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3night--セフレ
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ゆっくりと近づいてくる佐々木の顔に、合わせるように理一郎は目を瞑った。ふに、と柔らかい感触を感じるや否や、裸の佐々木に抱きしめられた。
唇の感触は柔らかなままなのに、両手に込められた力は強くて。まるで捕らえられたようにも感じる。ゾクゾクとこれから始まる快楽への予感が背中に走った。
何度も唇と唇を合わせるだけのキスを繰り返す佐々木に、先に痺れを切らしたのは理一郎だった。
「ンふっ?!んっ」
薄く開いた佐々木の唇を強引に押し広げ、口内に舌を押し込む。同時に、勃起したままの陰茎を扱いてやった。
背中に回された腕が緩められ、後頭部へと添えられる。理一郎の舌の動きを模倣するように、佐々木の舌も動き始める。舌へ吸い付き、唇を撫で、歯列をなぞっていると、二人の唾液が絡みついて糸を引き、垂れ、理一郎の胸に落ちた。
「ふっ、ン、……ぁっ、んっ」
その唾液が勿体ないとでも言うかのように、佐々木が舐め始める。徐々に理一郎の口から甘い音が聞こえてきて、佐々木の陰茎は更に硬さを増した。
佐々木の舌は胸の突起に収まらず、首筋や耳の後ろまでも舐めていく。舐められたところから熱が伝わるかのように、理一郎の体も火照り始める。
「佐々木サン、そんな舐めなくていいよぉ……」
「……嫌ですか?」
「嫌じゃない……けど……」
「理一郎さんも興奮してくれてて、嬉しいです」
頭をあげている理一郎の陰茎へと、佐々木の手が伸びて来た。
「ぁ、そ、んな、触んなくても良いってば」
「すごい、初めて人のを触りました」
「だよねだよね!男のなんて触りたくないでしょ?ほら、離して良いから――ひゃっ」
しゃべる事を理一郎の首筋に吸い付き、歯を立てる。
「――硬く、なってきましたね」
「み、耳元でしゃべんないで……」
「もしかして、理一郎さん噛まれるのが良いんですか?」
「うぅっ、そんな事な――んんっ」
「痛いですか?」
乳首にかぶり付かれ、ジンジンする。ジンジンするが、不快ではない。ふるふると首を振りながら理一郎は口を開いた。
「ね、そろそろ挿れたくない?」
上気した頬、潤む瞳でそんな事を言われてNOと言える男がいるだろうか。否。
「良いんですか?」
生唾を飲み込む音が聞こえなかったろうかと心配になりながら返答した佐々木に、少し待つよう伝えると、理一郎はベッドの横に置いてあったローションを手に取った。
「ローション……」
「重くない?」
「理一郎さんは軽いです」
「ふふ、ちょっとだけ待っててね」
ボトルを持ちながら、ソファに座る佐々木の太ももの上に乗っかると目の前でぬるりとした液体を指にまとわりつかる。
「あっためとけばよかったな」
照れるように言うと、片手を佐々木の首に回してきた。ローションを垂らした指は理一郎自身のお尻の方へと伸ばされた。
くち、くち、と粘液がすれる音がして佐々木は理一郎が何をしているのかを察した。
「ふぅ……最近あんま使ってないから、いきなりだとお互いキツイからさ」
目の前で可愛い子が、自分の陰茎を入れるための準備をしているという事実に、佐々木の理性はもうギリギリの所にきているが、理一郎は気が付かない。
早く緩ませて、挿入させてやりたい一心で手を動かす。それが余計に理一郎の心に響いた。
バランスを崩してしまいそうな理一郎の腰を抱き留めると、佐々木は再び理一郎にキスを落とす。何度も何度も、顔中に小鳥のようなキスをしまくた。
