215 / 257
第二百十五話
しおりを挟む
「でも出来ることって何ですか? ダンジョンシステムは今も動いていますし、その魔天楼? っていうのも動いてるんですよね? こっちの世界から出来ることなんてたかが知れてると思うんですけど……」
「……私の目標は、この次元の穴を修復し、世界を復元させることだ。そのためにとある男を殺す必要がある……詳しくは言えん、貴様の身も危うくなるかもしれんからな」
これだけは駄目だと言われてしまえば、琉希も無理に聞き出すことはできない。
そもそも彼女の目的に関しては、好奇心こそ刺激されても、琉希の目的であるフォリアの救助には関係がないからだ。
――まあ助けてくれって言われたら考えますけど……
「全て私が原因なんだよ。私があんなものを見つけなければ、好奇心で研究しなければこんなことは起こらなかった。だから私が、私の手で全てを終わらせる……そのために今日まで生きてきた」
「貴女……案外悲しい人だったんですね」
きっと何か一つでも食い違っていたのなら、彼女はこんな終わりかけの世界で腐る人物ではなかったのだろう。
彼女が命を懸け創り上げたダンジョンシステムも、事情が事情故功罪の二面を持っている物の、本来はもっと素晴らしいものになっていたはずだ。
上手く行けば今人類が抱える問題の九割以上解決できるかもしれない。それだけのことをしてのける人物が自分の罪とも言えぬ罪を背負い、仄暗い決心を胸に生きているとは、何と悲しいことだろう。
うつむく彼女の背後に回り、ゆっくりと頭に手を触れる琉希。
その感覚にびくりと体を震わせるカナリアであったが、想像していた物とは違っていたのだろう、そのまま彼女の腕を受け入れるように力を抜いた。
「……怒らないんだな。あと一言余計だぞ」
「技術や知識はあくまで存在する物、それに善悪なんてありませんよ。貴女の知識は確かに大災害を引き起こした原因かもしれませんが、それを悪用した人は恨んでも貴女を恨むことはできません」
「そう、か……」
これ以上話題に触れることも憚れ、二人の間に流れる沈黙を破ったのは琉希であった。
「ところで一ついいですか?」
「なんだ?」
「貴女嘘ついてますよね? さっき魔蝕を治す方法はないって言ってましたけど、本当は知ってますよね」
琉希の口から飛び出した言葉は、疑問ではなく断定。
確信をもってカナリアへと問いただしているのは、その真っ直ぐな目を見ても明らかだ。
確かに第一段階、即ち体表に魔力の結晶が出ている状態でも、魔力を取り入れないようにしたうえで安静にすれば、じきに吸収されてしまうのだろう。
だがそれ以外にも治療法はある。
彼女はそれを知っている上で口を噤んだと、琉希は確信していた。
「外から入った魔力が体内で悪さをしているなら、それを無理やり引っ張り出せばいいんです。体内の魔力をすべて抜き取ってしまえば肉体の変化は止まりますし、その後はいくらでも治療できるはず。実際貴女が私たちに出会った時、説明もなしに私へそれしてましたよね?」
「いや、しかし肉体の変異が起こってしまっているからな」
「それも嘘ですね」
先ほどの説明中、彼女は肉体の変異については語っていたものの、『戻せない』とは一言も発してない。
確かに嘘を吐くことは苦手であろう彼女。しかし多種多様な知識量には圧倒されるものがあり、当然それを使いこなすのに頭が回らないわけもない。
嘘を吐くのが苦手なのなら、元から言わない。
ただしすべての真実を語るわけではなく、言いにくい所は隠してしまえばいい、というわけだ。
「体内の魔力が抵抗できない程外部の魔力が増えて、その結果肉体の変異が起こったとするのなら……元々の物である体内の魔力が、外部の魔力と馴染み切ってしまう前に、外部からの魔力をすべて抜き去ってしまえば、体内の魔力に存在する記憶から、元の姿へ肉体の再変異が起こるのでは?」
当然現代社会を生きてきた琉希には、彼女の世界における魔法的な知識など皆無。
しかし先ほどカナリアが語った話に嘘などが含まれないのなら、この理論に間違いはないはず。
確信にも近い予想だ。
じっと目線を向けてきた琉希を誤魔化すことなどできないと悟ったのか、カナリアは小さくため息を吐き、ゆっくりと頷いた。
「――ああ、貴様の言う通りだ。フォリアもだが案外貴様らは聡いな」
「それなら……!」
希望が見えた。
予想は正しかった。
何故彼女が出来ないなどと嘘をついたのは理解できないが、やはりフォリアの治療方法はあった。
「それで、その治療をするのは誰なんだ?」
喜ぶ琉希へ投げかけられた疑問。
「え? それは勿論、方法を知っている貴女が……」
「無理だ、私には出来ない」
それは琉希の予想に反していた答えであった。
確かにカナリアは琉希へ、魔力を無理やり絞り出すことで魔蝕の初期段階、体表に現れた魔石を消し去ってみせた。
それは琉希自身確かに体験した物であったし、てっきりフォリアにもそれを施せば治せるとばかり思っていた。
しかし彼女は出来ないと首を振る。
こんな矛盾した話があるだろうか。いきなりすべて忘れてしまったのか?
「な、何言ってるんですか!? やってたじゃないですか!」
先ほどまで撫でていた頭を両手でつかみ、激しく振り叫ぶ琉希。
「もうやったんだよ」
しかし彼女はふざけた態度を取るでもなく、ただ淡々と語るだけであった。
「私は確かに、あの子へ治療をしたんだ。だが何を勘違いしたのか魔石を拾っていたみたいでな、魔力を抜き取った後、事前に砕いた魔石ごと爆散した」
「は!? 爆散って……は!? え!? フォリアちゃん殺したんですか? 殺しますよ?」
「わっ、私は悪くないだろ! いたたたっ!? いたぁっ!? 頭を離せ馬鹿! 殺す気か貴様!? それに死んだけど生き返った!」
治療、即ち体内の魔力をすっかり抜き去ってしまうこと。
その結果は単純。レベルが即ち体内の魔力量というのなら、魔力が空っぽになったらレベルもゼロになる。
――そうか……! フォリアちゃんは確か、あのヤバイ味の実、き、き、黄な粉の実? とかいうのを常食してましたね……!
死んだと言われて焦った琉希であったが、ふと思い出したその事実に冷静になる。
それにちょっとごつごつとした姿へ変わってしまったとはいえ、琉希は確かにフォリアが行き、動き回っていたのをその目で見ていた。
カナリアの言葉などで焦り過ぎていたのだろう。
胸をなでおろしつつ、手の内の金髪をパッと離す琉希。
「だが奇妙なことが起こったんだ。ただ生き返り、空っぽになった魔力がまた吸収されて元通りになるだけかとばかり思っていたのだが……何故か魔力の吸収が収まらず、元の数百倍にまで増えてしまったのだ。抑えることも出来ずあっという間に『魔蝕』が発症してしまってな……お前何か知らないか?」
「……っ!?」
「……私の目標は、この次元の穴を修復し、世界を復元させることだ。そのためにとある男を殺す必要がある……詳しくは言えん、貴様の身も危うくなるかもしれんからな」
これだけは駄目だと言われてしまえば、琉希も無理に聞き出すことはできない。
そもそも彼女の目的に関しては、好奇心こそ刺激されても、琉希の目的であるフォリアの救助には関係がないからだ。
――まあ助けてくれって言われたら考えますけど……
「全て私が原因なんだよ。私があんなものを見つけなければ、好奇心で研究しなければこんなことは起こらなかった。だから私が、私の手で全てを終わらせる……そのために今日まで生きてきた」
「貴女……案外悲しい人だったんですね」
きっと何か一つでも食い違っていたのなら、彼女はこんな終わりかけの世界で腐る人物ではなかったのだろう。
彼女が命を懸け創り上げたダンジョンシステムも、事情が事情故功罪の二面を持っている物の、本来はもっと素晴らしいものになっていたはずだ。
上手く行けば今人類が抱える問題の九割以上解決できるかもしれない。それだけのことをしてのける人物が自分の罪とも言えぬ罪を背負い、仄暗い決心を胸に生きているとは、何と悲しいことだろう。
うつむく彼女の背後に回り、ゆっくりと頭に手を触れる琉希。
その感覚にびくりと体を震わせるカナリアであったが、想像していた物とは違っていたのだろう、そのまま彼女の腕を受け入れるように力を抜いた。
「……怒らないんだな。あと一言余計だぞ」
