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3,独り身の決意
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目覚めると日は高く、ビリーはすでに仮眠を済ませて帰ってしまった後だった。お礼を言いそびれてしまったとフィリスはぬくぬくと眠っていた自分に苛立ちを感じた。
ベルを鳴らすと見知らぬメイドがやってデイドレスに着替えさせてくれる。
「お食事はこちらでご用意させて頂いてよろしいですか?」
「ええお願い」
考えなしに実家に帰ってしまったけれど、これは両親を困らせてしまうだけかも知れないとフィリスは思った。
妹のマイリは13歳。フィリスの離婚をありのままに教えるには幼すぎる。
それでふと思いついたのは、叔母のアデラなら何かいい知恵を貸してくれるのではないかと。
母方の叔母のアデラは、この国でも筆頭公爵家のウィンスレット家の男性、先代の当主の弟 ルーサーに嫁いでいる。
ルーサー・ウィンスレットは現在ウィンスレット領の管財人をしている。かの地は豊かでそして広大だ。
女一人くらい住まう所を知っているのではないかと………。
リヴィングストンのコマドリとデイジーの紋章のついた便箋に事情を書き連ね、そちらを訪ねても良いかと尋ねた。
もちろんアデラは断ったりしないだろうから………内心はどうであれ。
ヴィヴァースとリヴィングストン以外の土地に何とか今は逃れたい気持ちでいっぱいだった。
手紙を書き終え、フィリスのイニシャルPとトルコキキョウを組み合わせた封蝋に紋章を押した。
ちょうどその時にノックと共に歩幅も大きく足早にスターリングが入ってくる。
「起きたと聞いたから」
そして挨拶もそこそこに口火を切ってくるのに、フィリスは内心苦笑した。それはなんとも効率的な父らしい振る舞いだと思った。
「ええ、お父様」
「気分はどうだ?」
「体力も回復したから落ち着いているわ」
「そうか………それなら良かった。フィリス、お前の部屋だが……」
「いいの。数日すれば出ていくつもりなの、それまではこの部屋にいてもいいでしょ?今アデラ叔母さまにそちらに行っても良いかとお伺いの手紙を書いたの」
フィリスはそれをスターリングの手に渡した。
「なぜだ?ここにいればいい」
「マイリにはなんて説明するの?ずっと嘘をいうの?」
「これからは一緒に暮らすと言えばいい」
「これから結婚相手を探すマイリに?」
「アデラだって娘がいたはずだ。それもそろそろいい年頃だろう」
「それでも、その子は妹じゃないし離婚したことをわざわざ言わなくてもいい。でも、妹には違う。嘘やごまかしを後で知ったならきっと、傷つくわ」
「分かってくれるよ」
「わたしが嫌なの。リヴィングストンの恥ずべき娘だとずっと感じながら生きるのが」
ここに居れば、ずっとその視線や噂から逃れられない。
「アデラの所へ行っても同じじゃないか?」
「それでも、家族をギクシャクさせたりしない。家名が違えば他人同然。他人は無関心なものよ」
「その後は?」
「分からないわ。聞かれても答えられない」
どこにいたって、未来が無いのは分かってる。
子供が産めないと離婚された女が、再婚出来る訳がない。ただでさえ酷く評判を落とすのに……。
「これは本当に出してほしいんだな?」
確認するようにスターリングが尋ねた。
「もちろんよ、その為に書いたの」
「分かった。お前の望むようにしよう」
疲れたように立ち上がるスターリングを見ながら、離れなくてはならない事を悲しく感じた。
日がたてば経つほど、きっともっと離れがたくなる。
父母の元にいるのは心地好い。
でもそれは、未婚の娘にだけ許される甘えだ。
ヴィヴァースとの交渉は、最後の甘えにして後は与えられたもので独りで暮らしを立てなければ……。
スターリングが弁護士を伴い、ヴィヴァースへと出発したのはフィリスの望み通りその日の内だった。
まだ離婚は成立したわけではない。貴族の離婚というのはそんなにすんなりとはいかない。
結婚するのに王の許可がいるように、それから聖堂会の許可がいるわけで、もちろんその辺りのややこしい手続きはブライアンがするべきだと思う訳だけれど!
