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第八章 戦争 編
戦争介入 12
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ティアとの再会から数日。あの後にも何度かティアの元に行こうとしたのだが、そのチャンスが中々来ることがなかった。初日以降、王城滞在中にティアが一人になる時間が少な過ぎたのだ。宰相や護衛騎士、更には『風の調』の2人が入れ替わり立ち代わりのような感じで部屋を訪れるのだ。そんな状況に、ありえないが何かの嫌がらせなのではないかと思うほどだった。
そして、ティアとの再度の接触の機会が訪れることなく両国の会談が終わり、彼女達は公国を去ってしまったのだった。とはいえ、もう少し鍛練をしておけば、ここから直接王国のティアの家まで〈空間転移〉出来るようになると思うので、その時に再度会いに行こうと考えた。
今は、公国の王城に潜入して状況を確認していたシャーロットから王国や、公国の現状についての分かった範囲での報告をみんなで受けていた。
「ーーーと言うことで、王国と帝国は2ヶ月後に開戦、公国とは4ヶ月後に開戦することが決まったようですわ」
「そうですか、ついに日取りが決まってしまいましたか・・・各国の戦力差は分かりますか?」
シャーロットの報告を少し疲れの見える顔ながらも、真剣な表情で聞いていたフリージアはそう彼女に質問した。
「すみません、そこまで具体的なことは私では分かりかねますわ。ただ、各国とも戦争を回避するような素振りがなかったことから、勝利への相応の自信が何かに裏付けされているのかと・・・」
彼女の言葉から連想されるのは、王国で言えば宰相が使っていたあの兵器だ。問題点は有るものの、使い方によっては局面を引っくり返すことも出来るような強力な一撃を秘めている。公国も魔導先進国として相応の力を持っているはずだし、唯一よく分かっていないのは帝国の事だった。
「シャーロットは帝国については詳しいの?」
僕の持つ、そんな帝国についての疑問を彼女に聞いてみた。
「一般的に知られている事以外には、多少といったところです」
「僕は帝国についての知識はほとんど無くて・・・教えてくれるとありがたいんだ」
正直、僕の帝国に対する知識は、師匠から学んでいた歴史を少し噛っている程度で、今現在の状況においては無知と言っても差し支えない。みんなを見渡すと、メグやフリージアは分かっていそうだったが、シルヴィアは僕と同じように頭に?マークを浮かべているような感じだったので、それを見て少しホッとしてしまった。
「そうですね、まず帝国は武器の製造や改良技術については他国を1歩も2歩も凌駕しています。時に独創的とも言えるような武器使用の応用方法は驚異でしょう」
確か帝国は鉱山が多いらしいので、そこから多量に採れる良質な資源は、良い武器の材料となるのだろう。更に、材料が豊富なことで一見無駄にしてしまうような武器の改良も遠慮無しに行うことができる。それがシャーロットの言う独創的な武器を作り出しているのかもしれない。
「そして一番厄介なのは、そんな武器を自在に操る存在ですわ。帝国の【剣聖】、ジャンヌ・アンスリウム。その実力は王国の剣聖を上回るのではと言われています」
あの王国の剣聖を多少上回っていたところで然したる脅威でもないが、王国にとっては重大な事だろう。自国の最強騎士より強いとなれば全体の士気に関わってしまう。
「どんな方なんですか?」
シルヴィアが疑問に思ったのか、シャーロットに帝国の【剣聖】について聞いていた。
「私も噂で知っているくらいなのですが、愛国心がとても強く、身内への情の厚い方らしいです」
そこだけ聞くと、人として王国の【剣聖】とは天と地ほどの開きがあるように感じてしまう。そんなシャーロットの話に補足するようにメグが帝国の【剣聖】について教えてくれた。
「帝国の剣聖についてなのですが、歴史上希に見る【才能】の持ち主らしいです」
「・・・ダリア君よりもですか?」
フリージアが心配そうな面持ちでメグに確認する。
「いえ、ダリアを比較対照とするのは酷ですから。今までの歴史上、数十人確認されている【天才】の才能です」
