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お題『溜息をつきながら俺は今日もゴミを投げ捨てた』
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溜息をつきながら俺は今日もゴミを投げ捨てた。かつての俺はゴミのポイ捨てなんてした事ない、善人としての人生を歩んで来た。しかしある日、仕事のストレスが限界だった俺は何も考えずにポイ捨てをし、その背徳感にドハマりしてしまったのだ。背徳感によるストレス発散と言えば、ちょっとした犯罪スレスレの行為などがイメージされるだろうが、元々が平凡な一般善人であるため、余りに大それた事はできない。ゴミのポイ捨ては、そんな俺ができる数少ない悪事であった。ちなみに、その話をした友人には
「そのゴミを捨てた事で、巡り巡って誰かを殺してしまったと考えたらどうだ?大それたことをした気分になるんじゃないか?」
と言われたが、そんな事を考えた所で実感は湧かなかった。その時は『考えられないな』と言った事を覚えている。
溜息をつきながら俺は今日もゴミを投げ捨てるのを見ていた。そのまま、依頼主へいつもの様に告げる。
『目標、ゴミをポイ捨てした。これより任務を遂行する』
俺の任務とは、目標がゴミを捨てたら悪人を一人消すことだ。依頼主曰く『いつか気付く時が楽しみだ』との事。……よく分からんが、どうでもいい。俺は仕事をこなすだけだ。
「そのゴミを捨てた事で、巡り巡って誰かを殺してしまったと考えたらどうだ?大それたことをした気分になるんじゃないか?」
と言われたが、そんな事を考えた所で実感は湧かなかった。その時は『考えられないな』と言った事を覚えている。
溜息をつきながら俺は今日もゴミを投げ捨てるのを見ていた。そのまま、依頼主へいつもの様に告げる。
『目標、ゴミをポイ捨てした。これより任務を遂行する』
俺の任務とは、目標がゴミを捨てたら悪人を一人消すことだ。依頼主曰く『いつか気付く時が楽しみだ』との事。……よく分からんが、どうでもいい。俺は仕事をこなすだけだ。
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