「あはっ、ヤバいって……そんな優しいキスばっかされたら……」
「何がヤバいんですか?」
色欲に目が座った佐々木の顔が目の前にある。挿れたくてたまらないとでも言うような熱っぽい目線に、理一郎の腹の奥がきゅんきゅんしてくる。
「もう大丈夫っ、ゴムつけるね」
ローションの付着した手では袋が切れない。片手で端を持ち引き裂いて丸い輪っかを取り出すと、佐々木の陰茎に器用に装着した。
「さーて、佐々木サン頂きまーす」
主導権を奪われまいとそう宣言すると、片手で陰茎を固定し、ゆっくりと腰を下ろしていく。指なんかより太いそれが、肉壁を押し広げてていく感覚は久しぶりだ。
「ン、ふぅっ、んんっ――入ったぁ」
「大丈夫ですか?」
奥までずっぽり咥えこんだ理一郎を気遣う言葉に、嬉しそうに頬にキスをして返した。
「大丈夫大丈夫。リイチローさんの腰遣い、味わってみてよ」
言うや否や、上下運動が始まった。ゆっくりとした動きで抜けそうになるくらいまで引いて、またゆっくりと根元まで咥えこむ。尻が下まで落ちる度に、腰に心地いい圧が来る。徐々に動きが早くなっていくにつれ、理一郎の吐息も荒くなる。
「めっちゃ気持ち良い、っです」
「ンっ、良かったぁっ、ァッ、ちんちん揺れててゴメンね、嫌なら目を瞑ってね」
「嫌なわけないじゃないですか!」
理一郎の言う通り、打ち付ける度に勃起した陰茎がぷるぷると揺れている。
「あはっ、佐々木サンやさしっ、ンぁっ、あっ、オレも久々だし気持ちいー」
何度か上下運動を繰り返してから、ぽすん、と脱力して佐々木の肩に顔を乗せてきた。
「ね、またキスしても良い?佐々木サンとのキス、ちょー気持ちイイの」
耳元で囁かれる可愛い言葉に、佐々木はキスで答えた。
「ンっ、ふぁ、んんっ」
「理一郎さん、可愛いです」
目が合うたびにとろんと微笑む理一郎が可愛くて愛おしくてたまらない。
唇の感触は柔らかなままなのに、両手に込められた力は強くて。まるで捕らえられたようにも感じる。ゾクゾクとこれから始まる快楽への予感が背中に走った。
何度も唇と唇を合わせるだけのキスを繰り返す佐々木に、先に痺れを切らしたのは理一郎だった。
「ンふっ?!んっ」
薄く開いた佐々木の唇を強引に押し広げ、口内に舌を押し込む。同時に、勃起したままの陰茎を扱いてやった。
背中に回された腕が緩められ、後頭部へと添えられる。理一郎の舌の動きを模倣するように、佐々木の舌も動き始める。舌へ吸い付き、唇を撫で、歯列をなぞっていると、二人の唾液が絡みついて糸を引き、垂れ、理一郎の胸に落ちた。
「ふっ、ン、……ぁっ、んっ」
その唾液が勿体ないとでも言うかのように、佐々木が舐め始める。徐々に理一郎の口から甘い音が聞こえてきて、佐々木の陰茎は更に硬さを増した。
佐々木の舌は胸の突起に収まらず、首筋や耳の後ろまでも舐めていく。舐められたところから熱が伝わるかのように、理一郎の体も火照り始める。
「佐々木サン、そんな舐めなくていいよぉ……」
「……嫌ですか?」
「嫌じゃない……けど……」
「理一郎さんも興奮してくれてて、嬉しいです」
頭をあげている理一郎の陰茎へと、佐々木の手が伸びて来た。
「ぁ、そ、んな、触んなくても良いってば」
「すごい、初めて人のを触りました」
「だよねだよね!男のなんて触りたくないでしょ?ほら、離して良いから――ひゃっ」
しゃべる事を理一郎の首筋に吸い付き、歯を立てる。
「――硬く、なってきましたね」
「み、耳元でしゃべんないで……」
「もしかして、理一郎さん噛まれるのが良いんですか?」
