24 / 78
花咲き誇る宮
自慰
しおりを挟む
「その状態が続くのは辛いだろ?自慰を見たことが無いんだ私は」
「そりゃ人のなんて見ないだろうけど、自分でやるのと多分一緒だろ?」
ごろん、とタシュの膝に頭を預けてきた。頭部の近くにある隆起に、このシーンをエベツが見たら殺される気がする。
「私はしたことが無い。だから見てみたい」
「え?!い、いや……ほら!色々汚れるし!」
「布ならある。それに、処理せねば辛いものなのだろ?」
「いやあの……」
「……エベツに言うぞ?」
これはもう脅しである。
「やります!」
「よろしい。だが外の兵には聞こえないようにな」
「そんなデカい声出さないよ!」
「そういうものか?ふむ、では頼む」
とは言ったものの、王の目の前で下半身を露出する勇気はない。布の中に手を入れ、まだ少し硬さの残る陰茎に手を掛けた。
「それでは見えない」
「いや、さすがに全部脱ぐのは」
「脱げ」
「でも」
「エベツに――」
「脱ぐよ!!!」
王に見つめられながら布を緩めるなんて事が自分の人生に起きるなんて、想像もしたことが無い。トゥフタは露出した陰茎へ顔を近づけてきた。
「ち、近い!」
「これがタシュの……私のとは少し違うようだな」
「そりゃ人それぞれだから……そんな冷静に見られると……」
「おや、小さくなってきたぞ?」
「こういうのは空気が大事なんだよ!ちょっとはそういう空気にしてくれ!」
「ふむ……?どうすれば良いんだ?」
好み過ぎる顔があどけなく見つめてくる。タシュの勘の良さが、今なら少しくらい無理を言っても大丈夫だと告げた。
「……一緒に握って」
「ふむ、分かった」
素直すぎる返事に内心驚きながらも、タシュの陰茎に絡みついた細く白い指が実に官能的だ。男に触れられて体はどう反応するかは予想できなかったが、タシュに言われるがまま手首を上下させるたどたどしい動きに、徐々に硬さが戻ってきた。
「そりゃ人のなんて見ないだろうけど、自分でやるのと多分一緒だろ?」
ごろん、とタシュの膝に頭を預けてきた。頭部の近くにある隆起に、このシーンをエベツが見たら殺される気がする。
「私はしたことが無い。だから見てみたい」
「え?!い、いや……ほら!色々汚れるし!」
「布ならある。それに、処理せねば辛いものなのだろ?」
「いやあの……」
「……エベツに言うぞ?」
これはもう脅しである。
「やります!」
「よろしい。だが外の兵には聞こえないようにな」
「そんなデカい声出さないよ!」
「そういうものか?ふむ、では頼む」
とは言ったものの、王の目の前で下半身を露出する勇気はない。布の中に手を入れ、まだ少し硬さの残る陰茎に手を掛けた。
「それでは見えない」
「いや、さすがに全部脱ぐのは」
「脱げ」
「でも」
「エベツに――」
「脱ぐよ!!!」
王に見つめられながら布を緩めるなんて事が自分の人生に起きるなんて、想像もしたことが無い。トゥフタは露出した陰茎へ顔を近づけてきた。
「ち、近い!」
「これがタシュの……私のとは少し違うようだな」
「そりゃ人それぞれだから……そんな冷静に見られると……」
「おや、小さくなってきたぞ?」
「こういうのは空気が大事なんだよ!ちょっとはそういう空気にしてくれ!」
「ふむ……?どうすれば良いんだ?」
好み過ぎる顔があどけなく見つめてくる。タシュの勘の良さが、今なら少しくらい無理を言っても大丈夫だと告げた。
「……一緒に握って」
「ふむ、分かった」
素直すぎる返事に内心驚きながらも、タシュの陰茎に絡みついた細く白い指が実に官能的だ。男に触れられて体はどう反応するかは予想できなかったが、タシュに言われるがまま手首を上下させるたどたどしい動きに、徐々に硬さが戻ってきた。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、他の人と恋を始めようとするが…
「お前なんて知らないから」
今度は殺されるわけにいきません
ナナメ(近況ボードご挨拶)
BL
国唯一にして最強の精霊師として皇太子の“婚約者”となったアレキサンドリート。幼い頃から想いを寄せていたテオドールに形だけでも添い遂げられると喜んでいたのも束の間、侯爵令嬢であるユヴェーレンに皇太子妃の座を奪われてしまう。それでも皇太子の側にいられるならと“側妃”としてユヴェーレンの仕事を肩代わりする日々。
過去「お前しかいらない」と情熱的に言った唇で口汚く罵られようと、尊厳を踏みにじられようと、ただ幼い頃見たテオドールの優しい笑顔を支えに耐えてきた。
しかしテオドールが皇帝になり前皇帝の死に乱れていた国が治まるや否や、やってもいない罪を告発され、周りの人々や家族にすら無罪を信じてもらえず傷付き無念なまま処刑されてしまう。
だが次目覚めるとそこは実家の自室でーー?
全てを捨て別人としてやり直す彼の元にやってきた未来を語るおかしな令嬢は言った。
「“世界の強制力”は必ず貴方を表舞台に引きずり出すわ」
世界の強制力とは一体何なのか。
■■■
女性キャラとの恋愛はありませんがメイン級に出張ります。
ムーンライトノベルズさんで同時進行中です。
表紙はAI作成です。
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる