にまで達した
絶暗鬼の力をね」
「……早くやれよ。その間に部下は全滅させる」
「クックック。何を……」
「サラ、ベルディア! 変幻ルーニー!」
『やっと出番ね』
「ホロロロー」
「右後方七人、左後方四人、左前方二人。後方はサラ、ベルディア。前方ルーニー! いけ!」
一斉に動き出す全員。更に追加でター君、ホー君、デスティを出す。
先に仕掛けたのはサラだった。
「バーストウイング!」
広範囲に羽が広がり、それらが突き刺さった箇所が盛大に爆発する。さすが守護者の技。
威力も範囲も申し分ない。
「練気散弾!」
雷をまとった気弾が次々と飛び交い、身を潜めていた常闇のカイナが倒れていく。
ルーニーも二人のカイナを仕留めていた。
「なっ、なんだと!? 一体どこから湧いた? なんだこいつらは……くそ、こうな……」
「剣戒! 油断しすぎだよバカ。その暗鬼の新しいやつを待つとでも思ったのか?」
キャットマイルドの胴体を切り離した。だが……俺のモンスターたちはキャットマイルドに攻撃を
開始しようとする。出しておいて正解だった。急いで後退する。
「ルイン、やったっしょ?」
「なんで警戒してるの? あいつ死んだよね?」
「いいや、猿芝居……いや狐か。化かし合いはやめろ。もう終わってるんだろ、さっき言ってた
絶暗鬼化とやらは」
「……クックック、あーっはっはっは! いい、いいね君。玩具として最高だよ! 楽しもうじゃないか」
「まずい! サラ、ベルディア! いや全部戻れ! 強制だ! 変幻ルーニー!」
出していたモンスター含む全てが封印へと戻る。
「狐竜衝覇!」
キャットマイルドが地面を強く打ち付けると、幻魔神殿の床が全て崩れ落ちていく。
バカげた力だ。この強さ、師匠並みの腕力ってことか。
「滑空! 飛翔撃!」
「クッ、空中で滑空しやがった! くそがっ」
「っ! 妖楼!」
飛翔撃で一撃浴びせた。防御力自体は暗鬼化前とさほど変わっていないように思える。
下は……アンデッドの巣靴になってる! くそ、数が多い。
試してみるか……「妖氷造形の術、氷結の大地!」
広大とは言えない範囲に氷を敷き詰めて着地した。そのまま奴に氷塊のツララで攻撃する。
「チッ、氷術まで使えるようになったのかい。侮れないね。だが、これは躱せない。流星槌!」
「グッ……てめぇそれは俺の元暗器じゃないか!」
「拝借したに決まってるだろう。便利で助かるね、これは……ほらほら、どんどんいくよ」
「アイアンクラッシャー! 便利さじゃ負けねぇ!」
流星槌をアイアンクラッシャーで相殺していく。
くそ、決めてにかける。コラーダで一閃したいところだが、足場が悪い。
かといってサラを出せば狙われるのは目に見えてる。
もっと戦いやすい場所に……建物ごと切り裂くか? いや、そこまでの力を使うのは得策じゃない。
こいつだけとは限らないんだ。
んじゃここは一旦、離脱としますかね。
「バネジャンプ」
「なっ!? なんだその跳躍力は。何なんだお前は!」
「お前に言われたかないね。それじゃ、またな」
バネジャンプを使用し、蛇佩楯と合わせて飛んでもない高さまで飛翔して、入口まで戻り
外に出る。当然すぐ追ってくるだろう。
そして俺は……以前封印したトードギラというモンスターの擬態を使用して身を潜めた。
「どこにいった? まだ遠くには逃げてないはずだ。冗談じゃない、絶暗鬼化までさせられて
逃がしたらブレンダーの奴に笑われるだけじゃすまない! くそ!」
「擬態奇襲! もう終わりだよ。お前の本体は影だろ」
「ぐあーーーー! な、なぜ……」
「建物の地下じゃ影、わからないからな。外に引っ張り出さないと倒せないんだろ、どうせ」
「こんな……ところで……」
「もうお前の出番は終わってるんだよ。とっくにな」
ようやくこいつとのケリがついた。俺はいつのまにかキャットマイルドを苦なく一人で倒せる程に
成長したらしい。コラーダの力にほぼ頼らずにだ。
幻魔神殿はひとまずいいとして、イーファたちが気がかりだ。ブレンダーとかいう奴はそっちにいるのか?
急いで合流しよう。
建物の中は既に暗く見えづらい。しかし何者かの気配はある。
音を立てず進入して近くに身を潜める。目もだいぶ慣れてきた……ジョブコンバートの
儀式中だろうか?
だが儀式の間にいる者は横たわっているように見える。
……何かを唱える声が聞こえてくる。
「金の幻、銀の幻 祈りを持って死するかのものの真髄を呼び覚まさん。
持つべき力をカードの形に」
すると横たわっているものがフッと消え、一枚のカードに変わった!
まさか……ジョブカードを死者か生者どちらかから作ったというのか?
