270 / 1,085
第四章 戦いの果てに見出すもの
第二百三十六話 大会議
しおりを挟む
昨晩は久しぶりにメルザと手をつないで寝た。朝起きてもメルザは手を放そうとしなかった。
普段は寝坊助なのに今日は起き上がった……がやっぱり寝ぼけているな。
義手の調子が悪いので今は片腕。ボタンを留めてやったり髪をとかしたりしている。
「……俺様やっぱりルインと一緒にいたい」
「それは俺も同じだ。だが今はお互い成長しないとな」
「……嫌な予感がするんだよ。もう置いていかないでくれよ」
「このルイン・ラインバウト。主を置いて行ったりしたことは一度もないぞ?」
「闘技大会の時、おいていったろ?」
「いいや。置いていったんじゃない。守ったんだ。俺も含めて全員が助かる
可能性を見出すために。あのままメルザとミリルがいたら、全員死んでいたかも
知れない。選択を誤まればきっと、誰も助からない。常に生きる最善を尽くす。
それがシーザー師匠から習った、戦士の務めだ」
「俺様を傍に置いてたら、戦えないのか?」
「違うぞメルザ。二人でどんな敵でも倒せるようになるために
今は別々に戦う」
メルザの片手に俺の片手をあわせてぎゅっと握る。
「俺と主、二人の力を最高に強くしてみんなを守ろう。
メルザと俺こそ世界に勝るもののいない最強のパートナーとして」
「うん……わかった。そうだよな、俺様もっともっと強くならないといけないんだ」
「メルザだけじゃない。俺もだ。まだまだ弱い。コラーダ一本すらまともに使えてはいない」
「なぁルイン。その……」
何も言わず、おでこにキスしてやった。
「今はこれで。口はまた、終わってからにしよう。その方が会った時に
やったぜ! って感じになるだろ?」
ぷぅーっと口を膨らませながら赤くなるメルザ。
可愛いやつめ。
プイっと横を向き、起き上がって「飯いくぞー}とバタバタと出て行った。
「……悪いな。恐らく次の戦いはかなりハードだ。願掛けさせてくれ。
必ず戻って来るために……!」
ルーンの安息所に行くと、過去で一番多くの人が集まる状況になった。
それもそうか。ここにいないのはライラロさんと師匠だけ。
幻妖団メル、そして妖魔国の重鎮、さらにキゾナ大陸の王子やトリノポートの王女までいる。
「ここまで人が集まると壮観だな……さて、現状の把握と作戦会議といきますか」
「うむ。状況の説明を。ルインよ、其方が取り仕切るのだ」
ムーラさんに頼んで作ってもらったホワイトボードチックなものを出して説明していく。
現在ルクス傭兵団の情報によると、円陣の兵士数万がトリノポートの各港町に向け進軍中。
ロッドの町、カッツェルの町がある方面にも軍勢が向かっているという。
トリノポートは三つ港町があるが、残りの一か所は向かった事が無い。
現状で対応できるのはトリノポートとロッド、カッツェル方面だけだろう。
「俺は、シン師匠が心配だからカッツェルへ行きたいんだ」
「僕とベルディアはロッドの町へ。母と弟たちが取り急ぎ向かっているようなんだ」
「すみません! 会議の途中なんですが、父が……わたくしの父が!」
「ミリル、どうした? 何かあったのか?」
「ごめんなさい。まだわからなくて……急ぎドラディニアへ帰っても?」
かなり取り乱している。勿論いいが気を付けて向かって欲しいとだけ伝えた。
慌てて出ていくミリル。大丈夫だろうか。
「すまない。話を続けよう。ベッツェンの様子を見るのは俺とイーファ、ファナ、レウスさんにドーグルかな。パモはどうする?」
「ぱみゅ!」
「俺について来てくれるか。ありがとう、パモ」
