20 / 102
20
しおりを挟む
スマホが鳴っている。
その音で目が覚める。
俺んじゃない。
俺のスマホは7時15分に鳴らなくなった。
嶺にいちゃんは枕元にある自分のスマホを止めるとあくびをして再び俺を抱きしめた。
俺は嶺にいちゃんの腕の中でぬくぬくしてる。
何時だろ。関係ないけど。
「嶺にいちゃん、今日学校ー?」
「んー」
俺はぶっとい背中に手を回して厚い胸に顔を埋める。嶺にいちゃんの胸、むちむち。
「行っちゃ、やだ」
甘える。
「んー」
嶺にいちゃんはまだ眠そうだ。
このまま一緒にまた寝てくんないかな、なんて目を閉じると嶺にいちゃんは俺のお尻をなでてきた。
「じゃあ、『お願い』」
お願いしろって。あーあ。めんど。
だけど俺は素直に嶺にいちゃんの体から腕をほどき、するすると下に潜った。
嶺にいちゃんの股間まで顔を下ろして、履いていたボクサーパンツに指を引っ掛けて降ろすと、朝勃ちしたおちんちんを俺は咥えた。
しばらく舐めたり吸ったりしていると、嶺にいちゃんは掛け布団を押しのけて体勢を仰向けに変えた。
自然と俺も嶺にいちゃんの股の間に収まる。
嶺にいちゃんは上体を軽く起こして、俺を眺めながら俺の前髪を掻き上げた。
「いーながめ。朝からちんちん美味しい?」
「おいひゅくなひ」
「もういいから跨って。しよ」
「えー、やだ」
俺は口からちんちんを抜くと右手でしこしこする。はやくイってー。
「今日大学休んで、どっか連れっててやるよ」
嶺にいちゃんは上半身だけで伸びをしてベッドサイドのチェストからローションを取った。蓋を開けてちんちんに垂らす。
「どこ行きたい?」
正直、お出かけは嬉しい。
毎日家にいて暇なんだもん。
かといってひとりでここらへんぶらつく勇気はまだ無い。
誰かに会って、もし、軽蔑するような態度を取られたら‥。
考えただけでもゾッとする。
俺はあの日から学校に行ってない。
学校に行って加山さんにどんな目で見られるか想像しただけで震える。それにもし、加山さんが誰かに叔父さんとのことを言ったりしてたら、それが学校中に知れたら、俺は恐くって学校に行けなくなったし、近所にも出れなくなった。
凱にいちゃんも嶺にいちゃんも俺が学校に行かなくなっても何も言わない。むしろ俺が叔父さんを恐がって必要以上ににいちゃん達にベタつくから凱にいちゃんなんてすっごく嬉しそうだ。
二人とも、叔父さんになんかされたってことは多分気づいてる。何も聞かれないのは正直助かる。あんなこと他人に説明したくない。
俺はあの日から家で一人になるのも恐い。叔父さんは多分仕事で、家を頻繁に空けるけど、いつ帰ってくるかわかんないし、一日中家に居る日もある。
土日は関係ないのか出掛ける日も休みの日?(家で仕事してるかも知れない)もまちまちだ。
嶺にいちゃんはずるくって、俺が一人になるのが嫌で大学に行く嶺にいちゃんを引きとめるようになってから『お願い』をさせるようになった。
大体、フェラかセックスだけど。
今までほぼ一方的に気持ちよくされるのがほとんどだったけど、嶺にいちゃんは俺が奉仕するよう求めるようになった。
そのかわり、こうやって大学休んで一緒にいてくれたり、外に連れてってくれるし。
だから俺は素直に言うことをきく。
その音で目が覚める。
俺んじゃない。
俺のスマホは7時15分に鳴らなくなった。
嶺にいちゃんは枕元にある自分のスマホを止めるとあくびをして再び俺を抱きしめた。
俺は嶺にいちゃんの腕の中でぬくぬくしてる。
何時だろ。関係ないけど。
「嶺にいちゃん、今日学校ー?」
「んー」
俺はぶっとい背中に手を回して厚い胸に顔を埋める。嶺にいちゃんの胸、むちむち。
「行っちゃ、やだ」
甘える。
「んー」
嶺にいちゃんはまだ眠そうだ。
このまま一緒にまた寝てくんないかな、なんて目を閉じると嶺にいちゃんは俺のお尻をなでてきた。
「じゃあ、『お願い』」
お願いしろって。あーあ。めんど。
だけど俺は素直に嶺にいちゃんの体から腕をほどき、するすると下に潜った。
嶺にいちゃんの股間まで顔を下ろして、履いていたボクサーパンツに指を引っ掛けて降ろすと、朝勃ちしたおちんちんを俺は咥えた。
しばらく舐めたり吸ったりしていると、嶺にいちゃんは掛け布団を押しのけて体勢を仰向けに変えた。
自然と俺も嶺にいちゃんの股の間に収まる。
嶺にいちゃんは上体を軽く起こして、俺を眺めながら俺の前髪を掻き上げた。
「いーながめ。朝からちんちん美味しい?」
「おいひゅくなひ」
「もういいから跨って。しよ」
「えー、やだ」
俺は口からちんちんを抜くと右手でしこしこする。はやくイってー。
