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第13話 夏祭りと夏菜①
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『咲夜姉。行ってくるね』
咲夜に解放され、浴衣を整えてもらった。
幸いにも乱れが少なかったために、ほんの数分で直された浴衣は先程と遜色ない。
『行ってらっしゃい、私も今日花火大会行くから夜ご飯は済ませてきてね』
『了解。行ってきます』
笑顔で手を振り、見送ってくれる咲夜。
背を向け、履き慣れない下駄をつっかえ外へ出る。
時刻は4時20分。集合は5時。集合場所である駅までは歩いて20分程だが、慣れない下駄では倍の時間を有するだろう。
咲夜と戯れていた為ギリギリになってしまったので、早足に歩を進める。
太陽が照りつける真夏の夕方。気温も高ければ日差しも強い。
頬を伝う汗を拭うことなく必死に歩いて行った。
足を少し痛めたことが功をなし、1番に到着する。
(送れなくて良かった)
そっと安堵し、友人たちの到着を待つ。
5分ほど経った頃だろうか1人の少女がパタパタとコチラへ向かってくる。
黒髪はしっかりと編み込まれ、上品に。
身体を包む浴衣は白地に紫の紫の紫陽花が花を咲かせている。
普段よりも数段凝った化粧が浴衣と髪型の上品さを底上げし、誰が見ても美少女。いや、美女に見える彼女はコチラへ声をかけてきた。
『優くん久しぶり?浴衣とっても似合ってるね』
嬉しそうに、ルンルンと音が聞こえてきそうな程浮かれてる夏菜はコチラの顔を覗き込む。
『久しぶり。って言っても4日振りだけどね。夏菜も浴衣凄い似合ってるね』
つい、微苦笑になってしまう。
周りの人からの夏菜への視線がすごい。
この空間に居る全ての人が彼女に釘付け。そう錯覚するほどに視線を集めている彼女。
『ありがとう。お母さんがね、着付けてくれたんだ』
『そうなんだ。うん。凄い似合ってる』
他人の視線などお構い無し。ただ優からの視線だけを気にする夏菜は言い終えるとすぐに、前髪の弄り始める。
顔を俯かせ彼女は今どんな表情をしてるのだろうか。
見えないモノをつい想像してしまい、コチラの頬も熱を帯びてくる。
『優くんはお姉さんが着付けてくれたの?』
『うん。そうだよ』
『そっか...』
何故か俯く夏菜。
難しい。女心が難しすぎる。
『2人とも早いな~』
『やっほ。夏菜、優』
正直救われた。
陽気な2人が現れたことで、俯いていた夏菜も顔を上げ、笑顔を見せている。
『久しぶり。柚葉。樹は一昨日ぶり』
『おうよ。またメイド喫茶行こうな』
嬉しそうに言ってくる樹。
だが、こちらは何にも嬉しくない。
樹の言葉を理解した瞬間には、2人の視線が優へと集まっていたからだ。
『2人だけでメイド喫茶なんてずるい』
『ふーん、優くんがメイド喫茶ねー』
2人とも違う内容なのに、ジト目は同じ。
『樹?キレそうなんだけど?』
『ごめん...』
その後女子2人を宥めるのに、数分を有する事になった。
『樹。今年もアレやろうよ』
祭り会場へ向かっていると、柚葉が樹に対して何やら提案し始めた。
『あれか―――』
含みを持たせた笑みで応じる樹。
『2人は何を言ってるの?』
『柚葉ちゃんと樹くんは毎年このお祭りの屋台で勝負してるの。勝負毎に負けた方がお金を払う。見てると楽しいよ』
『夏菜はやらないんだ?』
『うん。私は毎年審判をしてた。勝負事って苦手なの』
お祭りの屋台で友人とノリノリで勝負する夏菜の姿は想像できない。
逆に樹と柚葉はすぐに想像出来てしまうのが問題だ。
未だ勝負のことで話し合って居る2人に目を向ける。
夏菜と話している間に険悪なムードになっていた2人は突然こちらへ向き直ると早口で告げる。
『優。男には引けない戦いがある』『夏菜女の意地見せてくるわっ』
『『ってことで、あとは2人で楽しんで』』
こちらの返答を待たずに走り出す樹と柚葉。
『夏菜さんや?』
『なんだい?優さん』
『あいつら無視して2人で回ろうか』
『うんっ』
恥ずかしさのあまり、変な風に会話を始めてしまったが、夏菜が乗っかって来るとは思って居なかった。
頬が熱くなるのを自覚し、少し大きな声で夏菜へと告げる。
『祭り、楽しもうな』
『うんっっっっっ』
こうして夏菜と2人きりの夏祭りデートが幕を開ける。
*******************
私、松原夏菜は今浮かれています。
隣を歩く彼、優くんも浮かれているのかな?
