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異世界急行 第一・第二 異世界事故調編
整理番号37:バフロス貨物線脱線事故(8)
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翌日、四人は屋敷に集まった。
エスの持ち帰った情報と、そしてミヤの記録とを精査するためだ。
「それで、あんたさんは何を調べてたんだい」
開口一番、エドワードはエスにそう問いかけた。
「死亡した女学生が所属していた学園で、聞き込みをしていた。すると、少し妙なことが分かったんだ」
「妙な事?」
エドワードが先を促す。すると、エスはゆびを三つ立てた。
「まず一つ目。事故が発生した東ガリフール駅は使用人や貨物専用の駅で、上流階級たる彼女たちは近寄ることさえない場所であるということ」
その事実に、エドワードは酷く驚いた。
「なんだって!? それはあまりにも不可解だ」
いるはずがない場所に、いた二人。事故とは一見関係がなさそうだが、その事実は深く興味をそそった。
「しかしこれでエスパノ家の人間が、どうしてあんなにこの事故を事件にしたがったのか、というのがわかったんじゃないかな」
アイリーンはそう言った。
「そうですね。親として、子供が変なところで亡くなったら、疑わずには居られないのかもしれません……」
ミヤもそれに賛同した。が、エスはここで否を唱えた。
「それがどうもそういうことではないようだ」
「どういうことだ?」
エドワードが尋ねると、エスはこれが二つ目だ、といった。
「二つ目の事実。ウサス・エスパノ家の人間が娘の行方不明について騒ぎ始めたのは、事故が起こる少し前からなんだ」
アイリーンはその事実に驚愕した。
「まるで、自分の娘がこれから事故に遭うことを知っていたみたいだ」
「そう、そこなんだ。なぜ、彼らはそんなタイミングで事を大きくし始めたのか。ここがあまりにも不可解だ」
「……私、なんだか嫌な感じがします」
ミヤは目に見えておびえ始めた。彼女の身体が悪意を感じ取ったのか、その小さな体がかすかに震え始める。
エドワードは彼女の手を握った。そして、エスにその次を促した。
「三つ目。これが最後だ。死亡したカリヤルさんとハルミンさんには、学園中で噂が広まっていた」
「噂? どんなものだ、それは」
「二人が逢瀬を繰り返している、というものさ」
そう聞いて、エドワードは難しい顔になった。
「こりゃ一筋縄とは行かなさそうだ」
「なんだか、いろいろな情報が多すぎて、何がどうこの事故に関係があるのかが分かりにくいね」
アイリーンの言葉に、エドワードは深く同意した。
「あの周りには、雑音が多すぎるんだよ、まったく。ああ、それで、話は以上か?」
エドワードがぼやきながら聞くと、エスはそれを肯定した。
「そうか、ではこちらから」
エドワードはそう言うと、事故を記録したスケッチを出した。
「ミヤの記録とアイリーンの指摘から、この事故の原因が分かった」
「ほう、それはなんだい?」
「座屈脱線。重い列車が曲線上で急ブレーキをかけたことにより、前方の車両が後ろの車両に押し出される形で脱線した」
「なるほど、ジャックナイフ現象か」
エスは、エドワードの短い言葉で即座に納得を見せた。
「それじゃあ、なんで列車はそこで急停止をしようと思ったのか。それが気になるね」
「そうなんだ。我々もそれが分からない」
列車が急停止を行う要因。それは様々ある。
「現場は緩やかな下り勾配で速度が出やすい環境だ。速度オーバーを気にしてブレーキをかけた可能性は?」
「直前に寝ていたとかでない限りは、そういうのはありえんなあ。最悪坂の途中からでも、ゆるゆると少しずつブレーキをかけていけばいいだけの話だ」
「では、以前の事故とは逆に、ブレーキが故障してしまったがためにブレーキがかかってしまった、というのは?」
エスが言っているのは、自動ブレーキの事である。自動ブレーキであれば、例えば空気管が破損するのなどしてブレーキに異常が発生したら。自動的にブレーキがかかってしまう。
