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お題『早朝に乗ったバスは、豪雪のためにまもなく二時間遅延に突入しようとしていた。』
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早朝に乗ったバスは、豪雪のためにまもなく二時間遅延に突入しようとしていた。最早学校は遅刻確定だ。しかし、この季節はいつも遅延はあるのだが二時間の遅延となると中々ない。
「辿り着く人少なくて休校とかならないかな?」
隣の席に座る友人が少し期待を込めた声色でそう言った。それに対して、僕は冷静に答えを返した。
「今月は既に一回休校になったんだ、多分無理じゃないかな」
「でも、学校に着いた所でもうバリバリ授業中だろうぜ?しかも割と近い所に住んでる俺らでこんなに遅れてるんだ。きっとほとんど居ない教室で授業になっちまうよ」
「ああ、それは嫌だな」
今日は日本史の授業がある。日本史の先生は生徒によく答えさせるので、人数が少ないと確実に当てられるだろう。下手すると複数回だ。
「せめて午前中だけとかになってくれればな、日本史は午後からだし」
友人も同じ授業の事を考えていた様だ。確かに午前中だけで終わるのならまだ可能性はあるし、日本史も避けれる。だが……
「午前には国語があるよ?」
僕の言葉に、友人は苦笑いをした。国語の先生は生徒を当てる事は少ないのだが、生徒が少ないと雑談を延々と続ける癖があるのだ。……と、そんな話をしている間にバスが学校前に着いた。結局、可能性は低けれど友人と同じ様に休校を祈るしかないようだ。どうか、そうなりますように……その思いを胸に、僕らはバスを降りたのだった。
「辿り着く人少なくて休校とかならないかな?」
隣の席に座る友人が少し期待を込めた声色でそう言った。それに対して、僕は冷静に答えを返した。
「今月は既に一回休校になったんだ、多分無理じゃないかな」
「でも、学校に着いた所でもうバリバリ授業中だろうぜ?しかも割と近い所に住んでる俺らでこんなに遅れてるんだ。きっとほとんど居ない教室で授業になっちまうよ」
「ああ、それは嫌だな」
今日は日本史の授業がある。日本史の先生は生徒によく答えさせるので、人数が少ないと確実に当てられるだろう。下手すると複数回だ。
「せめて午前中だけとかになってくれればな、日本史は午後からだし」
友人も同じ授業の事を考えていた様だ。確かに午前中だけで終わるのならまだ可能性はあるし、日本史も避けれる。だが……
「午前には国語があるよ?」
僕の言葉に、友人は苦笑いをした。国語の先生は生徒を当てる事は少ないのだが、生徒が少ないと雑談を延々と続ける癖があるのだ。……と、そんな話をしている間にバスが学校前に着いた。結局、可能性は低けれど友人と同じ様に休校を祈るしかないようだ。どうか、そうなりますように……その思いを胸に、僕らはバスを降りたのだった。
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