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少女期〜来るべき時に、備えあれば憂いなし〜
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『トビアス・リーベラ』
『華と風の輪舞曲』の攻略対象の一人。藍色の髪と、澄んだ蒼い瞳を持つ。リーベラ伯爵家の嫡男で、弓術、馬術が得意。面倒見が良く、教師からの信頼も厚い。笑い上戸で、一度笑い出すとなかなか止まらない。ヒロインとは、他の攻略対象ルートでも親しくなり、気の置けない友人となる場合がある。
*****
事務手続きを済ませ、職員に従って、使われていない教室に案内されたミーティアは、ようやく一息つく事が出来た。
朝からエキサイトし過ぎて、試験がメインにもかかわらず、すでにお腹いっぱい、ご馳走様状態である。
(ルシアンはともかく、まさかトビーに会えるなんて……ヤバい、今日は眠れないかもしれない……それに、ジルの友人ですって?でかした、ジル!)
先ほどの言い争いなど、コミュニケーションの一つくらいにしか考えていないミーティアは口角が上がってしまうのを抑えることが出来なかった。
ジルベルトが何に怒っていたかについても、全く考えが及んでいないのだから、ジルベルトが気の毒としか言いようがない。
久しぶりの再会があんな風になってしまって、ジルベルトが物凄く落ち込んでいるとは、露ほども思っていなかった。
一方、その頃のジルベルトはーーー。
「はあぁぁぁぁ……」
机に突っ伏して、長い長いため息を吐き出していた。
隣の席のトビアスが、気の毒そうな視線を投げる。
「そんなに落ち込むんなら、もう少し言葉を選べばよかったのに」
「う、うるさい……」
突っ伏しているせいでくぐもっているが、明らかに迫力に欠けている。
「気持ちは分かるよ?一緒にいたのがあのルシアンだからね。でも、彼女には落ち度はなかったと……」
「あるだろ?知りもしない男に、のこのこ付いていく奴があるか」
被せ気味に抗議の声を上げるジルベルト。
「そうかなぁ、街中ならともかく、学園の中だからね。単純に、案内してもらおうとしてただけでじゃないかな?」
本当はジルベルトにもわかっているのだ、ミーティアが案内を買って出たルシアンについて行こうとしただけだと。
ただ、久しぶりに会えたミーティアが、他の男と一緒にいたというだけで腹が立って仕方なかった。
ーーーなぜ、こんなに腹が立つのかを自覚しているだけに、始末が悪いと自分でも思う。
ジルベルトが学園に入学する前、まだ領地にいる頃に、父からの手紙で婚約者が決まりそうだと知らされた時、息が止まるかと思った。その時初めて自分の気持ちに気付いたジルベルトは、どうしてもミーティアにそのことを告げることが出来なかった。
結局、決まることはなかったのだが、あの時ほど自分の立場を、家というものを感じたことはなかった。父には己の力で相応しい婚約者を見つけてくる、それまで待っていて欲しいと必死に頼んだ。
父は何かを感じ取ってくれたのか、難しい顔をしつつも頷いてくれたのだが。
「はぁぁぁぁ……」
また長いため息を吐いたジルベルトに、トビアスは呆れた声を出した。
「いい加減、きちんとしなさいね。骨は拾ってあげるから」
縁起でもないことを言うトビアスに、がばりと机から顔を上げて睨みつけるジルベルト。
「まだ何も始まっちゃいない。全てはこれからだ」
「はいはい、でも授業が始まるよ?」
ふと教卓に目を向けると、すでに教師が入ってきて黒板に書き込み始めていたのを見て、ジルベルトは慌てて教科書を取り出したのだった。
*****
「では、ミーティア・マッコール嬢。これから学園長による面談を始めます」
「はい」
ミーティアは神妙な顔つきで席に座っていた。筆記試験の後は別教室に移動して、面接試験だった。面談などと言ってはいるが、実質面接試験なのはわかっていた。
机の前には学園長と教師が二名座っていて、ミーティアは一人椅子に座っている。
「ミーティア嬢、貴女がこの学園で学びたいと思っていることはなんですか?」
一人の教師が質問してくる。この学園でのカリキュラムは、算術や歴史、地理と外国語、経営学の他にダンスや礼儀作法がある。あとは令嬢だけに課せられている刺繍や花の生け方、社交が主たるものだ。
「領地経営について、学びたいと思っております。父から学んではおりますが、専門的なことをぜひご教授いただけたらと」
「ほう……」
学園長が立派な顎髭をひと撫でして、ミーティアに尋ねる。
「珍しいですね、領地経営と答えたのは、ご令嬢の中では貴女が初めてです。なぜ、ミーティア嬢は領地経営を学びたいと思ったのですか?」
「はい、父が長患いで療養しておりまして、幼い弟が爵位を継いでおりますが、まだまだ未熟ですので、少しでも支えになればと思いまして」
領地の主だった村長は知っているが、対外的には父であるニールは長期の療養を余儀なくされて、領地内にある別館にいることになっている。出奔したなどと知られれば、醜聞以外の何ものでもないし、他の貴族に侮られかねないからだ……借金のせいで、だいぶ評判を落としているとは思うが。
「なるほど……では、それで奨学制度を利用しようと思ったのですか?」
「はい、幼い弟に出来るだけ負担をかけたくはありませんので」
それはミーティアの本音でもあった。ロビンもいずれは王立学園で学ばなくてはならない。少しでも節約出来るところはしたほうがいい。
学園長は一つ頷くと、左右に座る教師と何やら小声で言葉を交わしていた。やがて、教師が宣言する。
「ミーティア・マッコール嬢、後日結果はお知らせしますので、本日の面談は終了です」
「本日はお時間を頂戴しまして、ありがとうございました」
ミーティアは膝を折って挨拶をしてから、教室を出て行った。
(はあぁ~……やっと終わった……)
ミーティアは辺りを見回して、誰もいないことを確認してからグーっと伸びをする。
それにしても、ルシアンにトビーと、攻略対象に出会えたことは幸運だった。一応、ピンクのふわふわ頭も探してみたが、それらしき人物に遭遇することは出来なかった。
(ま、いっか。そのうち会えるしね)
ミーティア(ミコト)の記憶が間違ってなければ、ヒロインの令嬢は中途入学だったはず。ヒロインが入学して一年後の社交界デビューで、5人のうちの誰かと婚約発表だったからだ。バッドエンドなんてミーティアの辞書には存在していない、あってはならないから、そっちの記憶は不鮮明だった。もちろん、全てのエピソード回収のためだけにプレイはしたが。
ファランダールの成人は、男子は18歳、女子は17歳と定められている。社交界デビューは成人と認められた年齢に達していなければならない。
成人年齢より先に婚約が決まっていることも多々あるが、ゲーム内の攻略対象5人には、なぜか婚約者がいなかった。普通に考えたらありえないんだけどと、自身のことは棚に上げてミーティアは思う。そう考えると、自分の婚約はいつになるんだろうと、ふと現実的に考えてしまった。
七賢者の一翼の家といえど、借金がある家の娘を嫁にしようなんて奇特な家があるわけがない。仮にあったとしてもロクでもない考えの者しかいないだろう。そう考えると、ヒロインと攻略対象のキャッキャウフフ鑑賞も大事だが、自身の身の振り方も考えないとならないーーー。
やっぱり借金返済が第一だわ!
ここにきてミーティアは、決意を新たにするのだったーーー。
『華と風の輪舞曲』の攻略対象の一人。藍色の髪と、澄んだ蒼い瞳を持つ。リーベラ伯爵家の嫡男で、弓術、馬術が得意。面倒見が良く、教師からの信頼も厚い。笑い上戸で、一度笑い出すとなかなか止まらない。ヒロインとは、他の攻略対象ルートでも親しくなり、気の置けない友人となる場合がある。
*****
事務手続きを済ませ、職員に従って、使われていない教室に案内されたミーティアは、ようやく一息つく事が出来た。
朝からエキサイトし過ぎて、試験がメインにもかかわらず、すでにお腹いっぱい、ご馳走様状態である。
(ルシアンはともかく、まさかトビーに会えるなんて……ヤバい、今日は眠れないかもしれない……それに、ジルの友人ですって?でかした、ジル!)
