27 / 87
27
しおりを挟む
「ルイーズ、大事な話があるんだ。」
「はい。何ですか?」
夕食が終わり二人で部屋のカウチに座っている。
イアンは下がらせた。
独占欲丸出しでマーキングしたいなんて聞いたら引かれるだろう。もしかしたら怒られるかもしれない。
「ゴート地区へ行く話はしたね?」
「はい。」
「私が一番心配なのはルイーズのことだ。可愛いルイーズに他のアルファが近づいたらと思うと遠征中、夜も眠れない。だからお願いがあるんだ。」
「そんなことはないと思いますが、フィルのお願いならなんなりと。」
純粋無垢な笑顔を向けられて一瞬たじろぐ。
しかしこれは譲れない。
「おまえとセックスしたい。」
「…はい?」
「おまえの中に射精してマーキングしたいんだ。」
「え?えっと…。」
「分かっている。婚約もまだなのにそんなことを、と思うかもしれない。でも我慢できない。ルイーズにマーキングして私のものにしたい。もちろん私もルイーズのものになれる。」
ルイーズは意味を理解して首まで真っ赤になる。
目は泳いでどうして良いのか分からないようだ。
「ダメか?私と一つになりたくないのか?」
「いえ、そんな。フィルと一つに…なりたい…です。」
「ルイーズ!ありがとう。誰が見てもルイーズが私のものだと分かるようにたっぷりマーキングするからな?」
「は、はい…。」
感激したフレデリックは早速ルイーズの服を脱がせ始めた。
「え?あの、今からですか?」
「ああ、そうだ。ゴート地区に行くまで毎日だ。」
「あ、じゃ、じゃあお風呂に…。」
「ダメだ。我慢できない。風呂は後で一緒に入ろう。」
ルイーズを抱き上げて寝室に連れて行く。
大きなベッドにそっと下ろした。
「なんで綺麗な身体なんだ。いつも食べてしまいたいと思っていた。」
フレデリックは自分の服を乱暴に投げ捨てる。
その代わり、ルイーズの服は優しく丁寧に脱がせた。
「はぁはぁ、可愛い…。今日は全部食べてしまうからな。」
ちゅうと唇に吸い付いてすぐに舌を潜り込ませる。
ぴちゃぴちゃと唾液が絡む音が響いた。
「あん、あぁ、フィル…。」
「ルイーズ、可愛い。もっと名前を呼んでくれ。イくときも必ずだ。」
手慣れた様子で全身舐めて吸い付く。これは風呂やベッドで毎晩行われているからだった。
「可愛いペニスに乳首…。全部私のものだ。いいね?ルイーズ。」
「あ、あ、はい、フィル…。」
「さあ、今日もたくさん出して飲ませてくれ。」
ルイーズのペニスに吸い付き唇と舌で扱く。
「あーっ!フィル、フィル!」
ピクピクと痙攣して口の中に吐き出した。
「甘い…。酔ってしまう。もっと飲ませて。」
また吸い付いて何度も吐き出させた。
ぐったりしているルイーズにキスをして抱きしめる。いつもはここで終わるが今日は違う。
フレデリックはルイーズの身体をくるりとうつ伏せにするとお腹の下に枕を入れた。
「今日はルイーズを私のものにするからね。」
優しく背中にキスをしてそのままキスを下にずらしていった。
「可愛い、アナルだ…。」
「あ、フィル…ダメ。」
ちゅっちゅっと音を立てて何度もキスをして下を這わせた。
「あぁ、あ、フィル、はぁん」
「ん、可愛い。美味しい。ん、んん。」
ぴちゃぴちゃと音を立てて舐める。たっぷり舐めたあとその舌をねじ込んできた。
「や、汚い、フィル…」
「ん?はぁ、綺麗だよ。可愛い…可愛いよ。」
舌を入れたり出したりしながら柔らかくなるまでほぐした。
「ルイーズ、こっちを向いて。」
ルイーズは振り返ってフレデリックを見た。
潤んだ瞳、蒸気した頬。身体からりんごとカモミールの匂いがぶわりと立ち込める。
フレデリックはそのままルイーズの背中に覆い被さり頸を舐め回して吸い付き跡を残した。
「ルイーズ、愛してるよ。いつかここを噛むからね。」
「フィル…。僕も愛してます。」
「はぁ、可愛い。堪らない。私のものに…。」
柔らかくなったルイーズの中にゆっくり埋めていく。
「くぅ、気持ちいい…。ルイーズ、ルイーズ、」
「はぁ、フィル!あ、あ、あぁん!」
ルイーズの中は熱く唸ってフレデリックに絡みついてくる。愛らしく清楚な見た目からは想像出来ない身体だった。
「はぁ、はぁ、あぁ…ルイーズ。うっ!」
フレデリックは堪えながら中埋めていった。しかしルイーズの中は容赦なく射精を促してくる。
