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幼少期編
可愛らしいお嬢様
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おにぎりとお別れをしてから、休む暇もなく私は飾り付けられた。
最初にお風呂に入れられてわしゃわしゃと洗い流されて髪を乾かれたと思ったら、休む間もなくドレスを着せられる。
これだけでも疲れたというのに、侍女たちの本気はここからだった。
髪、メイク、爪…。
様々なところをいじられた。
察していると思いますが、私には人権がないらしいです。つまり蚊帳の外で、本人そっちのけで進められました。
「これなんてすっごい似合うんじゃない?」
「いや、こっちの花の方がいいでしょ」
「それより髪って巻くの?」
「そうよ。…あ、アイシャドウの色がないから取ってくるわね」
侍女たちの手がさ、神速なんよ。だけど一つの工程にすっごい時間がかかるの。あっれぇ?おっかしいなぁ?
鏡に映る超美少女(?)が進化をしていく姿を虚ろな目で見ていると、
「あ、この耳飾りなんてどうすか?」
「いいわね!王太子様の眼の色にそっくりじゃない!」
「!?」
え、それは恥ずかしいのですが!?
聞き捨てならない台詞におもわず頭を動かす。
しかし、無理矢理戻された。
「頭を動かさないでください」
そしてまた侍女の世界へ旅立つ。
やっぱ人権ないらしいです。いや私はお人形じゃないですよ!?
あと言えなかったけど、ルイの瞳の色の物をつけるのはとんでもなく恥ずかしいです!恥ずか死にます!
断固拒否!と心の中で叫ぶも、小心者の私は現実では言えませんでした。
…盛り上がっている人たちに水を差せるメンタル強者はいないかな。
そうして小一時間。ずっと座りっぱなしだったから寿命縮んでないかな、と思っていたら、やっと解放の時がやってきた。
「…これで、どうでしょう?」
「いいんじゃない?」
「これで行く人すべてを魅了しますよ!」
魅了させてどうする。絶対必要ないって。
テンションの低い私と対照的に黄色い悲鳴を上げている侍女たちに、そろそろで白い目を向けそうになる。
しかし、それも仕方ないか、と珍しくも反論せず押しとどめた。
何故なら、鏡に映るのはまごうことなき美少女であるのだから。
正直、転生当初の「えっ、これ本当に自分?」という衝撃と大差ないぐらいに変身していた。
騒ぐのも仕方のない事だろうと、無理矢理に納得させる。経験から何を言っても無駄だということも察していたのもあるかもしれない。
そして、この結果は彼女たちの努力の賜物であるので、それに対して否定的になるのは無粋というもの。
だから何も突っ込まないでおこう。
明らかに「お人形」とか「王太子様をメロメロに」とか変な単語が聞こえるけど、今回は見逃してやろう。
「…そう、ありがとう」
全ての思いをグッと堪えて笑顔で簡単な礼を言うと、
「「「…おう、尊い」」」
何人かが倒れた。それは芸術なまでにフラッと。
「え、大丈夫!?私何か変な事しました!?」
「いえお気になさらず。いつもの事なので」
お気になさりますよ。
ていうかこれ日常茶飯事なんですか。
リアナに色々な意味を込めて視線を向けるも、気づいていないかのようにてきぱきと指示を出している。
…いつもなんですか。それ健康面的に大丈夫ですかね?
と、若干の現実逃避をしていたらノック音がする。
瞬間に整列する侍女たち。教育が素晴らしいですね。先程までの残念感が嘘のようだ。いや、本当なんだったんだろう。ひょっとして私夢見てたのかな。
「お嬢様、王太子様がお迎えに――」
「マリー?そろそろ行こう?」
「王太子様!?」
突如響いた声に本人以外全員が驚く。
ていうかセバスチャン、貴方も気付いていなかったの!?
…冒険者Sランク相手だから責める方が可哀想だね、うん。
それはさておき、勝手に上がるのは、しかも女子の部屋に入るのはいくら王太子でも駄目だと分かっているはず――
「ああ、時間ぴったりですね。今参ります」
「リアナ!?」
いつも通り裏切者なんですか!?既視感がありすぎて、どの出来事か特定できないんだが!
…いつも通り、ていうのが悲しいポイントだが、今回はスルーしよう。
いや、ていうか今見せるんですか?恥ずかしいのですが?猛烈に恥ずかしいのですが?
