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第1話 新生活
しおりを挟む『咲夜姉もう起きてるかな』
今日から通う事になる高校の制服に袖を通しながらぼんやりやりと同居人の事を思い浮かべ時計へと目を向ける。
机に置かれているデジタル時計は6月1日朝の6時半を示している。父と母が亡くなり1ヶ月半が経過していた。
この時間であれば咲夜は基本起きている。
新しい制服姿を彼女に見せる前に一度確認しようと鏡の前に立つ。
身長173cmに可もなく不可もない顔立ちと自負している。
前の学校では広く浅くと友人は沢山居たが目立つ方ではなかった。勉学、運動共に平均より少し上。
まあどこにでもいる平凡な男である。
『つまんねえ顔だな、ほんと』
鏡に映る冴えない男に悪態を吐く。
鏡から視線を外し、そのまま部屋を見渡す。
『本当に幸恵さんと咲夜姉には感謝だよな。こんな部屋まで与えてくれて』
8畳の部屋にはベットや机など、男子高校生に必要な物の全てが揃えられていた。
咲夜と咲夜の母である幸恵が優の為に買い揃えてくれたものだ。
『朝ご飯もう出来てるかな』
新生活への不安と少しの期待から朝の7時にセットした目覚ましの2時間前には起きてしまった。
その為、優の身体は空腹を訴えている。
リビングへ行こうと部屋の扉を開ける。
すると、目の前には咲夜がいた。
いや、問題はそこではない。お風呂上がりにTシャツだけを着ていて、ズボンを履いていない咲夜がいた。
顔が一気に熱くなったと自覚しながらも懸命に捲し立てる。
『お、おい、咲夜姉。風呂上がりにそんな格好するなって昨日も言ったよな?』
幸い長めのTシャツなので下着が見えてはいないが
それでも思春期の男子には刺激が強すぎる。
気にした素振りもなく淡々と咲夜が口を開く。
『暑いんだから仕方ないでしょう?優ちゃん。今から朝ごはん用意するから少し待ってね』
そんな呑気な事を言いながらリビングへと向かう咲夜。
その後ろ姿をただ見つめる事しか出来ずに何故こんな事になってしまっのか、改めて自分のこの1ヶ月半あまりを思い返してみることにした。
両親の葬式と火葬(遺体すらなかったから形式上)を終え集まる親戚が俺の今後についてを話し合っていた。
『うちは無理よ?年頃の女の子2人いるんだから』
『うちだってもう手一杯なんだよ』
『じゃーどうするんだよ』
怖かった。親戚の大人達にお前は邪魔だと言われていたのだ。親戚たちの言葉も視線も全てがただただ怖かった。
父と母さえ居てくれればこんな事にならなかった。
そんな今となってはどうにもならないことを何度も考えてしまう。
腰を悪くした婆ちゃんに背中をさすられながら、耳も塞げずに、ただただ『お前は要らないんだ』と言う親戚の冷たい言葉と視線に成す術もなく俯き震えることしか出来なかった。
(やっぱり、俺なんて誰も引き取ってくれないんだ、邪魔なんだ。俺なんて...)
そう、絶望してしまった時だった。
『優ちゃんはうちで預かりますので』
声のした方へ皆が目を向ける。
それに倣い重たい顔を上げ優も目を向ける。
そこには母の昔からの知人であり生前は雇い主だった如月 幸恵(きさらぎ ゆきえ)さんとその娘の咲夜(さくや)が親戚たちを睨むように立っていた。
父親が出張の多い仕事をしていて、母が幸恵さんの下で働いていたこともあり、昔から優は咲夜に面倒を見てもらうことが多かった。本当の姉のように慕っていた。
やっと救われる。そう思った時だった。
物事はそんな簡単には進まなかった。
優から両親を奪った世界はまたも、優の気持ちを踏み躙る。
『申し訳ないがこれは身内の話だ。他人である貴方に優を預けることは出来ない』
母の兄である信之が幸恵さんの申し出をキッパリと拒絶した。
だが幸恵さんは折れずに強く信之を睨みつけている。
『失礼ですが、優ちゃんにこんな話を聞かせるような貴方達に預けるよりも、うちに来た方が絶対に幸せです』
『それに関しては申し訳ないと思ってる。だが優の事を思えば親戚の家のが落ち着くだろうと思っております』
『申し訳ない?それならここに同席させなければ良いのではありませんか?わざわざ優ちゃんを貶める様な事をしている自覚は無いのですか?』
これには思うところがあったのだろう、誰も言い返せずに口を噤んでしまった。
そして幸恵さんは微笑み優へと視線を移す。
『優ちゃんが良ければ私達の所へ来ない?』
柔らかく心地の良い声に目に涙が頬を伝う。
それでも懸命に俺は力いっぱい頷いた。
今はそれしか出来なかった。
結局親戚からの反対の声もなくなり、幸恵さんと咲夜姉が俺を引き取ることに決まった。
その後幸恵さんと咲夜姉に連れられ、彼女の経営するカフェへと訪れた。
『それじゃ優ちゃん、改めてこれからよろしくね。加奈の大切な貴方を私達がしっかりと守るからね』
『ありがとうございます。これからよろしくお願いします』
加奈とは優の母親である。
こうして俺は幸恵さんと幸恵さんの夫の康二さん。その娘の咲夜姉に家族として受け入れられた。
だが、これからの優にしてみれば、問題はここからだった。
マグカップを机に置き幸恵さんが口を開く。
『優ちゃんの住む家なのだけどね、咲夜が1人暮らししてる家にしようと思うのよね』
『はい?』
突然の幸恵さんの発言に首を傾げてしまった。
咲夜姉が一人暮らしをしているのは知っているし、
何回か遊びに行ったこともある。
でも、一緒に住むのは絶対におかしいだろう。
『何で咲夜姉の家なの?』
『咲夜がどうしても一人暮らししたい。って言うから認めたんだけど...やっぱり心配なのよね』
不安そうに話す幸恵さん。
咲夜姉は何故か笑顔で『うんうん』と頷いている。
確かに可愛い娘が一人暮らしをするのは親として心配にもなるだろう。ましてや咲夜姉はとんでもない美人なのだから。
でもこれは絶対におかしい。と思う。
もちろん助けてくれた幸恵さんと咲夜姉の望みは可能な限り叶えたいのだけど。
1人葛藤していた時再度幸恵さんがニッコリと微笑み再度口を開いた。
『それにね、優ちゃんの高校は近所で昔からの友達も多いわよね?今の優ちゃんが加奈たちのことを色んな子に聞かれると思うと心配で』
葬式などで学校を休んでいるので絶対に聞かれるだろう。
考えただけでも恐怖を覚える。
これから学校に通う日までに立ち直れる自信なんてこれっぽっちもない。
『どうかな、優ちゃんさえ良ければだけど、誰も優ちゃんの事を知らない場所のが楽なのかと思うのだけれど』
と笑顔で付け加える幸恵さん。
恐らくだがこっちが本音だろう。
優は素直に嬉しかった。
両親が亡くなり、親戚に邪魔者扱いされた自分の事をこんなにも考えてくれる人がまだ居る。という事実に胸が熱くなり、自然と涙が溢れてしまう。
『ありがとうございます幸恵さん。咲夜姉さえ良ければ、これからよろしくお願いします』
『こちらこそよろしくね、優ちゃん』
こうして2人の共同生活が始まった。。
『優ちゃん、パン焼けたわよ。コーヒーはホットにしたわよ』
先程と同じ格好の咲夜姉が鼻歌混じりに朝食を運んできてくれる。
『うん、ありがとう。でもさ、ズボン履いてよ。咲夜姉は自分がどれだけの美人か、本当に分かってんの?』
と、改めて咲夜を見やり、不満を口にする。けれど全く気にせず席に着きトーストに噛み付いている。
そう、咲夜はとんでもない美人だ。
彼女は現在大学のミスコンは三連覇中である。
彼女を一眼見たら誰もがその事を納得する容姿をしている。
手入れの行き届いた黒く長い髪はさらさらとして光沢が見えるし、乳白色の肌は肌荒れを知らない滑らかさを保っている。整った鼻梁に長い睫毛に縁取られた大きな瞳、艶を帯びた桜色の唇と、その全てが芸術の域にまで達していた。
更に料理が得意で咲夜の作るご飯はどれも美味しい。
だが一つ。胸に関しては平均を下回る。
本人は非常に気にしているので、絶対に口には出さないが。
『咲夜姉聞いてる?』
『聞いてたよ。まぁ、優ちゃんも年頃ってことね。少し前までこーんな小さかったのに』
明らかに新生児以下のサイズを両手で表している。
『そんな事いいからズボン履いて来い』
少しムカついたので語尾を強めた。
こんな事を毎日繰り返している優は正直、いつ自分の理性が爆発するか気が気でなかったからだ。
そんな優の気持ちなど知らない咲夜は尚も続ける。
『でもね、優ちゃんだって凄いかっこいいわよ?昔は泣き虫で頼りなかったのにね。今は立派なお兄さんになっちゃって』
『どこがだよ』
『優ちゃんって本当に昔から自己評価低いわよね』
『はいはい。もー良いから食べよ。冷めるから』
急に咲夜に褒められ、恥ずかしくなった優は自分が咲夜の食事を止めていた事もお構いなしに言い、朝食を摂り始める。
優と咲夜の攻防はこれから先ずっと続くのだ。
『それじゃあ優ちゃん、学校行きましょうか』
訳の分からない事を言っている咲夜を見つめる。
咲夜は白のロングTシャツにデニムのスキニーを合わせ、化粧までバッチリ。
玄関でベージュのスニーカーを履きながら優へと声をかけてきていた。
明らかに一緒に行く気満々である。