「ダメだ!ルイーズ、くぅ!あーっ!」
「あ、フィル、フィルっ!熱い!あぁん!」
堪えきれずルイーズの中に大量に吐き出した。
フレデリックは自分でも驚いている。たっぷり時間をかけて愛し合うつもりだった。
ルイーズの身体がそれを許してくれない。
まるで設えたようにフレデリックにぴったりだったのだ。
「心だけでなく身体まで…。ルイーズ、私を狂わせてどうする気だ。」
後ろから抱きしめて囁いた。
「ルイーズ?大丈夫か?」
「…フィル…はい。」
「ルイーズ、愛してる。もっとおまえが欲しい。」
フレデリックは本当に狂ったようにルイーズと愛し合った。
「ルイーズ…。」
何度も何度もイかされて気を失ったように眠っているルイーズの髪を撫でてキスをした。
マーキングのつもりだった。愛しているから自分のものにしたかった。
それなのに自分の方が狂ってしまった。
愛しい人とのセックスがこんなにすごいなんて…。
フレデリックは経験がないわけじゃない。でも自分は淡白だと思っていた。
ルイーズの身体は甘くて美味しい。それに感じる様子はとてつもなく可愛い。だから毎晩可愛がっていた。
味わって、見るだけで満足だったのに。
ルイーズとのセックスは想像以上だ。
もう離れられない。
「ルイーズ、愛している。私は身も心もおまえのものだ。」
もう一度キスをして抱きしめて眠りについた。
「はい。何ですか?」
夕食が終わり二人で部屋のカウチに座っている。
イアンは下がらせた。
独占欲丸出しでマーキングしたいなんて聞いたら引かれるだろう。もしかしたら怒られるかもしれない。
「ゴート地区へ行く話はしたね?」
「はい。」
「私が一番心配なのはルイーズのことだ。可愛いルイーズに他のアルファが近づいたらと思うと遠征中、夜も眠れない。だからお願いがあるんだ。」
「そんなことはないと思いますが、フィルのお願いならなんなりと。」
純粋無垢な笑顔を向けられて一瞬たじろぐ。
しかしこれは譲れない。
「おまえとセックスしたい。」
「…はい?」
「おまえの中に射精してマーキングしたいんだ。」
「え?えっと…。」
「分かっている。婚約もまだなのにそんなことを、と思うかもしれない。でも我慢できない。ルイーズにマーキングして私のものにしたい。もちろん私もルイーズのものになれる。」
ルイーズは意味を理解して首まで真っ赤になる。
目は泳いでどうして良いのか分からないようだ。
「ダメか?私と一つになりたくないのか?」
「いえ、そんな。フィルと一つに…なりたい…です。」
「ルイーズ!ありがとう。誰が見てもルイーズが私のものだと分かるようにたっぷりマーキングするからな?」
「は、はい…。」
感激したフレデリックは早速ルイーズの服を脱がせ始めた。
「え?あの、今からですか?」
「ああ、そうだ。ゴート地区に行くまで毎日だ。」
「あ、じゃ、じゃあお風呂に…。」
「ダメだ。我慢できない。風呂は後で一緒に入ろう。」
ルイーズを抱き上げて寝室に連れて行く。
大きなベッドにそっと下ろした。
「なんで綺麗な身体なんだ。いつも食べてしまいたいと思っていた。」
フレデリックは自分の服を乱暴に投げ捨てる。
その代わり、ルイーズの服は優しく丁寧に脱がせた。
「はぁはぁ、可愛い…。今日は全部食べてしまうからな。」
ちゅうと唇に吸い付いてすぐに舌を潜り込ませる。
ぴちゃぴちゃと唾液が絡む音が響いた。
「あん、あぁ、フィル…。」
「ルイーズ、可愛い。もっと名前を呼んでくれ。イくときも必ずだ。」
手慣れた様子で全身舐めて吸い付く。これは風呂やベッドで毎晩行われているからだった。
「可愛いペニスに乳首…。全部私のものだ。いいね?ルイーズ。」
「あ、あ、はい、フィル…。」
「さあ、今日もたくさん出して飲ませてくれ。」
ルイーズのペニスに吸い付き唇と舌で扱く。
「あーっ!フィル、フィル!」
ピクピクと痙攣して口の中に吐き出した。
「甘い…。酔ってしまう。もっと飲ませて。」
また吸い付いて何度も吐き出させた。
ぐったりしているルイーズにキスをして抱きしめる。いつもはここで終わるが今日は違う。
フレデリックはルイーズの身体をくるりとうつ伏せにするとお腹の下に枕を入れた。
「今日はルイーズを私のものにするからね。」
優しく背中にキスをしてそのままキスを下にずらしていった。
「可愛い、アナルだ…。」
「あ、フィル…ダメ。」