「今回のブレーキはそういう構造ではなかった。詳しく言うと、ブレーキは機関車にしか備わっていなかったんだ」
彼がそう言うと、エスは驚いたような顔を見せた。
「それは危ないんじゃないのか?」
それに対し、エドワードは淡々と答える。
「そうでもない。貨車にブレーキを付けようなんて発想は、結構近年になってからのことなんだ。昔は、貨車にはブレーキを付けず、機関車のブレーキだけで何とかするのが普通だった。今回、そこに原因はない」
事実、日本においても長らくの間、貨車へのブレーキ搭載義務はなかった。
その場合、機関車に備わっているブレーキだけでどうにかするというのも、同じである。
「そうか。では、やはり何らかの影響で機関士がブレーキをかけた、というのが妥当な線なのか」
「そうとしか考えられないんだ。いったい、機関士は何を見たんだろう」
エドワードはこれを自分のこととして考えてみた。
自分が運転台に立ち、非常ブレーキを扱う場合。
まず、掛員が停止信号を送っていた場合。例えば、ホーム上を監視している駅員などが、赤い旗を振り、列車に対し停止の指示を送っている場合には、列車は緊急停車するだろう。
同じような事例で、発煙筒などを確認した場合、というのもある。発煙筒は何らかの異常が発生した際に、その現場付近を走行しようとする列車を停止させるために使用されるものである。
事故などが発生して列車を止める際は、そのまず発煙筒を焚き、一本を現場に置く。そして、もう一本を持って、列車が来ると思われる方向に最低600メートル走る。そして、接近する列車が見えたら、その場所に信号雷管というものを設置し、列車に向かって発煙筒を大きく振る。
それを見た運転士、機関士は、直ちに列車を停止させる。
また、信号雷管は、レールの上に設置する音響地雷のようなもので、列車が車輪でそれを踏むと、とても大きな音がする。
もし万が一列車がその音を感知した場合には、列車は直ちに停止する。
今回、事故においては駅長が罹災している。もしかしたら、駅長が何らかの異常を認め、非常停止の指示を行っていた可能性はある。
だがしかし、この場合でも、その異常とはなんだったのかという謎が残る。
そのほかとして、異音などを知覚した、ということが考えられる。
例えば、連結器などから嫌な音がしたなどの状況。この場合では、一度止めて様子を見るのがよいだろう。
ただし、その場合では危険なほどのブレーキは必要ない。むしろしっかりとゆっくり止めて、きちんと様子を見るべきだとエドワードは考える。
また、もし万が一積荷が火災を起こしていた場合も、同じように列車を停止させない方がよい場合がある。
この列車は危険物を満載した列車であったから、火災が発生したという可能性は否定できない。むしろ、大いにあり得るだろう。
しかしその場合でも同じで、安全を考慮しながら速やかに停まる、が機関士として最も正しい行動であるといえるだろう。
もし万が一脱線によって火の粉を振りまいてしまったら、被害はさらに拡大する。
この事故においては、機関士は危険を感じ、即座に列車を停止させなければならなかった。
いち早く停止させなければ、安全が損なわれると判断されなければ、ここまでの事にはならないはずだ、とエドワードは考える。
と、ここまで考えて、エドワードはもう一度ミヤのスケッチを見直した。
すると、ある違和感を感じた。
「おい、なんで亡くなった女学生二人の遺体が、カーブの内側にあるんだ?」
プラットホームは線路の外側にある。そこに立っていたのなら、女学生の遺体はカーブの外側にあるはずである。
しかし、遺体はカーブの内側にある。
「爆発で吹き飛ばされたのでは?」
「それなら、機関車の下敷きにはなっていないはずだ」
エドワードはそう言った後で、恐ろしい可能性に行き当ってしまった。
「エスさん。これからのご予定は?」
「今日の結果を見て決める予定でしたが」
エドワードの唐突な問いかけに、エスは訝しがりながらそう答えた。それに対し、エドワードは恐ろしい顔でこう続けた。
「一つ、調べてほしいことがある」
エスの持ち帰った情報と、そしてミヤの記録とを精査するためだ。
「それで、あんたさんは何を調べてたんだい」
開口一番、エドワードはエスにそう問いかけた。
「死亡した女学生が所属していた学園で、聞き込みをしていた。すると、少し妙なことが分かったんだ」
「妙な事?」
エドワードが先を促す。すると、エスはゆびを三つ立てた。
「まず一つ目。事故が発生した東ガリフール駅は使用人や貨物専用の駅で、上流階級たる彼女たちは近寄ることさえない場所であるということ」
その事実に、エドワードは酷く驚いた。
「なんだって!? それはあまりにも不可解だ」
いるはずがない場所に、いた二人。事故とは一見関係がなさそうだが、その事実は深く興味をそそった。
「しかしこれでエスパノ家の人間が、どうしてあんなにこの事故を事件にしたがったのか、というのがわかったんじゃないかな」
アイリーンはそう言った。
「そうですね。親として、子供が変なところで亡くなったら、疑わずには居られないのかもしれません……」
ミヤもそれに賛同した。が、エスはここで否を唱えた。
「それがどうもそういうことではないようだ」
「どういうことだ?」
エドワードが尋ねると、エスはこれが二つ目だ、といった。
「二つ目の事実。ウサス・エスパノ家の人間が娘の行方不明について騒ぎ始めたのは、事故が起こる少し前からなんだ」
アイリーンはその事実に驚愕した。
「まるで、自分の娘がこれから事故に遭うことを知っていたみたいだ」
「そう、そこなんだ。なぜ、彼らはそんなタイミングで事を大きくし始めたのか。ここがあまりにも不可解だ」
「……私、なんだか嫌な感じがします」
ミヤは目に見えておびえ始めた。彼女の身体が悪意を感じ取ったのか、その小さな体がかすかに震え始める。
エドワードは彼女の手を握った。そして、エスにその次を促した。
「三つ目。これが最後だ。死亡したカリヤルさんとハルミンさんには、学園中で噂が広まっていた」
「噂? どんなものだ、それは」
「二人が逢瀬を繰り返している、というものさ」
そう聞いて、エドワードは難しい顔になった。
「こりゃ一筋縄とは行かなさそうだ」
「なんだか、いろいろな情報が多すぎて、何がどうこの事故に関係があるのかが分かりにくいね」
アイリーンの言葉に、エドワードは深く同意した。
「あの周りには、雑音が多すぎるんだよ、まったく。ああ、それで、話は以上か?」
エドワードがぼやきながら聞くと、エスはそれを肯定した。
「そうか、ではこちらから」
エドワードはそう言うと、事故を記録したスケッチを出した。
「ミヤの記録とアイリーンの指摘から、この事故の原因が分かった」
「ほう、それはなんだい?」
「座屈脱線。重い列車が曲線上で急ブレーキをかけたことにより、前方の車両が後ろの車両に押し出される形で脱線した」
「なるほど、ジャックナイフ現象か」
エスは、エドワードの短い言葉で即座に納得を見せた。
「それじゃあ、なんで列車はそこで急停止をしようと思ったのか。それが気になるね」
「そうなんだ。我々もそれが分からない」
列車が急停止を行う要因。それは様々ある。
「現場は緩やかな下り勾配で速度が出やすい環境だ。速度オーバーを気にしてブレーキをかけた可能性は?」
「直前に寝ていたとかでない限りは、そういうのはありえんなあ。最悪坂の途中からでも、ゆるゆると少しずつブレーキをかけていけばいいだけの話だ」
「では、以前の事故とは逆に、ブレーキが故障してしまったがためにブレーキがかかってしまった、というのは?」
エスが言っているのは、自動ブレーキの事である。自動ブレーキであれば、例えば空気管が破損するのなどしてブレーキに異常が発生したら。自動的にブレーキがかかってしまう。
「今回のブレーキはそういう構造ではなかった。詳しく言うと、ブレーキは機関車にしか備わっていなかったんだ」
