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SIDE 璃一&晶
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今日、晶と結婚しました
まさか晶達を殺しに来たはずの日本で殺す予定だった晶と結婚するなんて、数ヶ月前の僕には想像もつかなかったことだ
父と母と妹と4人で暮らしていた楽しかった日々は、父が起こした事故で瞬く間に消え去った
一家心中をしようとした父と母
今でもあの時の二人の顔を鮮明に思い出せる
二人共虚ろな目をしていた
僕と妹を抱きしめて家に火を放った
すぐ火は家中に広がり、僕は妹を背負い煙の中出口を探して逃げた
最後に見た両親の顔は安らかな、楽しかった日々の寝顔と変わらなかった
きっと二人は死ぬ事で安らぎを手に入れたのだろう
あの時、妹も一緒に死なせてやれば辛く怖い思いをさせなかったのかもしれない
僕が晶にその話をした時、晶は優しく微笑んで「そうは思わない」と言ってくれた
「璃一の妹は、辛く怖いだけの10年じゃなかった。必死で自分を守ってくれる優しい兄が側にいて、二人で笑い合った日々は幸せだったはずだ。
璃一に愛されて、彼女は幸せだったと思う。」
晶は僕が悲しい時や辛い時、こうやって心まで抱きしめてくれる
僕には勿体ない程の素敵な人
そんな彼から「結婚しよう。俺達と家族になろう。」って言ってもらえた
身よりもなく、晶が居なくなったら僕はこの世界では生きていけないと思っていた
でも晶は「セイも静流も家族だ。璃一には仲間だって居る。それは俺が璃一を愛しているから得たものではなく、璃一という人物を皆が愛しているから、璃の周りに集まってきたんだ。
例え俺が居なくても、皆は離れて行ったりしない。」って言った
そして「俺が先に死んだ時、自分を孤独だと思って後を追うのは許さない。けど、俺が隣に居なくて寂しくて生きていけないなら、俺が死ぬ時一緒に逝こう。」って言ってくれた
きっと僕は、晶の腕の中で最期を迎えるだろう
僕に二度目の人生を与えてくれた人
僕は彼の為に生きて行きたい
彼が居ない世界は僕にとって何の価値もないんだ
皆の事は大好き
でも晶は僕にとって特別なんだ
晶は僕の心臓
以前セイ君と話した事がある
しず君が先に死んでしまったらどうするのかって
セイ君は躊躇うことなく「後を追う」って答えた
「兄ちゃんや璃一、皆には悲しい思いをさせてしまうだろうけど、俺は静流が居ないと息の仕方さえ分からなくなるから。静流と約束してるんだ。死ぬ時は一緒って。」
その時の笑顔が凄く凄く綺麗だった
最愛の人がいると、皆その人と一緒に死にたいものなのかも知れない
けど理性が働いてその人の分まで生きる選択をする
きっとそういう人は心の強い人なんだろうな
僕にはそれができそうにない
婚姻届を出した後、僕達は晶の通った学校や大学、思い出の場所に行ってみた
僕の知らない晶を知りたかったから
色んな所をまわって、たまに麒麟会の傘下の組の人に会って挨拶した
皆晶を慕っているのが見ていてわかった
自慢の旦那様
僕は本当に幸せ者だ
璃一と結婚した
出会った時から、必ず自分のモノにすると決めていた
それが叶った
婚姻届を書く時、名前の欄で「元の名前を書くのか…」と言った璃一の顔は何とも言えない表情だった
婚姻届を提出してから、俺の人生の振り返りをするみたいに思い出の場所を周った
璃一は終始楽しそうにしていて、連れてきて良かったと思った
今日は特別な日だから、泊まってみたい所があれば泊まりに行こうと言ったが、璃一は新しい新居を選んだ
「晶のお嫁さんになった実感が欲しい」
そう言われてしまえば、NOなんて言うはずもなく食事はこの日だけ出張シェフを頼み、帰宅するまでに作っておいてもらった
二人で豪華な食事を食べ、次の休みに必要な物を買いに行く約束をした
璃一の物は最低限の物しかなく、物欲もない為今まで必要な物しかなかった
でもこれからは、この家が俺達の帰る場所であり居場所になるのだから璃一が過ごしやすい場所にしたい
「璃一、今日は月が綺麗らしい。外で飲まないか?」
璃一は意外とお酒が好きだった
今まで飲んだ事がなかったようだがパーティー中、ジュースと間違って何杯も飲んでいた
結構強いようで、少量では酔わない
「飲むー!何がある?」
「バーカウンターがあるから、好きなの作ってやるよ。何がいい?」
「んー……じゃあ、アイ・オープナー」
「わかった。つまみを先に外のテーブルへ持って行っといて」
「はーい」
アイ・オープナー…カクテル言葉で『運命の出会い』
これは………静流が教えたな……
カクテルを作り外へ出る
広大な麒麟会の敷地の為周りの家や街頭もなく空がよく見える
星も輝き月も綺麗だった
「僕の…生まれ育った所ではこんなに綺麗な夜空見たことなかったな。」
「璃一…」
空を見上げ、懐かしむ様な表情をする
「あのね……晶にお願いがあるの」
「ん?」
「僕の事……一度だけで良いから、『シエル』って……呼んでくれないかな……
あ…璃一って名前が嫌なんじゃないよ?
