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断章-月下血風小夜曲(前)②
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「危ないところだったわね、勇者サマ?」
カーシャは揶揄するように、サリスにあたえられた称号を強調してみせる。
「油断しすぎなんじゃない? 昔のあんただったら敵にトドメをさし損ねるなんて失態、間違ってもおかさなかったわよ。勇者だ何だとおだてられる内に、ずいぶんと腕が鈍ってしまったみたいねえ」
「奴が立ち上がる気配には気づいていたし、俺ひとりで十分対処できた。余計な手出しはやめてもらおうか」
「あら、かわいげのない処だけは昔どおりね。負け惜しみなんて見苦しいわよ。男ならいさぎよく」
彼女の言葉はそこで途切れた。一瞬で自分との距離を詰めた俺――サリスに、ふいをつかれた形だ。長いまつ毛に縁どられた眼を、わずかに見はった。
サリスは予備動作もなく、彼女のいる方向へ剣をくり出した。強烈な刺突はカーシャの頬の横をかすめ、背後の闇をつらぬいた。
カーシャが飛びすさりながら振り向く。彼女を襲おうとしていたオークが、喉を突き刺されていた。乱戦をしり目に夜の帳に身をかくし、獲物に隙が生じるのを待っていたのだろう。オークにも、姑息で狡猾な者はいる。人間ほど高い割合ではないが。
「お前こそ、戦闘中に気を抜きすぎた」
亜人の喉から剣を引き抜きながら、サリスはカーシャに言葉を投げる。
「……ほんとうに、可愛げのない男ね」
カーシャは頬をふくらませたが、それ以上魔女に構ってはいられなかった。喉を貫通されたオークがたおれるのを確認すると、サリスは目を閉じ、おのれの感覚を周囲一帯にひろげた。
どうやら今度こそ、あたりから魔の気配は消滅しただろうか。自分たちへの敵意も感じ取れない。ひと先ず戦闘は終結したと、判断してよいか?……いや。
微弱ながら、蠢く気配を感知する。眼をひらいてその方向を視ると、草地を腹這うオークの姿が確認できた。身体に斬撃を受け、立つこともままならないらしい。おびただしい血を流し、草の上に紫色の跡を残しながら、戦場から逃れようともがいている。
すでに戦闘能力は失せ、生命の灯が尽きるのもおそらく時間の問題だろう。それでも生を渇望し這いつづける姿は、視る者によっては哀れさえかき立てられたかもしれない。
そんな惨めともいえるオークにサリスはあるいて近づくと……ためらいもなく、その背中を踏みつけた。潰れたようなうめき声が、亜人の口から漏れる。
「目障りなんだよ! 生き汚い化け物めが」
酷薄な宣告を投げつけると、地をかすめるようにして剣をはらい、オークの首を切断する。頭部をうしなった巨躯は、微動だにしなくなった。
「えげつないわね。もう少し、憐憫の情とかあってもいいんじゃない?」
カーシャの声には、批難とまではいかないが、辟易の色がにじんでいた。
「まだそう遠くない場所に、こいつらの仲間がいるかもしれない。上位種の魔人が来ているということもあり得る。万が一にもそいつらの元へ逃げ帰られて、この場所のことを報告されたら厄介だ。瀕死とはいえ、トドメをさすのは当然だろう」
「正論ね。でも、本心を語っているとも思えない。あなたは魔族が憎いのよ、たとえ半魔の亜人と言えどもね。計算からではなく怨嗟故に、あのオークを殺さなければ気がすまなかった。そうではなくて?」
サリスは応えなかった。カーシャの指摘が、そう的はずれでもなかったからである。
サリスはたしかに、魔族を憎んでいた。それは並大抵の憎悪ではなかった。身を焼き尽くさんばかりの瞋恚が、彼を駆り立てるすべてであったと言ってもいい。傭兵として魔族との戦いに参加しつづけたのも、勇者への就任を受諾したのも、人間を守ろうという使命感からではなく、一体でも多くの魔物をこの手で屠りたいという狂気にも似た衝動ゆえだった。
何故そうまで、魔族に負の感情を向けていたのか? 例によって肝心な点になると前世の記憶はぼやけ、どうしても思い出せない。だが傭兵時代からの長い付き合いであるカーシャが、サリスのそういった一面を熟知していたのは、ある意味当然のことだろう。あらたまって告げたりしなくとも、相棒の戦いぶりを見ていれば察するものはあったはずだ。
「俺の動機がどうだろうと、行動の結果に変わりはない。魔物どもの数を減らせば、その分だけ人間は平穏と存続に近づくことになる。それこそ勇者にもとめられる役割だ、何も問題はないし、お前が不平を述べる筋合いもないだろうが」
カーシャの方を振り向きもせずやや頑なに言い張るサリスの耳に、わざとらしいため息が聞こえてきた。
「あんたのそういうとこ、ほんと変わらないわねえ。聖女サマと会ってから、すこしは丸くなったと思ってたのに」
「……なんでそこで、メルティアが出てくる」
今度はサリスは振り向いた。声を抑制すべく多少の努力をはらったが、無駄だったかもしれない。
「今更とぼけなくてもいいでしょ。あんたがあのお嬢ちゃんに特別な感情を向けていることくらい、皆わかってるわよ?」
ここでいう”皆”とは、旅を共にする同行者たちのことだろう。そしてカーシャはサリスより一歳年長で、この年21歳だった。16歳になったばかりのメルティアを、”お嬢ちゃん”と呼びたくなるのも無理はない。
「別にそんなんじゃない、俺はただ」
「気付いてる? お嬢ちゃんに着いてこの山に来るって啖呵をきった時だって、あんたすごい形相だったわよ。魔物退治以外であんな必死になるあんたの姿、はじめてみたな。先輩勇者の要請までことわって、また”機関”内での立場が悪くなるわね」
カーシャは声を立てて笑う。その笑いは、どこか作り物めいて聞こえた。
「……それだけ大切なんでしょ、あの聖女サマが」
笑いをおさめると、後方の岩棚に穿たれた洞窟へと眼を向けた。穴は深く夜の闇も降りていたが、それでも奥からぼうっと白い光が射すのがみえる。
聖山ハガルの中心部、”白き洞”。この中に今、光の聖女メルティアは聖剣と共にこもっている。聖剣を再錬成――”深化”させ、より強大な力をその剣身に宿すために。
カーシャは揶揄するように、サリスにあたえられた称号を強調してみせる。
「油断しすぎなんじゃない? 昔のあんただったら敵にトドメをさし損ねるなんて失態、間違ってもおかさなかったわよ。勇者だ何だとおだてられる内に、ずいぶんと腕が鈍ってしまったみたいねえ」
「奴が立ち上がる気配には気づいていたし、俺ひとりで十分対処できた。余計な手出しはやめてもらおうか」
「あら、かわいげのない処だけは昔どおりね。負け惜しみなんて見苦しいわよ。男ならいさぎよく」
彼女の言葉はそこで途切れた。一瞬で自分との距離を詰めた俺――サリスに、ふいをつかれた形だ。長いまつ毛に縁どられた眼を、わずかに見はった。
サリスは予備動作もなく、彼女のいる方向へ剣をくり出した。強烈な刺突はカーシャの頬の横をかすめ、背後の闇をつらぬいた。
カーシャが飛びすさりながら振り向く。彼女を襲おうとしていたオークが、喉を突き刺されていた。乱戦をしり目に夜の帳に身をかくし、獲物に隙が生じるのを待っていたのだろう。オークにも、姑息で狡猾な者はいる。人間ほど高い割合ではないが。
「お前こそ、戦闘中に気を抜きすぎた」
亜人の喉から剣を引き抜きながら、サリスはカーシャに言葉を投げる。
「……ほんとうに、可愛げのない男ね」
カーシャは頬をふくらませたが、それ以上魔女に構ってはいられなかった。喉を貫通されたオークがたおれるのを確認すると、サリスは目を閉じ、おのれの感覚を周囲一帯にひろげた。
どうやら今度こそ、あたりから魔の気配は消滅しただろうか。自分たちへの敵意も感じ取れない。ひと先ず戦闘は終結したと、判断してよいか?……いや。
微弱ながら、蠢く気配を感知する。眼をひらいてその方向を視ると、草地を腹這うオークの姿が確認できた。身体に斬撃を受け、立つこともままならないらしい。おびただしい血を流し、草の上に紫色の跡を残しながら、戦場から逃れようともがいている。
すでに戦闘能力は失せ、生命の灯が尽きるのもおそらく時間の問題だろう。それでも生を渇望し這いつづける姿は、視る者によっては哀れさえかき立てられたかもしれない。
そんな惨めともいえるオークにサリスはあるいて近づくと……ためらいもなく、その背中を踏みつけた。潰れたようなうめき声が、亜人の口から漏れる。
「目障りなんだよ! 生き汚い化け物めが」
酷薄な宣告を投げつけると、地をかすめるようにして剣をはらい、オークの首を切断する。頭部をうしなった巨躯は、微動だにしなくなった。
「えげつないわね。もう少し、憐憫の情とかあってもいいんじゃない?」
カーシャの声には、批難とまではいかないが、辟易の色がにじんでいた。
「まだそう遠くない場所に、こいつらの仲間がいるかもしれない。上位種の魔人が来ているということもあり得る。万が一にもそいつらの元へ逃げ帰られて、この場所のことを報告されたら厄介だ。瀕死とはいえ、トドメをさすのは当然だろう」
「正論ね。でも、本心を語っているとも思えない。あなたは魔族が憎いのよ、たとえ半魔の亜人と言えどもね。計算からではなく怨嗟故に、あのオークを殺さなければ気がすまなかった。そうではなくて?」
サリスは応えなかった。カーシャの指摘が、そう的はずれでもなかったからである。
サリスはたしかに、魔族を憎んでいた。それは並大抵の憎悪ではなかった。身を焼き尽くさんばかりの瞋恚が、彼を駆り立てるすべてであったと言ってもいい。傭兵として魔族との戦いに参加しつづけたのも、勇者への就任を受諾したのも、人間を守ろうという使命感からではなく、一体でも多くの魔物をこの手で屠りたいという狂気にも似た衝動ゆえだった。
何故そうまで、魔族に負の感情を向けていたのか? 例によって肝心な点になると前世の記憶はぼやけ、どうしても思い出せない。だが傭兵時代からの長い付き合いであるカーシャが、サリスのそういった一面を熟知していたのは、ある意味当然のことだろう。あらたまって告げたりしなくとも、相棒の戦いぶりを見ていれば察するものはあったはずだ。
「俺の動機がどうだろうと、行動の結果に変わりはない。魔物どもの数を減らせば、その分だけ人間は平穏と存続に近づくことになる。それこそ勇者にもとめられる役割だ、何も問題はないし、お前が不平を述べる筋合いもないだろうが」
カーシャの方を振り向きもせずやや頑なに言い張るサリスの耳に、わざとらしいため息が聞こえてきた。
「あんたのそういうとこ、ほんと変わらないわねえ。聖女サマと会ってから、すこしは丸くなったと思ってたのに」
「……なんでそこで、メルティアが出てくる」
今度はサリスは振り向いた。声を抑制すべく多少の努力をはらったが、無駄だったかもしれない。
「今更とぼけなくてもいいでしょ。あんたがあのお嬢ちゃんに特別な感情を向けていることくらい、皆わかってるわよ?」
ここでいう”皆”とは、旅を共にする同行者たちのことだろう。そしてカーシャはサリスより一歳年長で、この年21歳だった。16歳になったばかりのメルティアを、”お嬢ちゃん”と呼びたくなるのも無理はない。
「別にそんなんじゃない、俺はただ」
「気付いてる? お嬢ちゃんに着いてこの山に来るって啖呵をきった時だって、あんたすごい形相だったわよ。魔物退治以外であんな必死になるあんたの姿、はじめてみたな。先輩勇者の要請までことわって、また”機関”内での立場が悪くなるわね」
カーシャは声を立てて笑う。その笑いは、どこか作り物めいて聞こえた。
「……それだけ大切なんでしょ、あの聖女サマが」
笑いをおさめると、後方の岩棚に穿たれた洞窟へと眼を向けた。穴は深く夜の闇も降りていたが、それでも奥からぼうっと白い光が射すのがみえる。
聖山ハガルの中心部、”白き洞”。この中に今、光の聖女メルティアは聖剣と共にこもっている。聖剣を再錬成――”深化”させ、より強大な力をその剣身に宿すために。
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