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魔王と勇者
これからについて
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蒼「それじゃあ君が魔王のままで良い?」
ラウラとクウが戦うのを見ながらそう言う
亜美「えぇ、良いわよ…止めなくていいの?」
蒼「止めたって無駄そうだからさ」
彼女は強いが頑固なところがある
蒼「とりあえず僕以外一旦戻って報告した方がいいよね?」
一応僕以外死んで命からがら逃げ伸びたということにして報告をする
亜美は大きくため息を吐く
亜美「わざわざ嫌なことしに行かなくても良いんじゃない?」
僕はそれを否定する
蒼「いや、これは大事だと思う」
亜美「いやいや、これは良いことなんて一つもないわよ?」
蒼「いいや、王族がどこまで知っているのか探ることができるので旨味しかない」
計画は僕がソラに扮して王宮に戻る
そして王宮で報告をして出方をうかがえる
国の動向も気になる
もし僕が死んで勇者召還を再び行おうとするだろうし
阻止できるならしたいが幾つもの場所があるのなら
召還する機関がある筈だ…
異世界召還は限られた者にしかできないだろうしそこを抑えればしばらくは出来ないだろう…
亜美を召還したのは黒く長い髪の老人がやっているみたいだが桜や花鈴は三十代くらいの女性だったそうだ…
もしかしたら世代交代したのだろう…
一子相伝ならいいが複数となると少々面倒くさい…取り敢えずその女性、ロアを捕まえる
顔は僕も知っている彼女は境会から派遣された世界唯一の魔術師だ
ただ…重要なときにしか会わず普段はどこにいるか全く分からないのだ
蒼「それにロアは召還の時以外姿を現さない…なら様子を見て彼女を捕らえるべきだ」
亜美「彼女は存在が判らないから様子見だけにしときなさいよ」
蒼「あぁ…だから君とパスをつないでおける?」
亜美「えぇ…それは出来るけど…」
僕の頭に手を当てると自分の頭をもう片方の手で押さえ
亜美「コード接続…」
離れると彼女は
亜美「日本語でパスって言うと接続できるわよ」
蒼・亜美「「パス」」
脳内に何か声が聞こえる
亜美「聞こえる?」
僕はコクりと頷く
蒼「これって僕たちしか聞こえないの?」
亜美「脳内で相手の事を考えると出来るわよ」
蒼「ところでさ…なんで日本語?」
亜美「暗証番号みたいなものよ…」
まぁ、そうじゃないと情報伝達がぐちゃぐちゃになるもんな
亜美「私は戻るのは反対・・・絶対に・・・傷つく…」
蒼「君にも仲間がいたんだろ?だったら・・・」
亜美「・・・」
彼女は何かを思い出したのか泣きそうになっている
蒼「だから僕は行く・・・仲間は大事だし、その家族だって連れて来れるなら・・・」
彼女を見ると下を向いて黙っていた
蒼「どうしたんだ?」
亜美「いや、私もこうしていたなら…後悔しちゃってね…」
蒼「すまない…もしかして何か思い出させてしまったかな?」
亜美「うん…まぁ、でもこれは話しておいた方が良いかな」
彼女は自分の過去を語り出すのだった
ラウラとクウが戦うのを見ながらそう言う
亜美「えぇ、良いわよ…止めなくていいの?」
蒼「止めたって無駄そうだからさ」
彼女は強いが頑固なところがある
蒼「とりあえず僕以外一旦戻って報告した方がいいよね?」
一応僕以外死んで命からがら逃げ伸びたということにして報告をする
亜美は大きくため息を吐く
亜美「わざわざ嫌なことしに行かなくても良いんじゃない?」
僕はそれを否定する
蒼「いや、これは大事だと思う」
亜美「いやいや、これは良いことなんて一つもないわよ?」
蒼「いいや、王族がどこまで知っているのか探ることができるので旨味しかない」
計画は僕がソラに扮して王宮に戻る
そして王宮で報告をして出方をうかがえる
国の動向も気になる
もし僕が死んで勇者召還を再び行おうとするだろうし
阻止できるならしたいが幾つもの場所があるのなら
召還する機関がある筈だ…
異世界召還は限られた者にしかできないだろうしそこを抑えればしばらくは出来ないだろう…
亜美を召還したのは黒く長い髪の老人がやっているみたいだが桜や花鈴は三十代くらいの女性だったそうだ…
もしかしたら世代交代したのだろう…
一子相伝ならいいが複数となると少々面倒くさい…取り敢えずその女性、ロアを捕まえる
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亜美「彼女は存在が判らないから様子見だけにしときなさいよ」
蒼「あぁ…だから君とパスをつないでおける?」
亜美「えぇ…それは出来るけど…」
僕の頭に手を当てると自分の頭をもう片方の手で押さえ
亜美「コード接続…」
離れると彼女は
亜美「日本語でパスって言うと接続できるわよ」
蒼・亜美「「パス」」
脳内に何か声が聞こえる
亜美「聞こえる?」
僕はコクりと頷く
蒼「これって僕たちしか聞こえないの?」
亜美「脳内で相手の事を考えると出来るわよ」
蒼「ところでさ…なんで日本語?」
亜美「暗証番号みたいなものよ…」
まぁ、そうじゃないと情報伝達がぐちゃぐちゃになるもんな
亜美「私は戻るのは反対・・・絶対に・・・傷つく…」
蒼「君にも仲間がいたんだろ?だったら・・・」
亜美「・・・」
彼女は何かを思い出したのか泣きそうになっている
蒼「だから僕は行く・・・仲間は大事だし、その家族だって連れて来れるなら・・・」
彼女を見ると下を向いて黙っていた
蒼「どうしたんだ?」
亜美「いや、私もこうしていたなら…後悔しちゃってね…」
蒼「すまない…もしかして何か思い出させてしまったかな?」
亜美「うん…まぁ、でもこれは話しておいた方が良いかな」
彼女は自分の過去を語り出すのだった
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