聞き覚えのない【才能】の名前に僕は首を傾げた。それはシルヴィアも同様らしく、彼女もよく分からないといった表情だった。しかし、フリージアとシャーロットはその【才能】に覚えがあるらしく、驚きの表情をしていた。
「まさか、帝国の【剣聖】が【天才】の才能の持ち主だったなんて・・・」
「それは確かに王国の【剣聖】を上回ると言っても過言ではないですわね・・・」
納得顔の2人とは対照的に、僕とシルヴィアは置いてきぼりになってしまっている。それに気づいたシャーロットが、【天才】の才能について説明してくれた。
「【天才】の才能とは、貴族の血筋にのみ発現し得る【才能】と言われています。ダリア様は貴族と平民で同じ【才能】を持っていても、貴族の方が習熟が早いと感じられることはありませんでしたか?」
シャーロットにそう言われても、それを実感することがないのが僕の【才能】なので、ただ首を傾げるしか出来なかった。しかし、シルヴィアは思い当たることがあったようだ。
「そう言えば、学園で貴族のクラスの方は、皆さん早い段階で既に第二位階へ至っていたと聞いています。私は長期休暇でようやくだったので、貴族の方は家庭教師などの環境が整っていたからだと思っていたのですが、違ったのですか?」
「実は大半の貴族は、【天性】という才能を所持していますわ。もちろん私も。これは、所有する【才能】の習熟度を早める効果があるのですわ。その結果、その【才能】を持たない平民と貴族とで能力差が大きくなると言われています」
「シャーロットさんの仰る通りです。その【才能】の有無が、貴族が平民を見下している要因になっているとも言われています」
シャーロットの説明にフリージアが付け加えてくれた。どうやらその【才能】は純然たる貴族の血筋にしか発現しないらしい。半分王族の血が流れているとはいえ、シルヴィアがその【才能】を持っていないのはその為だろう。
「そして、【天才】の才能は【天性】以上の効果と、その【才能】を持っていなくても習熟度を高めることが出来るのですわ」
「ということは、【天才】の才能は【天性】の上位才能なんですか?」
「いえ、実は分類は別なのです。上位才能は生まれ持った【才能】が進化するのですが、【天才】の才能は生まれた時に既に持っているのですわ。そのため、効果は【天性】の才能よりも上なのですが、単独の【才能】として認識されていますわ」
何故そうなっているかは分からないが、そういうものだと理解するしかないだろう。僕やシルヴィアが知らないのは、貴族にしか関係のない【才能】だからか、あるいは・・・。
(貴族の優位性を証明するような【才能】なのに、それを表だって言わないのは何か意味があるのだろうか?)
今そんなことを考えたところでしょうがないので、帝国への対応について聞いてみる。
「とりあえず、そのジャンヌって人を押さえておけば、帝国の士気も下がるだろうし、もし帝国の問題を解決する策が間に合わないようなら何とかそうやって時間を稼ごう。フリージアは本を読んで何か分かったことはある?」
ずっと部屋に籠って書物を貪るように読んでいたフリージアに聞いた。
「それが中々難航しておりまして。帝国の問題点を解決するには、食料自給率を高めることが出来れば良いのですが、そんな簡単な話ではないので・・・シルヴィアさんにも手伝ってもらっていますが、開戦までの2ヶ月で何とか手がかりくらいは掴んで見せます!」
少し調べたくらいで解決策が簡単に見つかるようなら、帝国はとっくにそれを実践しているはずだ。そう考えれば問題の解決は雲を掴むような話なのかもしれない。
「大変だと思うけど、頑張ってね!」
「ありがとうございます。もう少し様子を見に来る回数と、あの衣装を着ていただければ、もっと頑張れますよ?」
僕を見つめるフリージアの目には、見えない圧力のようなものを感じた。先日調べものをしているフリージアの様子を見に行った際に、いつの間に作ったのか新しい衣装が出来ていたのだ。本人は気分転換で作ったと言っていたが、なかなか手の込んだ力作のように感じた。
水色を基調として、所々にピンク色をあしらったドレスだったが、あれを着るのは勇気がいる。
(なにせ、まごう事なき可愛い女性服だもんな・・・)