いつもよりキョロキョロしてて、可愛い。
優くんと2人にしてくれた柚葉ちゃんには感謝しないと。
さっき、樹くんを連れて走って行った柚葉。彼女からは予めこの事を伝えられていた。
一昨日の夜。いきなりかかってきた電話が、全ての始まり。
『夏菜。夏祭りで優と2人きりになりたい?』
そんな言葉で電話を始められて、戸惑いを隠せなかった。
『うん』
私はしっかりと私の想いを柚葉ちゃんに伝えて今日に至る。
今日はこれから優くんとずっと2人きり。
柚葉に感謝すると共に、一昨日の出来事を思い出してしまう。
優『夏菜の浴衣楽しみにしとく』
私は今、自分のベットでニヤニヤしています。
スマホ画面に映る絵文字もない、簡素なメッセージ。
このメッセージが私の全てを満たしてくれる。
『優くんのバカ......』
私は火照った顔を手で扇いで必死に冷ます。
誰に見られるわけでもないが、自分だけこんなに恥ずかしい思いをしている。と思うとなんか許せない。
『優くんと夏祭り。楽しみすぎる...』
浮かれながらスマホを眺めていると、柚葉からの着信が来て、それに応じる。
『夏菜。夏祭りで優と2人きりになりたい?』
耳に当てたスマホから聞こえる楽しそうな彼女の声。
私は彼女にも優の事を話していない。
なのに何故こんな提案をしてくるのか――― わからない。
私は考え込んでしまい、少しの間返事が出来ずにいた。
『優の事好きなのバレバレだよ?夏菜たん』
一気に全身が熱を帯びる。
流石は十年以上の付き合い、隠し事なんてそう簡単に出来ないのだろう。
『うん。私は優くんと二人で夏祭りに行きたい―――かな』
私は、胸の中に秘めていた自分の気持ちを言葉にする。
『ふふっ、可愛い可愛い夏菜たんの為に私が一肌脱いであげよっかな』
どこか嬉しそうな彼女は、私の体温を更に上げる。
この気持ちは言葉にしづらい、でも。幸せな気持ちで満たされている。
『ありがとう柚葉ちゃん』
やはり彼女が、彼女だけが私の理解者なのだとハッキリと思い知らせてしまった。
それから夏祭りやら、宿題やらの話をしながら話すこと数十分。
私は、私が彼女に隠していたように、彼女が私に隠しているだろう気持ちを確認することにした―――
『柚葉ちゃんは樹くんとの夏祭り楽しみ?』
『ぇっっっ.....』
小声で驚く彼女の言葉が止まる。
私は気付いていた。
いつからかは覚えてないけど、彼女が樹を見る目に愛情の"それ"が含まれている事に気付いていた。
『夏菜..........知ってたの........?』
『ふふっ、柚葉ちゃんが私を理解してるなら、私も柚葉ちゃんを理解しているからね』
つい嬉しくなり、語尾が跳ねる。
『お互い大変だよね....』
『だね~樹なんて、もう5年も気付いてくれないんだよ?私の態度のせいなのかな...』
私たちは、お互い意中の相手の話で盛り上がり、長時間話し込む。
5年後、お酒を飲めるようになった時には、同じようにお互いの恋愛話しを酒の肴にして、話しているんだろうな。
そう思うと、なんだか胸が温かくなった。
私たちは今、お互いが幸せになる為の戦いの最中だ。
姿が見えない友人に激励を送り、優に向き直る。
『優くん。私、射的やりたいっ』
『俺もやりたいな..人も多くなってきたし――』
私の左手は彼に握られる。
それを理解した瞬間に私の身体は熱に侵され、茹で上がる。
私は今幸せだ。
好きな人と手を繋ぎ、2人きりでお祭りに行く。
私は今幸せだ。
私の手を取り、私と同等の熱に侵された彼の横顔をこんなに近くで見ているだから。
私は今幸せだ。
この幸せがこの先もずっと続きますように。そっと心の中で祈ってしまった。
『行こうか』
『うんっ』
手を繋ぎ、二人で人並みを掻き分け進む。
周りを見ると私たちと同じような若い男女。
私たちの関係はこの世にありふれたモノなのかもしれない。
それでも今、この瞬間。
世界で一番幸せなのは私だと思う。
だって、こんなにも胸が温かく居心地がいいのに、ドキドキして幸せなのだから―――私より幸せな人なんていないと思う。
___________________________________________
最後まで読んでいただきありがとうございます。
良ければいいね、コメント、フォローお待ちしております。
