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留学編
実地視察 10
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「違いますわジール!全体への注意力が散漫になっています!一つだけを見ようとするのではなく、全体を一つのものと捉えてアルマエナジーを制御なさい!」
「は、はいっ!」
この害獣対策の最前線の砦へと来てから6日目の昼過ぎ、この日の視察日程を終えた僕は、砦の中庭でレイラ様から指導を受けていた。それは以前、ジェシカ様が口にしていた、僕のアルマエナジーの制御についての大胆な方針転換を実践する為のものだった。
そしてアルマエナジーの制御に最も長けているのは、龍人族であるレイラ様ということもあり、この様に直接指導をしてもらっている。この状況は、何だか初めてレイラ様と出会った時の事を思い出してしまう。
「ジール、あなたは具現化の強度は無視していいわ!それよりも重要なのは、一度に複数のイメージを保ち続けることよ!」
「わ、分かりました」
先ほどから何度も指摘されているのだが、どうやら僕は同時に3つ以上別々のイメージの構築をするのが苦手のようだ。2つまでなら何とかなり、右手に大剣、左手に刀を具現化させるのはそう難しいことではなかった。
しかしここで、自分の身体に纏わせているアルマエナジーの領域を大きく広げ、半径1m程の球体の形状で展開しつつ、そこに浮遊する盾をイメージして具現化してみたのだが、どうしても形状が歪んでしまい、10秒ほどで消えてしまったのだ。ただ、球状に広げたアルマエナジーは、以前の様に不定形で垂れ流しとはならず、しっかりと形を維持していた。やはり、大量のアルマエナジーを使用したやり方の方が僕には合っているようだ。
それを見たレイラ様は、一つ一つを意識して具現化するのではなく、全ての具現化武具を一つのものとして捉えるようにと指導してくれるのだが、これが中々に難しく、どうしても個別に具現化しようとイメージしまうのだ。これは言ってみれば無意識の領域で、鍛練を始めてから1時間、僕は上達の見込みがないのではないかと途方に暮れかけていた。
「・・・やはり、そう上手くは行きませんわね。私としても初めての試みですし、もっと様々なやり方でアプローチすべきですわね」
レイラ様も僕の上達が見られないと感じ取ったようで、難しい表情をしながら考え込んでしまった。そんなレイラ様の様子に、僕は申し訳なく頭を下げた。
「すみません。僕が至らないばかりに・・・」
「何を言っているのですジール?私達は既存の常識を打ち破る、新たなアルマエナジーの在り方を試みているのですよ?そう簡単に結果が出るなんて楽観が過ぎますわ!」
僕の謝罪の言葉に、レイラ様から呆れたような表情で諭されてしまった。確かにレイラ様の言う通り、今僕がやろうとしていることは、今までのアルマエナジーの運用の常識に、真っ向から喧嘩を売っているようなものだ。そう簡単に結果が出るなどと、考える方がおこがましい。
「そ、それもそうですね。でも、正直どうすればいいか・・・」
弱気な僕の様子に、レイラ様が数瞬考え込むと、何か思い付いたような表情で1つ頷き、口を開いてきた。
「そう言えばジール。具現化した武器を全くの別の武器に変えた時には、何かきっかけと言うか、イメージしやすいものはあったのですか?」
「あの時は・・・パピル殿下が具現化した武器の形状を変化させた様子を間近で見ていましたから、単純にそれは出来る事なんだと認識出来たんだと思います」
「う~ん。でもパピル殿下は、武器そのものを丸ごと作り替えるのではなく、あくまで切っ先を伸ばしただけ・・・どうしてそこから全くの別の武器に作り変えれると思ったのかしら?」
「それはパピル殿下から、具現化する武器に決まった形なんてないと説明を受けまして、実際に武器の形状が変化している様子も見ていたので・・・後で僕の拡大解釈だったと気付かされましたが・・・」
「なるほどね・・・ちょっと待っていなさい!」
僕の返答に、レイラ様は何かを納得したように頷いたかと思うと、急に僕をこの場に残し、砦の方へと走って行ってしまった。困惑するも、僕はレイラ様の言われた通りに、じっと戻って来るのを待つしかなかった。
「お待たせしましたわ!」
数分で戻ってきたレイラ様の手元には、スケッチブックが携えられていた。
「あの、レイラ様・・・これは?」
「私の趣味は絵を描くことでして、こうしてスケッチブックも持ち歩いているのですわ」
僕の問いかけに、レイラ様は笑みを浮かべながらスケッチブックを持ち上げて見せた。
「えっと、つまりレイラ殿下の描いた絵を見てイメージを膨らませるということですか?」
「その通りですわ!それで上手くいくかは分かりませんが、今回の試みに至っては前例の無い事ですし、試せるものは全て試すべきです」
そう言うとレイラ様はベンチへと座り、早速スケッチブックを開いて絵を描き始めた。その時チラッと見えたレイラ様の作風は、何と言うか実際のものをそのまま描くというよりも、可愛らしく抽象的に表現したもので、絵の隅には何か言葉が書かれていた。それはいわゆる、物語の挿し絵のようだった。
「出来ましたわっ!!」
「早いですね」
サラサラと絵を描き進めているレイラ様を横目に、僕も独力で何とかこの新しいアルマエナジーの使い方をものに出来ないか試していたが、やはりイメージに苦戦していた。そんな中、僅か10分ほどで完成の声をあげたレイラ様の元に僕は移動した。
「一応これが、私が話を聞いてからイメージしていたものです。こんな感じに出来れば素晴らしいと思いませんか?」
「・・・レイラ殿下。さすがにこれは色々と詰め込みすぎなのでは?」
鼻息荒く書き上げられた、僕の新たな具現化のイメージ図を見せてくるレイラ様に、笑顔が引き攣るのを隠せなかった。何故ならレイラ様が描いたイメージは、僕の背中から羽が生えて空を飛んでおり、僕を中心として円形状に12本の剣が浮遊し、更に両手には2本の刀が握られているというものだった。
僕とレイラ様のイメージしていたものが、大きく異なっていたことがこれで分かった。どうりで複数の剣を具現化させようとしつこく指導してきたのか納得だ。
「素晴らしいでしょう?この翼で鳥のように飛行し、立体機動的な動きで相手を翻弄するのですわ!しかも、身体の周りに浮遊するこの12本の剣は、それぞれ自在に動かすことができ、敵を斬り刻むのです!そして防御に関しても、この剣が盾となるように交差して相手の攻撃を防ぐ・・・あぁ、美しいですわ!」
「・・・・・・」
レイラ様はご自分の描いた絵の説明をしつつも、うっとりとした表情をしている。それはどこか、物語に語られる登場人物に対する憧れのような熱量を帯びていた。ただそれが、実現可能かどうかは考慮されていないような気がする。
(そもそも人は飛べないと思うんだけどな・・・)
そんな事を考えながら、絵の説明で興奮しているレイラ様に否定的な言葉は掛けられないと悟った僕は、冷静になるまで静かに待っていた。
「さぁ!イメージも出来たところで、後は実践あるのみですわっ!」
「は、はい・・・」
レイラ様の興奮は全く冷めることなく、むしろ瞳を輝かせながら僕に鍛練の再開を促してきた。そんなレイラ様に手取り足取り指導され、僕は言われる通りに具現化のイメージを試すのだった。
結果、さすがに空を飛んだりする事は出来なかったが、日が暮れるまでレイラ様の描いた絵を何度も確認してイメージを固めることで、片手に純白の刀を持ちながら、同時に3つの水色の剣を身体の周りに浮遊させることは出来た。
その瞬間はレイラ様もいたく興奮されたようで、満面の笑みを浮かべながら僕に抱きついてきた。押し付けられる女性らしさの象徴であるレイラ様の豊満な胸や、くびれのある腰と甘い匂いに、僕は驚きはしたが、恐怖で気を失う程にはならなかった。若干身体は硬直してはいるが、鍛練の途中で文字通り何度も手取り足取り指導された影響か、耐性が出来ているようだった。
「やりましたわ、ジール!もっと鍛練を積み重ねていけば、私の描いた絵の通りになりますわ!」
「そ、そうですね。ただ、具現化した剣を浮遊させることはできましたが、動かすことまでは出来ていないので、相当な鍛練が必要そうですが・・・」
「理想を実現するために、努力は不可欠ですわ!共に頑張りましょうジール!私とジールならどんな苦境も乗り越えられますわ!!」
「は、はい。頑張ります」
僕を抱き締めたまま、レイラ様は空の彼方を見つめながらそんなことを言い出した。今までのレイラ様の印象は、まさしく王女様然とした言動や思考をしていると思っていたのだが、自分の好きな分野については、とても情熱的な性格の持ち主だった事が伺えた。
それが自分の思い描く空想の絵を描く事とは意外だったが、レイラ様の新たな一面を知ることができ、心理的な距離が縮まったような気がしたのだった。
「は、はいっ!」
この害獣対策の最前線の砦へと来てから6日目の昼過ぎ、この日の視察日程を終えた僕は、砦の中庭でレイラ様から指導を受けていた。それは以前、ジェシカ様が口にしていた、僕のアルマエナジーの制御についての大胆な方針転換を実践する為のものだった。
そしてアルマエナジーの制御に最も長けているのは、龍人族であるレイラ様ということもあり、この様に直接指導をしてもらっている。この状況は、何だか初めてレイラ様と出会った時の事を思い出してしまう。
「ジール、あなたは具現化の強度は無視していいわ!それよりも重要なのは、一度に複数のイメージを保ち続けることよ!」
「わ、分かりました」
先ほどから何度も指摘されているのだが、どうやら僕は同時に3つ以上別々のイメージの構築をするのが苦手のようだ。2つまでなら何とかなり、右手に大剣、左手に刀を具現化させるのはそう難しいことではなかった。
しかしここで、自分の身体に纏わせているアルマエナジーの領域を大きく広げ、半径1m程の球体の形状で展開しつつ、そこに浮遊する盾をイメージして具現化してみたのだが、どうしても形状が歪んでしまい、10秒ほどで消えてしまったのだ。ただ、球状に広げたアルマエナジーは、以前の様に不定形で垂れ流しとはならず、しっかりと形を維持していた。やはり、大量のアルマエナジーを使用したやり方の方が僕には合っているようだ。
それを見たレイラ様は、一つ一つを意識して具現化するのではなく、全ての具現化武具を一つのものとして捉えるようにと指導してくれるのだが、これが中々に難しく、どうしても個別に具現化しようとイメージしまうのだ。これは言ってみれば無意識の領域で、鍛練を始めてから1時間、僕は上達の見込みがないのではないかと途方に暮れかけていた。
「・・・やはり、そう上手くは行きませんわね。私としても初めての試みですし、もっと様々なやり方でアプローチすべきですわね」
レイラ様も僕の上達が見られないと感じ取ったようで、難しい表情をしながら考え込んでしまった。そんなレイラ様の様子に、僕は申し訳なく頭を下げた。
「すみません。僕が至らないばかりに・・・」
「何を言っているのですジール?私達は既存の常識を打ち破る、新たなアルマエナジーの在り方を試みているのですよ?そう簡単に結果が出るなんて楽観が過ぎますわ!」
僕の謝罪の言葉に、レイラ様から呆れたような表情で諭されてしまった。確かにレイラ様の言う通り、今僕がやろうとしていることは、今までのアルマエナジーの運用の常識に、真っ向から喧嘩を売っているようなものだ。そう簡単に結果が出るなどと、考える方がおこがましい。
「そ、それもそうですね。でも、正直どうすればいいか・・・」
弱気な僕の様子に、レイラ様が数瞬考え込むと、何か思い付いたような表情で1つ頷き、口を開いてきた。
「そう言えばジール。具現化した武器を全くの別の武器に変えた時には、何かきっかけと言うか、イメージしやすいものはあったのですか?」
「あの時は・・・パピル殿下が具現化した武器の形状を変化させた様子を間近で見ていましたから、単純にそれは出来る事なんだと認識出来たんだと思います」
「う~ん。でもパピル殿下は、武器そのものを丸ごと作り替えるのではなく、あくまで切っ先を伸ばしただけ・・・どうしてそこから全くの別の武器に作り変えれると思ったのかしら?」
「それはパピル殿下から、具現化する武器に決まった形なんてないと説明を受けまして、実際に武器の形状が変化している様子も見ていたので・・・後で僕の拡大解釈だったと気付かされましたが・・・」
「なるほどね・・・ちょっと待っていなさい!」
僕の返答に、レイラ様は何かを納得したように頷いたかと思うと、急に僕をこの場に残し、砦の方へと走って行ってしまった。困惑するも、僕はレイラ様の言われた通りに、じっと戻って来るのを待つしかなかった。
「お待たせしましたわ!」
数分で戻ってきたレイラ様の手元には、スケッチブックが携えられていた。
「あの、レイラ様・・・これは?」
「私の趣味は絵を描くことでして、こうしてスケッチブックも持ち歩いているのですわ」
