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第一部 辺境の街で雑貨店を営む錬金術士少女 第八章 春のフルートリオンには商隊が来ます
38. フルートリオンにやってきてから一年が経った
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薬草や爆弾の一件もあったけど冬は大きな出来事もなく通り過ぎ、雪が溶けてまた春がやってきた。
春になるとフルートリオンの街もポカポカ陽気が戻ってきて過ごしやすくなったよ。
スピカさんも暖かい季節になってかなり楽になってきたみたい。
やっぱり寒い季節って大変だよね。
そう言えば、わたし、そろそろフルートリオンに来て一年か。
早いなぁ。
「おや、どうしたんだい、ノヴァちゃん」
「あ、スピカさん」
わたしが店番をしながら考えごとをしていたら、スピカさんが雑貨店の方へやってきた。
なにか用事かな?
「ノヴァちゃん。これに書いてあるものを買ってきてもらえるかい? いま、別の街から商隊が来ているから、街の広場で売っているはずだよ」
「はい。わかりました。この街では聞いた事のない物ばかりですね」
「フルートリオンは辺境で滅多に商隊も来ないからねぇ。必ず来る春は狙い時なのさ」
「雑貨の仕入れなんですね。任せてください。じゃあ、行ってきます!」
「気を付けてね、ノヴァちゃん」
わたしは雑貨店を出て街の方へと歩いて行く。
あまり街の方には出歩かないから気付かなかったけど、いろんなところに春の気配があふれているね。
花も元気に咲いているし、草も元気に芽吹いている。
木々も調子がいいみたいだし、街を行く人たちの顔も心なしか明るいような感じだ。
春っていい季節だね。
さて、目的の物はどこで売っているのかな?
「ん? ノヴァか。何をしているんだ?」
「あ、アーテルさん」
スピカさんから頼まれたものを探そうと広場に向かう途中でアーテルさんと出くわした。
ちょうどいいのでアーテルさんにスピカさんから頼まれた品物がどこに売っているのか聞いてみると、丁度アーテルさんも広場に向かうところだったらしい。
案内してもらおっと。
「それにしても、ノヴァと会ってからもうそろそろ一年か。早いもんだな」
「そうですね。アーテルさんと初めて会ったのは、冒険者ギルドで傷の治療をしたときでしたっけ」
「そうだな。あの時は死にかけていたから本当に助かったよ」
「いえ。春になったばかりのフルートリオンってなんだかいいですね。元気に満ちあふれていて」
「ああ、そうだな。冬の間、家に閉じこもっているしか出来なかった子供たちが外に飛び出してくる。それに、この季節になると必ず隊商もやってくるからな。隊商が必ずやってくるのはこの時期だけだから、みんな珍しい物を買おうと必死なのさ」
「へぇ。アーテルさんは何を買うんですか?」
「俺か? 俺は去年頼んでおいた武器の受け取りだ。まあ、期待通りに出来ていれば、だが」
あれ?
この言い方だと期待通りの物が出来ない事もあるみたいな。
それをアーテルさんに聞くとその通りだと頷かれた。
「俺が直接行って注文を出来れば早いんだがな。金はともかく時間がないのさ。俺が長期間この街を空けると街付きの上位冒険者が減ってしまう。魔物の被害はいつ出るかわからない以上、普段からなるべく街は離れたくないんだ」
そうだったんだ。
わたしの採取に付き合ってくれるときだって街の側から離れているわけじゃないし、何かあったらすぐに戻れるもんね。
冒険者さんもいろいろ考えているんだ。
「それにこの時期は冒険者同士のケンカが多くなってな……」
「冒険者さん同士のケンカ?」
「ああ。冒険者は街の住人よりも力が強い。上位冒険者になれば当たり前のように身体強化の魔法だって使える。そんな連中のケンカになると、どうしても街に被害が出てしまうんだ。そうなる前に食い止めるのが俺たちの役目でもあるな」
「なるほど。大変ですね」
「慣れたもんさ」
わたしたちはふたりで喋りながら街のメインストリートを歩き、冬に比べてはるかに人通りが多くなったその場所を抜けて街の広場へとたどり着く。
そこではたくさんの馬車が並んで品々を売っていた。
うわぁ、見た事もないものばっかり!
「すごいだろ、ノヴァ」
「はい! あれ、スピカさんから頼まれた品物ってどこで売っているんだろう?」
「それは俺もわからん。一カ所ずつ見て回るか」
「そうしましょう。って、アーテルさんの用事は?」
「俺はあとでも構わないさ。それより、お前が余計なトラブルを巻き起こさないかどうかを見張る事が大事だ」
もう!
アーテルさんってば、またわたしの事を子供扱いする!