「ぼ、僕も何か役に立てるかなぁ……?」
「イビンはもし、町の住民が危険だったら避難誘導してほしい。フェルドナージュ様!」
「なんじゃ、ルインよ」
「青銀蛇リングをこのイビンに貸し与える事、お許し願えますか?」
「構わぬ。それは其方にくれてやった物。自由に使うがよい」
「ありがとうございます。ミドー、でてきてくれ」
「シュルー」
「ひえーー、でっかい蛇だーー! 怖いよぉーー!」
「落ち着けイビン。ミドーは呼び出した者の言いう事をしっかり聞いてくれるいいやつだ」
ミドーの体を撫でる。
「いつもありがとう、ミドー。お前には本当に世話になって感謝してる。
しばらくはイビンを助けてやって欲しい。頼むぞ」
「シュルー」
「ぼ、僕なんかの言う事、本当に聞いてくれるのかな?」
「お前は俺が認めて仲間の命を預けた男だろう? きっと大丈夫だ」
イビンに青銀蛇リングを託し、使い方を教えた。
「フェルドナージュ様。今後の妖魔国側の展開は?」
そう尋ねると、フェルドナージュ様は語りだす。
相当数の兵がいるが、主力以外はベルータスにまるで太刀打ちできないようだ。
雑兵やモンスターを刈り取るのに数千の妖魔兵を導入するらしい。
謁見の間帰り道に顔合わせした兵士たちをまとめて町への進入を許可した。
一時的に通過用としてここを使わせてもらいたい事。
今後この泉へそれらの兵士は足を踏み入れない事を約束してもらえている。
ここを利用すれば知令由学園まで一気に奇襲出来る。
向かうのはフェルドナージュ様、メルザ、リル、サラ、アルカーン、エッジマール、フェド
ラート、ベルローゼ、アネスタ、カノン。恐ろしい程強いメンバーで固められている。
「決戦は明後日。それまでは各々で自由に行動しよう。以上だ」
「ルイン君。伝えていた通り術を教えるよ。他にも彼女たちが受けるけど」
「ああ。しばらくバラバラになる。一人一人強くなっておけるととても助かるよ」
「はぁ。私はあんたと戦いたいっしょ。けどお袋にもあわないと」
「そのまま会って帰ってこなくてもいいのよ。私はフェルドナージュ様の一件が終わったら
すぐ戻ってくるけど」
「あら、おあいにく様ね。私はずっとルインと一緒よ。ルインの一部だし」
「ふん。私だって一部よ。何自分だけ見たいに言ってるわけ?」
「ずるいっしょ。私も封印して。今すぐ。ほら」
「おいおい、封印は遊びじゃないんだぞ……っておい、何してるベルディア!」
勝手に封印指定して封印されやがった! しかも封印出来るのか? ベルディアは人間だろ?
「やっぱ出来たっしょ。お袋は人魚族だからハーフだけど。何ここ快適」
ということはベルドも人魚? そういや彼は幻術も使えるんだった。しかもかなりの腕だ。
「ベルディアは一緒にいかなくてもいいよ。僕だけで母の言伝を聞いてくるから」
「本当っしょ? じゃあ私もルインといるね」
「一人で平気か? ボルド。ロッドの町にもそれなりに兵士がいると思うけど、やつら
亜人には容赦ないぞ」
「大丈夫だ。ビスタやブルネイも来るしね。それに母は治癒において右に出る者はいない。
しかし父が来ないのは妙だ。あんなに夫婦仲がいいのに」
「いまだにベッタリっしょあの二人。見てて恥ず」
夫婦仲がいいのはいいんだが。あれ……サラの顔が膨れてるな。
「なんで私だけいけないのよ! ありえないわ、フェルドナージュ様に抗議してくる!」
「おいおい、妖魔は全員終結だろう……勝手な行動が許されるとは思えないが」
「それよりそろそろ始めようか。あまり時間もないしね」
そうでした。お願いします俺のペンギン! 出来てくれ造形術!