そのデザインに、「これは間違いなく女性服でしょ?」と聞くと、もはや隠すこともなく「そうですよ」と返答された。そのあまりにも自然な返答に、一瞬虚を突かれて僕が変なことを聞いたのだろうかと思ってしまったほどだ。そこからは、いかに男の子が女の子の服を着ることが素晴らしいか延々と力説されてしまった。
ただし最後に、「ここが一番重要なのですが、誰でも良いと言う事では決してありません!ダリア君限定なのです!」と興奮しながら詰め寄られてしまった。
「そ、そうだね、気が向いたらね」
「ふふふ、楽しみにしていますね!」
「私も楽しみです!」
フリージアに乗っかってシルヴィアも笑顔で言ってくると、僕の逃げ道が狭まったように感じた。
「その時には是非私も呼んでくださいね!」
更にメグまで身を乗り出してきたので、いよいよあの服を着ないといけない雰囲気が出来上がってしまった。
(みんなの期待の眼差しが重い・・・)
そうしてしばらくの後、意を決してあの服を着たことでみんなから大喝采を浴びることになったのだが、詳細については僕の男としての沽券に関わりそうなので省いておく。
そして、ティアとの再度の接触の機会が訪れることなく両国の会談が終わり、彼女達は公国を去ってしまったのだった。とはいえ、もう少し鍛練をしておけば、ここから直接王国のティアの家まで〈空間転移〉出来るようになると思うので、その時に再度会いに行こうと考えた。
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「シャーロットは帝国については詳しいの?」
僕の持つ、そんな帝国についての疑問を彼女に聞いてみた。
「一般的に知られている事以外には、多少といったところです」
「僕は帝国についての知識はほとんど無くて・・・教えてくれるとありがたいんだ」
正直、僕の帝国に対する知識は、師匠から学んでいた歴史を少し噛っている程度で、今現在の状況においては無知と言っても差し支えない。みんなを見渡すと、メグやフリージアは分かっていそうだったが、シルヴィアは僕と同じように頭に?マークを浮かべているような感じだったので、それを見て少しホッとしてしまった。
「そうですね、まず帝国は武器の製造や改良技術については他国を1歩も2歩も凌駕しています。時に独創的とも言えるような武器使用の応用方法は驚異でしょう」
確か帝国は鉱山が多いらしいので、そこから多量に採れる良質な資源は、良い武器の材料となるのだろう。更に、材料が豊富なことで一見無駄にしてしまうような武器の改良も遠慮無しに行うことができる。それがシャーロットの言う独創的な武器を作り出しているのかもしれない。
「そして一番厄介なのは、そんな武器を自在に操る存在ですわ。帝国の【剣聖】、ジャンヌ・アンスリウム。その実力は王国の剣聖を上回るのではと言われています」
あの王国の剣聖を多少上回っていたところで然したる脅威でもないが、王国にとっては重大な事だろう。自国の最強騎士より強いとなれば全体の士気に関わってしまう。
「どんな方なんですか?」
シルヴィアが疑問に思ったのか、シャーロットに帝国の【剣聖】について聞いていた。
「私も噂で知っているくらいなのですが、愛国心がとても強く、身内への情の厚い方らしいです」
そこだけ聞くと、人として王国の【剣聖】とは天と地ほどの開きがあるように感じてしまう。そんなシャーロットの話に補足するようにメグが帝国の【剣聖】について教えてくれた。
「帝国の剣聖についてなのですが、歴史上希に見る【才能】の持ち主らしいです」
「・・・ダリア君よりもですか?」
フリージアが心配そうな面持ちでメグに確認する。
「いえ、ダリアを比較対照とするのは酷ですから。今までの歴史上、数十人確認されている【天才】の才能です」
聞き覚えのない【才能】の名前に僕は首を傾げた。それはシルヴィアも同様らしく、彼女もよく分からないといった表情だった。しかし、フリージアとシャーロットはその【才能】に覚えがあるらしく、驚きの表情をしていた。
「まさか、帝国の【剣聖】が【天才】の才能の持ち主だったなんて・・・」
「それは確かに王国の【剣聖】を上回ると言っても過言ではないですわね・・・」
