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しおりを挟むレキから聞いた話で私以外は皆困惑していた
亜美「まさか」
前々からあいつ等を私は警戒していた 理由は直感だった…
初めて召還された日私の前に現れた使者が恐らくプレアデスだろう…
何度か使者と名乗る名前が私の前に現れなぜそこまで知っているのか疑問が残るくらい事細かに情報を伝えて来た
国の使者とは違うって言ってたし、間違いない…
今にして思えば私は操り人形だったのだろう
レキ「このままだと全て貴方の責任にされ処刑されます」
ルイ「何故そんな事を!」
レキ「ここからは推測なのですが・・・魔王での決戦魔王が言った事を皆さん覚えてますか?」
魔王が言った言葉を思い出す
魔王城にて
魔王「戦っても無駄なことしかないぞ?異世界人よ」
亜美「貴方が苦しめているから!倒さなければいけない!平和の為に!」
魔王「其方も結局操り人形か・・・まぁ気持ちは分からんでもないがな・・・かつての僕もそうだった・・・」
亜美「訳のわからない事を!」
魔王「貴様はこの国が平和にならないのは何故だと思う?」
亜美「お前がみんなを苦しめて」
魔王「僕は何もしていない」
亜美「嘘だ!お前は兵士を何人も殺した!」
魔王「それは向こうが仕掛けてきたからだ」
亜美「もう魔王と話すことなどない」
魔王「はぁ~もう面倒くさい…さっさと終わらせるか…」
私達は暫らくしてギリギリではあるが勝利した
魔王「あーあ、負けちゃったか・・・」
そこには苦しいながらも何故か死を受け入れている魔王が横たわっていた
亜美「えぇ貴方の負けよ・・・」
魔王「まぁいいや・・・とりあえずおめでとう…」
亜美「それはどうも…これでやっと平和になる…」
魔王「平和ね…」
私の言葉を聞いて魔王はおかしいのか嘲笑った顔をしている
亜美「何がおかしい?」
魔王は私の言葉を鼻で笑っていた
魔王「いや、これから平和になんてならないよ…」
亜美「それはどういう…」
魔王「今に分かるさ…それよりもプレアデスには気をつけなよ…」
亜美「プレアデス?・・・」
魔王「やっぱりな…この言葉は知らないか…そりゃそうか…操り人形に過ぎないもんな俺達…」
亜美「それってどういう…」
魔王「直ぐにわかるさ・・・」
その魔王の表情は穏やかでまるで苦しみの中に一筋の光を得たような穏やかな顔をしていた
魔王「まぁ…精々頑張るんだな…俺は無理だったことを君が成し遂げられるといいな…」
暫らくして魔王は完全に消滅した
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