ただね…婚姻届に僕の名前書いたでしょ?その時思ったんだ…
僕はどれだけ周りの人や僕が『璃一』だって思ってくれてても、『シエル』っていう事実は消えない…
『シエル』が幸せだったのは父が事故を起こすまで。起こしてからはずっと地獄だった…
いつも『シエル、愛してるよ』って言ってくれた両親が最後に僕の名前を呼んだのは殺す為だった…『シエル…一緒に死のう』これが両親が僕に言った最後の言葉。妹の最後の言葉は『シエル、今までごめんなさい』だった…
『シエル』って名前が怖くなった……僕をシエルって最後に呼んだのが隊長で、それもすごく嫌で………僕はこれから璃一として生きるけど、『シエル』の名前を捨てる事ができない。だから…『シエル』としての最後の思い出として、晶に呼んでほしくて……………」
きっと璃一からすれば、本名を呼んで欲しいって言うのに凄く勇気がいったんだろう
勘違いされたらどうしようとか、馬鹿なこと考えてたのかもしれない
両手を握りしめて少し震えている
璃一の前に回り込んで膝立ちになりその震える手を握りしめた
「シエル」
目をジッと見つめながら呼ぶと、璃一は目を見開きボロボロと泣き出した
きっと『シエル』と言う名前には色んな思いがあるのだろう
でも……
「シエル、よく聞いて。」
璃一は一度瞬きしジッと俺を見る
「シエル、愛してるよ」
璃一は涙を流しながらまた大きく目を開く
「璃一だろうがシエルだろうが、俺にとっては同じなんだ。
お前自身を愛してる。シエルという名が、お前にとってほとんど辛い思いでしか無いのなら、俺が呼び続けるよ。何度でもシエル愛してるって言い続ける。」
「そんな………だって…………」
「璃一って名前を大切にしてくれてるのはわかってるよ。なら俺達が二人の時だけ、シエルって呼ぶよ。
名前ってな、日本では最初に親が子供に与えるプレゼントなんだ。
どんな子に育って欲しいか、どれ程愛しているか、それを名前に込める。
『シエル』ってフランス語で空って意味なんだ。お前のこの綺麗な瞳と同じ。
きっとお前の両親は、産まれて初めてお前の瞳を見た時に青空の様に綺麗な瞳に魅入られたんだろう。」
璃一の瞼にキスをする
「シエル、両親がお前と妹を殺そうとしたのは本当に愛してたからだよ。
子供のシエル達を置いていけば、絶対苦労するし辛い思いをする。
それならばいっそ自分達と…って思ったんだ。
確かに褒められる事ではないけど、彼らなりの愛情だったんだよ」
「ふっ………ぅううう………僕……僕…………シエルって……名前……好きだった………でも……晶が……ヒック……つけてくれた……名前………もっと………好き……晶と……繋がってる……って……」
「うん……そっか………」
璃一をギュッと抱きしめる
「二人の時はシエルって呼んでいいか?」
「晶……でも………璃一が………」
「皆が居る時は『璃一』、二人きりの時は『シエル』。もう『シエル』って呼ぶ人はいないだろう?だから特別に、俺だけに呼ばせて。」
「……っ……特…別………?」
「うん。特別。」
「特別…………うん……晶は…僕の特別……だから………シエルっ……呼んで?」
璃一は可愛らしく笑った
「ああ。シエル大好きだよ。これから、俺のお嫁さんとしてよろしくな?」
「僕も晶が大好き!僕の旦那様、よろしくね!」
旦那様………シエルからそう言われるとグッとくるな
「じゃあ…最初の夫夫がする事……しよっか?」
「最初にすること??」
「うん。初夜って言ってね?夫夫になった日の夜に二人で愛し合うんだよ。」
ニヤッと笑うと、涙も引っ込み真っ赤な顔をする
「それって……」
「ベッド…行こうか」
「う………うん」
初めて抱いた日から日にちは経っていても回数はあまりやってないので、まだ照れがあるのだろう
ベッドへ座りキスをする
まだ触れるだけのキスなのにいっぱいいっぱいになっているシエルに色々と教え込みたくなる
「ほら、鼻で息して」
「ん」
舌を差し込み舌を絡ませる
クチュ…チュッと音がして鼻から抜けるような甘い声が聞こえる
しばらく経ってから唇を離すと銀の糸が結ばれる
キスだけで体の力が抜けたのかもたれ掛かってくるシエルの服を一枚一枚、見える素肌にキスを落としながら脱がせていく
「んっ………ぁ……きらぁ………」
上を全部脱がせてベッドへ寝かせる
首、鎖骨、胸、脇腹、腹とキスマークをつけていく
ベルトを抜きズボンを脱がす
下着はもう濡れていて中心は硬く勃ち上がっている
下着の上から硬くなっている所にキスをすると、「ひゃ!?」っと上半身だけ少し起こしたシエルと目が合う
見せつけるようにベロリとそこを舐めるとギュッと目を瞑る
恥ずかし過ぎて見ていられなくなったか
ならば…と下着をずり下ろし飛び出したそれを口に咥えた
咥えたまま先端を舐めたり吸ったりすれば密が溢れてくる
「あきら……だめ……お風呂………まだ………んぅ………」
後ろに下がって逃げようとするシエルの腰を掴み深く咥え込む
「ンにゃッ」
「シエルは仔猫だったか。ならいっぱい優しくしてやらないとな?」
ふふふっと笑うとブンブン横に首を振る
いっぱい優しく=弄り倒すと覚えているようで拒否られる
「ダーメ。お嫁さんには気持ちよくなってもらわないと。」
自分の着ているズボンからシエルのコックリングを取り出す
「……それ……GPS?」
「ふふふっ…そうだよ。これを付けようと思って。けど一度イかなきゃつけれないね?」
「えっ……付けなくていい………」
「ん?つけるよ?ほら、気持ちよくなろうね?」
まだ触っていなかった乳首を片方は指で弾き、もう片方は舌で愛撫する
「ゃだ………待って………んっ……ぁあ……ゃんッ………ふぅ…ん……」
待つわけないのに、涙目で懇願するシエルが可愛くてつい意地悪をしてしまう
勃起したものをゆるゆると握り、亀頭に蜜を塗りこむように刺激する
気持ちがいいのか、そこはビクッビクッと脈を打つ
尿道の入り口を指でグリグリすると高めの声で喘ぎ始めた
「あぁんッ……んっ……あっ………アッ……そこ……気持ちぃ………」
どんどん素直になるシエル
「ここ好きだろ?もうビクビクしてる。エッチな蜜が拭っても拭っても溢れてくる。」
手についたシエルの先走りをベロリと舐め上げると、シエルは目を泳がせる
「ほら、見て?一舐めしてもまだ俺の手グチョグチョ。」
羞恥心をわざと煽り半泣きになるシエルを見るのが好き
すっげぇ可愛い
「ほら、腹に蜜が垂れて糸を引いてる。後ろ弄ったらすぐイっちゃいそうだね?」
「ゃ……後ろは………」
「嫌なの?」
「えっと………嫌じゃ……なぃ………でも………」
「ローション使ってほしい?それともシエルが出したこの甘い蜜で十分かなぁ?」
きっと今の俺は獲物を狙う獣のような目をしている事だろう
可愛い赤ずきんを食べようとする狼のように
「晶の意地悪………」
「ふーん?そういう事言っちゃうんだ?」
フッと笑って、素早く枕をシエルの腰の下へ滑り込ませ、両足を持ち上げる
そしてシエルから見えるように後孔に舌を伸ばした
「だめ!!晶!!待って!!あぁッ………!!」
ベロっと舐めて後孔の皺を伸ばすように舐めていく
たまに後孔に舌を突っ込み出し入れすると、もどかしいのかシエルの腰が動く
「指入れてほしい?」
「んっ………欲しぃ………」
「じゃあ、自分で足、支えろ。」
おずおずと自分で足を抱えるシエルをみながらローションを指にたっぷりとつける
しっかり支えたのを確認し、指を一本、一気に押し込んだ
「キャうっ!!」
トプッと先走りが溢れる
休む暇なく、中を擦ったり広げる為にグルンと回す
前立腺にあえて触れないように攻めると強請るように腰を動かすシエル
「腰を振ってどうした?お強請りか?」
「ぅん……ぉ……願い……いつもの所……擦ってぇ………」
シエルは足を抱えているので自慰すらできずイきたくてもイけないのだろう
「まだだ。」
指を2本入れ中をかき混ぜる
奥を突くように出し入れすれば喘ぐ声も大きくなっていく
「ふくッ………んぅ………ぁんッ………あぅ……ッ…………」
部屋にはグチャグチャと音が響く
3本目を入れ一気に前立腺だけを攻めたてた
「ぁあああああ!!!…ッぃ……あ…だめぇぇ!!」
「ああ?擦って欲しかったんだろ?」
前立腺と奥の感じる所を攻め立て続ける
シエルのペニスからは蜜が絶え間なく落ち糸を引いている
「だ…ンァァァアアア゙ア゙ア゙ア゙!!待って………ィ………く………やぁあああああ!!!」
ビクンッと大きく反り返り、ペニスからビュッと白濁が飛び出す
それは胸まで飛んだ
ペニスはピクンピクンと動き、シエルは大きく息を乱していた
「さぁ、次はコレつけような。」
コックリングをイったばかりのペニスにつける
「はぁ…はぁ………こ……れ………ど……なる…の?」
息も絶え絶えなシエルはコックリングについて知らない為、不安そうに眉を垂れさせる
「コックリングは、射精を管理するものだ。俺が許可するまで、シエルはイけなくなる」
「え………ゃ………やだ………取って!」
「どうして?」
ニヤッと笑うとシエルは口をパクパクと動かす
「ん?理由によっては外してやるよ」
「………ぁ……晶が………する事…全部…気持ちよくて、すぐイっちゃう………」
「へぇ?全部気持ちいいんだ?」
クスッと笑えばシエルは恥ずかしそうにする
「なら外せないな。」
「何で!?」
「イきすぎたら逆に辛いだろ?大丈夫。いつもより気持ちよくしてやるから。」
返事も聞かず指の動きを再開する
「ぁ……待って………まだ………ンンッ………」
胸まで飛んだ白濁を舐めとる
「晶……それ……汚いから………」
「汚くないし甘いよ?」
そのまま乳首を舐め上げ、軽く噛む
「んアッ!!」
「噛まれるの好きだなぁ?また、ここ勃ってきたぞ?」
亀頭を指で擦ればまた蜜が溢れてくる
感度が良すぎると大変だな
ちゃんと水分補給もさせないと……
後孔に入れていた指を4本に増やし中でバラバラに動かした
「ンッ……ふぁ…アッ………ん………」
「あー…シエルの中気持ち良さそう」
「は……やく……きて………はぁあんッ…!」
「シエルも欲しい?」
「欲しぃ………あぁッ!……そこだめ!………アッ……気持ちいぃ………」
指を引き抜くとヒクヒクと後孔が収縮する
そこに亀頭を差し入れ一気に奥まで突き上げた
「キャウッ…ん……」
中が脈打ち締め付けてくる
「あー………気持ちー………」
ゆっくりと出し入れし始めると、シエルのペニスがそれに合わせてピクンピクンと踊りだす
スピードを早めて行くとシエルの乱れ方も大きくなる
「あッ……あんッ………ンッ……」
「シエル、そろそろイきたい?」
「……ンンッ……イ……きた……ぃ……ァああッ!」
奥を抉る様に腰を回すと、背を反らせる
「ふふふっ……いいよ?好きなだけイけ。」
コックリングで白濁を出す事はできないけどな…
シエルの好きなの入口と奥、前立腺をガンガンに攻めたてる
「ぁああああ!!強………い!!ひゃ……ぁん!……んにゃ……め……!」
背を反らせたまま、足をガクガクと痙攣させ、中は俺を離すまいと絡みついてくる
グチョグチョグチョグチョグチョグチョグチョーーーーー
卑猥な音が激しさを増して部屋に響く
「Stop!! Ah ………ッ…………」
「シエル……」
「ぁ……きら……ィ……けな………取って……これ……やぁ!!」
自分でコックリングを外そうとするシエルの手を掴み一纏めにしてベッドへ縫い付ける
「悪い子にはお仕置きだ………」
奥のもっと先
いつもは入れない所をゆっくり押し広げて入れていく
「カハッ………ぁ………そこ…………入っちゃ………だめ………!」
いつもと違うのがわかるのか、ポロポロ泣きながら首を振る
それでも容赦せずに入る所まで入れてゆっくり擦ると
「ゥアアアッンッ……クッ………んフッうぅ………」と喘ぎだし全身を震わせる
中はより一層うねり、そろそろだなと思わせた
腰を振る速度を上げて最奥と前立腺を何度もこする
「ヒィッ……アァァうっ………ヒィやッ!…あッ…中………おかしい!!やだ……止まって………あッ………」
最奥を重点的に攻める
「や!!もッ………ぅあ…あッアッ……ああああああああ!!!!」
ビクンビクンと大きく跳ね、中をギューッと締め付ける
全身が脈を打っているかのように跳ね上がり、シエルは虚ろな目になっている
「…シエル……中イキ、上手にできたな。忘れないうちにもう一回中イキしようか。」
「まっ………ぃ……ま………む……………」
無理と紡ごうとした口をキスで黙らせ深いキスを繰り返す
腰の動きを再開させ、何度も前立腺と最奥を突上げた
シエルはその後何度も中イキをした
俺自身も2度シエルの中で果てた
最後にコックリングを外してやると勢いよく白濁でが出て、中を突く度にトロトロと、溢れ出してくる
「ぁ……きぃ………僕…の……おか……しくなっちゃっ…た……」
「大丈夫、それでもいっぱい愛してやるから」
その後も何度も貪り、シエルの白濁が出なくなった頃シエルはそのまま意識を失った
次の日、昼過ぎになっても声も出ない、静流直伝のマッサージも効かない程腰が立たなくなったシエルを抱き上げ出社すると、同じ状況の旬と光一に廊下で出くわした
「あちゃー……お前のとこも?」
光一がシエルを見て笑う
「うん、光一の所もか。まぁ初夜だし仕方ないよな。」
ははははっと俺達は笑い合った
因みにシエルと旬は、怒る元気も無いのか腕の中でぐったりとしていた
まさか晶達を殺しに来たはずの日本で殺す予定だった晶と結婚するなんて、数ヶ月前の僕には想像もつかなかったことだ
父と母と妹と4人で暮らしていた楽しかった日々は、父が起こした事故で瞬く間に消え去った
一家心中をしようとした父と母
