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六十五話『ゆったりホリデイ』
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「ほーん。ゆき先輩と遊園地デートねぇ。予行演習にはなったんじゃね?」
日曜日、家でのんびり過ごそうとしていると、お昼の少し前に志穂ちゃんが訪ねてきた。今はリビングに設置した炬燵でぬくぬくしながら持参したネギ味噌煎餅を齧り、私がパンケーキを焼き上げるのを待っている。
自由に過ごしているけれど、お土産で限定シュークリーム買ってきてくれてるんだよね。相変わらず律儀というか、なんというか。
「デートっていうか、お出かけだよ。もともと命先輩を誘う予定だったみたいだし」
「先輩方の事情は知らんよ。琉歌的にって話」
志穂ちゃんはお煎餅を咥えたまま、両腕を支えにして見上げるようにこちらを向いて言った。
デート、予行演習。確かに雪菜先輩の背格好は八戸波先生に近いけれど、だからと言って同一視したり代わりに利用しようなんて考えない。私はただ、楽しく先輩とお出かけしただけだし。少しは先生のことも考えたりしたけれど。
お出かけの内容を思い出していると、ほんのり焦げた良い匂いがしてきた。タイミングを見逃さずパンケーキをひっくり返すと、ほんのりと温かみを感じる焼き目に仕上がった。
よし、いい焼きあがり。
焼き上がったパンケーキをズラして重ね、砂糖を振るう。そこにバターとメープルシロップをかける。申し訳程度にナッツを少し飾って完成。
「はい、どうぞ。飲み物は紅茶でいい?」
「お~、さっすが琉歌印のパンケーキ。いつでもお店クオリティだ。ミルクティーでーー」
「ーー砂糖多め、ね。うちでは角砂糖二つまでだよ」
昼食兼おやつをテーブルに届けると、志穂ちゃんは目をキラキラさせて喜んでくれた。反応がオーバーだと思いながら、毎回これくらい喜んでくれるので、私もつい作ってあげたくなってしまう。
「いっただきま~す。……むぅ~、超うまぁ。流行りスイーツとか人気店は巡ってるけど、琉歌のがいっちゃんうまい」
「褒めすぎだよ。お店のと比べたらまだまだだって」
甘いものを食べる志穂ちゃんはいつも幸せそうだ。大袈裟な褒め言葉と緩んだ表情を見ると、いつも以上に自分で作ったご飯が美味しいと感じる。
先生に初めてクッキーを渡した時、お店のと遜色ないって褒めてくれたっけ。あれはお世辞だった思うけれど、先生に美味しいって言ってもらえて、すごく嬉しかったな。
「で、実際どなん? ゆき先輩とのお出かけは参考になった?」
「考えてもなかったよ。それに、先生と雪菜先輩は全然違うから」
「そらそうだけど。……そういや、私は八戸波先生のことほとんど知らんな。顔すら見てない」
言われてみれば、確かに志穂ちゃんと先生の交流ってゼロなんだよね。強いて言えば、文化祭の時に後ろ姿を見ていたかもしれないくらいか。沙穂さん伝いに少しくらい話は訊いているだろうけれど。写真とかもないから伝える手段がないし。せめて似顔絵が描ければ。
ピンポーン
八戸波先生の特徴を伝えられないか迷っていると、インターホンがなった。パンケーキをモグモグしながらカメラを確認しに行くと、沙穂さんが何か細く短い棒を咥えて立っていた。
沙穂さん、タバコなんて吸っていたっけ? 路上喫煙は規則違反。それ以前に、沙穂さんってまだ十九のはずだけれど。
「今出ます。少し待っててください」
「はいよー」
パンケーキを飲み込んでから受け答えし、やや駆け足で玄関へと向かう。沙穂さんが来たことに気がついているのか、それとも通販か何かと思っているの思っているのか。志穂ちゃんは特に気にしない様子で、炬燵でパンケーキを堪能している。
志穂ちゃんを置いて玄関を開けると、気づいた沙穂さんが手を振ってくれた。
「やあ、琉歌ちゃん。志穂きてるー?」
