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第三章
十一話
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社長室の応接セットに身を沈めて槙野に出されたコーヒーを啜った男が、下卑た笑みを浮かべて忍を頭からつま先まで眺める。
オーダーメイドの高級スーツ、ロングノーズのウイングチップの革靴。タイピンさえもさりげなくはあるがハイブランドのものだ。高校卒業と同時にドロップアウトして、いまや無職でパチンコで日々を凌いでいる己とは世界が違うなと皮肉げに嗤いながら、くたびれたデニムから引っ張り出した写真をガラステーブルに並べた。先日メールにも添付してやったものだ。
撮られているのは忍だ。学ランを着たまま両手首を拘束されて奉仕を強いられている己の姿を冷めた目で忍が眺める。並べられる写真が呼び覚ます記憶は、忍にとってはモノクロのように遠く、あまり実感を伴わない。にも関わらず底冷えのするような怒りが静かに心を痺れさせていく。その怒りは望まない性行為を強いた加害者に、そして弱かった忍自身にさえも牙を向く。凍りついたような声音で淡々と言葉を連ね、視線を上げた。
「申し訳ないけれど、僕はあの頃ほど弱くもなければいつまでも過去に囚われる性格でもなくてね。君もこんな懐かしい写真を後生大事に、ご苦労なことだよ。でも僕を脅迫するには少しパンチが弱いかな」
忍の声には波は見られない。恐ろしいほどに落ち着いているとさえ言えた。微塵も動揺を見せない忍に、座り込んだ男が声を立てず喉の奥で笑った。
「俺らの奴隷でしかなかったお前がホント偉くなったもんだよ。今や大企業の社長様か。こんなでけぇビルに立派な社長室ね。まぁそれはいい。この写真と一緒にこっちを流出させてやってもいい」
「……なるほど。しばらく前にエントランスに貼り付けて行ったのは君か」
さらに取り出された写真には、瞬と肌を重ねている最中が写されている。己の姿はさておき、あまりにも酔わされ切った顔をしている瞬の姿にさすがにまずいなと胸中で独りごちた。前の時はキスをしているだけだったが、こんなものが貼り出されれば……。
「シラを切ってもどうせ防犯カメラが動いてんだろ? 訴えるのは自由だが、お前はともかくこっちの坊やはどうだろうな? しばらく張り付かせて見せてもらったが、随分懐かれてるじゃねえか。この写真を流すぞって脅せばあっちの坊やは言いなりになりそうだ。なかなかの見た目だからな。客を取らせりゃそれなりのアガリになるだろうな」
瞳の温度を氷点下まで下げた忍が静かに相手の瞳を見据えた。この図々しさをも黙らせるほどの威圧感だ。
「君はよく理解していないようだけど、今の君と僕の立場を比べた時により脆いのは君の方だよ。僕はここに座ったままで君を社会的に抹殺することだってできるってわかってる?」
「分かってねぇのはどっちだろうな? こっちは失うものもない底辺の人間だぜ。今更刑務所に入ろうが困ることもなければ悲しむ人間もいない。そんなことより金が欲しいんだよ──どうするんだ、あの坊やに金作らせていいのか?」
「ここで君に数百万恵んでやるのは別に苦でもないさ。けれどいつまでも付き纏いそうな蝿は僕は今のうちに潰してしまいたいな」
首を傾げて微笑んだ忍に、男が憎々しげな視線を向ける。投げつけられる言葉の悪意に忍の瞳の温度がさらに下がった。
「いい気になるなよ……お前の体にまた無理やり叩き込んでやってもいい。そんな細い身体で、相変わらずネコなのか? あの坊やはお前の孔には満足してるだろう、なにせ経験だけはたっぷりだ。仕込まれたテクニックは全部披露してやったのか?」
「……ご苦労なことだ。摘み出されたくなければそろそろ帰れよ」
口調に僅かな苛立ちが滲む。男の顔に優位を確信した歪んだ笑みが浮かんだ。
「その様子じゃ、やっぱりあの坊やにはこの写真は見られたくねぇんだろ? そんな贅沢を言うつもりはねえんだぜ。ただ月に200万ほどくれって言ってるだけだ。あとはたまにお前の身体を使わせろよ。お前以上に絶品な身体にはなかなか出会えねぇんだ。厚木も中森も楽しみに待ってる。返事を聞かせてくれるつもりがあるなら、今夜ホテルエスティメイトのパーキングまで来いよ。分かるだろ? 持参金も忘れずにな」
「槙野。お帰りだ。エントランスまで丁重にお連れしろ」
忍が声をかけるタイミングを見計らっていたように、実に速やかに槙野が社長室に姿を見せる。問答無用でコーヒーを片付け、預かっていたブルゾンを男に手渡した。
「へぇ。いいなぁ、社長様は。さぞかし失いたくないだろ、色々と」
捨て台詞を吐いて勝ち誇った顔で社長室を後にする男が残していった数枚の写真を眺めて灰皿の上に放り出し、ライターで火をつける。すこしずつ焦げる端から写真には炎が上がり、社長室の空気清浄機がハイモードに切り替わった。丸まりながら炎に包まれる身包みを剥がれた少年は、助けを求めるようにカメラ越しに忍を見つめていた。
ガラスの向こうに広がる夜景に憂鬱なため息を落とす。くだらない妄言だ。相手にするだけ馬鹿らしい。そうは思うものの、忍にとってはもはや慣れ切ったものでもある写真の公開は、瞬にとっては致命的な傷になる恐れがある。自分一人であればいくらでも好きにすればいいのだが、と視線を流す。槙野と共に会議資料の整理をしてくれている瞬の、逆三角形の背の高い後ろ姿。ただでさえ入社してすぐに彼は手を出されかけている。いくら忍が恋人と発表していたとしても、そんな写真が出回れば瞬の印象はどうしてもそういったものになってしまう。そうなれば彼に対する今の周囲からの好感は、一気に好奇と軽蔑に変わってしまうだろう。人というのは案外すぐに手のひらを返すものだ。
地獄のような中学から逃れて高校に進学して間も無く、やっと解放されたと思った忍を嘲笑うかのように校内にばら撒かれた写真を思い返す。持って生まれた細身の体と顔立ちも手伝って、すぐに忍はまた中学時代と同じ立場に転落した。もちろん元々の意志の強さはそれほど簡単には折れはせず、屈辱を感じるほどに忍は人からの称賛を間違いなく得ることのできる地位を求め続けた。それもあって、中学時代はほぼ絶望に塗れて手付かずだった学業の遅れを取り戻して国内最難関とも言われる門戸を突破したのだ。今となっては強さを手に入れるために必要な試練だったとさえ思う。ただ、その陰で先ほど写真の中からこちらを見つめた少年が、忍の中でいつまでも消えない傷を抱えて蹲っていることを無視し続けているのも確かなのだった。
「社長。定時ですが」
声をかけてくれる槙野に小さく微笑む。どうしたものかと珍しく決断を下せずにいる忍の瞳の迷いを読んだ槙野が小さく顎を引いた。
「今日はノー残業デーではありませんので。必要な仕事があれば、残ります」
そんなセリフで先回りをしてくれる槙野はやはり頼もしい部下だった。そのまま瞬にも視線を流す。忍だけの問題ではないのだろうが……。
「忍。お前が言ったんだろ、一人で耐え抜こうとするなって」
瞬がその目を見返して忍自身の落とした赦しを口にする。かすかに瞠目した飼い主から視線を逸らして呟いた。
「聞くつもりはなかった。俺の聴覚を恨んでくれ」
「……ここは完全防音なんだけどな」
苦笑と共に、二人の部下へ向き直る。必要な時に必要な部下を頼ることが時には難しくもある。だが、差し伸べられた手を払いのけて一人で悩むのはただの自己陶酔だと忍は知っている。それに、これは好機だ。少なくとも写真を貼り付けて行った相手はこれで特定もできた。ここで叩きのめせば今後の被害はなくなる。好機なのだ。守るために戦わねばならないのはまさに今だ。
「あまり、必要最低限のこと以上は言いたくないんだ。勝手なことを言っているのは自覚しているけれど……手を貸してくれないか」
口にしながらキーボードも叩く。チャット画面の向こうで目まぐるしく必要なデータを揃えながら、佑が殺伐とした顔をした。
オーダーメイドの高級スーツ、ロングノーズのウイングチップの革靴。タイピンさえもさりげなくはあるがハイブランドのものだ。高校卒業と同時にドロップアウトして、いまや無職でパチンコで日々を凌いでいる己とは世界が違うなと皮肉げに嗤いながら、くたびれたデニムから引っ張り出した写真をガラステーブルに並べた。先日メールにも添付してやったものだ。
撮られているのは忍だ。学ランを着たまま両手首を拘束されて奉仕を強いられている己の姿を冷めた目で忍が眺める。並べられる写真が呼び覚ます記憶は、忍にとってはモノクロのように遠く、あまり実感を伴わない。にも関わらず底冷えのするような怒りが静かに心を痺れさせていく。その怒りは望まない性行為を強いた加害者に、そして弱かった忍自身にさえも牙を向く。凍りついたような声音で淡々と言葉を連ね、視線を上げた。
「申し訳ないけれど、僕はあの頃ほど弱くもなければいつまでも過去に囚われる性格でもなくてね。君もこんな懐かしい写真を後生大事に、ご苦労なことだよ。でも僕を脅迫するには少しパンチが弱いかな」
忍の声には波は見られない。恐ろしいほどに落ち着いているとさえ言えた。微塵も動揺を見せない忍に、座り込んだ男が声を立てず喉の奥で笑った。
「俺らの奴隷でしかなかったお前がホント偉くなったもんだよ。今や大企業の社長様か。こんなでけぇビルに立派な社長室ね。まぁそれはいい。この写真と一緒にこっちを流出させてやってもいい」
「……なるほど。しばらく前にエントランスに貼り付けて行ったのは君か」
さらに取り出された写真には、瞬と肌を重ねている最中が写されている。己の姿はさておき、あまりにも酔わされ切った顔をしている瞬の姿にさすがにまずいなと胸中で独りごちた。前の時はキスをしているだけだったが、こんなものが貼り出されれば……。
「シラを切ってもどうせ防犯カメラが動いてんだろ? 訴えるのは自由だが、お前はともかくこっちの坊やはどうだろうな? しばらく張り付かせて見せてもらったが、随分懐かれてるじゃねえか。この写真を流すぞって脅せばあっちの坊やは言いなりになりそうだ。なかなかの見た目だからな。客を取らせりゃそれなりのアガリになるだろうな」
瞳の温度を氷点下まで下げた忍が静かに相手の瞳を見据えた。この図々しさをも黙らせるほどの威圧感だ。
「君はよく理解していないようだけど、今の君と僕の立場を比べた時により脆いのは君の方だよ。僕はここに座ったままで君を社会的に抹殺することだってできるってわかってる?」
「分かってねぇのはどっちだろうな? こっちは失うものもない底辺の人間だぜ。今更刑務所に入ろうが困ることもなければ悲しむ人間もいない。そんなことより金が欲しいんだよ──どうするんだ、あの坊やに金作らせていいのか?」
「ここで君に数百万恵んでやるのは別に苦でもないさ。けれどいつまでも付き纏いそうな蝿は僕は今のうちに潰してしまいたいな」
首を傾げて微笑んだ忍に、男が憎々しげな視線を向ける。投げつけられる言葉の悪意に忍の瞳の温度がさらに下がった。
「いい気になるなよ……お前の体にまた無理やり叩き込んでやってもいい。そんな細い身体で、相変わらずネコなのか? あの坊やはお前の孔には満足してるだろう、なにせ経験だけはたっぷりだ。仕込まれたテクニックは全部披露してやったのか?」
「……ご苦労なことだ。摘み出されたくなければそろそろ帰れよ」
口調に僅かな苛立ちが滲む。男の顔に優位を確信した歪んだ笑みが浮かんだ。