合わせて感想やご意見なども募集しておりますので是非聞かせてください。
咲夜に解放され、浴衣を整えてもらった。
幸いにも乱れが少なかったために、ほんの数分で直された浴衣は先程と遜色ない。
『行ってらっしゃい、私も今日花火大会行くから夜ご飯は済ませてきてね』
『了解。行ってきます』
笑顔で手を振り、見送ってくれる咲夜。
背を向け、履き慣れない下駄をつっかえ外へ出る。
時刻は4時20分。集合は5時。集合場所である駅までは歩いて20分程だが、慣れない下駄では倍の時間を有するだろう。
咲夜と戯れていた為ギリギリになってしまったので、早足に歩を進める。
太陽が照りつける真夏の夕方。気温も高ければ日差しも強い。
頬を伝う汗を拭うことなく必死に歩いて行った。
足を少し痛めたことが功をなし、1番に到着する。
(送れなくて良かった)
そっと安堵し、友人たちの到着を待つ。
5分ほど経った頃だろうか1人の少女がパタパタとコチラへ向かってくる。
黒髪はしっかりと編み込まれ、上品に。
身体を包む浴衣は白地に紫の紫の紫陽花が花を咲かせている。
普段よりも数段凝った化粧が浴衣と髪型の上品さを底上げし、誰が見ても美少女。いや、美女に見える彼女はコチラへ声をかけてきた。
『優くん久しぶり?浴衣とっても似合ってるね』
嬉しそうに、ルンルンと音が聞こえてきそうな程浮かれてる夏菜はコチラの顔を覗き込む。
『久しぶり。って言っても4日振りだけどね。夏菜も浴衣凄い似合ってるね』
つい、微苦笑になってしまう。
周りの人からの夏菜への視線がすごい。
この空間に居る全ての人が彼女に釘付け。そう錯覚するほどに視線を集めている彼女。
『ありがとう。お母さんがね、着付けてくれたんだ』
『そうなんだ。うん。凄い似合ってる』
他人の視線などお構い無し。ただ優からの視線だけを気にする夏菜は言い終えるとすぐに、前髪の弄り始める。
顔を俯かせ彼女は今どんな表情をしてるのだろうか。
見えないモノをつい想像してしまい、コチラの頬も熱を帯びてくる。
『優くんはお姉さんが着付けてくれたの?』
『うん。そうだよ』
『そっか...』
何故か俯く夏菜。
難しい。女心が難しすぎる。
『2人とも早いな~』
『やっほ。夏菜、優』
正直救われた。
陽気な2人が現れたことで、俯いていた夏菜も顔を上げ、笑顔を見せている。
『久しぶり。柚葉。樹は一昨日ぶり』
『おうよ。またメイド喫茶行こうな』
嬉しそうに言ってくる樹。
だが、こちらは何にも嬉しくない。
樹の言葉を理解した瞬間には、2人の視線が優へと集まっていたからだ。
『2人だけでメイド喫茶なんてずるい』
『ふーん、優くんがメイド喫茶ねー』
2人とも違う内容なのに、ジト目は同じ。
『樹?キレそうなんだけど?』
『ごめん...』
その後女子2人を宥めるのに、数分を有する事になった。
『樹。今年もアレやろうよ』
祭り会場へ向かっていると、柚葉が樹に対して何やら提案し始めた。
『あれか―――』
含みを持たせた笑みで応じる樹。
『2人は何を言ってるの?』
『柚葉ちゃんと樹くんは毎年このお祭りの屋台で勝負してるの。勝負毎に負けた方がお金を払う。見てると楽しいよ』
『夏菜はやらないんだ?』
『うん。私は毎年審判をしてた。勝負事って苦手なの』
お祭りの屋台で友人とノリノリで勝負する夏菜の姿は想像できない。
逆に樹と柚葉はすぐに想像出来てしまうのが問題だ。
未だ勝負のことで話し合って居る2人に目を向ける。
夏菜と話している間に険悪なムードになっていた2人は突然こちらへ向き直ると早口で告げる。
『優。男には引けない戦いがある』『夏菜女の意地見せてくるわっ』
『『ってことで、あとは2人で楽しんで』』
こちらの返答を待たずに走り出す樹と柚葉。
『夏菜さんや?』
『なんだい?優さん』
『あいつら無視して2人で回ろうか』
『うんっ』
恥ずかしさのあまり、変な風に会話を始めてしまったが、夏菜が乗っかって来るとは思って居なかった。
頬が熱くなるのを自覚し、少し大きな声で夏菜へと告げる。
『祭り、楽しもうな』
『うんっっっっっ』
こうして夏菜と2人きりの夏祭りデートが幕を開ける。
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私、松原夏菜は今浮かれています。
隣を歩く彼、優くんも浮かれているのかな?
