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何なんだ…このオルガという者は……
もしかしたら神に近い力を持っているのではないだろうか?
いくらディセーブル神の愛子だと言っても、何故こんな力を持っている?
視線一つで相手を自分の支配下に置き、呼吸一つ操れるとは…
天罰を与える事しかできない私達神よりも、いつでも手を下せるオルガの方がこの者達には恐怖の存在であろうに…
しかし殺気を引っ込めたオルガに恐怖心を向けている者はここには居ない
「フェラーリ神?」
ユーリに呼ばれ顔を上げる
レインはすでに泣き止み、潤んだままの涙に濡れた瞳でジッと私を見ている
「…うむ。レインよ、私はお前を悪魔だ等と思ってもいなければ、そんな理由で記憶を消し子供の姿にした訳ではないぞ。」
少し膝を曲げ、オルガの腕に抱かれたままのレインと視線を合わせる
「ちがう…ですか…?」
大きなくりくりな瞳が見開かれる
「そなたの母も言っていたであろう?レインが幸せになる為だと。私達神はレインの幸せを願っておる。しかし心無い事を言う者がなんと多い事か。」
人間とは人を恨んだり陥れたりする事が本当に好きな生き物だ…
天界でもレインに対する奴らの行いは問題となっていた
このままではまたレインの魂が汚れてしまう
レインは後数度転生したら天界の住人となりこちらで暮らすことが決まっている
しかし、魂が汚れてしまうと天界の住人になる事が出来なくなる
せっかくオルガとユーリの元で魂が浄化され始めたと言うのに
「オルガ、ユーリ。お前達を家族と私が認めるのは簡単だ。しかしそれだけでは、あそこの者達のような輩が出てくるであろう」
オルガに体を支配されて意識を失い倒れている者達を指さすと、2人は頷く
「そこでだ。私達神はレインを一度生まれ変わらせようと考えた」
「そんな!!」
ユーリが悲痛な叫び声を上げ、オルガはレインを深く抱き込み私を睨み付けてくる
ちょっと…私は一応神だよ?
その態度酷くない……??
オルガって整いすぎた顔してるから睨まれたら流石に神である私であっても怖いからね…??
「ちゃんと最後まで聞いてもらえないだろうか……君たちからレインを奪ったりしないから…」
そう言うと少し警戒を解いたのか、オルガが睨むのはやめた
「では、どういうことだ?」
それでもレインを抱き込んだままである
「簡単に言えば、レインを赤子の種にまで時を戻す。赤子の種とは本来魂が宿った実の事で、その種を体に入れ育てる事で身体が作られていくのだ。赤子の種は本来魂だから、現在の記憶は消えてしまう。新たなレインとなってはしまうが、この子の本質は変わらない。」
「……僕がレインを産む事で血の繋がった家族になるってことですか?…でも……家族って血の繋がりなんか関係ない…」
ユーリは悲しそうな顔をする
「ユーリの考えは私も共感するところだ。しかし、そう思わない輩がこの世界には多く存在しているのも事実。そのせいで傷つく必要もない者が傷つけられている。
この世界を変えていくのはそなた達の仕事だが、レインが傷つけられる要因を作ってしまったのは私達神だ。
だから、私達にできる最大の事としてレインを種まで戻す。」
ユーリはこの世界の偏見や差別をよく理解しているからこそ、私の言葉に涙を流すのだろう
「ママ…??」
オルガの腕の中からひょこっと顔を出したレインが心配そうにユーリに声をかける
「…レイン……」
「ママ、どこかいたいの??」
「大丈夫だよ。痛いところはないよ?」
ユーリの言葉に納得できないのか、オルガを見上げるレイン
「…レイン、これから少しの間ママのお腹の中で過ごすかこのまま一緒に過ごすかどっちがいい??」
オルガはそんな質問をレインにする
そんな言い方をすれば、このまま一緒に過ごすって言うに決まっているだろうに…
う~ん……と唸った後レインはポツリと呟いた
「……ママのおなかでしゅごしたら、もうみんなにやなことしゃれないかな…?」
「そうだよ。もう誰にもレインを傷つけさせない。パパ達がちゃんと守ってやれるし、レインもママを守る事が出来るようになるよ」
オルガはレインをユーリの顔の高さで抱きなおした
「そっか…じゃあ、ママのおなかでしゅごしゅ!」
レインはニッコリと笑った
「「え…??」」
ユーリも私も予想していなかった言葉に驚いた
「あのね!ユンちゃんが、ママのおなかのなかってあっちゃかくて、きもちーっていっちぇたの!!」
「ユンちゃんって、レイナの息子の?」
うんうんと頷くレイン
ユーリの知っている子なのか…子供は母親のお腹にいた時の記憶を持っている事があると聞いた事はあるが…
「じゃあママのお腹で少しだけ過ごそうか。その間にパパとママが意地悪な人達を叱っておくよ」
オルガは優しく微笑みレインの頭をヨシヨシと撫でる
レインは嬉しそうに短い尻尾をブンブン振り回しギューとオルガを抱きしめ返している
「レイン…本当に……いいの?」
ユーリは不安げな顔でレインに尋ねる
「うん!!ママのおなかにいちゃら、いちゅもパパとママといっちょにいれるでちょ?パパもママもさみちくないち、かなちくならないでしょ??」
ふふふっと笑うレインに「うん、一緒に居れて嬉しいね」と涙ぐみながら返事を返すユーリ
オルガはそんな2人の頬にキスをする
どう見ても素晴らしい家族にしか見えなのに、この3人を家族と認めない者がこの世界には居る
もともと獣人は血の繋がりは重視しないものだが、血筋や貴族優位な考えが他国より強いのは、この白の国はあまりにも長い間腐った歴代の王が王座に座っていたせいだろう
その王に従ってきた者達の多い事……
この国の大きな悪性腫瘍は王だったが、そこからでた膿はいろいろな所に広まっていることだろう
それを全て取り除き、理想とされる国を創るには骨が折れる事だろう
しかし、この2人ならできそうだな……
「ではオルガ、ユーリ。この箱には2つ種が入っておる。」
前に手を掲げリボンのかかった小さな箱を見せる
「1つは愛音の魂の実である、子供の種。もう1つはレインの魂が入る実だ。1つずつ使っても良いし、2つ同時に使っても良い。お前達の準備ができた時に使いなさい。」
「はい。」「ありがとうございます」
2人はそう言って頭をさげた
……初めてではないだろうか?
この2人が私に自主的に頭を下げるなんて…
「あー…では、レイン。ママのお腹へ行く準備を私としよう。少しだけパパとママと離れるがよいか?」
少し不安げな顔をしたレインだったが、オルガとユーリの顔を見てから笑顔で頷いた
「パパ!ママ!いってきましゅ!!」
二人の首にギューっと抱きつき、頬へキスをするとオルガの腕からピョンっと飛び降り私の真ん前までチョコチョコと来た
「ではレイン、これを持って」
白い羽を2本渡す
「きれーい」
受け取ったレインは掲げて見ている
ステンドグラスから入る光がその羽を照らしキラキラと輝く
「この羽は私と、ディセーブル神の羽だ。レインに私達の加護を与える。ただし、この加護はレインが他者を大切に思い慈しみ、愛す事ができている時にしか加護は働かない。分かったか?」
「ん~……ぼくのたいせちゅなひとをまもってくれりゅはねさん??」
レインのその言葉に、クスクスと笑いだしたユーリとオルガ、ソウにラウ
4人の笑い声にポカンとしていたレインも「えへへ…」と恥ずかしそうに笑った
「ではその羽をしっかりと持っておきなさい。」
レインの額に天界の陣を書き記していく
書き終えるとレインの体は宙に浮き金色の糸で覆われていく
その幻想的な光景に一同が感嘆の息を漏らす
まるで繭の様になったレインは徐々に小さくなっていく
「オルガ、ユーリこちらに来なさい」
2人は静かに、ただただ繭の様になったレインを見つめながらゆっくりと近づいてきた
「レインの魂がまだ汚れている。2人の力で浄化してあげなさい」
「……浄化?」
ユーリが首をかしげる
「お前達2人の愛情によって、少しずつレインの魂は浄化されていっていた。」
「俺達の愛情…」
2人は顔を見合わせ微笑み合うと、二人でレインを抱きしめた
2人に抱きしめられた繭は光を強くし少しずつ小さくなっていく
2人はレインに何か話しかけているが小さくて聞き取れない
繭はどんどん小さくなり、すでに掌に収まるほどになっている
「「愛してるよ」」
その言葉が聞こえたと同時に繭から眩い光が放たれ、繭は種の大きさになりユーリの手の中に納まった
もしかしたら神に近い力を持っているのではないだろうか?