「その様子じゃ、やっぱりあの坊やにはこの写真は見られたくねぇんだろ? そんな贅沢を言うつもりはねえんだぜ。ただ月に200万ほどくれって言ってるだけだ。あとはたまにお前の身体を使わせろよ。お前以上に絶品な身体にはなかなか出会えねぇんだ。厚木も中森も楽しみに待ってる。返事を聞かせてくれるつもりがあるなら、今夜ホテルエスティメイトのパーキングまで来いよ。分かるだろ? 持参金も忘れずにな」
「槙野。お帰りだ。エントランスまで丁重にお連れしろ」
忍が声をかけるタイミングを見計らっていたように、実に速やかに槙野が社長室に姿を見せる。問答無用でコーヒーを片付け、預かっていたブルゾンを男に手渡した。
「へぇ。いいなぁ、社長様は。さぞかし失いたくないだろ、色々と」
捨て台詞を吐いて勝ち誇った顔で社長室を後にする男が残していった数枚の写真を眺めて灰皿の上に放り出し、ライターで火をつける。すこしずつ焦げる端から写真には炎が上がり、社長室の空気清浄機がハイモードに切り替わった。丸まりながら炎に包まれる身包みを剥がれた少年は、助けを求めるようにカメラ越しに忍を見つめていた。
ガラスの向こうに広がる夜景に憂鬱なため息を落とす。くだらない妄言だ。相手にするだけ馬鹿らしい。そうは思うものの、忍にとってはもはや慣れ切ったものでもある写真の公開は、瞬にとっては致命的な傷になる恐れがある。自分一人であればいくらでも好きにすればいいのだが、と視線を流す。槙野と共に会議資料の整理をしてくれている瞬の、逆三角形の背の高い後ろ姿。ただでさえ入社してすぐに彼は手を出されかけている。いくら忍が恋人と発表していたとしても、そんな写真が出回れば瞬の印象はどうしてもそういったものになってしまう。そうなれば彼に対する今の周囲からの好感は、一気に好奇と軽蔑に変わってしまうだろう。人というのは案外すぐに手のひらを返すものだ。
地獄のような中学から逃れて高校に進学して間も無く、やっと解放されたと思った忍を嘲笑うかのように校内にばら撒かれた写真を思い返す。持って生まれた細身の体と顔立ちも手伝って、すぐに忍はまた中学時代と同じ立場に転落した。もちろん元々の意志の強さはそれほど簡単には折れはせず、屈辱を感じるほどに忍は人からの称賛を間違いなく得ることのできる地位を求め続けた。それもあって、中学時代はほぼ絶望に塗れて手付かずだった学業の遅れを取り戻して国内最難関とも言われる門戸を突破したのだ。今となっては強さを手に入れるために必要な試練だったとさえ思う。ただ、その陰で先ほど写真の中からこちらを見つめた少年が、忍の中でいつまでも消えない傷を抱えて蹲っていることを無視し続けているのも確かなのだった。
「社長。定時ですが」
声をかけてくれる槙野に小さく微笑む。どうしたものかと珍しく決断を下せずにいる忍の瞳の迷いを読んだ槙野が小さく顎を引いた。
「今日はノー残業デーではありませんので。必要な仕事があれば、残ります」
そんなセリフで先回りをしてくれる槙野はやはり頼もしい部下だった。そのまま瞬にも視線を流す。忍だけの問題ではないのだろうが……。
「忍。お前が言ったんだろ、一人で耐え抜こうとするなって」
瞬がその目を見返して忍自身の落とした赦しを口にする。かすかに瞠目した飼い主から視線を逸らして呟いた。
「聞くつもりはなかった。俺の聴覚を恨んでくれ」
「……ここは完全防音なんだけどな」
苦笑と共に、二人の部下へ向き直る。必要な時に必要な部下を頼ることが時には難しくもある。だが、差し伸べられた手を払いのけて一人で悩むのはただの自己陶酔だと忍は知っている。それに、これは好機だ。少なくとも写真を貼り付けて行った相手はこれで特定もできた。ここで叩きのめせば今後の被害はなくなる。好機なのだ。守るために戦わねばならないのはまさに今だ。
「あまり、必要最低限のこと以上は言いたくないんだ。勝手なことを言っているのは自覚しているけれど……手を貸してくれないか」
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