私のドレス姿なんて誰得なんですか?
あたふたしている私を置いていき、さっさと扉へ向かうリアナ。
「リアナ、ちょっとま」
「王太子様。多分聞こえているかと思われますが、マリー様は大変混乱しているので…」
「あぁ分かっているよ。口説きすぎないようにするさ。あと紫音に行かせないようにも、ね」
「…どうしてそれを」
「内緒」
「じゃないでしょう。私、覚えてますからね。追跡魔法と遠隔視魔法の件」
運営にあれほど恨みを持ったことはないから、しっかり記憶に刻み込まれているからね。
扉に駆け足で歩み寄り暴露させてもらうとにこやかな声が返ってきた。
「そんなのなかったよ」
「しらばっくれるのは止めてもらえませんか」
「だから違うって。そんな魔法かけていないよ」
「え、でも…」
…もしかして私の記憶違いなのかな。
堂々とした天才のルイの言葉に自分の記憶を疑い始めていると、ギィ…と音がした。
ここで一つおさらいしよう。
私は現在扉の目の前にいます。追加情報で、この扉は外開きになっています。
…ここまで言えば分かるかな。
瞬時に音をキャッチして、これから起こりうる出来事を防ごうと手を伸ばす。
「待って――」
私が諦めればいいハズなのに、意地なのか何なのか。
焦燥感から防げなかった時のことも考えず、ただ体重を前に傾ける。
意味もないのに捨て身の指はドアノブに触れそうというところで――
遠ざかっていった。
重心を失った身体が、スローモーションのようにゆっくりと前に倒れていく。
少なくとも、体感はそんな風に感じた。
私の行動が意外だったのだろう。視線が驚いた様子のルイとかち合う。
…不味い、このままだと衝突する。
どうにかして回避できないかと思うも、そこまでの時間もセンスも技術もない。
ぶつかる。そう確信して目を瞑る。
「っ…!」
「!」
ドスン、と。
ぶつかる音がして、痛みがやってくる。
一言。
鼻が痛い。
「~~っ!」
割と痛い。何も防御態勢が取れなかっただけにとっても痛い。
…ん?おかしくない?鼻だけ痛いのはおかしいのでは?
涙目になりつつ、顔を上げる。
すると、ルイの顔がドアップにあった。
「!?」
何度目か分からない声にならぬ叫び声をあげて、思わず後退する。
何で!?何で国宝級の顔がここに!?
多分、この時の私は混乱してた。予想外の事の連続で混乱していたに違いない。今思えばすぐに受け止めてくれたのだと分かったのに。
しかし、頭が回らなかっただけに気が付けず、更に不運なことに足ももつれて再びバランスを崩してしまう。
「わわ…!?」
「おっと」
腕を掴まれてと思ったら、ぐいっと強い力で引っ張られる。
ようやく安定した体にほっと息をついた。
「あ、ありがとう。二度も…」
「どういたしまして。それより熱烈な歓迎をありがとう。とても嬉しいよ」
何言ってるのかなこの人。
「え、何を…」
「そのドレス、私が送った物だよね。うん、思っていた以上に似合ってる。綺麗だよマリー」
「…それはどうもありがとうございます」
無視をする考えもあったけれど、受け止めてくれた相手にそれは流石に申し訳ないのでグッと飲み込む。
そんな私の反応が意外だったのか、ルイは一瞬瞠目して頭を撫でてきた。
「…何ですか?」
「うん?可愛いなーって。その照れているのも、ドレス姿も。何もかも」
「照れてなんていませ――」
「でもほっぺ真っ赤だよ?」
なんですと?
無意識に手を当ててみると、なるほど。確かに熱い。自分でも分かるほど熱が上がってますね。
「いや、これはなんというか違って――」
「いやぁ…焦ると敬語が抜けるのも可愛いなぁ」
にこにこと言ってくるもので、思わず顔を覆ってしまう。
…もう恥ずかしい極まりない。
そんな私を見てルイは苦笑した。
「…ではそろそろ行こうか」
「…はい」
後をついて歩くと、リアナの声が廊下に響いた。
「みんな、マリー様に挨拶をしなさい」
『可愛いらしいお嬢様、行ってらっしゃいませ』
ほんと勘弁してください。
いつもの私なら速攻でツッコミを入れただろうが、生憎そんな気力はなかった。
背後から聞こえてきた侍女たちの言葉に、タコかと突っ込みたくなるほど顔が真っ赤に染まったのだった。
最初にお風呂に入れられてわしゃわしゃと洗い流されて髪を乾かれたと思ったら、休む間もなくドレスを着せられる。
これだけでも疲れたというのに、侍女たちの本気はここからだった。
髪、メイク、爪…。
様々なところをいじられた。
察していると思いますが、私には人権がないらしいです。つまり蚊帳の外で、本人そっちのけで進められました。
「これなんてすっごい似合うんじゃない?」
「いや、こっちの花の方がいいでしょ」
「それより髪って巻くの?」
「そうよ。…あ、アイシャドウの色がないから取ってくるわね」
侍女たちの手がさ、神速なんよ。だけど一つの工程にすっごい時間がかかるの。あっれぇ?おっかしいなぁ?
鏡に映る超美少女(?)が進化をしていく姿を虚ろな目で見ていると、
「あ、この耳飾りなんてどうすか?」
「いいわね!王太子様の眼の色にそっくりじゃない!」
「!?」
え、それは恥ずかしいのですが!?
聞き捨てならない台詞におもわず頭を動かす。
しかし、無理矢理戻された。
「頭を動かさないでください」
そしてまた侍女の世界へ旅立つ。
やっぱ人権ないらしいです。いや私はお人形じゃないですよ!?
あと言えなかったけど、ルイの瞳の色の物をつけるのはとんでもなく恥ずかしいです!恥ずか死にます!
断固拒否!と心の中で叫ぶも、小心者の私は現実では言えませんでした。
…盛り上がっている人たちに水を差せるメンタル強者はいないかな。
そうして小一時間。ずっと座りっぱなしだったから寿命縮んでないかな、と思っていたら、やっと解放の時がやってきた。
「…これで、どうでしょう?」
「いいんじゃない?」
「これで行く人すべてを魅了しますよ!」
魅了させてどうする。絶対必要ないって。
テンションの低い私と対照的に黄色い悲鳴を上げている侍女たちに、そろそろで白い目を向けそうになる。
しかし、それも仕方ないか、と珍しくも反論せず押しとどめた。
何故なら、鏡に映るのはまごうことなき美少女であるのだから。
正直、転生当初の「えっ、これ本当に自分?」という衝撃と大差ないぐらいに変身していた。
騒ぐのも仕方のない事だろうと、無理矢理に納得させる。経験から何を言っても無駄だということも察していたのもあるかもしれない。
そして、この結果は彼女たちの努力の賜物であるので、それに対して否定的になるのは無粋というもの。
だから何も突っ込まないでおこう。
明らかに「お人形」とか「王太子様をメロメロに」とか変な単語が聞こえるけど、今回は見逃してやろう。
「…そう、ありがとう」
全ての思いをグッと堪えて笑顔で簡単な礼を言うと、
「「「…おう、尊い」」」
何人かが倒れた。それは芸術なまでにフラッと。
「え、大丈夫!?私何か変な事しました!?」
「いえお気になさらず。いつもの事なので」
お気になさりますよ。
ていうかこれ日常茶飯事なんですか。
リアナに色々な意味を込めて視線を向けるも、気づいていないかのようにてきぱきと指示を出している。
…いつもなんですか。それ健康面的に大丈夫ですかね?
と、若干の現実逃避をしていたらノック音がする。
瞬間に整列する侍女たち。教育が素晴らしいですね。先程までの残念感が嘘のようだ。いや、本当なんだったんだろう。ひょっとして私夢見てたのかな。
「お嬢様、王太子様がお迎えに――」
「マリー?そろそろ行こう?」
「王太子様!?」
突如響いた声に本人以外全員が驚く。
ていうかセバスチャン、貴方も気付いていなかったの!?
…冒険者Sランク相手だから責める方が可哀想だね、うん。
それはさておき、勝手に上がるのは、しかも女子の部屋に入るのはいくら王太子でも駄目だと分かっているはず――
「ああ、時間ぴったりですね。今参ります」
「リアナ!?」
いつも通り裏切者なんですか!?既視感がありすぎて、どの出来事か特定できないんだが!
…いつも通り、ていうのが悲しいポイントだが、今回はスルーしよう。
いや、ていうか今見せるんですか?恥ずかしいのですが?猛烈に恥ずかしいのですが?
私のドレス姿なんて誰得なんですか?