咥えていた棒を左手に持って右手を振っている。咥えていたものはロリポップキャンディ。色味からして、ブドウ味だろう。
「来てますよ。沙穂さんも上がっていきますか? パンケーキの生地も残っているので」
「いいのかい? じゃあ、お言葉に甘えようかな」
沙穂さんはキャンディを咥えなおして、家に入ってきた。リビングに入る前にしっかり洗面台にいき、手洗いうがいをしていた。私は先にダイニングに戻り、追加のパンケーキを焼くことにした。志穂ちゃんはまだパンケーキをモグモグ堪能している。
「むふ~~。ん?」
甘さでトリップしかけていた志穂ちゃんだったが、パンケーキを焼く音で意識が戻ってきたようだ。
「なになに、追加の焼いてくれるん? 太っ腹すぎんか、琉歌」
「ふふっ。違うよ、志穂ちゃん。これはね」
「私のだよ。志穂?」
リビングの扉を開けて、映画の真打登場と言わんばかりに沙穂さんがキャンディを咥えて入ってきた。
「なんで姉貴がいんのさ」
「黙秘権さー」
志穂ちゃんの質問を軽く受け流し、沙穂さんはキッチンまで歩いてきた。少し前屈みになるとパンケーキの匂いを嗅いで満足気に頷いた。
「座って待っていてください」
「うん、邪魔はしないでおこう」
そう言って沙穂さんは、志穂ちゃんの隣に座り、炬燵に潜り込んだ。志穂ちゃんに蹴られたのか、一瞬怪訝な顔をした。直後に志穂ちゃんがビクッと反応したので、しっかり反撃したようだ。
それにしても、沙穂さんがわざわざ訪ねてくるなんて珍しいな。志穂ちゃんに用事、にしてはゆっくりしてる。パンケーキ焼けるの待っているし。別に急ぎの用事はないのかな。
私がパンケーキを焼いている間、二人は雑談していた。何やら専門用語(業界用語?)が飛び交っていて、私には何が何やらまるでわからない。ただ推測するに、ゲームかアニメの話だと思われる。
「お待たせしました、どうぞ。紅茶は無糖でしたよね」
「甘いものに合わせるのは程よい渋みと苦味が、私の好みだからねー。覚えててくれて嬉しいよ。いただきます」
沙穂さんはパンケーキを小さく切り分けると、ゆっくりと口に運んだ。お口にあったようで、表情が緩んでいる。甘いものを食べた時のリアクションは姉妹そっくりだ。
見た目も性格も全然違うのに、細かいところは妙に似てるんだよね。さすが姉妹。命先輩と礼ちゃんも、似てるところってあるのかな? 私には正反対な二人に映っているけれど。
「今日の甘味も美味しいねー。将来はお菓子屋さんかな?」
「そこまでは、まだ。少しは考えたましたけどね」
「そうだぜ、姉貴。琉歌が店出したら私は借金生活始まるだろ」
「もしかして、毎日買い占めようとしてる? 志穂ちゃん」
冗談を交えながら、三人でパンケーキを食べる。忙しなかく楽しかった昨日と比べて、今日はのんびりと時間が過ぎていく。急な来訪があったとはいえ、おおむね予定通りと言える。
「そうだ、姉貴。八戸波先生? のこと教えてくれん?」
「むぐっ……!?」
おや、大丈夫かい? 焦って食べるのは良くないよー」
のんびりと平穏な時間は、志穂ちゃんの爆弾発言で終わりを迎えそうになった。私もチャンスがあれば聞きたいと思っていた話題ではあるのだが、あまりにもド直球すぎる。せめて高校時代の話とか、雪菜先輩たちとの思い出話を経由して欲しかった。それで聞けるのは、おこぼれくらいかもしれないけれど。
まどろっこしいの苦手だからって、正面突破すぎるよ志穂ちゃん。
思いっきり喉を動かすことで、なんとか詰まったパンケーキを飲み込んだ。小さめに切り分けて食べたのも幸いした。
「ふぅ……。お茶ぁ」
「少し焦ったよ。で、ヤトちゃん先生だっけ? なんで志穂がそんなこと気にしてるんだー?」
一番の問題点。明らかに不自然な質問。
「いや、ゆき先輩もみこ先輩も信頼してるし、琉歌たちの担任だし。私だけハブられてる感あんじゃん」
「ふーむ。ま、志穂らしいか」