「うぅっ、そんな事な――んんっ」
「痛いですか?」
乳首にかぶり付かれ、ジンジンする。ジンジンするが、不快ではない。ふるふると首を振りながら理一郎は口を開いた。
「ね、そろそろ挿れたくない?」
上気した頬、潤む瞳でそんな事を言われてNOと言える男がいるだろうか。否。
「良いんですか?」
生唾を飲み込む音が聞こえなかったろうかと心配になりながら返答した佐々木に、少し待つよう伝えると、理一郎はベッドの横に置いてあったローションを手に取った。
「ローション……」
「重くない?」
「理一郎さんは軽いです」
「ふふ、ちょっとだけ待っててね」
ボトルを持ちながら、ソファに座る佐々木の太ももの上に乗っかると目の前でぬるりとした液体を指にまとわりつかる。
「あっためとけばよかったな」
照れるように言うと、片手を佐々木の首に回してきた。ローションを垂らした指は理一郎自身のお尻の方へと伸ばされた。
くち、くち、と粘液がすれる音がして佐々木は理一郎が何をしているのかを察した。
「ふぅ……最近あんま使ってないから、いきなりだとお互いキツイからさ」
目の前で可愛い子が、自分の陰茎を入れるための準備をしているという事実に、佐々木の理性はもうギリギリの所にきているが、理一郎は気が付かない。
早く緩ませて、挿入させてやりたい一心で手を動かす。それが余計に理一郎の心に響いた。
バランスを崩してしまいそうな理一郎の腰を抱き留めると、佐々木は再び理一郎にキスを落とす。何度も何度も、顔中に小鳥のようなキスをしまくた。
「あはっ、ヤバいって……そんな優しいキスばっかされたら……」
「何がヤバいんですか?」
色欲に目が座った佐々木の顔が目の前にある。挿れたくてたまらないとでも言うような熱っぽい目線に、理一郎の腹の奥がきゅんきゅんしてくる。
「もう大丈夫っ、ゴムつけるね」
ローションの付着した手では袋が切れない。片手で端を持ち引き裂いて丸い輪っかを取り出すと、佐々木の陰茎に器用に装着した。
「さーて、佐々木サン頂きまーす」
主導権を奪われまいとそう宣言すると、片手で陰茎を固定し、ゆっくりと腰を下ろしていく。指なんかより太いそれが、肉壁を押し広げてていく感覚は久しぶりだ。
「ン、ふぅっ、んんっ――入ったぁ」
「大丈夫ですか?」
奥までずっぽり咥えこんだ理一郎を気遣う言葉に、嬉しそうに頬にキスをして返した。
「大丈夫大丈夫。リイチローさんの腰遣い、味わってみてよ」
言うや否や、上下運動が始まった。ゆっくりとした動きで抜けそうになるくらいまで引いて、またゆっくりと根元まで咥えこむ。尻が下まで落ちる度に、腰に心地いい圧が来る。徐々に動きが早くなっていくにつれ、理一郎の吐息も荒くなる。
「めっちゃ気持ち良い、っです」
「ンっ、良かったぁっ、ァッ、ちんちん揺れててゴメンね、嫌なら目を瞑ってね」
「嫌なわけないじゃないですか!」
理一郎の言う通り、打ち付ける度に勃起した陰茎がぷるぷると揺れている。
「あはっ、佐々木サンやさしっ、ンぁっ、あっ、オレも久々だし気持ちいー」
何度か上下運動を繰り返してから、ぽすん、と脱力して佐々木の肩に顔を乗せてきた。
「ね、またキスしても良い?佐々木サンとのキス、ちょー気持ちイイの」
耳元で囁かれる可愛い言葉に、佐々木はキスで答えた。
「ンっ、ふぁ、んんっ」
「理一郎さん、可愛いです」
目が合うたびにとろんと微笑む理一郎が可愛くて愛おしくてたまらない。
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