「技術や知識はあくまで存在する物、それに善悪なんてありませんよ。貴女の知識は確かに大災害を引き起こした原因かもしれませんが、それを悪用した人は恨んでも貴女を恨むことはできません」
「そう、か……」
これ以上話題に触れることも憚れ、二人の間に流れる沈黙を破ったのは琉希であった。
「ところで一ついいですか?」
「なんだ?」
「貴女嘘ついてますよね? さっき魔蝕を治す方法はないって言ってましたけど、本当は知ってますよね」
琉希の口から飛び出した言葉は、疑問ではなく断定。
確信をもってカナリアへと問いただしているのは、その真っ直ぐな目を見ても明らかだ。
確かに第一段階、即ち体表に魔力の結晶が出ている状態でも、魔力を取り入れないようにしたうえで安静にすれば、じきに吸収されてしまうのだろう。
だがそれ以外にも治療法はある。
彼女はそれを知っている上で口を噤んだと、琉希は確信していた。
「外から入った魔力が体内で悪さをしているなら、それを無理やり引っ張り出せばいいんです。体内の魔力をすべて抜き取ってしまえば肉体の変化は止まりますし、その後はいくらでも治療できるはず。実際貴女が私たちに出会った時、説明もなしに私へそれしてましたよね?」
「いや、しかし肉体の変異が起こってしまっているからな」
「それも嘘ですね」
先ほどの説明中、彼女は肉体の変異については語っていたものの、『戻せない』とは一言も発してない。
確かに嘘を吐くことは苦手であろう彼女。しかし多種多様な知識量には圧倒されるものがあり、当然それを使いこなすのに頭が回らないわけもない。
嘘を吐くのが苦手なのなら、元から言わない。
ただしすべての真実を語るわけではなく、言いにくい所は隠してしまえばいい、というわけだ。
「体内の魔力が抵抗できない程外部の魔力が増えて、その結果肉体の変異が起こったとするのなら……元々の物である体内の魔力が、外部の魔力と馴染み切ってしまう前に、外部からの魔力をすべて抜き去ってしまえば、体内の魔力に存在する記憶から、元の姿へ肉体の再変異が起こるのでは?」
当然現代社会を生きてきた琉希には、彼女の世界における魔法的な知識など皆無。
しかし先ほどカナリアが語った話に嘘などが含まれないのなら、この理論に間違いはないはず。
確信にも近い予想だ。
じっと目線を向けてきた琉希を誤魔化すことなどできないと悟ったのか、カナリアは小さくため息を吐き、ゆっくりと頷いた。
「――ああ、貴様の言う通りだ。フォリアもだが案外貴様らは聡いな」
「それなら……!」
希望が見えた。
予想は正しかった。
何故彼女が出来ないなどと嘘をついたのは理解できないが、やはりフォリアの治療方法はあった。
「それで、その治療をするのは誰なんだ?」
喜ぶ琉希へ投げかけられた疑問。
「え? それは勿論、方法を知っている貴女が……」
「無理だ、私には出来ない」
それは琉希の予想に反していた答えであった。
確かにカナリアは琉希へ、魔力を無理やり絞り出すことで魔蝕の初期段階、体表に現れた魔石を消し去ってみせた。
それは琉希自身確かに体験した物であったし、てっきりフォリアにもそれを施せば治せるとばかり思っていた。
しかし彼女は出来ないと首を振る。
こんな矛盾した話があるだろうか。いきなりすべて忘れてしまったのか?
「な、何言ってるんですか!? やってたじゃないですか!」
先ほどまで撫でていた頭を両手でつかみ、激しく振り叫ぶ琉希。
「もうやったんだよ」
しかし彼女はふざけた態度を取るでもなく、ただ淡々と語るだけであった。
「私は確かに、あの子へ治療をしたんだ。だが何を勘違いしたのか魔石を拾っていたみたいでな、魔力を抜き取った後、事前に砕いた魔石ごと爆散した」
「は!? 爆散って……は!? え!? フォリアちゃん殺したんですか? 殺しますよ?」
「わっ、私は悪くないだろ! いたたたっ!? いたぁっ!? 頭を離せ馬鹿! 殺す気か貴様!? それに死んだけど生き返った!」
治療、即ち体内の魔力をすっかり抜き去ってしまうこと。
その結果は単純。レベルが即ち体内の魔力量というのなら、魔力が空っぽになったらレベルもゼロになる。
――そうか……! フォリアちゃんは確か、あのヤバイ味の実、き、き、黄な粉の実? とかいうのを常食してましたね……!
死んだと言われて焦った琉希であったが、ふと思い出したその事実に冷静になる。
それにちょっとごつごつとした姿へ変わってしまったとはいえ、琉希は確かにフォリアが行き、動き回っていたのをその目で見ていた。
カナリアの言葉などで焦り過ぎていたのだろう。
胸をなでおろしつつ、手の内の金髪をパッと離す琉希。
「だが奇妙なことが起こったんだ。ただ生き返り、空っぽになった魔力がまた吸収されて元通りになるだけかとばかり思っていたのだが……何故か魔力の吸収が収まらず、元の数百倍にまで増えてしまったのだ。抑えることも出来ずあっという間に『魔蝕』が発症してしまってな……お前何か知らないか?」
「……っ!?」
0
お気に入りに追加
683
あなたにおすすめの小説
1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼
ベルピー
ファンタジー
この世界は5歳で全ての住民が神より神の祝福を得られる。そんな中、カインが授かった祝福は『アルファベット』という見た事も聞いた事もない祝福だった。
祝福を授かった時に現れる光は前代未聞の虹色⁉周りから多いに期待されるが、期待とは裏腹に、どんな祝福かもわからないまま、5年間を何事もなく過ごした。
10歳で冒険者になった時には、『無能の祝福』と呼ばれるようになった。
『無能の祝福』、『最低な能力値』、『最低な成長率』・・・
そんな中、カインは腐る事なく日々冒険者としてできる事を毎日こなしていた。
『おつかいクエスト』、『街の清掃』、『薬草採取』、『荷物持ち』、カインのできる内容は日銭を稼ぐだけで精一杯だったが、そんな時に1枚の金貨を手に入れたカインはそこから人生が変わった。
教会で1枚の金貨を寄付した事が始まりだった。前世の記憶を取り戻したカインは、神の奇跡を手に入れる為にお金を稼ぐ。お金を稼ぐ。お金を稼ぐ。
『戦闘民族君』、『未来の猫ロボット君』、『美少女戦士君』、『天空の城ラ君』、『風の谷君』などなど、様々な神の奇跡を手に入れる為、カインの冒険が始まった。
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※コミカライズスタートしました!
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
2023年9月21日に第一巻、2024年3月21日に第二巻が発売されました
2024年8月中旬第三巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
【完結】未来の息子がやってきた!?
海(カイ)
ファンタジー
グラン国内、唯一にして最高峰の魔法学校。『ジャン・クリフトフ魔法学園』のアッパークラスに在籍しているエイデン・デュ・シメオンはクラスメイトのソフィアに恋心を抱いていた。
しかし、素直になれないエイデンはソフィアにちょっかいをかけたりと幼稚な行動ばかり…。そんなエイデンの前に突如未来の子どもだというパトリックが現れる。母親はまさかの片思いの相手、ソフィアだ。
「…マジで言ってる?」
「そうだよ。ソフィア・デュ・シメオンがぼくのママ。」
「……マジ大事にする。何か欲しいものは?お腹すいてない?」
「態度の変え方エグ。ウケる。」
パトリックの出現にソフィアとエイデンの関係は少しずつ変わるが――?
「え…、未来で俺ら幸じゃねぇの…?」
果たしてエイデンとソフィア、そしてパトリックの未来は…!?
「ねぇ、パパ。…ママのことスキ?」
「っ!?」
「ママの事、スキ?」
「………す………………」
やっぱ言えねぇっ!!
