雛人形の男雛に求婚されました。改訂版

足が重い

なんだろう？両の足が幼稚園児が2人ほどぶら下がっているかのように重たかった。

キツイ。これ、お酒を間違えてのんだせい？なのかな？

それとも、浮遊霊かなんかに気に入られてしまったとか？なのか。死んだら灰になってハイ終りなんてこと…。あ、これじゃ、クラスの子供らに人気のある本のギャグかな？

ロングヒットな駄洒落の本の死んだ医者の寝台車なみの酷いやつ…。輪廻転生は、あるとは思うけど生まれ変わって新しい人生進んだらもう完全な同一人物じゃないと思うんだ。

百万回の猫の話は、ボクも１度だけは読んだけど印象強すぎたようで完全に本がなくとも全部を覚えて言えるよあれなら。何でか、すごい記憶力というか初めて読んだ時もなんか次に誰の猫になってどんな落ちかも先がわかってるという不思議な感覚があるんだよねー。なんでだろうか？

その本は、読み聞かせていなかったらしいのに…？

～なんか大嫌いでした。のフレーズはむしろあんまり好きではないしね。最後の終りが嫌いなのかな？どうなんだろね？なぜか、いま思い出した…。

昔、読み聞かせを何度もしたのにフレーズだけ気に入ってて、肝心な部分がうろ覚えな本もあるけどね。ツルツル、ぺろりの素麺地蔵さんが正にそうなんだ。お地蔵さんの説法の内容が記憶にないよー。


ま、とにかく、まずは、水飲もうか？まだ、夢の中では無いよね？起きてる栗ちゃんは…ダメだ。ボクが起きたの確認したら安心したのか寝ちゃった…。

可愛いけどね。うん。もう。とびきり。

いつもは、むしろ寝ているボクの眠りが浅くなった瞬間をねらって様々なバリエーションで起こしてくれて軽いカリカリの夜食ごはんと綺麗な水をねだるんだ。トイレに行きたくなるころに起こしてくれて、ついでにあげるんだけどね。Win-Winな関係だと思うんだけどね。

栗ちゃんは、家の庭より遠くへは行かないこだし、のらごんくんは、首輪ないみたいなんだよねー。長い毛足で隠れてる？のか確認しようとすると逃げるもの。小さな道の電柱らへんで見かけたら、いろんな人にでれでれしてるんだけどね。美味しい匂いに物凄い嗅覚だよ。まるで、月の猫みたいだけど…。いま、気がついた…。猫がバス通勤なんだろうか？みたことないけど聞いてみる？カナトくんならわかるかも？うーん！午前５時だ！起きるか！仕事だし。

トイレ行ったあと。
水が置いてあるのにようやく気づけたから飲んだ。
誰も起きてこない…。

 隣の部屋のふすまを開けたら…。皆居た。雑魚寝。
風邪引かない？まだ３月４日だよ？こっそりタオルかけたのに…起きない。

まー、４月～５月の雨が多めな花冷えよりは、むしろいまのほうが暖かいけど。異常気象が通常化してるような感じだよね。異常な寒い夏は１度くらいだけども秋がなくて残暑から次の日いきなり霜がふることもあった。

あ、お雛様…。今日、仕事場から帰ったら仕舞うか。


6時丁度。


「おはよう！」と思いのほか、大きな声がでた。

この先は、どうなったか？秘密です。