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スイに付いていった場合

部活動巡り(おとなりさんと一緒に天体観測部)

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 クラスの席のお隣さんは、またしてもスイだった。反対側のお隣さんはトカゲくんだ。

「お隣さんの戸成がここでも、おとなりさん…トカゲくんは席の近くの戸の陰から隠れてこっちを見てるし…。」

「お隣さんだからな!」とスイが言うとトカゲくんは。

「なんだか落ち着くんですよ。この位置が。」
しみじみと言った。まぁ、いいか。

「ザ…迫田!今日の放課後から部活動見学が始まるな!天体観測部に一緒に行こうぜ!」

うーん?どうするかな?今日は、そーおん部に行こうと思ってたけど、折角だ。先に天体観測部に行くか。

「ああ、わかった。」

「私も一緒に行っても構いませんか?」

「おう、戸隠も来いよ!」

「お前に聞いたわけじゃない。」

トカゲくんってスイには、なんか塩っぱい対応だよな…。


3人で行くことにした。今日は、ヤマトとシンジは別行動だ。たまには、羽を伸ばしてくればいいさ。


顧問は、担任の星野先生だった。おそらく、名字がぴったりだから押し付けられたんだろうな。

んな、星に興味ありそうな感じでは無かったし。

スイは、でっかい観測の道具や写真などに目を輝かせている。本当に星が好きなんだなぁ。

トカゲくんも星を眺めるのは嫌いじゃないみたいだ。トカゲくんは、忍者同好会を設立する野望はないんだろうか?トカゲくんって、よく見ると髪にほぼ隠れている目がありふれた黒や茶色じゃなくて緑色に金茶を帯びたような不思議な色味なんだよな?
ハーフなんかな?

名前は忍者っぽいけど。

戸隠も確か伊賀や甲賀みたいな忍者の里があるっぽい感じだ。手裏剣がちょっと特殊で四角形で釘抜きとかに使えるらしいって漫画で読んだことあったわ。


結局のところ、天体観測部に入部を即決めたのはスイだけだったけど…。トカゲくんとも、もっと仲良くなりたいなと思った。
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