あたふたしている私を置いていき、さっさと扉へ向かうリアナ。
「リアナ、ちょっとま」
「王太子様。多分聞こえているかと思われますが、マリー様は大変混乱しているので…」
「あぁ分かっているよ。口説きすぎないようにするさ。あと紫音に行かせないようにも、ね」
「…どうしてそれを」
「内緒」
「じゃないでしょう。私、覚えてますからね。追跡魔法と遠隔視魔法の件」
運営にあれほど恨みを持ったことはないから、しっかり記憶に刻み込まれているからね。
扉に駆け足で歩み寄り暴露させてもらうとにこやかな声が返ってきた。
「そんなのなかったよ」
「しらばっくれるのは止めてもらえませんか」
「だから違うって。そんな魔法かけていないよ」
「え、でも…」
…もしかして私の記憶違いなのかな。
堂々とした天才のルイの言葉に自分の記憶を疑い始めていると、ギィ…と音がした。
ここで一つおさらいしよう。
私は現在扉の目の前にいます。追加情報で、この扉は外開きになっています。
…ここまで言えば分かるかな。
瞬時に音をキャッチして、これから起こりうる出来事を防ごうと手を伸ばす。
「待って――」
私が諦めればいいハズなのに、意地なのか何なのか。
焦燥感から防げなかった時のことも考えず、ただ体重を前に傾ける。
意味もないのに捨て身の指はドアノブに触れそうというところで――
遠ざかっていった。
重心を失った身体が、スローモーションのようにゆっくりと前に倒れていく。
少なくとも、体感はそんな風に感じた。
私の行動が意外だったのだろう。視線が驚いた様子のルイとかち合う。
…不味い、このままだと衝突する。
どうにかして回避できないかと思うも、そこまでの時間もセンスも技術もない。
ぶつかる。そう確信して目を瞑る。
「っ…!」
「!」
ドスン、と。
ぶつかる音がして、痛みがやってくる。
一言。
鼻が痛い。
「~~っ!」
割と痛い。何も防御態勢が取れなかっただけにとっても痛い。
…ん?おかしくない?鼻だけ痛いのはおかしいのでは?
涙目になりつつ、顔を上げる。
すると、ルイの顔がドアップにあった。
「!?」
何度目か分からない声にならぬ叫び声をあげて、思わず後退する。
何で!?何で国宝級の顔がここに!?
多分、この時の私は混乱してた。予想外の事の連続で混乱していたに違いない。今思えばすぐに受け止めてくれたのだと分かったのに。
しかし、頭が回らなかっただけに気が付けず、更に不運なことに足ももつれて再びバランスを崩してしまう。
「わわ…!?」
「おっと」
腕を掴まれてと思ったら、ぐいっと強い力で引っ張られる。
ようやく安定した体にほっと息をついた。
「あ、ありがとう。二度も…」
「どういたしまして。それより熱烈な歓迎をありがとう。とても嬉しいよ」
何言ってるのかなこの人。
「え、何を…」
「そのドレス、私が送った物だよね。うん、思っていた以上に似合ってる。綺麗だよマリー」
「…それはどうもありがとうございます」
無視をする考えもあったけれど、受け止めてくれた相手にそれは流石に申し訳ないのでグッと飲み込む。
そんな私の反応が意外だったのか、ルイは一瞬瞠目して頭を撫でてきた。
「…何ですか?」
「うん?可愛いなーって。その照れているのも、ドレス姿も。何もかも」
「照れてなんていませ――」
「でもほっぺ真っ赤だよ?」
なんですと?
無意識に手を当ててみると、なるほど。確かに熱い。自分でも分かるほど熱が上がってますね。
「いや、これはなんというか違って――」
「いやぁ…焦ると敬語が抜けるのも可愛いなぁ」
にこにこと言ってくるもので、思わず顔を覆ってしまう。
…もう恥ずかしい極まりない。
そんな私を見てルイは苦笑した。
「…ではそろそろ行こうか」
「…はい」
後をついて歩くと、リアナの声が廊下に響いた。
「みんな、マリー様に挨拶をしなさい」
『可愛いらしいお嬢様、行ってらっしゃいませ』
ほんと勘弁してください。
いつもの私なら速攻でツッコミを入れただろうが、生憎そんな気力はなかった。
背後から聞こえてきた侍女たちの言葉に、タコかと突っ込みたくなるほど顔が真っ赤に染まったのだった。
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