12 / 257
第十二話 蛍光ピンクな彼
しおりを挟む
ヌメヌメテカテカ、その上蛍光ピンクの悍ましい巨大ナメクジ。
はっきり言って最悪の存在だ、どうしてこんなものを神様は生み出してしまったのか。
近寄りたくない……
しかし二百円も払って来た以上、その分と明日の宿泊代は稼がなくてはいけない。
一体このナメクジがどんな魔石を落とし、いくらになるのかは知らないが、最低一匹、精神が持つなら出来る限り大量に狩る必要がある。
そして明日からは来ない、絶対に来ない。
天を眺め、流れていく雲へ意識を飛ばす。
ああ……よし、覚悟はできた。
ステータスを見る限り速度はなく、先生の様に変形をするとも思えない。
一気に殴って戦いを終わらせよう。カリバーを握りしめ、『スキル累乗』の対象を『ストライク』へと変更。
正面から一気に駆け寄り
「そいっ……!?」
見た目通りいうべきか、ぐにゃりと柔らかな反応。
しかし半分ほどまで沈み込んだかと思うと、異常なまでの反発力が突然生まれ、餅つきでもしているかのように身体が後ろへと突き返される。
反動で片足立ちになり、そのままゆっくりと後ろへ倒れていく私。
今の感触、打撃全く効いていない気がする。
ここで倒れてしまうと泥にダイブすることになるし、どう見ても肌に悪そうなこれに触れたくない。
ちょっと体勢的に無理があるかもしれないが
「『ストライク』!」
スキルによる強制的な姿勢の変更、そして生み出された回転は姿勢を立て直すには十分。
ぐるりと右足を中心に一回転、体勢を崩して上半身を倒しつつ、かちあげる様に放たれた『ストライク』はアシッドスラッグを大空へと舞いあげた。
泥を撒き散らし、どう、と地面へ転がるピンクの物体。
ついでに私も遠心力で体を起こし、体勢を元に戻す。
ちょっと腰捻ったかもしれない、痛い。
でも今の私には『活人剣』があるので、多少身体を痛めていても相手を殴っていれば治るはず。
おお、そう考えると凄いぞ『活人剣』。
「『鑑定』」
――――――――――――――
種族 アシッドスラッグ
名前 ゲニー
LV 15
HP 48/70 MP 44/44
――――――――――――――
全然効いていない。
いや正確には効いているのだが、本来与えられるダメージには遠く及ばない。
今の私が全力でストライクを発動すれば、先生相手にも80程度のダメージを与えられる。
だというのに実際はその四分の一ほど、たとえ見かけの耐久が低かろうとスキルや本体の能力次第でいくらでも抑えられるという訳だ。
困った、打撃が効かないのなら斬撃か魔法と言いたいが、残念ながらそのどちらも私には扱えない。
幸いにして『スキル累乗』によって『ストライク』を発動したときの消費MPは10、その上私は無駄にMPが高いので、ここは一気に殴り飛ばしてしまう方が良いだろう。
バットを横に構え、のんびりと起き上がっているナメクジへ肉薄、側面に重ねて全力の横薙ぎを繰り出す。
目のあたりがパカリと開き、何かしようとしているが遅い。
先手必勝、緩慢な行動が終わる前に攻撃してしまえば、相手は何もできずに倒される。
その顔面へとカリバーが吸い込まれていき……
「――『すとらいく』?」
が、空振り。
あれ?
間違いなくその顔に叩き込まれたはずのカリバー、しかし一切の衝撃がなく、まるで空を切ったかのように無抵抗。
というか突然、カリバーが物凄い軽くなった。
一体何をされたのか、ピンクナメクジを見て見れば、子供の水鉄砲程度の勢いでビューっと、なにやら粘液を吹き出していた。
そしてその前に転がっているのは、見慣れたべこべこに凹んでいるカリバーの上半身。
手元を見れば半分ほどから溶け、今なお少しずつ金属部が消えていくカリバー。
「……あ」
カリバー、溶かされた。
『武器破損による、ユニーク武器化判定が行われます』
『固有名称を確認、判定確率の補正完了』
『成功。固有名称カリバー』
「おお」
真っ二つになったカリバーであったが、私が握っていた柄からにょきっと新しく生えてきた。
ピカピカだ、一体どういう仕組みなのか分からない。
こういう時どんな顔をしたらいいのだろう。
ずっと使ってきた相棒が溶かされ真っ二つになったかと思えば、まさか新品になって生えてくるとは思わなかった。
筋肉曰く使い込んでいれば進化するとのことだったが、破壊されたときにも判定があるようだ。
どうやらユニーク武器になったのは、名前を付けたおかげでもあるらしいし、所持者の愛着とかでも成功率が上がるのか。
私が相棒の復活に感動していると、いつの間にか方向転換を済ませたナメクジがこちらを向いていて、プッと何かを吐き出した。
速い……!?
本体の緩慢な動きとは対照に、その吐き出された粘液の速度は成人の全力投球程度はある。
目の前に物が迫ってきたら誰しも顔を覆ってしまう様に、私もカリバーを盾にしてその場に立ちすくんでしまった。
不味い、これではせっかく治ったばかりのカリバーが、また溶けてしまう。
想像以上に粘度が高く、ねっとりとカリバーへ張り付くそれ。
微かに飛び散った粘液は服の端を掠め、瞬間、そこらが黒焦げ、果てには穴あきとなる。
もしこれを直接受けたら……!
背筋に氷を投げ込まれたような気分だった。
誰だってわかる。金属の塊があっという間に溶け、服は触れた所から黒く焦げる。
生身に直接、更にはカリバーで守っていなければ顔に当たっていたわけで、そうなったらポーションも回復魔法もない私は、死神と握手するしかない。
ああ、だけど私の代わりにカリバーは壊れて……
「あれ、壊れてない?」
そこにあったのは粘液を纏わせつつも、ピカピカと誇り高く輝く金属バット。
一度ナメクジは放置して、入り口付近まで撤退。
まさか筋肉が言っていたように……
「『鑑定』」
―――――――――――――――――――――――
名称 カリバー(フォリア専用武器)
スキル 不屈の意志
逆境を乗り越え、運命に抗うと決めた少女の武器
彼女が歩みを止めぬ限り、この武器は傍へ寄り添い
続けるだろう
―――――――――――――――――――――――
カリバー……!
良く分からないかっこいいことが書かれているが、要するに私が生きていれば壊れないってことだよね。
なんだろう、息子が立派に成長して、今度は俺が助けるよって言ってくれているような気分だ。
無性に頬ずりしてあげたい衝動にかられたが、残念ながら今は粘液がべっとりとついていて、そんなことをしてしまえば顔が無くなる。
だがこれでもう、武器の心配をする必要は無い。
「行こう、カリバー!」
復活した相棒は、粘液でてかてかと輝いていた。
はっきり言って最悪の存在だ、どうしてこんなものを神様は生み出してしまったのか。
近寄りたくない……
しかし二百円も払って来た以上、その分と明日の宿泊代は稼がなくてはいけない。
一体このナメクジがどんな魔石を落とし、いくらになるのかは知らないが、最低一匹、精神が持つなら出来る限り大量に狩る必要がある。
そして明日からは来ない、絶対に来ない。
天を眺め、流れていく雲へ意識を飛ばす。
ああ……よし、覚悟はできた。
ステータスを見る限り速度はなく、先生の様に変形をするとも思えない。
一気に殴って戦いを終わらせよう。カリバーを握りしめ、『スキル累乗』の対象を『ストライク』へと変更。
正面から一気に駆け寄り
「そいっ……!?」
見た目通りいうべきか、ぐにゃりと柔らかな反応。
しかし半分ほどまで沈み込んだかと思うと、異常なまでの反発力が突然生まれ、餅つきでもしているかのように身体が後ろへと突き返される。
反動で片足立ちになり、そのままゆっくりと後ろへ倒れていく私。
今の感触、打撃全く効いていない気がする。
ここで倒れてしまうと泥にダイブすることになるし、どう見ても肌に悪そうなこれに触れたくない。
ちょっと体勢的に無理があるかもしれないが
「『ストライク』!」
スキルによる強制的な姿勢の変更、そして生み出された回転は姿勢を立て直すには十分。
ぐるりと右足を中心に一回転、体勢を崩して上半身を倒しつつ、かちあげる様に放たれた『ストライク』はアシッドスラッグを大空へと舞いあげた。
泥を撒き散らし、どう、と地面へ転がるピンクの物体。
ついでに私も遠心力で体を起こし、体勢を元に戻す。
ちょっと腰捻ったかもしれない、痛い。
でも今の私には『活人剣』があるので、多少身体を痛めていても相手を殴っていれば治るはず。
おお、そう考えると凄いぞ『活人剣』。
「『鑑定』」
――――――――――――――
種族 アシッドスラッグ
名前 ゲニー
LV 15
HP 48/70 MP 44/44
――――――――――――――
全然効いていない。
いや正確には効いているのだが、本来与えられるダメージには遠く及ばない。
今の私が全力でストライクを発動すれば、先生相手にも80程度のダメージを与えられる。
だというのに実際はその四分の一ほど、たとえ見かけの耐久が低かろうとスキルや本体の能力次第でいくらでも抑えられるという訳だ。
困った、打撃が効かないのなら斬撃か魔法と言いたいが、残念ながらそのどちらも私には扱えない。
幸いにして『スキル累乗』によって『ストライク』を発動したときの消費MPは10、その上私は無駄にMPが高いので、ここは一気に殴り飛ばしてしまう方が良いだろう。
バットを横に構え、のんびりと起き上がっているナメクジへ肉薄、側面に重ねて全力の横薙ぎを繰り出す。
目のあたりがパカリと開き、何かしようとしているが遅い。
先手必勝、緩慢な行動が終わる前に攻撃してしまえば、相手は何もできずに倒される。
その顔面へとカリバーが吸い込まれていき……
「――『すとらいく』?」
が、空振り。
あれ?