今でもあの時の二人の顔を鮮明に思い出せる
二人共虚ろな目をしていた
僕と妹を抱きしめて家に火を放った
すぐ火は家中に広がり、僕は妹を背負い煙の中出口を探して逃げた
最後に見た両親の顔は安らかな、楽しかった日々の寝顔と変わらなかった
きっと二人は死ぬ事で安らぎを手に入れたのだろう
あの時、妹も一緒に死なせてやれば辛く怖い思いをさせなかったのかもしれない
僕が晶にその話をした時、晶は優しく微笑んで「そうは思わない」と言ってくれた
「璃一の妹は、辛く怖いだけの10年じゃなかった。必死で自分を守ってくれる優しい兄が側にいて、二人で笑い合った日々は幸せだったはずだ。
璃一に愛されて、彼女は幸せだったと思う。」
晶は僕が悲しい時や辛い時、こうやって心まで抱きしめてくれる
僕には勿体ない程の素敵な人
そんな彼から「結婚しよう。俺達と家族になろう。」って言ってもらえた
身よりもなく、晶が居なくなったら僕はこの世界では生きていけないと思っていた
でも晶は「セイも静流も家族だ。璃一には仲間だって居る。それは俺が璃一を愛しているから得たものではなく、璃一という人物を皆が愛しているから、璃の周りに集まってきたんだ。
例え俺が居なくても、皆は離れて行ったりしない。」って言った
そして「俺が先に死んだ時、自分を孤独だと思って後を追うのは許さない。けど、俺が隣に居なくて寂しくて生きていけないなら、俺が死ぬ時一緒に逝こう。」って言ってくれた
きっと僕は、晶の腕の中で最期を迎えるだろう
僕に二度目の人生を与えてくれた人
僕は彼の為に生きて行きたい
彼が居ない世界は僕にとって何の価値もないんだ
皆の事は大好き
でも晶は僕にとって特別なんだ
晶は僕の心臓
以前セイ君と話した事がある
しず君が先に死んでしまったらどうするのかって
セイ君は躊躇うことなく「後を追う」って答えた
「兄ちゃんや璃一、皆には悲しい思いをさせてしまうだろうけど、俺は静流が居ないと息の仕方さえ分からなくなるから。静流と約束してるんだ。死ぬ時は一緒って。」
その時の笑顔が凄く凄く綺麗だった
最愛の人がいると、皆その人と一緒に死にたいものなのかも知れない
けど理性が働いてその人の分まで生きる選択をする
きっとそういう人は心の強い人なんだろうな
僕にはそれができそうにない
婚姻届を出した後、僕達は晶の通った学校や大学、思い出の場所に行ってみた
僕の知らない晶を知りたかったから
色んな所をまわって、たまに麒麟会の傘下の組の人に会って挨拶した
皆晶を慕っているのが見ていてわかった
自慢の旦那様
僕は本当に幸せ者だ
璃一と結婚した
出会った時から、必ず自分のモノにすると決めていた
それが叶った
婚姻届を書く時、名前の欄で「元の名前を書くのか…」と言った璃一の顔は何とも言えない表情だった
婚姻届を提出してから、俺の人生の振り返りをするみたいに思い出の場所を周った
璃一は終始楽しそうにしていて、連れてきて良かったと思った
今日は特別な日だから、泊まってみたい所があれば泊まりに行こうと言ったが、璃一は新しい新居を選んだ
「晶のお嫁さんになった実感が欲しい」
そう言われてしまえば、NOなんて言うはずもなく食事はこの日だけ出張シェフを頼み、帰宅するまでに作っておいてもらった
二人で豪華な食事を食べ、次の休みに必要な物を買いに行く約束をした
璃一の物は最低限の物しかなく、物欲もない為今まで必要な物しかなかった
でもこれからは、この家が俺達の帰る場所であり居場所になるのだから璃一が過ごしやすい場所にしたい
「璃一、今日は月が綺麗らしい。外で飲まないか?」
璃一は意外とお酒が好きだった
今まで飲んだ事がなかったようだがパーティー中、ジュースと間違って何杯も飲んでいた
結構強いようで、少量では酔わない
「飲むー!何がある?」
「バーカウンターがあるから、好きなの作ってやるよ。何がいい?」
「んー……じゃあ、アイ・オープナー」
「わかった。つまみを先に外のテーブルへ持って行っといて」
「はーい」
アイ・オープナー…カクテル言葉で『運命の出会い』
これは………静流が教えたな……
カクテルを作り外へ出る
広大な麒麟会の敷地の為周りの家や街頭もなく空がよく見える
星も輝き月も綺麗だった
「僕の…生まれ育った所ではこんなに綺麗な夜空見たことなかったな。」
「璃一…」
空を見上げ、懐かしむ様な表情をする
「あのね……晶にお願いがあるの」
「ん?」
「僕の事……一度だけで良いから、『シエル』って……呼んでくれないかな……
あ…璃一って名前が嫌なんじゃないよ?