でも、どこになにがあるのかわからないのは事実だから助かるね。
さて、まずは……端っこの馬車からでいいか。
「すみません。ちょっといいですか?」
「あん? なんだ、嬢ちゃん」
売り子をしている人に声をかけたんだけど、それより先にわたしの側にいた強面の男の人が反応した。
この人でもわかるかもしれないし、聞いてみよう。
「すみません、このお店で売っているものを教えてください」
「ん? 嬢ちゃんみたいなのが客か? 子供の冷やかしじゃなく?」
「違います! 雑貨店の仕入れです! 仕入れる品物の一覧だって、ほら」
わたしは男の人にスピカさんが書いてくれた買い出しメモを見せるけど、男の人は困ったように眉をひそめた。
あれ、どうしたんだろう?
わからない事でもあったのかな?
「あー、すまん。俺、難しい文字は読めないんだ」
「そうなんですか? 普通の文字ですけど……」
「いや、そいつはこの国の文字じゃないぞ。この国の文字は、ほれ、あそこの品の前に書いてある」
男の人が指さす先には確かに別の文字で『服』を意味する言葉が書かれている。
でも、わたしが持っている文字がこの国の文字じゃないってどういう意味なのかな?
「あっちも読めますけど、こっちはこの国の文字じゃないんですか?」
「あっちも読めるのか。その文字がどの国の文字かわからんが本当に読めるのか?」
「む。読めますよ! いいですか。最初の仕入れ商品は……」
わたしは男の人に書かれている内容を読み上げる。
すると、男の人は感心した風に話しかけてきた。
「いや、嬢ちゃんはすごいな。どこでこんな難しい文字を学んだ?」
「え? お母さんから学びました。それが何か?」
「お嬢ちゃんは裕福なんだなぁ。それだけの教育が受けられる環境でよ」
うーん、裕福だったんだろうか。
食べる事には困らなかったし、住む場所も着る服も困ったことはない。
でも、それはお母さんが聖獣だったからで、裕福だったからではないような。
どう答えればいいのかな?
「まあ、その程度にしていてくれ」
「あ、アーテルさん」
わたしが悩んでいたらアーテルさんが会話に割り込んできた。
どうしたんだろう?
「あんたは?」
「その子の保護者役でこの街の冒険者、アーテルだ。この子の家庭環境なんてどうでもいいだろう? それよりも品物を売っているか教えてくれないか?」
「ああ、そうだったな。すまん、深入りしちまって。商品が売っているかどうかはあっちの旦那に聞いてくれ」
「だとさ。行こうぜ、ノヴァ」
「はい。ありがとうございました」
「いや、こちらこそ聞きすぎて悪かった」
うーん、この程度だったら気にしないんだけどな。
だけど、冒険者さんたちには冒険者さんたちなりのやり方があるんだろうし、そのやり方に反していたのかも。
だから、アーテルさんが割り込んだのかもしれないね。
どっちでもいいか。
さて、買い物を済ませちゃおうっと。
春になるとフルートリオンの街もポカポカ陽気が戻ってきて過ごしやすくなったよ。
スピカさんも暖かい季節になってかなり楽になってきたみたい。
やっぱり寒い季節って大変だよね。
そう言えば、わたし、そろそろフルートリオンに来て一年か。
早いなぁ。
「おや、どうしたんだい、ノヴァちゃん」
「あ、スピカさん」
わたしが店番をしながら考えごとをしていたら、スピカさんが雑貨店の方へやってきた。
なにか用事かな?
「ノヴァちゃん。これに書いてあるものを買ってきてもらえるかい? いま、別の街から商隊が来ているから、街の広場で売っているはずだよ」
「はい。わかりました。この街では聞いた事のない物ばかりですね」
「フルートリオンは辺境で滅多に商隊も来ないからねぇ。必ず来る春は狙い時なのさ」
「雑貨の仕入れなんですね。任せてください。じゃあ、行ってきます!」
「気を付けてね、ノヴァちゃん」
わたしは雑貨店を出て街の方へと歩いて行く。
あまり街の方には出歩かないから気付かなかったけど、いろんなところに春の気配があふれているね。
花も元気に咲いているし、草も元気に芽吹いている。
木々も調子がいいみたいだし、街を行く人たちの顔も心なしか明るいような感じだ。
春っていい季節だね。
さて、目的の物はどこで売っているのかな?
「ん? ノヴァか。何をしているんだ?」
「あ、アーテルさん」
スピカさんから頼まれたものを探そうと広場に向かう途中でアーテルさんと出くわした。
ちょうどいいのでアーテルさんにスピカさんから頼まれた品物がどこに売っているのか聞いてみると、丁度アーテルさんも広場に向かうところだったらしい。
案内してもらおっと。
「それにしても、ノヴァと会ってからもうそろそろ一年か。早いもんだな」
「そうですね。アーテルさんと初めて会ったのは、冒険者ギルドで傷の治療をしたときでしたっけ」
「そうだな。あの時は死にかけていたから本当に助かったよ」
「いえ。春になったばかりのフルートリオンってなんだかいいですね。元気に満ちあふれていて」
「ああ、そうだな。冬の間、家に閉じこもっているしか出来なかった子供たちが外に飛び出してくる。それに、この季節になると必ず隊商もやってくるからな。隊商が必ずやってくるのはこの時期だけだから、みんな珍しい物を買おうと必死なのさ」
「へぇ。アーテルさんは何を買うんですか?」
「俺か? 俺は去年頼んでおいた武器の受け取りだ。まあ、期待通りに出来ていれば、だが」
あれ?