しかし、成立するまでにフィリスがこれから生きて行くための財産、それは何があろうと必要で離婚するからには最低でも持参金………実際の所それはかなりの高額だった。
それは今は、夫であるブライアンの管理下に置かれていた。
翌日帰ってきたスターリングは弁護士のベンジャミン・モリスを隣に伴い、フィリスに苦笑しながらこう言った。
「向こうに着いたら、ブライアンも他の誰もフィリスが居ないことにまだ気づいていなくてね。………どうやらショックで部屋で臥せっていると思っていたらしい。私たちが着いたらあたふたしていたよ」
その様子を思い出したのかミスター モリスはクスリと笑った。
「使用人の皆さんがフィリス様の事を慕ってらしたのですね」
「最後のお願いだから、きっと聞いてくれたのね。慌てさせる事が出来てそれだけでも良かったわ」
「条件の方も、持参金はもちろん毎月の手当ても……あなたが次の結婚をするまでこれまで通り支払うということです」
「分かりました。ありがとうミスター モリス。素早い手配に感謝します」
交わしてきた書類を出され、フィリスはそこへサインを入れた。最後になるであろうフィリス・マクニールの名前で……。
「フィリス様の同意もありますし、正式な婚姻解消も間もなく整うでしょう……あちらの跡継ぎの事もございますし」
「ええ、そうでしょうね。ありがとう、後の事もお願いします」
「本当に良かったんだね?フィリス」
「いいの。もう、一日でも早くヴィヴァースとは縁を切りたいわ」
そうして、その後は残りの荷物も届き、何もかもフィリスの思う通りになろうかという頃、アデラに手紙を出してから数日後のこと、返事ではなく迎えの馬車がやって来てフィリスを驚かせた。
アデラの手紙を直接、従僕が渡し慌ただしくフィリスの出立は決まった。
「本当に行ってしまうの?」
「ええ、お母様」
「いつでも帰ってきて良いのよ」
「大丈夫よ、あまりに贅沢しなければ一人で生きていけるだけの財産はあるわ」
「それはそうだけれど……女が一人でなんて危険だわ」
「向こうには叔母さまがいるわ」
「アデラは……あなたとそれほど馴染みがある訳じゃないわ。あなたに親身になってくれるとは思えないの」
「だからよ、あまりに親切にされると気を使ってしまうから、それくらいが良いのよ」
「元気で」
「お母様も」
フィリスは馬車を出すように合図を出した。
フィリスの新たな再出発だった。
ベルを鳴らすと見知らぬメイドがやってデイドレスに着替えさせてくれる。
「お食事はこちらでご用意させて頂いてよろしいですか?」
「ええお願い」
考えなしに実家に帰ってしまったけれど、これは両親を困らせてしまうだけかも知れないとフィリスは思った。
妹のマイリは13歳。フィリスの離婚をありのままに教えるには幼すぎる。
それでふと思いついたのは、叔母のアデラなら何かいい知恵を貸してくれるのではないかと。
母方の叔母のアデラは、この国でも筆頭公爵家のウィンスレット家の男性、先代の当主の弟 ルーサーに嫁いでいる。
ルーサー・ウィンスレットは現在ウィンスレット領の管財人をしている。かの地は豊かでそして広大だ。
女一人くらい住まう所を知っているのではないかと………。
リヴィングストンのコマドリとデイジーの紋章のついた便箋に事情を書き連ね、そちらを訪ねても良いかと尋ねた。
もちろんアデラは断ったりしないだろうから………内心はどうであれ。
ヴィヴァースとリヴィングストン以外の土地に何とか今は逃れたい気持ちでいっぱいだった。
手紙を書き終え、フィリスのイニシャルPとトルコキキョウを組み合わせた封蝋に紋章を押した。
ちょうどその時にノックと共に歩幅も大きく足早にスターリングが入ってくる。
「起きたと聞いたから」
そして挨拶もそこそこに口火を切ってくるのに、フィリスは内心苦笑した。それはなんとも効率的な父らしい振る舞いだと思った。
「ええ、お父様」
「気分はどうだ?」
「体力も回復したから落ち着いているわ」
「そうか………それなら良かった。フィリス、お前の部屋だが……」
「いいの。数日すれば出ていくつもりなの、それまではこの部屋にいてもいいでしょ?今アデラ叔母さまにそちらに行っても良いかとお伺いの手紙を書いたの」
フィリスはそれをスターリングの手に渡した。
「なぜだ?ここにいればいい」
「マイリにはなんて説明するの?ずっと嘘をいうの?」