彼がそう言うと、エスは驚いたような顔を見せた。
「それは危ないんじゃないのか?」
それに対し、エドワードは淡々と答える。
「そうでもない。貨車にブレーキを付けようなんて発想は、結構近年になってからのことなんだ。昔は、貨車にはブレーキを付けず、機関車のブレーキだけで何とかするのが普通だった。今回、そこに原因はない」
事実、日本においても長らくの間、貨車へのブレーキ搭載義務はなかった。
その場合、機関車に備わっているブレーキだけでどうにかするというのも、同じである。
「そうか。では、やはり何らかの影響で機関士がブレーキをかけた、というのが妥当な線なのか」
「そうとしか考えられないんだ。いったい、機関士は何を見たんだろう」
エドワードはこれを自分のこととして考えてみた。
自分が運転台に立ち、非常ブレーキを扱う場合。
まず、掛員が停止信号を送っていた場合。例えば、ホーム上を監視している駅員などが、赤い旗を振り、列車に対し停止の指示を送っている場合には、列車は緊急停車するだろう。
同じような事例で、発煙筒などを確認した場合、というのもある。発煙筒は何らかの異常が発生した際に、その現場付近を走行しようとする列車を停止させるために使用されるものである。
事故などが発生して列車を止める際は、そのまず発煙筒を焚き、一本を現場に置く。そして、もう一本を持って、列車が来ると思われる方向に最低600メートル走る。そして、接近する列車が見えたら、その場所に信号雷管というものを設置し、列車に向かって発煙筒を大きく振る。
それを見た運転士、機関士は、直ちに列車を停止させる。
また、信号雷管は、レールの上に設置する音響地雷のようなもので、列車が車輪でそれを踏むと、とても大きな音がする。
もし万が一列車がその音を感知した場合には、列車は直ちに停止する。
今回、事故においては駅長が罹災している。もしかしたら、駅長が何らかの異常を認め、非常停止の指示を行っていた可能性はある。
だがしかし、この場合でも、その異常とはなんだったのかという謎が残る。
そのほかとして、異音などを知覚した、ということが考えられる。
例えば、連結器などから嫌な音がしたなどの状況。この場合では、一度止めて様子を見るのがよいだろう。
ただし、その場合では危険なほどのブレーキは必要ない。むしろしっかりとゆっくり止めて、きちんと様子を見るべきだとエドワードは考える。
また、もし万が一積荷が火災を起こしていた場合も、同じように列車を停止させない方がよい場合がある。
この列車は危険物を満載した列車であったから、火災が発生したという可能性は否定できない。むしろ、大いにあり得るだろう。
しかしその場合でも同じで、安全を考慮しながら速やかに停まる、が機関士として最も正しい行動であるといえるだろう。
もし万が一脱線によって火の粉を振りまいてしまったら、被害はさらに拡大する。
この事故においては、機関士は危険を感じ、即座に列車を停止させなければならなかった。
いち早く停止させなければ、安全が損なわれると判断されなければ、ここまでの事にはならないはずだ、とエドワードは考える。
と、ここまで考えて、エドワードはもう一度ミヤのスケッチを見直した。
すると、ある違和感を感じた。
「おい、なんで亡くなった女学生二人の遺体が、カーブの内側にあるんだ?」
プラットホームは線路の外側にある。そこに立っていたのなら、女学生の遺体はカーブの外側にあるはずである。
しかし、遺体はカーブの内側にある。
「爆発で吹き飛ばされたのでは?」
「それなら、機関車の下敷きにはなっていないはずだ」
エドワードはそう言った後で、恐ろしい可能性に行き当ってしまった。
「エスさん。これからのご予定は?」
「今日の結果を見て決める予定でしたが」
エドワードの唐突な問いかけに、エスは訝しがりながらそう答えた。それに対し、エドワードは恐ろしい顔でこう続けた。
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