封印されている面々、それに表へ出てるファナ、ベルディア、それ以外に
ベルドとアネスタを連れ、東の彫刻場がある商業エリアへ移動した。
後でサラや声をかけた者も来るだろう。
普段は寝坊助なのに今日は起き上がった……がやっぱり寝ぼけているな。
義手の調子が悪いので今は片腕。ボタンを留めてやったり髪をとかしたりしている。
「……俺様やっぱりルインと一緒にいたい」
「それは俺も同じだ。だが今はお互い成長しないとな」
「……嫌な予感がするんだよ。もう置いていかないでくれよ」
「このルイン・ラインバウト。主を置いて行ったりしたことは一度もないぞ?」
「闘技大会の時、おいていったろ?」
「いいや。置いていったんじゃない。守ったんだ。俺も含めて全員が助かる
可能性を見出すために。あのままメルザとミリルがいたら、全員死んでいたかも
知れない。選択を誤まればきっと、誰も助からない。常に生きる最善を尽くす。
それがシーザー師匠から習った、戦士の務めだ」
「俺様を傍に置いてたら、戦えないのか?」
「違うぞメルザ。二人でどんな敵でも倒せるようになるために
今は別々に戦う」
メルザの片手に俺の片手をあわせてぎゅっと握る。
「俺と主、二人の力を最高に強くしてみんなを守ろう。
メルザと俺こそ世界に勝るもののいない最強のパートナーとして」
「うん……わかった。そうだよな、俺様もっともっと強くならないといけないんだ」
「メルザだけじゃない。俺もだ。まだまだ弱い。コラーダ一本すらまともに使えてはいない」
「なぁルイン。その……」
何も言わず、おでこにキスしてやった。
「今はこれで。口はまた、終わってからにしよう。その方が会った時に
やったぜ! って感じになるだろ?」
ぷぅーっと口を膨らませながら赤くなるメルザ。
可愛いやつめ。
プイっと横を向き、起き上がって「飯いくぞー}とバタバタと出て行った。
「……悪いな。恐らく次の戦いはかなりハードだ。願掛けさせてくれ。
必ず戻って来るために……!」
ルーンの安息所に行くと、過去で一番多くの人が集まる状況になった。
それもそうか。ここにいないのはライラロさんと師匠だけ。
幻妖団メル、そして妖魔国の重鎮、さらにキゾナ大陸の王子やトリノポートの王女までいる。
「ここまで人が集まると壮観だな……さて、現状の把握と作戦会議といきますか」
「うむ。状況の説明を。ルインよ、其方が取り仕切るのだ」
ムーラさんに頼んで作ってもらったホワイトボードチックなものを出して説明していく。
現在ルクス傭兵団の情報によると、円陣の兵士数万がトリノポートの各港町に向け進軍中。
ロッドの町、カッツェルの町がある方面にも軍勢が向かっているという。
トリノポートは三つ港町があるが、残りの一か所は向かった事が無い。
現状で対応できるのはトリノポートとロッド、カッツェル方面だけだろう。
「俺は、シン師匠が心配だからカッツェルへ行きたいんだ」
「僕とベルディアはロッドの町へ。母と弟たちが取り急ぎ向かっているようなんだ」
「すみません! 会議の途中なんですが、父が……わたくしの父が!」
「ミリル、どうした? 何かあったのか?」
「ごめんなさい。まだわからなくて……急ぎドラディニアへ帰っても?」
かなり取り乱している。勿論いいが気を付けて向かって欲しいとだけ伝えた。
慌てて出ていくミリル。大丈夫だろうか。
「すまない。話を続けよう。ベッツェンの様子を見るのは俺とイーファ、ファナ、レウスさんにドーグルかな。パモはどうする?」
「ぱみゅ!」
「俺について来てくれるか。ありがとう、パモ」
「ぼ、僕も何か役に立てるかなぁ……?」
「イビンはもし、町の住民が危険だったら避難誘導してほしい。フェルドナージュ様!」
「なんじゃ、ルインよ」
「青銀蛇リングをこのイビンに貸し与える事、お許し願えますか?」
「構わぬ。それは其方にくれてやった物。自由に使うがよい」
「ありがとうございます。ミドー、でてきてくれ」
「シュルー」
「ひえーー、でっかい蛇だーー! 怖いよぉーー!」
「落ち着けイビン。ミドーは呼び出した者の言いう事をしっかり聞いてくれるいいやつだ」
