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おまけ

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熱っぽい息を静かに吐くけど、そんなんじゃ身体の火照りは治るわけがない。

ニップルクリップで挟まれた乳首はすごく勃ってて、服が擦れるだけの刺激でもむずむずして、お尻もきゅんきゅんしてくる。

快感を欲しがる甘く痺れるような疼きがやってきて、お尻の奥をじゅぽじゅぽ、おちんちんで掻き回して欲しくてたまんなくなってきた。

さっき車の中で挿れられた球状の催淫剤のせいだ。時間をかけてお尻で溶け、すごく効いてくる。


俺はずっとキンチャクダイが目の前を通る水槽から離れないけど、意識が水槽にないことを五色叔父さんは悟って俺の腰を持ってエスコートし出した。

恥ずかしいけど、あがらう余裕もなくて叔父さんの上質そうなチェスターコートをぎゅっと掴んだ。


「五色、もう帰りたい」
くてん、っとなった俺は甘えた声を出す。

「家に?」

「うん」

「私はまだイルカショーが観たいんだけどね」

五色叔父さんのどこか意地悪そうな甘い声。

「ん‥」

どうせ五色叔父さんが意見を譲るわけないから、俺は早くイルカでもアシカでもなんでもいいから観に行こうとした。

スタジアムに向うとショーはもう始まっていて、人気のショーなのかお客さんはたくさんいた。バレンタインだからかカップルも多く見られる。

残り少なくなっていた後ろの空席に俺たちは腰を下ろすと、俺は五色叔父さんの肩に寄りかかった。

イルカたちは華麗にジャンプをしたり、飼育員さんの言うことを聞いてパフォーマンスをしていて、その度に拍手が上がる。

「京、帰りたい?」
五色叔父さんがイルカショーに拍手をしながら俺に聞く。

「‥‥もう、帰るまで待てない」

叔父さんがふふ、っと笑う。

「上手に出来たら叶えてあげるよ」

「何を?」

「ほら」
五色叔父さんはこちらに美しい顔を向ける。

「京からキスして」


席は一番後ろの席で前の人たちからは見えないけど隣にも近い距離で人がいる。

普段ならこんなこと絶対しない。絶対しないけど、今はそんなこと気にしてる余裕なんてない。だって早くお尻じゅぽじゅぽして、ぱんぱんして、あんあん言いたい‥!


俺は五色叔父さんの肩に手をかけると唇に軽くキスした。小さくちゅっ、っと音がしたけど、ちょうどイルカたちの連続ジャンプへの拍手にかき消された。

それでも近くの人は気づいてチラチラとこちらに視線を送る。叔父さんの美貌も気になるみたいだ。

五色叔父さんは満足気に「京はかわいいね」と言って、また鼻の先を人差し指でちょんちょんとした。




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