【毎日更新】元魔王様の2度目の人生
ゆーとちん
ファンタジー
人族によって滅亡を辿る運命だった魔族を神々からの指名として救った魔王ジークルード・フィーデン。
しかし神々に与えられた恩恵が強力過ぎて神に近しい存在にまでなってしまった。
膨大に膨れ上がる魔力は自分が救った魔族まで傷付けてしまう恐れがあった。
なので魔王は魔力が漏れない様に自身が張った結界の中で一人過ごす事になったのだが、暇潰しに色々やっても尽きる気配の無い寿命を前にすると焼け石に水であった。
暇に耐えられなくなった魔王はその魔王生を終わらせるべく自分を殺そうと召喚魔法によって神を下界に召喚する。
神に自分を殺してくれと魔王は頼んだが条件を出された。
それは神域に至った魔王に神になるか人族として転生するかを選べと言うものだった。
神域に至る程の魂を完全に浄化するのは難しいので、そのまま神になるか人族として大きく力を減らした状態で転生するかしか選択肢が無いらしい。
魔王はもう退屈はうんざりだと言う事で神になって下界の管理をするだけになるのは嫌なので人族を選択した。
そして転生した魔王が今度は人族として2度目の人生を送っていく。
魔王時代に知り合った者達や転生してから出会った者達と共に、元魔王様がセカンドライフを送っていくストーリーです!
元魔王が人族として自由気ままに過ごしていく感じで書いていければと思ってます!
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しております!
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
【BL】花様年華〜僕たちの青春日記〜
樺純
BL
「花様年華」
意味:花の様にとても美しい時期、又は青春時代
あらすじ
テイヤの通う高校にジュンサクが入学したところから始まる2人の青春物語。
学生時代の甘酸っぱさと切なさ、もどかしさそして…そして見え隠れする心の傷。
ふたりを襲う幾つもの困難…
お互いを信じ乗り越えることが…
彼らに出来るのだろうか?
登場人物
*テイヤ
高校三年生。両親の再婚によりマモルと義兄弟になる。校内や街の中でも美しい男として有名。本人は前向きで友人も多く明るい性格だがそんな生活に少し息苦しさを感じている。ため息が出るほどの容姿端麗だが勉強は普通。
*ジュンサク
高校一年生。進学のつもりはなかったが両親の説得により高校へ進学。両親からの監視を免れたいが為に高校進学を条件に地元から離れ一人暮らしを両親に取り付ける。容姿とスタイルはズバ抜けて良いが勉強は苦手で出来ない。
*マモル
高校三年であり生徒会長。テイヤに過保護でむやみにテイヤに近づこうものならばマモルの権力によって圧力をかけられるほどの校内での権力者。優等生から絶大な人気を誇り勉強も校内ナンバー1。そして女子からの歓声に満更でもない。
*セイジ
ジュンサクの担任。高い身長に眼鏡を光らせ生徒からはイケメンだが怖いことで有名な先生。しかし、テイヤにはメロメロで甘い。
テイヤが卒業したらあわよくば…と思っているが心の中にいるのは本当は…?
*イズミ
スクールカウンセラー。テイヤと仲良くなんでも話し合える仲でテイヤもイズミを信頼。ジュンサクの顔がどタイプ。セイジに片想い中で数回、告白をしているが連敗中。
二回目の異世界では見た目で勇者判定くらいました。ところで私は女です。お供は犬っぽいナルシストです。
吉瀬
恋愛
10歳で異世界を訪れたカリン。元の世界に帰されたが、異世界に残した兄を想い16歳で再び異世界に戻った。
しかし、戻った場所は聖女召喚の儀の真っ最中。誤解が誤解を呼んで、男性しかなれない勇者見習いに認定されてしまいました。
ところで私は女です。
致し方なく出た勇者の格付の大会で、訳あり名門貴族で若干ナルシストのナルさんが下僕になりました。
私は下僕を持つ趣味はありません。
「『この豚野郎』とお呼びください」ってなんだそれ。
ナルさんは豚じゃなくてむしろ犬だ!
√ナルニッサ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる