魔力最少の子が【魔力温存魔法】を10年間極めた結果

(あらすじ)
魔力のない黒髪長身のナータは5歳の時に家を追い出され、魔力のない人種ボンジーとして生きることを余儀なくされる。

しかし、ナータは魔法が使える人種マナエルとしての人生を諦めておらず、10年間必死に自身の微量な魔力を保存しておくための魔力温存魔法の修行を行った。

10年後15歳になったナータは魔法学校高等部の試験に合格し、史上初のボンジー新入生として学園生活を開始した。

真面目で信念の強いナータはマナエルとボンジーの格差を無くすべく、魔力のないボンジーでも魔法の恩恵を受けられる社会を実現することを次なる目標として胸を熱くしていた。

しかし、「魔法が使えるボンジー」としての偏見から様々な横やりが入ることになる。

それでもナータは屈することなく、磨き上げた実力でどんな障壁も跳ね除けていく。
そんなお話である。

(少しネタばれ)
魔力温存魔法は自身の魔力を抽出・圧縮・保持する3工程の魔法であるため、その応用でナータは他人の魔力さえも抽出・圧縮・保持することができる。

それによりナータは他人が行使する魔法から魔力を抜き取り、自分のものにすることができるため、対魔法戦闘においては敵なしとなる。

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