ミドーの体を撫でる。
「いつもありがとう、ミドー。お前には本当に世話になって感謝してる。
しばらくはイビンを助けてやって欲しい。頼むぞ」
「シュルー」
「ぼ、僕なんかの言う事、本当に聞いてくれるのかな?」
「お前は俺が認めて仲間の命を預けた男だろう? きっと大丈夫だ」
イビンに青銀蛇リングを託し、使い方を教えた。
「フェルドナージュ様。今後の妖魔国側の展開は?」
そう尋ねると、フェルドナージュ様は語りだす。
相当数の兵がいるが、主力以外はベルータスにまるで太刀打ちできないようだ。
雑兵やモンスターを刈り取るのに数千の妖魔兵を導入するらしい。
謁見の間帰り道に顔合わせした兵士たちをまとめて町への進入を許可した。
一時的に通過用としてここを使わせてもらいたい事。
今後この泉へそれらの兵士は足を踏み入れない事を約束してもらえている。
ここを利用すれば知令由学園まで一気に奇襲出来る。
向かうのはフェルドナージュ様、メルザ、リル、サラ、アルカーン、エッジマール、フェド
ラート、ベルローゼ、アネスタ、カノン。恐ろしい程強いメンバーで固められている。
「決戦は明後日。それまでは各々で自由に行動しよう。以上だ」
「ルイン君。伝えていた通り術を教えるよ。他にも彼女たちが受けるけど」
「ああ。しばらくバラバラになる。一人一人強くなっておけるととても助かるよ」
「はぁ。私はあんたと戦いたいっしょ。けどお袋にもあわないと」
「そのまま会って帰ってこなくてもいいのよ。私はフェルドナージュ様の一件が終わったら
すぐ戻ってくるけど」
「あら、おあいにく様ね。私はずっとルインと一緒よ。ルインの一部だし」
「ふん。私だって一部よ。何自分だけ見たいに言ってるわけ?」
「ずるいっしょ。私も封印して。今すぐ。ほら」
「おいおい、封印は遊びじゃないんだぞ……っておい、何してるベルディア!」
勝手に封印指定して封印されやがった! しかも封印出来るのか? ベルディアは人間だろ?
「やっぱ出来たっしょ。お袋は人魚族だからハーフだけど。何ここ快適」
ということはベルドも人魚? そういや彼は幻術も使えるんだった。しかもかなりの腕だ。
「ベルディアは一緒にいかなくてもいいよ。僕だけで母の言伝を聞いてくるから」
「本当っしょ? じゃあ私もルインといるね」
「一人で平気か? ボルド。ロッドの町にもそれなりに兵士がいると思うけど、やつら
亜人には容赦ないぞ」
「大丈夫だ。ビスタやブルネイも来るしね。それに母は治癒において右に出る者はいない。
しかし父が来ないのは妙だ。あんなに夫婦仲がいいのに」
「いまだにベッタリっしょあの二人。見てて恥ず」
夫婦仲がいいのはいいんだが。あれ……サラの顔が膨れてるな。
「なんで私だけいけないのよ! ありえないわ、フェルドナージュ様に抗議してくる!」
「おいおい、妖魔は全員終結だろう……勝手な行動が許されるとは思えないが」
「それよりそろそろ始めようか。あまり時間もないしね」
そうでした。お願いします俺のペンギン! 出来てくれ造形術!
封印されている面々、それに表へ出てるファナ、ベルディア、それ以外に
ベルドとアネスタを連れ、東の彫刻場がある商業エリアへ移動した。
後でサラや声をかけた者も来るだろう。
0
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説
完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。
音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。
だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。
そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。
そこには匿われていた美少年が棲んでいて……
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる