ドールといっしょ！ロックdeヘルシーダイエット

自覚編

◆観察 #02

公園には運動器具があるので、色々な人が使っている。
腰の曲がった老人が、仰向けになるベンチに背中から寄りかかり、一度で諦めて帰って行った。
おそらく痛かったのであろう、腰が曲がる前から背中を反らす運動をしていれば良かったのでは無いだろうか？

私も20代まではブリッジができていたのに、いつの間にかできなくなっていた。リンボーダンスが出来る程度は曲がるが、手が床に付かない。お腹が出た分だけ皮膚が伸びにくいのと、腰や背中の柔軟性が失われた結果である。これではイカン、毎日挑戦せねば（汗）
おそらく逆立ちもできなくなっているだろうが、近所迷惑になるのでこれは断念。一度もできた事が無いのが逆上がり。

腕立て伏せをする高齢者、腰が前後するだけの人、首を上下するだけの人。
器具の使い方も人それぞれだけれど、その動かし方ではウエストにもお腹に効いてないわよと思ったりする。聞かれれば答えるけれど、自らは声を掛けにくい。

腹筋ベンチに座ってスマホを見る人、横に立っているだけの人、荷物を置きっぱなしの人、「使いたい」と伝えると言い返される。
すべて一度も腹筋をやっているのを見た事が無い年配の男性で、その他の人たちは100％譲ってくれる。

健康を推進するなら、設置するだけでは無く、地域で使い方を教える講習があっても良いと思う。
でも、厳しいルールは苦手、何だっていいじゃない。カロリーさえ減れば、筋肉さえ付けば、身体の悩みが解消するなら。

よく停滞期だ、チートだ、この姿勢はダメ、これは間違い、こうやるべき、ああしなさい…と言うけれど、そんな事言ってたら運動へのやる気が失せてしまう。脂肪より筋肉の方が重い、体重をいちいち気にしていたら、せっかく締まりかけた身体が元のプヨプヨに戻ってしまう。
とにかく動きさえすれば、【カロリー消化】【筋肉増強】と考えるようにする。
無理さえしなければ良い、身体の不調を察知出来るのは自分だけだし、辛いと長続きしない。

今まで身体を甘やかしていたのも自分、これからは自分の脳をコントロールして身体を操作するのだ。
そう、ロボットのように。