『嫌だよ。なんで咲夜姉が着いてくる感じになってるな?』
お節介にしては度が過ぎているし、ボケにしては適当すぎだ。なんて考えていたが度が過ぎたお節介のようだ。
『だって優ちゃん昨日も迷ってたじゃない。そんなんじゃ学校遅刻しちゃうわよ?初日なのに目立っちゃうわよ?いいの?』
ただ優の事を心配してくれているようだ。
そう、昨日試しに咲夜姉と行ってみたが普通に迷ってしまった。スマホアプリを使えば良いのもを徐々に意固地になり最後まで見なかった。
『咲夜姉がついて来る方が目立つに決まってんだよ、大人しく家に居てよ』
それでも恥ずかしさのが強く拒否した。
咲夜がついて来るとどうなるか。そんなの想像しなくても分かりきっている。
『もう、そこまで言わなくても良いじゃない』
すると頬を膨らませ不貞腐れている咲夜姉。靴を脱ぎカバンを置いてくれた。
咲夜がついて来るのを辞めたのをしっかりと確認した後挨拶を告げる。
『じゃあ行ってくるね、咲夜姉』
『はーい、気を付けて行ってきてね』
無事に咲夜を家に留めることに成功し笑顔で送り出してもらえた。...はずだった。
☆ ☆ ☆ ☆
突然だけど、私如月咲夜はここ最近ずっと浮かれている。
それもそうだろう。やっと大好きな優ちゃんとまた一緒に暮らせるのだから。
そう。私は昔から優ちゃんのことが異性として大好きだ。愛している。
いつからだろう。多分ハッキリと意識したのは優ちゃんが12歳の時で私が高校生の頃だっただろうか。
おかしな話と思うかもしれない。それでも私は身体を張って私を助けてくれた彼に恋をした。
それでもそんな幸せな時間はずっとは続かなかった。
私が恋に落ちた時、彼は大怪我をしてしまったんだから。
その時私は悟った。
このまま彼といると、また彼に良く無いことが起こる。だから距離を置いた。
大学進学を気に母に無理を言って一人暮らしさせてもらい、彼と距離を取った。
一人暮らし始めてすぐの頃は酷かった。
世界から色が無くなったみたいに、味のしなくなったガムを永遠噛み続ける様なつまらない世界だった。
ただ耐えるしかなかった。
大学で出来た友達と遊ぶ時も。学校の女子から人気な生徒に告白された時も。1人自分で作った料理を食べてる時も。なにもかもつまらなかった。
我慢できずに優ちゃんを家に呼んでしまった事も何度かあった。
その時はこのまま時間が止まれば良いのにと何度も願ってしまう程だった。
それでも。こうやって、やっとまた一緒に暮らせているのだ。今度は私が。優ちゃんを助ける番だ。
もう2度と手放すつもりはない。
こんな話し優ちゃんにしたら笑われてしまうかもしれない。それでも私は確かに救われた。
だからこれからは私が優ちゃんを助けて最後には2人で幸せになる。
優ちゃんは私の気持ちに気付いていない。
でも今はそれで良い。
(覚悟していてね優ちゃん。私本気だからね)
先程玄関を出て行った彼を追いかけるために靴を履く。
自然と表情が綻んでしまう。
こればっかりは仕方ない。だって、何度も夢に見た優ちゃんとの登校なのだから。
勢いよく玄関を飛び出し、先に行った優を追いかけるために走る。
私の戦いはまだ始まったばかりだ。
☆ ☆ ☆ ☆
『本当に意味わからないんだけど?見送って一分後にダッシュで追いかけて来る人の気持ちが』
『ただ心配だった。それだけよ?』
笑顔で隣を歩く咲夜。本当に頭がおかしいと思う。
家を出て最初の信号を待ってる時、後ろから全速力で走ってくる人が居て驚いて振り返った。
そこには汗をかき肩で息をする咲夜がいた。
その後咲夜の弁明を聞き終えると呆れて何も言えなかった。
『学校近くなったらちゃんと帰ってくれよ』
『はーい』
咲夜へ釘を刺し、笑顔の咲夜と2人並んで学校へと続く道を歩き始めた。
咲夜の家から優の通う学校までは徒歩で20分。
本来は自転車通学の予定だが、初日ということで歩いて登校することにした。
今日の夜ご飯はどうするか。学校で友達が出来るのか。部活はどうするのかなど、肩を並べこれからのことを話しながら歩くのは正直楽しかった。
話しながら途中で、もし咲夜みたいな彼女が出来たら、なんて事を考えてしまい、顔が赤くなってしまったりもした。
だが、この時の優は知らなかった。
この後学校でとんでもない注目を集める事を。
これからの生活が騒がしくも非常に楽しいものになるという事を。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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