間違いなくその顔に叩き込まれたはずのカリバー、しかし一切の衝撃がなく、まるで空を切ったかのように無抵抗。
というか突然、カリバーが物凄い軽くなった。
一体何をされたのか、ピンクナメクジを見て見れば、子供の水鉄砲程度の勢いでビューっと、なにやら粘液を吹き出していた。
そしてその前に転がっているのは、見慣れたべこべこに凹んでいるカリバーの上半身。
手元を見れば半分ほどから溶け、今なお少しずつ金属部が消えていくカリバー。
「……あ」
カリバー、溶かされた。
『武器破損による、ユニーク武器化判定が行われます』
『固有名称を確認、判定確率の補正完了』
『成功。固有名称カリバー』
「おお」
真っ二つになったカリバーであったが、私が握っていた柄からにょきっと新しく生えてきた。
ピカピカだ、一体どういう仕組みなのか分からない。
こういう時どんな顔をしたらいいのだろう。
ずっと使ってきた相棒が溶かされ真っ二つになったかと思えば、まさか新品になって生えてくるとは思わなかった。
筋肉曰く使い込んでいれば進化するとのことだったが、破壊されたときにも判定があるようだ。
どうやらユニーク武器になったのは、名前を付けたおかげでもあるらしいし、所持者の愛着とかでも成功率が上がるのか。
私が相棒の復活に感動していると、いつの間にか方向転換を済ませたナメクジがこちらを向いていて、プッと何かを吐き出した。
速い……!?
本体の緩慢な動きとは対照に、その吐き出された粘液の速度は成人の全力投球程度はある。
目の前に物が迫ってきたら誰しも顔を覆ってしまう様に、私もカリバーを盾にしてその場に立ちすくんでしまった。
不味い、これではせっかく治ったばかりのカリバーが、また溶けてしまう。
想像以上に粘度が高く、ねっとりとカリバーへ張り付くそれ。
微かに飛び散った粘液は服の端を掠め、瞬間、そこらが黒焦げ、果てには穴あきとなる。
もしこれを直接受けたら……!
背筋に氷を投げ込まれたような気分だった。
誰だってわかる。金属の塊があっという間に溶け、服は触れた所から黒く焦げる。
生身に直接、更にはカリバーで守っていなければ顔に当たっていたわけで、そうなったらポーションも回復魔法もない私は、死神と握手するしかない。
ああ、だけど私の代わりにカリバーは壊れて……
「あれ、壊れてない?」
そこにあったのは粘液を纏わせつつも、ピカピカと誇り高く輝く金属バット。
一度ナメクジは放置して、入り口付近まで撤退。
まさか筋肉が言っていたように……
「『鑑定』」
―――――――――――――――――――――――
名称 カリバー(フォリア専用武器)
スキル 不屈の意志
逆境を乗り越え、運命に抗うと決めた少女の武器
彼女が歩みを止めぬ限り、この武器は傍へ寄り添い
続けるだろう
―――――――――――――――――――――――
カリバー……!
良く分からないかっこいいことが書かれているが、要するに私が生きていれば壊れないってことだよね。
なんだろう、息子が立派に成長して、今度は俺が助けるよって言ってくれているような気分だ。
無性に頬ずりしてあげたい衝動にかられたが、残念ながら今は粘液がべっとりとついていて、そんなことをしてしまえば顔が無くなる。
だがこれでもう、武器の心配をする必要は無い。
「行こう、カリバー!」
復活した相棒は、粘液でてかてかと輝いていた。
21
お気に入りに追加
702
あなたにおすすめの小説
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!(改訂版)
IXA
ファンタジー
凡そ三十年前、この世界は一変した。
世界各地に次々と現れた天を突く蒼の塔、それとほぼ同時期に発見されたのが、『ダンジョン』と呼ばれる奇妙な空間だ。
不気味で異質、しかしながらダンジョン内で手に入る資源は欲望を刺激し、ダンジョン内で戦い続ける『探索者』と呼ばれる職業すら生まれた。そしていつしか人類は拒否感を拭いきれずも、ダンジョンに依存する生活へ移行していく。
そんなある日、ちっぽけな少女が探索者協会の扉を叩いた。
諸事情により金欠な彼女が探索者となった時、世界の流れは大きく変わっていくこととなる……
人との出会い、無数に折り重なる悪意、そして隠された真実と絶望。
夢見る少女の戦いの果て、ちっぽけな彼女は一体何を選ぶ?
絶望に、立ち向かえ。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
ゴミスキルでもたくさん集めればチートになるのかもしれない
兎屋亀吉
ファンタジー
底辺冒険者クロードは転生者である。しかしチートはなにひとつ持たない。だが救いがないわけじゃなかった。その世界にはスキルと呼ばれる力を後天的に手に入れる手段があったのだ。迷宮の宝箱から出るスキルオーブ。それがあればスキル無双できると知ったクロードはチートスキルを手に入れるために、今日も薬草を摘むのであった。
追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜
里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」
魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。
実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。
追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。
魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。
途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。
一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。
※ヒロインの登場は遅めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる