上 下
2 / 3

2話 男の子だもんね

しおりを挟む
「ねえ、私悪いことした? 確かに少し遅れたけど、そんな呆れたような感じで帰らされて、よく分かんないな。」
「理奈は自分の顔を鏡で見た方がいいよ。」
「自分が可愛いのは分かってるよ。みんな喜んでるんだから良いじゃん。」
「来たのは男子ばっかで女子は来なかったよ。それじゃダメだから私たち帰らされてるんだ。」
「真凛も自分が可愛いこと分かってるんだ。」
「周りが可愛い可愛い言うから自分でもそう思っちゃうじゃん。」プクー
真凛は恥ずかしくて顔を赤らめながら口を膨らませた。
「真凛はどんな顔しても可愛いなあ、ああっ」
理奈は真凛の頭を撫でながら指を指して驚きの声を出した。
「真凛、あれ私の前の席に座ってる人だ。」
振り向くと私服の浅倉圭介がいた。
「もう私服に着替えてるってことは家は学校の近くなんだね。真凛も今通ってる道の先に家があるんだよね。もしかして知り合い?」
「うん、一応幼なじみだよ。」
「本当、去年も同じクラスだったよね。そんな素振りなかったよ。」
「だから一応なの、高校生になってからは一言も話してないの。」
真凛は寂しそうに話した。
「ふむふむ、つまり好きな幼なじみと話しかける勇気がほしいと。」
「理奈、私の話し全く聞いてないね。あっなんかの店に入る。」
「追いかけよう。面白そうだし。」
美少女二人は圭介の後を追った。店の中にはたくさんのアニメグッズがあった。
「可愛い女の子がいっぱいだあ。でも幼なじみくんがいないよ。」
「2階があるよ。そっちにいこう。」
2階へ上がる途中には百合、BLものなど少しエロな写真が張られていて二人には少し刺激が強すぎた。
「ねえ、女の子同士でキスしてるよ。私たちもキスしてみる。」
「いやだ。恥ずかしいよ。」
「真凛は恥ずかしがり屋だね。」
そうこうしていると、圭介を見つけた。
「えっ、アダルトコーナー入っていいちゃった。」
「幼なじみくんも男の子だもんね。女の子の体に興味あるもんね。」
「何で理奈は保護者目線なの?」
「何が好みか見てみよう。」
「あっちょっと、私たち制服だよ。」
圭介は二次元の巨乳美少女系のマンガを見ていた。
「わあ、見てる本の表紙は制服を半脱ぎされたおっぱい大きい女の子だよ。」
「ねえ、ばれちゃったらまずいよ。早く帰ろう。」
「あの、すいません。アダルトコーナーには未成年は入らないでいただけませんか。」
二人は店員に注意された。注意されたことにより、圭介は美少女二人と目があってしまった。
「すいません。理奈、帰ろう。」
真凛はばれてしまい今後圭介とどう関わっていくか悩んでしまった。
「もう、理奈のせいでばれちゃったじゃん。」
「でも、幼なじみくんの好みが分かったじゃん。しかも真凛みたいな巨乳美少女だと。」
「うるさい、でも許す。」
真凛は好みが分かったことにより理奈を許そうとした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

感情とおっぱいは大きい方が好みです ~爆乳のあの娘に特大の愛を~

楠富 つかさ
青春
 落語研究会に所属する私、武藤和珠音は寮のルームメイトに片想い中。ルームメイトはおっぱいが大きい。優しくてボディタッチにも寛容……だからこそ分からなくなる。付き合っていない私たちは、どこまで触れ合っていんだろう、と。私は思っているよ、一線超えたいって。まだ君は気づいていないみたいだけど。 世界観共有日常系百合小説、星花女子プロジェクト11弾スタート! ※表紙はAIイラストです。

機械娘の機ぐるみを着せないで!

ジャン・幸田
青春
 二十世紀末のOVA(オリジナルビデオアニメ)作品の「ガーディアンガールズ」に憧れていたアラフィフ親父はとんでもない事をしでかした! その作品に登場するパワードスーツを本当に開発してしまった!  そのスーツを娘ばかりでなく友人にも着せ始めた! そのとき、トラブルの幕が上がるのであった。

百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常

坂餅
青春
毎日更新 一話一話が短いのでサクッと読める作品です。 水原涼香(みずはらりょうか) 黒髪ロングに左目尻ほくろのスレンダーなクールビューティー。下級生を中心に、クールで美人な先輩という認識を持たれている。同級生達からは問題児扱い。涼音の可愛さは全人類が知るべきことだと思っている。 檜山涼音(ひやますずね) 茶色に染められた長い髪をおさげにしており、クリっとした目はとても可愛らしい。その愛らしい見た目は、この学校で可愛い子は? と言えばすぐ名前が上がる程の可愛さ。涼香がいればそれでいいと思っている節がある。 柏木菜々美(かしわぎななみ) 肩口まで伸びてた赤毛の少し釣り目な女子生徒。ここねが世界で一可愛い。 自分がここねといちゃついているのに、他の人がいちゃついているのを見ると顔を真っ赤にして照れたり逃げ出したり爆発する。 基本的にいちゃついているところを見られても真っ赤になったり爆発したりする。 残念美人。 芹澤ここね(せりざわここね) 黒のサイドテールの小柄な体躯に真面目な生徒。目が大きく、小動物のような思わず守ってあげたくなる雰囲気がある。可愛い。ここねの頭を撫でるために今日も争いが繰り広げられているとかいないとか。菜々美が大好き。人前でもいちゃつける人。 綾瀬彩(あやせあや) ウェーブがかったベージュの髪。セミロング。 成績優秀。可愛い顔をしているのだが、常に機嫌が悪そうな顔をしている、決して菜々美と涼香のせいで機嫌が悪い顔をしているわけではない。決して涼香のせいではない。なぜかフルネームで呼ばれる。夏美とよく一緒にいる。 伊藤夏美(いとうなつみ) 彩の真似をして髪の毛をベージュに染めている。髪型まで同じにしたら彩が怒るからボブヘアーにパーマをあててウェーブさせている 彩と同じ中学出身。彩を追ってこの高校に入学した。 元々は引っ込み思案な性格だったが、堂々としている彩に憧れて、彩の隣に立てるようにと頑張っている。 綺麗な顔立ちの子。 春田若菜(はるたわかな) 黒髪ショートカットのバスケ部。涼香と三年間同じクラスの猛者。 なんとなくの雰囲気でそれっぽいことを言える。涼香と三年間同じクラスで過ごしただけのことはある。 涼香が躓いて放った宙を舞う割れ物は若菜がキャッチする。 チャリ通。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

校長先生の話が長い、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。 学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。 とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。 寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ? なぜ女子だけが前列に集められるのか? そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。 新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。 あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。

処理中です...