「今日大学休んで、どっか連れっててやるよ」
嶺にいちゃんは上半身だけで伸びをしてベッドサイドのチェストからローションを取った。蓋を開けてちんちんに垂らす。
「どこ行きたい?」
正直、お出かけは嬉しい。
毎日家にいて暇なんだもん。
かといってひとりでここらへんぶらつく勇気はまだ無い。
誰かに会って、もし、軽蔑するような態度を取られたら‥。
考えただけでもゾッとする。
俺はあの日から学校に行ってない。
学校に行って加山さんにどんな目で見られるか想像しただけで震える。それにもし、加山さんが誰かに叔父さんとのことを言ったりしてたら、それが学校中に知れたら、俺は恐くって学校に行けなくなったし、近所にも出れなくなった。
凱にいちゃんも嶺にいちゃんも俺が学校に行かなくなっても何も言わない。むしろ俺が叔父さんを恐がって必要以上ににいちゃん達にベタつくから凱にいちゃんなんてすっごく嬉しそうだ。
二人とも、叔父さんになんかされたってことは多分気づいてる。何も聞かれないのは正直助かる。あんなこと他人に説明したくない。
俺はあの日から家で一人になるのも恐い。叔父さんは多分仕事で、家を頻繁に空けるけど、いつ帰ってくるかわかんないし、一日中家に居る日もある。
土日は関係ないのか出掛ける日も休みの日?(家で仕事してるかも知れない)もまちまちだ。
嶺にいちゃんはずるくって、俺が一人になるのが嫌で大学に行く嶺にいちゃんを引きとめるようになってから『お願い』をさせるようになった。
大体、フェラかセックスだけど。
今までほぼ一方的に気持ちよくされるのがほとんどだったけど、嶺にいちゃんは俺が奉仕するよう求めるようになった。
そのかわり、こうやって大学休んで一緒にいてくれたり、外に連れてってくれるし。
だから俺は素直に言うことをきく。
20
お気に入りに追加
1,023
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
パパボク×スワップ
ルシーアンナ
BL
パパ会主催の父子スワップにハマってくDS4礼くんのお話。
何も知らずに連れて来られた初めてのパパセックスで処女喪失するので、最初だけ怖がったり嫌がったりしますがメス堕ちハッピー展開です。
疑似父子相姦がメインで、主人公と実父の性的関係はありません。
むしろ共犯関係。
他キャラの実父子相姦についての表現はありますが、具体的な描写はありません。
兄たちが溺愛するのは当たり前だと思ってました
不知火
BL
温かい家族に包まれた1人の男の子のお話
爵位などを使った設定がありますが、わたしの知識不足で実際とは異なった表現を使用している場合がございます。ご了承ください。追々、しっかり事実に沿った設定に変更していきたいと思います。
お兄ちゃんと僕のラブラブおっぱいライフ
宗形オリヴァー
BL
優太は年の離れたお兄ちゃんと二人暮し。
頑張ってお仕事してくれてるお兄ちゃんのために出来ることは、炊事洗濯家事おっぱいなのです...!
仲良し兄弟のほのぼのアットホームエロ!
☀️弟溺愛スケベお兄ちゃん × お兄ちゃん大好きピュア弟☀️
悪役の弟に転生した僕はフラグをへし折る為に頑張ったけど監禁エンドにたどり着いた
霧乃ふー 短編
BL
「シーア兄さまぁ♡だいすきぃ♡ぎゅってして♡♡」
絶賛誘拐され、目隠しされながら無理矢理に誘拐犯にヤられている真っ最中の僕。
僕を唯一家族として扱ってくれる大好きなシーア兄様も助けに来てはくれないらしい。
だから、僕は思ったのだ。
僕を犯している誘拐犯をシーア兄様だと思いこめばいいと。
【R18】奴隷に堕ちた騎士
蒼い月
BL
気持ちはR25くらい。妖精族の騎士の美青年が①野盗に捕らえられて調教され②闇オークションにかけられて輪姦され③落札したご主人様に毎日めちゃくちゃに犯され④奴隷品評会で他の奴隷たちの特殊プレイを尻目に乱交し⑤縁あって一緒に自由の身になった両性具有の奴隷少年とよしよし百合セックスをしながらそっと暮らす話。9割は愛のないスケベですが、1割は救済用ラブ。サブヒロインは主人公とくっ付くまで大分可哀想な感じなので、地雷の気配を感じた方は読み飛ばしてください。
※主人公は9割突っ込まれてアンアン言わされる側ですが、終盤1割は突っ込む側なので、攻守逆転が苦手な方はご注意ください。
誤字報告は近況ボードにお願いします。無理やり何となくハピエンですが、不幸な方が抜けたり萌えたりする方は3章くらいまでをおススメします。
※無事に完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる