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手本

お手本を見ましょう~乳房ゆらし

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とろりとした目をして、英吏はうつ伏せから仰向けに体勢を変えた。ビキニになんとか収まっている豊満な乳房。その頂点はぷっくりとしたものが見て取れる。

飛虎はこんもりと膨れている乳房に触れてみたいと興味津々だ。
(触ったらどんな感触なんだろう。つきたての餅のように温かくひたすらに柔らかそうだ)

「じゃあ次はデコルテから胸だ。そこのオイルを取ってくれ」

飛虎は指さされた棚にあるオイルボトルを取り、手渡す。

きゅぽん

神幹が蓋を取ると、ほのかに甘い香りが漂う。少しだけオイルを神幹が手に取り、英吏の顔の近くに持っていく。

「この香りは好きかな?他の香りのオイルもあるけど」

スンスンと英吏は顔を手に近づけ嗅ぐ。
「いい香りです」

「じゃあこのオイルにしよう。あとは……そうだな。ビキニはない方が飛虎くんの理解が進むから……失礼」
シュルルルっぅ、ぐい、シュルルルっぅ

「えっ……きゃぁぁっぅ」
首と背中で結んでいた紐ビキニはいとも簡単に解かれた。そして抜き取られたビキニはぽいっとベッド横の棚に置かれる。
ポロンと露出した乳房を隠そうと英吏が両腕を前でクロスさせる。しかしこの抵抗も神幹の手にかかれば簡単に外された。神幹が優しく、しかし大胆に体を摩りながら「腕、リラックスしよう」と英吏に耳元で言うと、すっと力が抜けてしまうのだ。

今までも乳首が透けるようなビキニを着ていたが、それも外され上半身丸出しで寝そべる英吏。飛虎は更に興奮した。
(英吏さんの、生乳っ。なんていやらしい形のおっぱいだ)

神幹がほんの少しオイルを手に取り温め、英吏のデコルテに撫でつける。

「んふっ」

「飛虎君、いいかい?」

「……はいっ」

「集中してくれよ。オイルは滑りをよくするというより今回の場合は香りの効果を期待しているんだ。だからあまりオイルは使わない。次は鎖骨の下だ。鎖骨のすぐ下から胸の上部まで、何度かに分けて押さえるんだ。押さえるのは人差し指から小指の4本を使って、振動を与えていく。見ていて」

神幹が鎖骨のすぐ下に4本の指を置く。そして軽く押しながら指を震わせる。そしてその位置から胸の方に少しずらして同じようにする。どんどん胸の方にずれていき、英吏の豊かに膨らんだ胸の上部までたどり着く。
そこに置いた指を震わせると……

ふるふるふるふるっ

乳房全体が細かく振動し、色づく乳首も細かく上下する。

「んぅぅ……すぅぅ……」
英吏が口から空気を出し、そして大きく鼻から吸う。

「ここまできたら鎖骨に戻ってを繰り返す」

「はいっ」

指で皮膚を軽く押しながら震わせ、乳房の上部までずらしていく。その細やかな振動に、英吏の大きな乳房も一緒にふるふるふると振動する。

「んぅぅぅ……すぅぅぅ……」
英吏は首をひねりながら、色っぽい息遣いを繰り返す。

「本島さんがちょっとずつ高まってきているのが分かるだろう。こうなったら、指を進ませる距離を長くする」
神幹は今まで胸の上部で止めていた指の置く位置を、また少しずらした。
乳輪にはまだ触れないが、乳房がこんもりと膨らんでいる位置に指を置き、震わせる。

ぶるぶるっ、ぶるぶるっ
ぶるぶるっ、ぶるぶるっ

今まで以上に乳房全体が震える。振動によってかオイルの発する香りも強くなる。

「ぁぁぁぁ……」
英吏が膝を擦り合わせた。

指はまた鎖骨に戻り、同じ動作を繰り返す。繰り返すたびに英吏の声は悩ましいものへと変化する。
(あぁん、揺れてるだけなのに、きもちいいっ)

神幹は揉むのではなく微細な振動を与えるだけ。しかしそれが英吏の奥底に熱を貯めてもどかしくする。

「あとは、全体を持ち上げて……揺らす」
急に神幹は手で乳房をすくい上げ揺らした。

ぶるるるんっ、ぶるるるんっ

飛虎は目の前の光景に研修であることを忘れ、神幹の手の動きを覚えるよりも英吏の乳房や乳首が震える様を凝視する。
(うおお、なんてやらしい、はぁ、はぁ、触りたいっ)

英吏は体をくねくねと動かす。神幹はその動きにも合わせて乳房を揺らす手を止めない。

「ふぁっ、あぁぁ、もう、、、っ」
こぽり、と英吏の秘部の奥から愛液がこぼれる。

ぶるるるんっ、ぶるるるんっ
ぶるるるんっ、ぶるるるんっ

存分に震わせたあと、神幹は手をぱっと放した。重みのある乳房が、とぷんと落ちる。
そして今まで一度も触れていなかった乳首に神幹の指が、ツ……と引っ掛ける。

ビクビクっ!
「アアン!」

英吏が上半身を跳ね上げた。

「よし、いい頃合いだね。飛虎君、分かった?」

「………」
飛虎は息を荒く顔の色も赤い。

「飛虎君!」
神幹が大きめの声で呼びかける。

「!……すみません!」

「いいかい、本島さんのような大きい胸だと、ただ揉むよりも今みたいに振動を活かすといい。練習するんだよ」

「はい!」

そして神幹は英吏の上半身から離れて下半身の方へと移動した。

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