僕の問いかけに、レイラ様は笑みを浮かべながらスケッチブックを持ち上げて見せた。
「えっと、つまりレイラ殿下の描いた絵を見てイメージを膨らませるということですか?」
「その通りですわ!それで上手くいくかは分かりませんが、今回の試みに至っては前例の無い事ですし、試せるものは全て試すべきです」
そう言うとレイラ様はベンチへと座り、早速スケッチブックを開いて絵を描き始めた。その時チラッと見えたレイラ様の作風は、何と言うか実際のものをそのまま描くというよりも、可愛らしく抽象的に表現したもので、絵の隅には何か言葉が書かれていた。それはいわゆる、物語の挿し絵のようだった。
「出来ましたわっ!!」
「早いですね」
サラサラと絵を描き進めているレイラ様を横目に、僕も独力で何とかこの新しいアルマエナジーの使い方をものに出来ないか試していたが、やはりイメージに苦戦していた。そんな中、僅か10分ほどで完成の声をあげたレイラ様の元に僕は移動した。
「一応これが、私が話を聞いてからイメージしていたものです。こんな感じに出来れば素晴らしいと思いませんか?」
「・・・レイラ殿下。さすがにこれは色々と詰め込みすぎなのでは?」
鼻息荒く書き上げられた、僕の新たな具現化のイメージ図を見せてくるレイラ様に、笑顔が引き攣るのを隠せなかった。何故ならレイラ様が描いたイメージは、僕の背中から羽が生えて空を飛んでおり、僕を中心として円形状に12本の剣が浮遊し、更に両手には2本の刀が握られているというものだった。
僕とレイラ様のイメージしていたものが、大きく異なっていたことがこれで分かった。どうりで複数の剣を具現化させようとしつこく指導してきたのか納得だ。
「素晴らしいでしょう?この翼で鳥のように飛行し、立体機動的な動きで相手を翻弄するのですわ!しかも、身体の周りに浮遊するこの12本の剣は、それぞれ自在に動かすことができ、敵を斬り刻むのです!そして防御に関しても、この剣が盾となるように交差して相手の攻撃を防ぐ・・・あぁ、美しいですわ!」
「・・・・・・」
レイラ様はご自分の描いた絵の説明をしつつも、うっとりとした表情をしている。それはどこか、物語に語られる登場人物に対する憧れのような熱量を帯びていた。ただそれが、実現可能かどうかは考慮されていないような気がする。
(そもそも人は飛べないと思うんだけどな・・・)
そんな事を考えながら、絵の説明で興奮しているレイラ様に否定的な言葉は掛けられないと悟った僕は、冷静になるまで静かに待っていた。
「さぁ!イメージも出来たところで、後は実践あるのみですわっ!」
「は、はい・・・」
レイラ様の興奮は全く冷めることなく、むしろ瞳を輝かせながら僕に鍛練の再開を促してきた。そんなレイラ様に手取り足取り指導され、僕は言われる通りに具現化のイメージを試すのだった。
結果、さすがに空を飛んだりする事は出来なかったが、日が暮れるまでレイラ様の描いた絵を何度も確認してイメージを固めることで、片手に純白の刀を持ちながら、同時に3つの水色の剣を身体の周りに浮遊させることは出来た。
その瞬間はレイラ様もいたく興奮されたようで、満面の笑みを浮かべながら僕に抱きついてきた。押し付けられる女性らしさの象徴であるレイラ様の豊満な胸や、くびれのある腰と甘い匂いに、僕は驚きはしたが、恐怖で気を失う程にはならなかった。若干身体は硬直してはいるが、鍛練の途中で文字通り何度も手取り足取り指導された影響か、耐性が出来ているようだった。
「やりましたわ、ジール!もっと鍛練を積み重ねていけば、私の描いた絵の通りになりますわ!」
「そ、そうですね。ただ、具現化した剣を浮遊させることはできましたが、動かすことまでは出来ていないので、相当な鍛練が必要そうですが・・・」
「理想を実現するために、努力は不可欠ですわ!共に頑張りましょうジール!私とジールならどんな苦境も乗り越えられますわ!!」
「は、はい。頑張ります」
僕を抱き締めたまま、レイラ様は空の彼方を見つめながらそんなことを言い出した。今までのレイラ様の印象は、まさしく王女様然とした言動や思考をしていると思っていたのだが、自分の好きな分野については、とても情熱的な性格の持ち主だった事が伺えた。
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