ただね…婚姻届に僕の名前書いたでしょ?その時思ったんだ…
僕はどれだけ周りの人や僕が『璃一』だって思ってくれてても、『シエル』っていう事実は消えない…
『シエル』が幸せだったのは父が事故を起こすまで。起こしてからはずっと地獄だった…
いつも『シエル、愛してるよ』って言ってくれた両親が最後に僕の名前を呼んだのは殺す為だった…『シエル…一緒に死のう』これが両親が僕に言った最後の言葉。妹の最後の言葉は『シエル、今までごめんなさい』だった…
『シエル』って名前が怖くなった……僕をシエルって最後に呼んだのが隊長で、それもすごく嫌で………僕はこれから璃一として生きるけど、『シエル』の名前を捨てる事ができない。だから…『シエル』としての最後の思い出として、晶に呼んでほしくて……………」
きっと璃一からすれば、本名を呼んで欲しいって言うのに凄く勇気がいったんだろう
勘違いされたらどうしようとか、馬鹿なこと考えてたのかもしれない
両手を握りしめて少し震えている
璃一の前に回り込んで膝立ちになりその震える手を握りしめた
「シエル」
目をジッと見つめながら呼ぶと、璃一は目を見開きボロボロと泣き出した
きっと『シエル』と言う名前には色んな思いがあるのだろう
でも……
「シエル、よく聞いて。」
璃一は一度瞬きしジッと俺を見る
「シエル、愛してるよ」
璃一は涙を流しながらまた大きく目を開く
「璃一だろうがシエルだろうが、俺にとっては同じなんだ。
お前自身を愛してる。シエルという名が、お前にとってほとんど辛い思いでしか無いのなら、俺が呼び続けるよ。何度でもシエル愛してるって言い続ける。」
「そんな………だって…………」
「璃一って名前を大切にしてくれてるのはわかってるよ。なら俺達が二人の時だけ、シエルって呼ぶよ。
名前ってな、日本では最初に親が子供に与えるプレゼントなんだ。
どんな子に育って欲しいか、どれ程愛しているか、それを名前に込める。
『シエル』ってフランス語で空って意味なんだ。お前のこの綺麗な瞳と同じ。
きっとお前の両親は、産まれて初めてお前の瞳を見た時に青空の様に綺麗な瞳に魅入られたんだろう。」
璃一の瞼にキスをする
「シエル、両親がお前と妹を殺そうとしたのは本当に愛してたからだよ。
子供のシエル達を置いていけば、絶対苦労するし辛い思いをする。
それならばいっそ自分達と…って思ったんだ。
確かに褒められる事ではないけど、彼らなりの愛情だったんだよ」
「ふっ………ぅううう………僕……僕…………シエルって……名前……好きだった………でも……晶が……ヒック……つけてくれた……名前………もっと………好き……晶と……繋がってる……って……」
「うん……そっか………」
璃一をギュッと抱きしめる
「二人の時はシエルって呼んでいいか?」
「晶……でも………璃一が………」
「皆が居る時は『璃一』、二人きりの時は『シエル』。もう『シエル』って呼ぶ人はいないだろう?だから特別に、俺だけに呼ばせて。」
「……っ……特…別………?」
「うん。特別。」
「特別…………うん……晶は…僕の特別……だから………シエルっ……呼んで?」
璃一は可愛らしく笑った
「ああ。シエル大好きだよ。これから、俺のお嫁さんとしてよろしくな?」
「僕も晶が大好き!僕の旦那様、よろしくね!」
旦那様………シエルからそう言われるとグッとくるな
「じゃあ…最初の夫夫がする事……しよっか?」
「最初にすること??」
「うん。初夜って言ってね?夫夫になった日の夜に二人で愛し合うんだよ。」
ニヤッと笑うと、涙も引っ込み真っ赤な顔をする
「それって……」
「ベッド…行こうか」
「う………うん」
初めて抱いた日から日にちは経っていても回数はあまりやってないので、まだ照れがあるのだろう
ベッドへ座りキスをする
まだ触れるだけのキスなのにいっぱいいっぱいになっているシエルに色々と教え込みたくなる
「ほら、鼻で息して」
「ん」
舌を差し込み舌を絡ませる
クチュ…チュッと音がして鼻から抜けるような甘い声が聞こえる
しばらく経ってから唇を離すと銀の糸が結ばれる
キスだけで体の力が抜けたのかもたれ掛かってくるシエルの服を一枚一枚、見える素肌にキスを落としながら脱がせていく
「んっ………ぁ……きらぁ………」
上を全部脱がせてベッドへ寝かせる
首、鎖骨、胸、脇腹、腹とキスマークをつけていく
ベルトを抜きズボンを脱がす
下着はもう濡れていて中心は硬く勃ち上がっている
