転生したらレベル1の最弱賢者でした。

ストーリー

始まり

永遠と続く白い世界。何故かある2つの椅子と机。それが俺が見た景色だった。

一瞬何が起きたのか分からなくなって、ぽっぺをつまんだり、目をパチパチさせても俺が見える景色は変わらない。どうやら夢ではないらしい。

すると後ろから、

「貴方が今回の転生者の方ですか？」

そんな綺麗な声が聞こえて、俺は後ろを振り向いた。

そこにいたのは人だった。そう思ったの束の間、彼女の人間味がない事に気づいた俺は、彼女に向かってこう言った。

「俺は死んだんですか？」

「ええ、貴方は病気で亡くなりました。記憶
　がないのですか？」

そう彼女は答えた。俺は死んだという事を信じれずにいたが、死んだ者が行くといわれていた部屋にこの世界は似ていた。

ここが転生決定場かと思っていた俺に彼女は

「席にお座りになって下さい。これから転生　　
　決定を始めます。」

そう言われて俺は席に座った。

そして彼女は見たことが無い機械で何かをし始めた。俺は転生先を決めているのだと気づいた。

転生はランダムで行われるのを知っていた俺は、変な転生先にならないように祈るしかなかった。

ここから俺の運命は変わってしまったのだ。