納得顔の2人とは対照的に、僕とシルヴィアは置いてきぼりになってしまっている。それに気づいたシャーロットが、【天才】の才能について説明してくれた。
「【天才】の才能とは、貴族の血筋にのみ発現し得る【才能】と言われています。ダリア様は貴族と平民で同じ【才能】を持っていても、貴族の方が習熟が早いと感じられることはありませんでしたか?」
シャーロットにそう言われても、それを実感することがないのが僕の【才能】なので、ただ首を傾げるしか出来なかった。しかし、シルヴィアは思い当たることがあったようだ。
「そう言えば、学園で貴族のクラスの方は、皆さん早い段階で既に第二位階へ至っていたと聞いています。私は長期休暇でようやくだったので、貴族の方は家庭教師などの環境が整っていたからだと思っていたのですが、違ったのですか?」
「実は大半の貴族は、【天性】という才能を所持していますわ。もちろん私も。これは、所有する【才能】の習熟度を早める効果があるのですわ。その結果、その【才能】を持たない平民と貴族とで能力差が大きくなると言われています」
「シャーロットさんの仰る通りです。その【才能】の有無が、貴族が平民を見下している要因になっているとも言われています」
シャーロットの説明にフリージアが付け加えてくれた。どうやらその【才能】は純然たる貴族の血筋にしか発現しないらしい。半分王族の血が流れているとはいえ、シルヴィアがその【才能】を持っていないのはその為だろう。
「そして、【天才】の才能は【天性】以上の効果と、その【才能】を持っていなくても習熟度を高めることが出来るのですわ」
「ということは、【天才】の才能は【天性】の上位才能なんですか?」
「いえ、実は分類は別なのです。上位才能は生まれ持った【才能】が進化するのですが、【天才】の才能は生まれた時に既に持っているのですわ。そのため、効果は【天性】の才能よりも上なのですが、単独の【才能】として認識されていますわ」
何故そうなっているかは分からないが、そういうものだと理解するしかないだろう。僕やシルヴィアが知らないのは、貴族にしか関係のない【才能】だからか、あるいは・・・。
(貴族の優位性を証明するような【才能】なのに、それを表だって言わないのは何か意味があるのだろうか?)
今そんなことを考えたところでしょうがないので、帝国への対応について聞いてみる。
「とりあえず、そのジャンヌって人を押さえておけば、帝国の士気も下がるだろうし、もし帝国の問題を解決する策が間に合わないようなら何とかそうやって時間を稼ごう。フリージアは本を読んで何か分かったことはある?」
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僕を見つめるフリージアの目には、見えない圧力のようなものを感じた。先日調べものをしているフリージアの様子を見に行った際に、いつの間に作ったのか新しい衣装が出来ていたのだ。本人は気分転換で作ったと言っていたが、なかなか手の込んだ力作のように感じた。
水色を基調として、所々にピンク色をあしらったドレスだったが、あれを着るのは勇気がいる。
(なにせ、まごう事なき可愛い女性服だもんな・・・)
そのデザインに、「これは間違いなく女性服でしょ?」と聞くと、もはや隠すこともなく「そうですよ」と返答された。そのあまりにも自然な返答に、一瞬虚を突かれて僕が変なことを聞いたのだろうかと思ってしまったほどだ。そこからは、いかに男の子が女の子の服を着ることが素晴らしいか延々と力説されてしまった。
ただし最後に、「ここが一番重要なのですが、誰でも良いと言う事では決してありません!ダリア君限定なのです!」と興奮しながら詰め寄られてしまった。
「そ、そうだね、気が向いたらね」
「ふふふ、楽しみにしていますね!」
「私も楽しみです!」
フリージアに乗っかってシルヴィアも笑顔で言ってくると、僕の逃げ道が狭まったように感じた。
「その時には是非私も呼んでくださいね!」
更にメグまで身を乗り出してきたので、いよいよあの服を着ないといけない雰囲気が出来上がってしまった。
(みんなの期待の眼差しが重い・・・)
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