下着の上から硬くなっている所にキスをすると、「ひゃ!?」っと上半身だけ少し起こしたシエルと目が合う
見せつけるようにベロリとそこを舐めるとギュッと目を瞑る
恥ずかし過ぎて見ていられなくなったか
ならば…と下着をずり下ろし飛び出したそれを口に咥えた
咥えたまま先端を舐めたり吸ったりすれば密が溢れてくる
「あきら……だめ……お風呂………まだ………んぅ………」
後ろに下がって逃げようとするシエルの腰を掴み深く咥え込む
「ンにゃッ」
「シエルは仔猫だったか。ならいっぱい優しくしてやらないとな?」
ふふふっと笑うとブンブン横に首を振る
いっぱい優しく=弄り倒すと覚えているようで拒否られる
「ダーメ。お嫁さんには気持ちよくなってもらわないと。」
自分の着ているズボンからシエルのコックリングを取り出す
「……それ……GPS?」
「ふふふっ…そうだよ。これを付けようと思って。けど一度イかなきゃつけれないね?」
「えっ……付けなくていい………」
「ん?つけるよ?ほら、気持ちよくなろうね?」
まだ触っていなかった乳首を片方は指で弾き、もう片方は舌で愛撫する
「ゃだ………待って………んっ……ぁあ……ゃんッ………ふぅ…ん……」
待つわけないのに、涙目で懇願するシエルが可愛くてつい意地悪をしてしまう
勃起したものをゆるゆると握り、亀頭に蜜を塗りこむように刺激する
気持ちがいいのか、そこはビクッビクッと脈を打つ
尿道の入り口を指でグリグリすると高めの声で喘ぎ始めた
「あぁんッ……んっ……あっ………アッ……そこ……気持ちぃ………」
どんどん素直になるシエル
「ここ好きだろ?もうビクビクしてる。エッチな蜜が拭っても拭っても溢れてくる。」
手についたシエルの先走りをベロリと舐め上げると、シエルは目を泳がせる
「ほら、見て?一舐めしてもまだ俺の手グチョグチョ。」
羞恥心をわざと煽り半泣きになるシエルを見るのが好き
すっげぇ可愛い
「ほら、腹に蜜が垂れて糸を引いてる。後ろ弄ったらすぐイっちゃいそうだね?」
「ゃ……後ろは………」
「嫌なの?」
「えっと………嫌じゃ……なぃ………でも………」
「ローション使ってほしい?それともシエルが出したこの甘い蜜で十分かなぁ?」
きっと今の俺は獲物を狙う獣のような目をしている事だろう
可愛い赤ずきんを食べようとする狼のように
「晶の意地悪………」
「ふーん?そういう事言っちゃうんだ?」
フッと笑って、素早く枕をシエルの腰の下へ滑り込ませ、両足を持ち上げる
そしてシエルから見えるように後孔に舌を伸ばした
「だめ!!晶!!待って!!あぁッ………!!」
ベロっと舐めて後孔の皺を伸ばすように舐めていく
たまに後孔に舌を突っ込み出し入れすると、もどかしいのかシエルの腰が動く
「指入れてほしい?」
「んっ………欲しぃ………」
「じゃあ、自分で足、支えろ。」
おずおずと自分で足を抱えるシエルをみながらローションを指にたっぷりとつける
しっかり支えたのを確認し、指を一本、一気に押し込んだ
「キャうっ!!」
トプッと先走りが溢れる
休む暇なく、中を擦ったり広げる為にグルンと回す
前立腺にあえて触れないように攻めると強請るように腰を動かすシエル
「腰を振ってどうした?お強請りか?」
「ぅん……ぉ……願い……いつもの所……擦ってぇ………」
シエルは足を抱えているので自慰すらできずイきたくてもイけないのだろう
「まだだ。」
指を2本入れ中をかき混ぜる
奥を突くように出し入れすれば喘ぐ声も大きくなっていく
「ふくッ………んぅ………ぁんッ………あぅ……ッ…………」
部屋にはグチャグチャと音が響く
3本目を入れ一気に前立腺だけを攻めたてた
「ぁあああああ!!!…ッぃ……あ…だめぇぇ!!」
「ああ?擦って欲しかったんだろ?」
前立腺と奥の感じる所を攻め立て続ける
シエルのペニスからは蜜が絶え間なく落ち糸を引いている
「だ…ンァァァアアア゙ア゙ア゙ア゙!!待って………ィ………く………やぁあああああ!!!」
ビクンッと大きく反り返り、ペニスからビュッと白濁が飛び出す
それは胸まで飛んだ
ペニスはピクンピクンと動き、シエルは大きく息を乱していた
「さぁ、次はコレつけような。」
コックリングをイったばかりのペニスにつける
「はぁ…はぁ………こ……れ………ど……なる…の?」
息も絶え絶えなシエルはコックリングについて知らない為、不安そうに眉を垂れさせる
「コックリングは、射精を管理するものだ。俺が許可するまで、シエルはイけなくなる」
「え………ゃ………やだ………取って!」
「どうして?」