いくらディセーブル神の愛子だと言っても、何故こんな力を持っている?
視線一つで相手を自分の支配下に置き、呼吸一つ操れるとは…
天罰を与える事しかできない私達神よりも、いつでも手を下せるオルガの方がこの者達には恐怖の存在であろうに…
しかし殺気を引っ込めたオルガに恐怖心を向けている者はここには居ない
「フェラーリ神?」
ユーリに呼ばれ顔を上げる
レインはすでに泣き止み、潤んだままの涙に濡れた瞳でジッと私を見ている
「…うむ。レインよ、私はお前を悪魔だ等と思ってもいなければ、そんな理由で記憶を消し子供の姿にした訳ではないぞ。」
少し膝を曲げ、オルガの腕に抱かれたままのレインと視線を合わせる
「ちがう…ですか…?」
大きなくりくりな瞳が見開かれる
「そなたの母も言っていたであろう?レインが幸せになる為だと。私達神はレインの幸せを願っておる。しかし心無い事を言う者がなんと多い事か。」
人間とは人を恨んだり陥れたりする事が本当に好きな生き物だ…
天界でもレインに対する奴らの行いは問題となっていた
このままではまたレインの魂が汚れてしまう
レインは後数度転生したら天界の住人となりこちらで暮らすことが決まっている
しかし、魂が汚れてしまうと天界の住人になる事が出来なくなる
せっかくオルガとユーリの元で魂が浄化され始めたと言うのに
「オルガ、ユーリ。お前達を家族と私が認めるのは簡単だ。しかしそれだけでは、あそこの者達のような輩が出てくるであろう」
オルガに体を支配されて意識を失い倒れている者達を指さすと、2人は頷く
「そこでだ。私達神はレインを一度生まれ変わらせようと考えた」
「そんな!!」
ユーリが悲痛な叫び声を上げ、オルガはレインを深く抱き込み私を睨み付けてくる
ちょっと…私は一応神だよ?
その態度酷くない……??
オルガって整いすぎた顔してるから睨まれたら流石に神である私であっても怖いからね…??
「ちゃんと最後まで聞いてもらえないだろうか……君たちからレインを奪ったりしないから…」
そう言うと少し警戒を解いたのか、オルガが睨むのはやめた
「では、どういうことだ?」
それでもレインを抱き込んだままである
「簡単に言えば、レインを赤子の種にまで時を戻す。赤子の種とは本来魂が宿った実の事で、その種を体に入れ育てる事で身体が作られていくのだ。赤子の種は本来魂だから、現在の記憶は消えてしまう。新たなレインとなってはしまうが、この子の本質は変わらない。」
「……僕がレインを産む事で血の繋がった家族になるってことですか?…でも……家族って血の繋がりなんか関係ない…」
ユーリは悲しそうな顔をする
「ユーリの考えは私も共感するところだ。しかし、そう思わない輩がこの世界には多く存在しているのも事実。そのせいで傷つく必要もない者が傷つけられている。
この世界を変えていくのはそなた達の仕事だが、レインが傷つけられる要因を作ってしまったのは私達神だ。
だから、私達にできる最大の事としてレインを種まで戻す。」
ユーリはこの世界の偏見や差別をよく理解しているからこそ、私の言葉に涙を流すのだろう
「ママ…??」
オルガの腕の中からひょこっと顔を出したレインが心配そうにユーリに声をかける
「…レイン……」
「ママ、どこかいたいの??」
「大丈夫だよ。痛いところはないよ?」
ユーリの言葉に納得できないのか、オルガを見上げるレイン
「…レイン、これから少しの間ママのお腹の中で過ごすかこのまま一緒に過ごすかどっちがいい??」
オルガはそんな質問をレインにする
そんな言い方をすれば、このまま一緒に過ごすって言うに決まっているだろうに…
う~ん……と唸った後レインはポツリと呟いた
「……ママのおなかでしゅごしたら、もうみんなにやなことしゃれないかな…?」
「そうだよ。もう誰にもレインを傷つけさせない。パパ達がちゃんと守ってやれるし、レインもママを守る事が出来るようになるよ」
オルガはレインをユーリの顔の高さで抱きなおした
「そっか…じゃあ、ママのおなかでしゅごしゅ!」
レインはニッコリと笑った
「「え…??」」
ユーリも私も予想していなかった言葉に驚いた