セリフからして前者か……幻魔神殿、ここはやはり闇が深く危険な場所だ。
バウザーもこのことを知っているのだろうか。
「誰だ!」
「ちっ 気付かれたか。お前こそ誰だよ」
「おやぁ、まさかこんなところで君と出会えるなんてね。実に久しぶりだ」
「? 俺はお前なんて知らないけどな」
「クックック。よりによって幻魔神殿で再会するとは。運命を感じるねぇ、充実青年」
「なっ!? お前はキャットマイルド? ばかな……いや、お前を引き取ったのは
ライデン。こうして解き放たれていてもおかしくないか」
「いいや。正確には大臣ジムロだけどね。まぁいい、おかげで復讐が出来そうだよ。君たちに
やられてから随分と苦渋を舐めさせられた。もうあの時のような失敗はしない」
「強がりはよせよ。あの時よりはるかに強いぜ」
「じゃあ小手調べといこうか。狐空列拳!」
無数の拳気が俺に迫る。シールドで攻撃を回避しながら様子を伺う。
こいつの狙いが見えるまで迂闊な動きは出来ない。ベルディアもサラもまだ出さない。
「逃げてるだけかい? 狐武連鎖脚!」
今度は回転しながら蹴気を四方に放っていく。だが……どれも回避は余裕だ。
「……へぇ。本当に強くなったんだね」
「お前、部下を潜ませて狙ってるだろ。十三人いるな」
「なっ!? 何を言ってる……いや、それも能力だ、そうだろ?」
「早く出せよ、また暗鬼とやらになるんだろ?」
「……いいよ、見せてやる。ただの超暗鬼じゃない。ようやくその域にまで達した
絶暗鬼の力をね」
「……早くやれよ。その間に部下は全滅させる」
「クックック。何を……」
「サラ、ベルディア! 変幻ルーニー!」
『やっと出番ね』
「ホロロロー」
「右後方七人、左後方四人、左前方二人。後方はサラ、ベルディア。前方ルーニー! いけ!」
一斉に動き出す全員。更に追加でター君、ホー君、デスティを出す。
先に仕掛けたのはサラだった。
「バーストウイング!」
広範囲に羽が広がり、それらが突き刺さった箇所が盛大に爆発する。さすが守護者の技。
威力も範囲も申し分ない。
「練気散弾!」
雷をまとった気弾が次々と飛び交い、身を潜めていた常闇のカイナが倒れていく。
ルーニーも二人のカイナを仕留めていた。
「なっ、なんだと!? 一体どこから湧いた? なんだこいつらは……くそ、こうな……」
「剣戒! 油断しすぎだよバカ。その暗鬼の新しいやつを待つとでも思ったのか?」
キャットマイルドの胴体を切り離した。だが……俺のモンスターたちはキャットマイルドに攻撃を
開始しようとする。出しておいて正解だった。急いで後退する。
「ルイン、やったっしょ?」
「なんで警戒してるの? あいつ死んだよね?」
「いいや、猿芝居……いや狐か。化かし合いはやめろ。もう終わってるんだろ、さっき言ってた
絶暗鬼化とやらは」
「……クックック、あーっはっはっは! いい、いいね君。玩具として最高だよ! 楽しもうじゃないか」
「まずい! サラ、ベルディア! いや全部戻れ! 強制だ! 変幻ルーニー!」
出していたモンスター含む全てが封印へと戻る。
「狐竜衝覇!」
キャットマイルドが地面を強く打ち付けると、幻魔神殿の床が全て崩れ落ちていく。
バカげた力だ。この強さ、師匠並みの腕力ってことか。
「滑空! 飛翔撃!」
「クッ、空中で滑空しやがった! くそがっ」
「っ! 妖楼!」
飛翔撃で一撃浴びせた。防御力自体は暗鬼化前とさほど変わっていないように思える。
下は……アンデッドの巣靴になってる! くそ、数が多い。
試してみるか……「妖氷造形の術、氷結の大地!」
広大とは言えない範囲に氷を敷き詰めて着地した。そのまま奴に氷塊のツララで攻撃する。
「チッ、氷術まで使えるようになったのかい。侮れないね。だが、これは躱せない。流星槌!」
「グッ……てめぇそれは俺の元暗器じゃないか!」
「拝借したに決まってるだろう。便利で助かるね、これは……ほらほら、どんどんいくよ」
「アイアンクラッシャー! 便利さじゃ負けねぇ!」
流星槌をアイアンクラッシャーで相殺していく。
くそ、決めてにかける。コラーダで一閃したいところだが、足場が悪い。
かといってサラを出せば狙われるのは目に見えてる。
もっと戦いやすい場所に……建物ごと切り裂くか? いや、そこまでの力を使うのは得策じゃない。
こいつだけとは限らないんだ。
んじゃここは一旦、離脱としますかね。
「バネジャンプ」
「なっ!? なんだその跳躍力は。何なんだお前は!」
「お前に言われたかないね。それじゃ、またな」
バネジャンプを使用し、蛇佩楯と合わせて飛んでもない高さまで飛翔して、入口まで戻り
外に出る。当然すぐ追ってくるだろう。
そして俺は……以前封印したトードギラというモンスターの擬態を使用して身を潜めた。
「どこにいった? まだ遠くには逃げてないはずだ。冗談じゃない、絶暗鬼化までさせられて
逃がしたらブレンダーの奴に笑われるだけじゃすまない! くそ!」
「擬態奇襲! もう終わりだよ。お前の本体は影だろ」
「ぐあーーーー! な、なぜ……」
「建物の地下じゃ影、わからないからな。外に引っ張り出さないと倒せないんだろ、どうせ」
「こんな……ところで……」
「もうお前の出番は終わってるんだよ。とっくにな」
ようやくこいつとのケリがついた。俺はいつのまにかキャットマイルドを苦なく一人で倒せる程に
成長したらしい。コラーダの力にほぼ頼らずにだ。
幻魔神殿はひとまずいいとして、イーファたちが気がかりだ。ブレンダーとかいう奴はそっちにいるのか?
急いで合流しよう。
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