この言い方だと期待通りの物が出来ない事もあるみたいな。
それをアーテルさんに聞くとその通りだと頷かれた。
「俺が直接行って注文を出来れば早いんだがな。金はともかく時間がないのさ。俺が長期間この街を空けると街付きの上位冒険者が減ってしまう。魔物の被害はいつ出るかわからない以上、普段からなるべく街は離れたくないんだ」
そうだったんだ。
わたしの採取に付き合ってくれるときだって街の側から離れているわけじゃないし、何かあったらすぐに戻れるもんね。
冒険者さんもいろいろ考えているんだ。
「それにこの時期は冒険者同士のケンカが多くなってな……」
「冒険者さん同士のケンカ?」
「ああ。冒険者は街の住人よりも力が強い。上位冒険者になれば当たり前のように身体強化の魔法だって使える。そんな連中のケンカになると、どうしても街に被害が出てしまうんだ。そうなる前に食い止めるのが俺たちの役目でもあるな」
「なるほど。大変ですね」
「慣れたもんさ」
わたしたちはふたりで喋りながら街のメインストリートを歩き、冬に比べてはるかに人通りが多くなったその場所を抜けて街の広場へとたどり着く。
そこではたくさんの馬車が並んで品々を売っていた。
うわぁ、見た事もないものばっかり!
「すごいだろ、ノヴァ」
「はい! あれ、スピカさんから頼まれた品物ってどこで売っているんだろう?」
「それは俺もわからん。一カ所ずつ見て回るか」
「そうしましょう。って、アーテルさんの用事は?」
「俺はあとでも構わないさ。それより、お前が余計なトラブルを巻き起こさないかどうかを見張る事が大事だ」
もう!
アーテルさんってば、またわたしの事を子供扱いする!
でも、どこになにがあるのかわからないのは事実だから助かるね。
さて、まずは……端っこの馬車からでいいか。
「すみません。ちょっといいですか?」
「あん? なんだ、嬢ちゃん」
売り子をしている人に声をかけたんだけど、それより先にわたしの側にいた強面の男の人が反応した。
この人でもわかるかもしれないし、聞いてみよう。
「すみません、このお店で売っているものを教えてください」
「ん? 嬢ちゃんみたいなのが客か? 子供の冷やかしじゃなく?」
「違います! 雑貨店の仕入れです! 仕入れる品物の一覧だって、ほら」
わたしは男の人にスピカさんが書いてくれた買い出しメモを見せるけど、男の人は困ったように眉をひそめた。
あれ、どうしたんだろう?
わからない事でもあったのかな?
「あー、すまん。俺、難しい文字は読めないんだ」
「そうなんですか? 普通の文字ですけど……」
「いや、そいつはこの国の文字じゃないぞ。この国の文字は、ほれ、あそこの品の前に書いてある」
男の人が指さす先には確かに別の文字で『服』を意味する言葉が書かれている。
でも、わたしが持っている文字がこの国の文字じゃないってどういう意味なのかな?
「あっちも読めますけど、こっちはこの国の文字じゃないんですか?」
「あっちも読めるのか。その文字がどの国の文字かわからんが本当に読めるのか?」
「む。読めますよ! いいですか。最初の仕入れ商品は……」
わたしは男の人に書かれている内容を読み上げる。
すると、男の人は感心した風に話しかけてきた。
「いや、嬢ちゃんはすごいな。どこでこんな難しい文字を学んだ?」
「え? お母さんから学びました。それが何か?」
「お嬢ちゃんは裕福なんだなぁ。それだけの教育が受けられる環境でよ」
うーん、裕福だったんだろうか。
食べる事には困らなかったし、住む場所も着る服も困ったことはない。
でも、それはお母さんが聖獣だったからで、裕福だったからではないような。
どう答えればいいのかな?
「まあ、その程度にしていてくれ」
「あ、アーテルさん」
わたしが悩んでいたらアーテルさんが会話に割り込んできた。
どうしたんだろう?
「あんたは?」
「その子の保護者役でこの街の冒険者、アーテルだ。この子の家庭環境なんてどうでもいいだろう? それよりも品物を売っているか教えてくれないか?」
「ああ、そうだったな。すまん、深入りしちまって。商品が売っているかどうかはあっちの旦那に聞いてくれ」
「だとさ。行こうぜ、ノヴァ」
「はい。ありがとうございました」
「いや、こちらこそ聞きすぎて悪かった」
うーん、この程度だったら気にしないんだけどな。
だけど、冒険者さんたちには冒険者さんたちなりのやり方があるんだろうし、そのやり方に反していたのかも。
だから、アーテルさんが割り込んだのかもしれないね。
どっちでもいいか。
さて、買い物を済ませちゃおうっと。
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