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2章 2回目の転生
7話 人間の街 カロル
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俺はモリィに手を引っ張られながら街の方へ向かっていった。人間の街は洞窟のすぐ目の前にある芝生で覆われた少し大きめの丘を登り、そこから100mほど下ったところにあるらしい。
俺は腕を引っ張られながら丘を登った。
丘の頂上からは人間の街を一望することができた。俺はなんだか懐かしい気分になった。なんてったって人のいる街など転生をしてから一度も来ていなかったからだ。丘の表面に沿って芝生の葉を揺らしながら吹いてる風がとても心地いい。
丘の上から見下ろした街にはたくさんの建物があり、街の真ん中には大きな役所の様な建物が聳え立っていた。
そして俺はモリィに引っ張られるがまま丘を下り、街に入った。
「コウモリさん!ようこそ!人間の街 カロルへ!」
この人間の街はカロルというらしい。
とても明るい雰囲気で、人がたくさん外に出ている。
俺もちゃんと同化できているか心配になりながらも、街の探索を楽しんだ。
この街は永遠に楽しめる。なぜなら、普通の世界でゆうお祭りのようなものが夜遅くまで行われてるからだ。
街には武器屋さんから八百屋、本屋それに屋台なども沢山ある。
俺は屋台で食べ物を食べてみた。この体では味覚が一体どうなるのか知りたかったからだ。
食べてみると抑え切れないほど笑みが溢れ出て来た。
今まで食べて来たもので一番美味しいと感じた。味覚は人間とそっくりなようだ。全く同じように感じる。牛肉と豚肉の味は別に感じるし、俺はこの体をとても気に入った。
この体になって俺はとても楽な状態でいられる。コウモリでは、腕を飛ぶために使っていたが人間の場合は飛べないがこのように手で物を持つことができる。
それにコウモリだからといってずっと飛べるわけでもない。ずっと羽を動かしているので流石に疲れる。飛ぶ時の羽を動かす動きは人間で言う腕を上下に何度も動かしているのと全く同じ感覚だ。
それだけならまだしも、そこからさらに風の抵抗がかかる。
これは罰ゲームなんかの鬼畜筋トレか何かか?流石にこんな事をずっと続けるなんて不可能だ。
なのでこの体を手に入れることができた俺はとても生きやすくなったと言うわけだ。
サヤには頭が上がらない。(謝罪の意味も込めて)
俺がしばらく街を歩いていると、後ろにいたモリィがなんかだか困ったような顔をし始めた。
どうしたのだろうと思っていると、誰かがモリィに向かって暴言を吐いているのが聞こえた。
「おーい、帰って来たぞ!全然スキル使えない弱虫が!」
「あー!ほんとじゃん!何しに来たのかな~?弱虫ちゃん!」
「おまえらそんな弱虫に構ってないで早くあっちで遊ぼうぜ!」
そう言うと、みんなが走って遊びに行ってしまった。
モリィの顔を見ると涙を流していた。
すると急に後ろに振り向いてどこかに走っていってしまった。
モリィ!ちょっとまって、!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
モリィには一体何があったのでしょうか。
俺は腕を引っ張られながら丘を登った。
丘の頂上からは人間の街を一望することができた。俺はなんだか懐かしい気分になった。なんてったって人のいる街など転生をしてから一度も来ていなかったからだ。丘の表面に沿って芝生の葉を揺らしながら吹いてる風がとても心地いい。
丘の上から見下ろした街にはたくさんの建物があり、街の真ん中には大きな役所の様な建物が聳え立っていた。
そして俺はモリィに引っ張られるがまま丘を下り、街に入った。
「コウモリさん!ようこそ!人間の街 カロルへ!」
この人間の街はカロルというらしい。
とても明るい雰囲気で、人がたくさん外に出ている。
俺もちゃんと同化できているか心配になりながらも、街の探索を楽しんだ。
この街は永遠に楽しめる。なぜなら、普通の世界でゆうお祭りのようなものが夜遅くまで行われてるからだ。
街には武器屋さんから八百屋、本屋それに屋台なども沢山ある。
俺は屋台で食べ物を食べてみた。この体では味覚が一体どうなるのか知りたかったからだ。
食べてみると抑え切れないほど笑みが溢れ出て来た。
今まで食べて来たもので一番美味しいと感じた。味覚は人間とそっくりなようだ。全く同じように感じる。牛肉と豚肉の味は別に感じるし、俺はこの体をとても気に入った。
この体になって俺はとても楽な状態でいられる。コウモリでは、腕を飛ぶために使っていたが人間の場合は飛べないがこのように手で物を持つことができる。
それにコウモリだからといってずっと飛べるわけでもない。ずっと羽を動かしているので流石に疲れる。飛ぶ時の羽を動かす動きは人間で言う腕を上下に何度も動かしているのと全く同じ感覚だ。
それだけならまだしも、そこからさらに風の抵抗がかかる。
これは罰ゲームなんかの鬼畜筋トレか何かか?流石にこんな事をずっと続けるなんて不可能だ。
なのでこの体を手に入れることができた俺はとても生きやすくなったと言うわけだ。
サヤには頭が上がらない。(謝罪の意味も込めて)
俺がしばらく街を歩いていると、後ろにいたモリィがなんかだか困ったような顔をし始めた。
どうしたのだろうと思っていると、誰かがモリィに向かって暴言を吐いているのが聞こえた。
「おーい、帰って来たぞ!全然スキル使えない弱虫が!」
「あー!ほんとじゃん!何しに来たのかな~?弱虫ちゃん!」
「おまえらそんな弱虫に構ってないで早くあっちで遊ぼうぜ!」
そう言うと、みんなが走って遊びに行ってしまった。
モリィの顔を見ると涙を流していた。
すると急に後ろに振り向いてどこかに走っていってしまった。
モリィ!ちょっとまって、!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
モリィには一体何があったのでしょうか。
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