ニヤッと笑うとシエルは口をパクパクと動かす
「ん?理由によっては外してやるよ」
「………ぁ……晶が………する事…全部…気持ちよくて、すぐイっちゃう………」
「へぇ?全部気持ちいいんだ?」
クスッと笑えばシエルは恥ずかしそうにする
「なら外せないな。」
「何で!?」
「イきすぎたら逆に辛いだろ?大丈夫。いつもより気持ちよくしてやるから。」
返事も聞かず指の動きを再開する
「ぁ……待って………まだ………ンンッ………」
胸まで飛んだ白濁を舐めとる
「晶……それ……汚いから………」
「汚くないし甘いよ?」
そのまま乳首を舐め上げ、軽く噛む
「んアッ!!」
「噛まれるの好きだなぁ?また、ここ勃ってきたぞ?」
亀頭を指で擦ればまた蜜が溢れてくる
感度が良すぎると大変だな
ちゃんと水分補給もさせないと……
後孔に入れていた指を4本に増やし中でバラバラに動かした
「ンッ……ふぁ…アッ………ん………」
「あー…シエルの中気持ち良さそう」
「は……やく……きて………はぁあんッ…!」
「シエルも欲しい?」
「欲しぃ………あぁッ!……そこだめ!………アッ……気持ちいぃ………」
指を引き抜くとヒクヒクと後孔が収縮する
そこに亀頭を差し入れ一気に奥まで突き上げた
「キャウッ…ん……」
中が脈打ち締め付けてくる
「あー………気持ちー………」
ゆっくりと出し入れし始めると、シエルのペニスがそれに合わせてピクンピクンと踊りだす
スピードを早めて行くとシエルの乱れ方も大きくなる
「あッ……あんッ………ンッ……」
「シエル、そろそろイきたい?」
「……ンンッ……イ……きた……ぃ……ァああッ!」
奥を抉る様に腰を回すと、背を反らせる
「ふふふっ……いいよ?好きなだけイけ。」
コックリングで白濁を出す事はできないけどな…
シエルの好きなの入口と奥、前立腺をガンガンに攻めたてる
「ぁああああ!!強………い!!ひゃ……ぁん!……んにゃ……め……!」
背を反らせたまま、足をガクガクと痙攣させ、中は俺を離すまいと絡みついてくる
グチョグチョグチョグチョグチョグチョグチョーーーーー
卑猥な音が激しさを増して部屋に響く
「Stop!! Ah ………ッ…………」
「シエル……」
「ぁ……きら……ィ……けな………取って……これ……やぁ!!」
自分でコックリングを外そうとするシエルの手を掴み一纏めにしてベッドへ縫い付ける
「悪い子にはお仕置きだ………」
奥のもっと先
いつもは入れない所をゆっくり押し広げて入れていく
「カハッ………ぁ………そこ…………入っちゃ………だめ………!」
いつもと違うのがわかるのか、ポロポロ泣きながら首を振る
それでも容赦せずに入る所まで入れてゆっくり擦ると
「ゥアアアッンッ……クッ………んフッうぅ………」と喘ぎだし全身を震わせる
中はより一層うねり、そろそろだなと思わせた
腰を振る速度を上げて最奥と前立腺を何度もこする
「ヒィッ……アァァうっ………ヒィやッ!…あッ…中………おかしい!!やだ……止まって………あッ………」
最奥を重点的に攻める
「や!!もッ………ぅあ…あッアッ……ああああああああ!!!!」
ビクンビクンと大きく跳ね、中をギューッと締め付ける
全身が脈を打っているかのように跳ね上がり、シエルは虚ろな目になっている
「…シエル……中イキ、上手にできたな。忘れないうちにもう一回中イキしようか。」
「まっ………ぃ……ま………む……………」
無理と紡ごうとした口をキスで黙らせ深いキスを繰り返す
腰の動きを再開させ、何度も前立腺と最奥を突上げた
シエルはその後何度も中イキをした
俺自身も2度シエルの中で果てた
最後にコックリングを外してやると勢いよく白濁でが出て、中を突く度にトロトロと、溢れ出してくる
「ぁ……きぃ………僕…の……おか……しくなっちゃっ…た……」
「大丈夫、それでもいっぱい愛してやるから」
その後も何度も貪り、シエルの白濁が出なくなった頃シエルはそのまま意識を失った
次の日、昼過ぎになっても声も出ない、静流直伝のマッサージも効かない程腰が立たなくなったシエルを抱き上げ出社すると、同じ状況の旬と光一に廊下で出くわした
「あちゃー……お前のとこも?」
光一がシエルを見て笑う
「うん、光一の所もか。まぁ初夜だし仕方ないよな。」
ははははっと俺達は笑い合った
因みにシエルと旬は、怒る元気も無いのか腕の中でぐったりとしていた
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