叔父と双子の兄二人に溺愛飼育

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お風呂を出て洗面台が二台付いてる洗面室で柔らかい猫っ毛をドライヤーで乾かす。

ハーブっぽい柔軟剤の香りのする洗い立てのパジャマを着て、歯磨きをした。パジャマは嶺にいちゃんと買い物に行った時に買ってもらったカラシ色のやつ。麻で着心地がよくて気に入ってる。

リビングに行くとみんな部屋に戻ったのか、テーブルのお茶も片付けられていて誰もいなかった。

冷蔵庫のエビアンを飲んで、五色叔父さんの部屋に行く。ノックをするけど返事がない。そおっとドアを開けた。ほのかにサンダルウッドの匂いがする。五色叔父さんは香水の代わりにお香をクローゼットに焚かずに置いている。その匂いが部屋にも漏れ少し香ってる。

部屋は俺と反対側の角部屋で壁が斜めに天井から床まで大きく一面ガラス窓になっている。

クイーンサイズのベッドと備え付けの大きな本棚と仕事机があって、机の上にはパソコンと何冊かの資料がきちんと積まれていた。

もともとこの部屋は俺たち両親の寝室だった。六年前に両親がいなくなってから、五色叔父さんと一緒に暮らすようになって叔父さんの部屋になった。
この部屋には洗面室とバスルームが別に付いていて、静かな水音がそちらから聞こえてくる。五色叔父さんもお風呂だろう。

ベッドに横になると今度は五色叔父さんの匂いがした。さっきのサンダルウッドと叔父さんの肌の香りの混じった匂い。

あんなことされる前、中一の頃までは五色叔父さんの部屋にもよく出入りしてた。叔父さんが机で仕事するの横目にベッドに寝っ転がってスマホいじったり、ゲームしたり。この匂い、好きだった。