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うちに帰ると玄関には脱ぎっぱなしの靴が一足。凱にいちゃんはちゃんとクロークに仕舞うし、この靴は嶺にいちゃんのだ。去年のウインターセールで一緒に買い物した時に買ったやつ。

俺もそのまま靴を脱ぎ捨ててリビングへと向かう。

リビングの扉を開けると凱にいちゃんがいた!嶺にいちゃんも!

凱にいちゃんは玄関の音に気づいてこちらに来ようとしてたのか、リビングのドアの近くにいた。俺は目の前の凱にいちゃんに飛びついた。凱にいちゃんはお尻を持ち上げて高く抱き直してくれる。

「昨日はどこ行ってたの‥!」
太い首筋にぐりぐり頭を寄せると凱にいちゃんは身体を逸らしてキスをしてきた。俺もすぐに舌を入れてそれに応えた。

ずっとキス。

嶺にいちゃんが「凱、長い」って止めるまで。実際先に離れたのは俺のほうだけど、ずっとキスした。

「昨日ジム帰りにみんなで飲みに行って、帰るのだるくなったから友達のところに泊まらせて貰ったんだよ」
俺はもう一度凱にいちゃんの上唇に吸い付く。ほんと?

「‥彼女?」

凱にいちゃんが目をぱちくりさせた。

「京、気にしてんの?」

「‥うん。にいちゃん達、恋人作ってうちから出て行ったりしないよね?」

「京、かわいい‥!」

凱にいちゃんが感極まったように強く抱きしめてくる。


ソファに座って横目で見ていた嶺にいちゃんが冷めた様子で話しかける。
「京、そんなんでどうするの?俺たち結婚したら」

「結婚するの?」
嶺にいちゃんはまだ機嫌が悪いのかそっけない。だから凱にいちゃんに聞く。

「俺が話してんだろ。こっち来いよ。──凱」

嶺にいちゃんは俺を離せと意味を込めて名前を呼ぶ。凱にいちゃんは嶺にいちゃんの座るソファの隣に俺を降ろした。

「怒ってんの?」
俺は小さな声で聞く。

嶺にいちゃんは形のいい眉毛を少し寄せて、唇をほんのちょっと突き出すと顎をしゃくる。俺にもキスしろ、だ。

ソファに両手をついて身体を嶺にいちゃんの方へ伸ばす。俺からのちゅう。軽く。

嶺にいちゃんは顔を傾けて唇を深く合わせてくる。俺は首に腕を回し、くり返すキスの合間に問いかけた。

「結婚するの?」

「かもな」
嶺にいちゃんの声はまだ不機嫌だ。昨日のことまだ怒ってる?それともそんなこと考える人でもいんの?

「えー‥、やだ。ずっと俺のそばにいて」
にいちゃん達いないとさみしいし、五色叔父さんこわいし。

「さあな。京は俺たちのことたいして好きでもないみたいだし。大体、京こそ結婚したいんじゃなかった?」

「そ、そんなことない、ちゃんと好き‥。結婚もしない‥!」

「好きってどのくらい?」

「いっぱい」

「わっかんにゃい」
嶺にいちゃんがこういう態度取る時は、話なんてする気がない時だ。

‥‥。


俺は向かい合って座る嶺にいちゃんにたっぷりキスをする。
「好き」

嶺にいちゃんはキスに応えてくれるけど自分からはしてこない。

目がにやにやしてる。‥‥えー、つまりさあ‥。

俺は嶺にいちゃんの求めていることに気付き、首に回している腕をほどいて厚い胸をさわった。
「‥おちんちん、舐めていい?」

「わざわざ聞かなくてもいつでも舐めていーよ」

スエットの上から右手でさすさすする。布越しでちょっと焦らされんの嫌いじゃいないの知ってる。服の上から唇で吸ったり甘噛みしたりするとすぐに大きくなった。
脱がして咥えるとやらしい匂いと一緒にほのかにシャンプーの香りがした。帰ってきてからシャワーを浴びたんだろう。大好きな裏スジを涎でべたべたにしながら舐める。そのあと亀頭をちろちろする。

堪えるような息遣いを感じる。俺は嶺にいちゃんのぶっといサオに吸い付きながら見上げる。

「俺、にいちゃん達がいないと生きてけない」
居なくなっちゃやだ。ちんちんいっぱい舐めるから俺から離れてかないで。甘えた声を出すと、イくのを耐えたのか嶺にいちゃんはぶる、っと小さく震えた。

嘘でもにいちゃん達が他の誰かのものになるなんて考えたくない。俺のそばから離れるなんて絶対いや。


「はー、もう無理。ベッドいこ」
嶺にいちゃんは一旦ちんこにスエットを履かすと、俺をお姫様抱っこしてリビングを出た。凱にいちゃんも一緒だ。

俺の部屋のでっかいベッドにゆっくり降ろすとそのまま嶺にいちゃんが覆い被さってきた。

「一生一緒にいてやる」

嶺にいちゃんと長いちゅうをすると今度は凱にいちゃんがちゅうしてきた。
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