いつもよりキョロキョロしてて、可愛い。
優くんと2人にしてくれた柚葉ちゃんには感謝しないと。
さっき、樹くんを連れて走って行った柚葉。彼女からは予めこの事を伝えられていた。
一昨日の夜。いきなりかかってきた電話が、全ての始まり。
『夏菜。夏祭りで優と2人きりになりたい?』
そんな言葉で電話を始められて、戸惑いを隠せなかった。
『うん』
私はしっかりと私の想いを柚葉ちゃんに伝えて今日に至る。
今日はこれから優くんとずっと2人きり。
柚葉に感謝すると共に、一昨日の出来事を思い出してしまう。
優『夏菜の浴衣楽しみにしとく』
私は今、自分のベットでニヤニヤしています。
スマホ画面に映る絵文字もない、簡素なメッセージ。
このメッセージが私の全てを満たしてくれる。
『優くんのバカ......』
私は火照った顔を手で扇いで必死に冷ます。
誰に見られるわけでもないが、自分だけこんなに恥ずかしい思いをしている。と思うとなんか許せない。
『優くんと夏祭り。楽しみすぎる...』
浮かれながらスマホを眺めていると、柚葉からの着信が来て、それに応じる。
『夏菜。夏祭りで優と2人きりになりたい?』
耳に当てたスマホから聞こえる楽しそうな彼女の声。
私は彼女にも優の事を話していない。
なのに何故こんな提案をしてくるのか――― わからない。
私は考え込んでしまい、少しの間返事が出来ずにいた。
『優の事好きなのバレバレだよ?夏菜たん』
一気に全身が熱を帯びる。
流石は十年以上の付き合い、隠し事なんてそう簡単に出来ないのだろう。
『うん。私は優くんと二人で夏祭りに行きたい―――かな』
私は、胸の中に秘めていた自分の気持ちを言葉にする。
『ふふっ、可愛い可愛い夏菜たんの為に私が一肌脱いであげよっかな』
どこか嬉しそうな彼女は、私の体温を更に上げる。
この気持ちは言葉にしづらい、でも。幸せな気持ちで満たされている。
『ありがとう柚葉ちゃん』
やはり彼女が、彼女だけが私の理解者なのだとハッキリと思い知らせてしまった。
それから夏祭りやら、宿題やらの話をしながら話すこと数十分。
私は、私が彼女に隠していたように、彼女が私に隠しているだろう気持ちを確認することにした―――
『柚葉ちゃんは樹くんとの夏祭り楽しみ?』
『ぇっっっ.....』
小声で驚く彼女の言葉が止まる。
私は気付いていた。
いつからかは覚えてないけど、彼女が樹を見る目に愛情の"それ"が含まれている事に気付いていた。
『夏菜..........知ってたの........?』
『ふふっ、柚葉ちゃんが私を理解してるなら、私も柚葉ちゃんを理解しているからね』
つい嬉しくなり、語尾が跳ねる。
『お互い大変だよね....』
『だね~樹なんて、もう5年も気付いてくれないんだよ?私の態度のせいなのかな...』
私たちは、お互い意中の相手の話で盛り上がり、長時間話し込む。
5年後、お酒を飲めるようになった時には、同じようにお互いの恋愛話しを酒の肴にして、話しているんだろうな。
そう思うと、なんだか胸が温かくなった。
私たちは今、お互いが幸せになる為の戦いの最中だ。
姿が見えない友人に激励を送り、優に向き直る。
『優くん。私、射的やりたいっ』
『俺もやりたいな..人も多くなってきたし――』
私の左手は彼に握られる。
それを理解した瞬間に私の身体は熱に侵され、茹で上がる。
私は今幸せだ。
好きな人と手を繋ぎ、2人きりでお祭りに行く。
私は今幸せだ。
私の手を取り、私と同等の熱に侵された彼の横顔をこんなに近くで見ているだから。
私は今幸せだ。
この幸せがこの先もずっと続きますように。そっと心の中で祈ってしまった。
『行こうか』
『うんっ』
手を繋ぎ、二人で人並みを掻き分け進む。
周りを見ると私たちと同じような若い男女。
私たちの関係はこの世にありふれたモノなのかもしれない。
それでも今、この瞬間。
世界で一番幸せなのは私だと思う。
だって、こんなにも胸が温かく居心地がいいのに、ドキドキして幸せなのだから―――私より幸せな人なんていないと思う。
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