沙穂さんは訝しげに唸ったかと思うと、あっさりと納得した。実際、志穂ちゃんの言動はらしいと言えばらしいものだ。
「いいよ。ヤトちゃんは私の担任じゃないから、あまり話せることは多くないけど」
日曜日、家でのんびり過ごそうとしていると、お昼の少し前に志穂ちゃんが訪ねてきた。今はリビングに設置した炬燵でぬくぬくしながら持参したネギ味噌煎餅を齧り、私がパンケーキを焼き上げるのを待っている。
自由に過ごしているけれど、お土産で限定シュークリーム買ってきてくれてるんだよね。相変わらず律儀というか、なんというか。
「デートっていうか、お出かけだよ。もともと命先輩を誘う予定だったみたいだし」
「先輩方の事情は知らんよ。琉歌的にって話」
志穂ちゃんはお煎餅を咥えたまま、両腕を支えにして見上げるようにこちらを向いて言った。
デート、予行演習。確かに雪菜先輩の背格好は八戸波先生に近いけれど、だからと言って同一視したり代わりに利用しようなんて考えない。私はただ、楽しく先輩とお出かけしただけだし。少しは先生のことも考えたりしたけれど。
お出かけの内容を思い出していると、ほんのり焦げた良い匂いがしてきた。タイミングを見逃さずパンケーキをひっくり返すと、ほんのりと温かみを感じる焼き目に仕上がった。
よし、いい焼きあがり。
焼き上がったパンケーキをズラして重ね、砂糖を振るう。そこにバターとメープルシロップをかける。申し訳程度にナッツを少し飾って完成。
「はい、どうぞ。飲み物は紅茶でいい?」
「お~、さっすが琉歌印のパンケーキ。いつでもお店クオリティだ。ミルクティーでーー」
「ーー砂糖多め、ね。うちでは角砂糖二つまでだよ」
昼食兼おやつをテーブルに届けると、志穂ちゃんは目をキラキラさせて喜んでくれた。反応がオーバーだと思いながら、毎回これくらい喜んでくれるので、私もつい作ってあげたくなってしまう。
「いっただきま~す。……むぅ~、超うまぁ。流行りスイーツとか人気店は巡ってるけど、琉歌のがいっちゃんうまい」
「褒めすぎだよ。お店のと比べたらまだまだだって」
甘いものを食べる志穂ちゃんはいつも幸せそうだ。大袈裟な褒め言葉と緩んだ表情を見ると、いつも以上に自分で作ったご飯が美味しいと感じる。
先生に初めてクッキーを渡した時、お店のと遜色ないって褒めてくれたっけ。あれはお世辞だった思うけれど、先生に美味しいって言ってもらえて、すごく嬉しかったな。
「で、実際どなん? ゆき先輩とのお出かけは参考になった?」
「考えてもなかったよ。それに、先生と雪菜先輩は全然違うから」
「そらそうだけど。……そういや、私は八戸波先生のことほとんど知らんな。顔すら見てない」
言われてみれば、確かに志穂ちゃんと先生の交流ってゼロなんだよね。強いて言えば、文化祭の時に後ろ姿を見ていたかもしれないくらいか。沙穂さん伝いに少しくらい話は訊いているだろうけれど。写真とかもないから伝える手段がないし。せめて似顔絵が描ければ。
ピンポーン
八戸波先生の特徴を伝えられないか迷っていると、インターホンがなった。パンケーキをモグモグしながらカメラを確認しに行くと、沙穂さんが何か細く短い棒を咥えて立っていた。
沙穂さん、タバコなんて吸っていたっけ? 路上喫煙は規則違反。それ以前に、沙穂さんってまだ十九のはずだけれど。
「今出ます。少し待っててください」
「はいよー」
パンケーキを飲み込んでから受け答えし、やや駆け足で玄関へと向かう。沙穂さんが来たことに気がついているのか、それとも通販か何かと思っているの思っているのか。志穂ちゃんは特に気にしない様子で、炬燵でパンケーキを堪能している。
志穂ちゃんを置いて玄関を開けると、気づいた沙穂さんが手を振ってくれた。
「やあ、琉歌ちゃん。志穂きてるー?」
咥えていた棒を左手に持って右手を振っている。咥えていたものはロリポップキャンディ。色味からして、ブドウ味だろう。
「来てますよ。沙穂さんも上がっていきますか? パンケーキの生地も残っているので」
「いいのかい? じゃあ、お言葉に甘えようかな」
沙穂さんはキャンディを咥えなおして、家に入ってきた。リビングに入る前にしっかり洗面台にいき、手洗いうがいをしていた。私は先にダイニングに戻り、追加のパンケーキを焼くことにした。志穂ちゃんはまだパンケーキをモグモグ堪能している。
「むふ~~。ん?」
甘さでトリップしかけていた志穂ちゃんだったが、パンケーキを焼く音で意識が戻ってきたようだ。
「なになに、追加の焼いてくれるん? 太っ腹すぎんか、琉歌」
「ふふっ。違うよ、志穂ちゃん。これはね」
「私のだよ。志穂?」
リビングの扉を開けて、映画の真打登場と言わんばかりに沙穂さんがキャンディを咥えて入ってきた。
「なんで姉貴がいんのさ」
「黙秘権さー」
志穂ちゃんの質問を軽く受け流し、沙穂さんはキッチンまで歩いてきた。少し前屈みになるとパンケーキの匂いを嗅いで満足気に頷いた。
「座って待っていてください」
「うん、邪魔はしないでおこう」
そう言って沙穂さんは、志穂ちゃんの隣に座り、炬燵に潜り込んだ。志穂ちゃんに蹴られたのか、一瞬怪訝な顔をした。直後に志穂ちゃんがビクッと反応したので、しっかり反撃したようだ。
それにしても、沙穂さんがわざわざ訪ねてくるなんて珍しいな。志穂ちゃんに用事、にしてはゆっくりしてる。パンケーキ焼けるの待っているし。別に急ぎの用事はないのかな。
私がパンケーキを焼いている間、二人は雑談していた。何やら専門用語(業界用語?)が飛び交っていて、私には何が何やらまるでわからない。ただ推測するに、ゲームかアニメの話だと思われる。
「お待たせしました、どうぞ。紅茶は無糖でしたよね」
「甘いものに合わせるのは程よい渋みと苦味が、私の好みだからねー。覚えててくれて嬉しいよ。いただきます」
沙穂さんはパンケーキを小さく切り分けると、ゆっくりと口に運んだ。お口にあったようで、表情が緩んでいる。甘いものを食べた時のリアクションは姉妹そっくりだ。
見た目も性格も全然違うのに、細かいところは妙に似てるんだよね。さすが姉妹。命先輩と礼ちゃんも、似てるところってあるのかな? 私には正反対な二人に映っているけれど。
「今日の甘味も美味しいねー。将来はお菓子屋さんかな?」
「そこまでは、まだ。少しは考えたましたけどね」
「そうだぜ、姉貴。琉歌が店出したら私は借金生活始まるだろ」
「もしかして、毎日買い占めようとしてる? 志穂ちゃん」
冗談を交えながら、三人でパンケーキを食べる。忙しなかく楽しかった昨日と比べて、今日はのんびりと時間が過ぎていく。急な来訪があったとはいえ、おおむね予定通りと言える。
「そうだ、姉貴。八戸波先生? のこと教えてくれん?」
「むぐっ……!?」
おや、大丈夫かい? 焦って食べるのは良くないよー」
のんびりと平穏な時間は、志穂ちゃんの爆弾発言で終わりを迎えそうになった。私もチャンスがあれば聞きたいと思っていた話題ではあるのだが、あまりにもド直球すぎる。せめて高校時代の話とか、雪菜先輩たちとの思い出話を経由して欲しかった。それで聞けるのは、おこぼれくらいかもしれないけれど。
まどろっこしいの苦手だからって、正面突破すぎるよ志穂ちゃん。
思いっきり喉を動かすことで、なんとか詰まったパンケーキを飲み込んだ。小さめに切り分けて食べたのも幸いした。
「ふぅ……。お茶ぁ」
「少し焦ったよ。で、ヤトちゃん先生だっけ? なんで志穂がそんなこと気にしてるんだー?」
一番の問題点。明らかに不自然な質問。
「いや、ゆき先輩もみこ先輩も信頼してるし、琉歌たちの担任だし。私だけハブられてる感あんじゃん」
「ふーむ。ま、志穂らしいか」
沙穂さんは訝しげに唸ったかと思うと、あっさりと納得した。実際、志穂ちゃんの言動はらしいと言えばらしいものだ。
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