「あのね!ユンちゃんが、ママのおなかのなかってあっちゃかくて、きもちーっていっちぇたの!!」
「ユンちゃんって、レイナの息子の?」
うんうんと頷くレイン
ユーリの知っている子なのか…子供は母親のお腹にいた時の記憶を持っている事があると聞いた事はあるが…
「じゃあママのお腹で少しだけ過ごそうか。その間にパパとママが意地悪な人達を叱っておくよ」
オルガは優しく微笑みレインの頭をヨシヨシと撫でる
レインは嬉しそうに短い尻尾をブンブン振り回しギューとオルガを抱きしめ返している
「レイン…本当に……いいの?」
ユーリは不安げな顔でレインに尋ねる
「うん!!ママのおなかにいちゃら、いちゅもパパとママといっちょにいれるでちょ?パパもママもさみちくないち、かなちくならないでしょ??」
ふふふっと笑うレインに「うん、一緒に居れて嬉しいね」と涙ぐみながら返事を返すユーリ
オルガはそんな2人の頬にキスをする
どう見ても素晴らしい家族にしか見えなのに、この3人を家族と認めない者がこの世界には居る
もともと獣人は血の繋がりは重視しないものだが、血筋や貴族優位な考えが他国より強いのは、この白の国はあまりにも長い間腐った歴代の王が王座に座っていたせいだろう
その王に従ってきた者達の多い事……
この国の大きな悪性腫瘍は王だったが、そこからでた膿はいろいろな所に広まっていることだろう
それを全て取り除き、理想とされる国を創るには骨が折れる事だろう
しかし、この2人ならできそうだな……
「ではオルガ、ユーリ。この箱には2つ種が入っておる。」
前に手を掲げリボンのかかった小さな箱を見せる
「1つは愛音の魂の実である、子供の種。もう1つはレインの魂が入る実だ。1つずつ使っても良いし、2つ同時に使っても良い。お前達の準備ができた時に使いなさい。」
「はい。」「ありがとうございます」
2人はそう言って頭をさげた
……初めてではないだろうか?
この2人が私に自主的に頭を下げるなんて…
「あー…では、レイン。ママのお腹へ行く準備を私としよう。少しだけパパとママと離れるがよいか?」
少し不安げな顔をしたレインだったが、オルガとユーリの顔を見てから笑顔で頷いた
「パパ!ママ!いってきましゅ!!」
二人の首にギューっと抱きつき、頬へキスをするとオルガの腕からピョンっと飛び降り私の真ん前までチョコチョコと来た
「ではレイン、これを持って」
白い羽を2本渡す
「きれーい」
受け取ったレインは掲げて見ている
ステンドグラスから入る光がその羽を照らしキラキラと輝く
「この羽は私と、ディセーブル神の羽だ。レインに私達の加護を与える。ただし、この加護はレインが他者を大切に思い慈しみ、愛す事ができている時にしか加護は働かない。分かったか?」
「ん~……ぼくのたいせちゅなひとをまもってくれりゅはねさん??」
レインのその言葉に、クスクスと笑いだしたユーリとオルガ、ソウにラウ
4人の笑い声にポカンとしていたレインも「えへへ…」と恥ずかしそうに笑った
「ではその羽をしっかりと持っておきなさい。」
レインの額に天界の陣を書き記していく
書き終えるとレインの体は宙に浮き金色の糸で覆われていく
その幻想的な光景に一同が感嘆の息を漏らす
まるで繭の様になったレインは徐々に小さくなっていく
「オルガ、ユーリこちらに来なさい」
2人は静かに、ただただ繭の様になったレインを見つめながらゆっくりと近づいてきた
「レインの魂がまだ汚れている。2人の力で浄化してあげなさい」
「……浄化?」
ユーリが首をかしげる
「お前達2人の愛情によって、少しずつレインの魂は浄化されていっていた。」
「俺達の愛情…」
2人は顔を見合わせ微笑み合うと、二人でレインを抱きしめた
2人に抱きしめられた繭は光を強くし少しずつ小さくなっていく
2人はレインに何か話しかけているが小さくて聞き取れない
繭はどんどん小さくなり、すでに掌に収まるほどになっている
「「愛してるよ」」
その言葉が聞こえたと同時に繭から眩い光が放たれ、繭は種の大きさになりユーリの手の中に納まった
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