ちゅっちゅっと音を立てて何度もキスをして下を這わせた。
「あぁ、あ、フィル、はぁん」
「ん、可愛い。美味しい。ん、んん。」
ぴちゃぴちゃと音を立てて舐める。たっぷり舐めたあとその舌をねじ込んできた。
「や、汚い、フィル…」
「ん?はぁ、綺麗だよ。可愛い…可愛いよ。」
舌を入れたり出したりしながら柔らかくなるまでほぐした。
「ルイーズ、こっちを向いて。」
ルイーズは振り返ってフレデリックを見た。
潤んだ瞳、蒸気した頬。身体からりんごとカモミールの匂いがぶわりと立ち込める。
フレデリックはそのままルイーズの背中に覆い被さり頸を舐め回して吸い付き跡を残した。
「ルイーズ、愛してるよ。いつかここを噛むからね。」
「フィル…。僕も愛してます。」
「はぁ、可愛い。堪らない。私のものに…。」
柔らかくなったルイーズの中にゆっくり埋めていく。
「くぅ、気持ちいい…。ルイーズ、ルイーズ、」
「はぁ、フィル!あ、あ、あぁん!」
ルイーズの中は熱く唸ってフレデリックに絡みついてくる。愛らしく清楚な見た目からは想像出来ない身体だった。
「はぁ、はぁ、あぁ…ルイーズ。うっ!」
フレデリックは堪えながら中埋めていった。しかしルイーズの中は容赦なく射精を促してくる。
「ダメだ!ルイーズ、くぅ!あーっ!」
「あ、フィル、フィルっ!熱い!あぁん!」
堪えきれずルイーズの中に大量に吐き出した。
フレデリックは自分でも驚いている。たっぷり時間をかけて愛し合うつもりだった。
ルイーズの身体がそれを許してくれない。
まるで設えたようにフレデリックにぴったりだったのだ。
「心だけでなく身体まで…。ルイーズ、私を狂わせてどうする気だ。」
後ろから抱きしめて囁いた。
「ルイーズ?大丈夫か?」
「…フィル…はい。」
「ルイーズ、愛してる。もっとおまえが欲しい。」
フレデリックは本当に狂ったようにルイーズと愛し合った。
「ルイーズ…。」
何度も何度もイかされて気を失ったように眠っているルイーズの髪を撫でてキスをした。
マーキングのつもりだった。愛しているから自分のものにしたかった。
それなのに自分の方が狂ってしまった。
愛しい人とのセックスがこんなにすごいなんて…。
フレデリックは経験がないわけじゃない。でも自分は淡白だと思っていた。
ルイーズの身体は甘くて美味しい。それに感じる様子はとてつもなく可愛い。だから毎晩可愛がっていた。
味わって、見るだけで満足だったのに。
ルイーズとのセックスは想像以上だ。
もう離れられない。
「ルイーズ、愛している。私は身も心もおまえのものだ。」
もう一度キスをして抱きしめて眠りについた。
13
お気に入りに追加
728
あなたにおすすめの小説
完結・虐げられオメガ妃なので敵国に売られたら、激甘ボイスのイケメン王に溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載
俺にとってはあなたが運命でした
ハル
BL
第2次性が浸透し、αを引き付ける発情期があるΩへの差別が医療の発達により緩和され始めた社会
βの少し人付き合いが苦手で友人がいないだけの平凡な大学生、浅野瑞穂
彼は一人暮らしをしていたが、コンビニ生活を母に知られ実家に戻される。
その隣に引っ越してきたαΩ夫夫、嵯峨彰彦と菜桜、αの子供、理人と香菜と出会い、彼らと交流を深める。
それと同時に、彼ら家族が頼りにする彰彦の幼馴染で同僚である遠月晴哉とも親睦を深め、やがて2人は惹かれ合う。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
嘘の日の言葉を信じてはいけない
斯波良久@出来損ないΩの猫獣人発売中
BL
嘘の日--それは一年に一度だけユイさんに会える日。ユイさんは毎年僕を選んでくれるけど、毎回首筋を噛んでもらえずに施設に返される。それでも去り際に彼が「来年も選ぶから」と言ってくれるからその言葉を信じてまた一年待ち続ける。待ったところで選ばれる保証はどこにもない。オメガは相手を選べない。アルファに選んでもらうしかない。今年もモニター越しにユイさんの姿を見つけ、選んで欲しい気持ちでアピールをするけれど……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる