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コトハジメ
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翌春、志望校に合格し、一人暮らしを始めた。
須賀先輩の大学と最寄り駅が同じだが、アパートは親が決めたので私の意思を通せなかった。
須賀先輩は半年前に車を買って、車通学をしているようなので、通学途中に会えるのは無理かもしれない。それでも、近くにいる、と思えたら、励みになった。
結局、2年間、1度も会えることはなかった。
数か月に1度くらい、実家に帰る度に、依里さんにも会いに行っていて、先輩のことも色々聞けた。
大学の時と同じアパートに住んでて、その近くに就職したと。職種は食品メーカーの営業だそうだ。
3年の秋、大学生の時は会えなかったのに、会ってしまった。正確には、見てしまっただ。
休みの日、大学よりも3駅先にあるショッピングモールに出かけたときの事。
上りのエスカレーターに乗っていたら、対向する下りのエスカレーターに乗っているのが見えた。すぐに須賀先輩だとわかったが、隣には髪が長くて綺麗な女性がいた。
きっと、彼女なんだろうと思った。
理解しようと思っても、納得できない。
不貞腐れ、毎晩泣いていた。
須賀先輩の大学と最寄り駅が同じだが、アパートは親が決めたので私の意思を通せなかった。
須賀先輩は半年前に車を買って、車通学をしているようなので、通学途中に会えるのは無理かもしれない。それでも、近くにいる、と思えたら、励みになった。
結局、2年間、1度も会えることはなかった。
数か月に1度くらい、実家に帰る度に、依里さんにも会いに行っていて、先輩のことも色々聞けた。
大学の時と同じアパートに住んでて、その近くに就職したと。職種は食品メーカーの営業だそうだ。
3年の秋、大学生の時は会えなかったのに、会ってしまった。正確には、見てしまっただ。
休みの日、大学よりも3駅先にあるショッピングモールに出かけたときの事。
上りのエスカレーターに乗っていたら、対向する下りのエスカレーターに乗っているのが見えた。すぐに須賀先輩だとわかったが、隣には髪が長くて綺麗な女性がいた。
きっと、彼女なんだろうと思った。
理解しようと思っても、納得できない。
不貞腐れ、毎晩泣いていた。
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