前世の記憶でとんでもないマザコンに！？

始まり

僕の目に、最後に映ったのは、母の泣いている顔だった。

ぱっ！目が覚めるとそこには、知らない人がいた。
（あなたは誰？）
そう聞こうとしたが、声が出ない。
出ているのはよくわからない音だ。
（確か、死んだんだよな？そうだ、ママと。買い物してて、車に跳ねられた？んだよな？）
そんなことをかんがえていると、目の前にいた知らない女が話しかけてきた。
「目が覚めたんでちゅね？ママですよ～。」
そう言って抱き抱える。
（こいつがママ！？まぁ、そこそこ可愛いな。）
現状を把握しようと、当たりを見渡す。
（見た事ないものばかりだな。もしかして、異世界とか言うやつか？？）
当たりを見渡す限りどうやら異世界転生いや、前世の記憶を持ったまま、異世界に送られたようだった。
「ミズキちゃん？どうしたのかなー？お腹減ったのかな？」
キョロキョロするわが子を見て、話しかけてきた。
（ミズキ？僕の名前か？前の世界は確か.......！？思い出せない.......まぁ！そのうち、な？）
ミルクではなくなにかよくわからないものが与えられた。
（うぇ、まずそ～、）
そう思ったが口に含んでみると、
（わりといけるな。それにしても前世のママは、どうしてるかな？僕はなんとかやって行けそうかな？お母さんもかわいいし。）
ボーッと、そんなことを考えながら一日が過ぎていった。
（なんか、色々新鮮で一日が早かったな？明日はなにがあるのやら）
赤ん坊だからか、睡魔に襲われすぐに眠りについてしまった。
（そう言えばお父さんはどんなひとなんだ！？）
それは、また次回.......
（この、世界楽しそう.......）