「これからは一緒に暮らすと言えばいい」
「これから結婚相手を探すマイリに?」
「アデラだって娘がいたはずだ。それもそろそろいい年頃だろう」
「それでも、その子は妹じゃないし離婚したことをわざわざ言わなくてもいい。でも、妹には違う。嘘やごまかしを後で知ったならきっと、傷つくわ」
「分かってくれるよ」
「わたしが嫌なの。リヴィングストンの恥ずべき娘だとずっと感じながら生きるのが」
ここに居れば、ずっとその視線や噂から逃れられない。
「アデラの所へ行っても同じじゃないか?」
「それでも、家族をギクシャクさせたりしない。家名が違えば他人同然。他人は無関心なものよ」
「その後は?」
「分からないわ。聞かれても答えられない」
どこにいたって、未来が無いのは分かってる。
子供が産めないと離婚された女が、再婚出来る訳がない。ただでさえ酷く評判を落とすのに……。
「これは本当に出してほしいんだな?」
確認するようにスターリングが尋ねた。
「もちろんよ、その為に書いたの」
「分かった。お前の望むようにしよう」
疲れたように立ち上がるスターリングを見ながら、離れなくてはならない事を悲しく感じた。
日がたてば経つほど、きっともっと離れがたくなる。
父母の元にいるのは心地好い。
でもそれは、未婚の娘にだけ許される甘えだ。
ヴィヴァースとの交渉は、最後の甘えにして後は与えられたもので独りで暮らしを立てなければ……。
スターリングが弁護士を伴い、ヴィヴァースへと出発したのはフィリスの望み通りその日の内だった。
まだ離婚は成立したわけではない。貴族の離婚というのはそんなにすんなりとはいかない。
結婚するのに王の許可がいるように、それから聖堂会の許可がいるわけで、もちろんその辺りのややこしい手続きはブライアンがするべきだと思う訳だけれど!
しかし、成立するまでにフィリスがこれから生きて行くための財産、それは何があろうと必要で離婚するからには最低でも持参金………実際の所それはかなりの高額だった。
それは今は、夫であるブライアンの管理下に置かれていた。
翌日帰ってきたスターリングは弁護士のベンジャミン・モリスを隣に伴い、フィリスに苦笑しながらこう言った。
「向こうに着いたら、ブライアンも他の誰もフィリスが居ないことにまだ気づいていなくてね。………どうやらショックで部屋で臥せっていると思っていたらしい。私たちが着いたらあたふたしていたよ」
その様子を思い出したのかミスター モリスはクスリと笑った。
「使用人の皆さんがフィリス様の事を慕ってらしたのですね」
「最後のお願いだから、きっと聞いてくれたのね。慌てさせる事が出来てそれだけでも良かったわ」
「条件の方も、持参金はもちろん毎月の手当ても……あなたが次の結婚をするまでこれまで通り支払うということです」
「分かりました。ありがとうミスター モリス。素早い手配に感謝します」
交わしてきた書類を出され、フィリスはそこへサインを入れた。最後になるであろうフィリス・マクニールの名前で……。
「フィリス様の同意もありますし、正式な婚姻解消も間もなく整うでしょう……あちらの跡継ぎの事もございますし」
「ええ、そうでしょうね。ありがとう、後の事もお願いします」
「本当に良かったんだね?フィリス」
「いいの。もう、一日でも早くヴィヴァースとは縁を切りたいわ」
そうして、その後は残りの荷物も届き、何もかもフィリスの思う通りになろうかという頃、アデラに手紙を出してから数日後のこと、返事ではなく迎えの馬車がやって来てフィリスを驚かせた。
アデラの手紙を直接、従僕が渡し慌ただしくフィリスの出立は決まった。
「本当に行ってしまうの?」
「ええ、お母様」
「いつでも帰ってきて良いのよ」
「大丈夫よ、あまりに贅沢しなければ一人で生きていけるだけの財産はあるわ」
「それはそうだけれど……女が一人でなんて危険だわ」
「向こうには叔母さまがいるわ」
「アデラは……あなたとそれほど馴染みがある訳じゃないわ。あなたに親身になってくれるとは思えないの」
「だからよ、あまりに親切にされると気を使ってしまうから、それくらいが良いのよ」
「元気で」
「お母様も」
フィリスは馬車を出すように合図を出した。
フィリスの新たな再出発だった。
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