先ほどの言い争いなど、コミュニケーションの一つくらいにしか考えていないミーティアは口角が上がってしまうのを抑えることが出来なかった。
ジルベルトが何に怒っていたかについても、全く考えが及んでいないのだから、ジルベルトが気の毒としか言いようがない。
久しぶりの再会があんな風になってしまって、ジルベルトが物凄く落ち込んでいるとは、露ほども思っていなかった。
一方、その頃のジルベルトはーーー。
「はあぁぁぁぁ……」
机に突っ伏して、長い長いため息を吐き出していた。
隣の席のトビアスが、気の毒そうな視線を投げる。
「そんなに落ち込むんなら、もう少し言葉を選べばよかったのに」
「う、うるさい……」
突っ伏しているせいでくぐもっているが、明らかに迫力に欠けている。
「気持ちは分かるよ?一緒にいたのがあのルシアンだからね。でも、彼女には落ち度はなかったと……」
「あるだろ?知りもしない男に、のこのこ付いていく奴があるか」
被せ気味に抗議の声を上げるジルベルト。
「そうかなぁ、街中ならともかく、学園の中だからね。単純に、案内してもらおうとしてただけでじゃないかな?」
本当はジルベルトにもわかっているのだ、ミーティアが案内を買って出たルシアンについて行こうとしただけだと。
ただ、久しぶりに会えたミーティアが、他の男と一緒にいたというだけで腹が立って仕方なかった。
ーーーなぜ、こんなに腹が立つのかを自覚しているだけに、始末が悪いと自分でも思う。
ジルベルトが学園に入学する前、まだ領地にいる頃に、父からの手紙で婚約者が決まりそうだと知らされた時、息が止まるかと思った。その時初めて自分の気持ちに気付いたジルベルトは、どうしてもミーティアにそのことを告げることが出来なかった。
結局、決まることはなかったのだが、あの時ほど自分の立場を、家というものを感じたことはなかった。父には己の力で相応しい婚約者を見つけてくる、それまで待っていて欲しいと必死に頼んだ。
父は何かを感じ取ってくれたのか、難しい顔をしつつも頷いてくれたのだが。
「はぁぁぁぁ……」
また長いため息を吐いたジルベルトに、トビアスは呆れた声を出した。
「いい加減、きちんとしなさいね。骨は拾ってあげるから」
縁起でもないことを言うトビアスに、がばりと机から顔を上げて睨みつけるジルベルト。
「まだ何も始まっちゃいない。全てはこれからだ」
「はいはい、でも授業が始まるよ?」
ふと教卓に目を向けると、すでに教師が入ってきて黒板に書き込み始めていたのを見て、ジルベルトは慌てて教科書を取り出したのだった。
*****
「では、ミーティア・マッコール嬢。これから学園長による面談を始めます」
「はい」
ミーティアは神妙な顔つきで席に座っていた。筆記試験の後は別教室に移動して、面接試験だった。面談などと言ってはいるが、実質面接試験なのはわかっていた。
机の前には学園長と教師が二名座っていて、ミーティアは一人椅子に座っている。
「ミーティア嬢、貴女がこの学園で学びたいと思っていることはなんですか?」
一人の教師が質問してくる。この学園でのカリキュラムは、算術や歴史、地理と外国語、経営学の他にダンスや礼儀作法がある。あとは令嬢だけに課せられている刺繍や花の生け方、社交が主たるものだ。
「領地経営について、学びたいと思っております。父から学んではおりますが、専門的なことをぜひご教授いただけたらと」
「ほう……」
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「珍しいですね、領地経営と答えたのは、ご令嬢の中では貴女が初めてです。なぜ、ミーティア嬢は領地経営を学びたいと思ったのですか?」
「はい、父が長患いで療養しておりまして、幼い弟が爵位を継いでおりますが、まだまだ未熟ですので、少しでも支えになればと思いまして」
領地の主だった村長は知っているが、対外的には父であるニールは長期の療養を余儀なくされて、領地内にある別館にいることになっている。出奔したなどと知られれば、醜聞以外の何ものでもないし、他の貴族に侮られかねないからだ……借金のせいで、だいぶ評判を落としているとは思うが。
「なるほど……では、それで奨学制度を利用しようと思ったのですか?」
「はい、幼い弟に出来るだけ負担をかけたくはありませんので」
それはミーティアの本音でもあった。ロビンもいずれは王立学園で学ばなくてはならない。少しでも節約出来るところはしたほうがいい。
学園長は一つ頷くと、左右に座る教師と何やら小声で言葉を交わしていた。やがて、教師が宣言する。
「ミーティア・マッコール嬢、後日結果はお知らせしますので、本日の面談は終了です」
「本日はお時間を頂戴しまして、ありがとうございました」
ミーティアは膝を折って挨拶をしてから、教室を出て行った。
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ミーティアは辺りを見回して、誰もいないことを確認してからグーっと伸びをする。
それにしても、ルシアンにトビーと、攻略対象に出会えたことは幸運だった。一応、ピンクのふわふわ頭も探してみたが、それらしき人物に遭遇することは出来なかった。
(ま、いっか。そのうち会えるしね)
ミーティア(ミコト)の記憶が間違ってなければ、ヒロインの令嬢は中途入学だったはず。ヒロインが入学して一年後の社交界デビューで、5人のうちの誰かと婚約発表だったからだ。バッドエンドなんてミーティアの辞書には存在していない、あってはならないから、そっちの記憶は不鮮明だった。もちろん、全てのエピソード回収のためだけにプレイはしたが。
ファランダールの成人は、男子は18歳、女子は17歳と定められている。社交界デビューは成人と認められた年齢に達していなければならない。
成人年齢より先に婚約が決まっていることも多々あるが、ゲーム内の攻略対象5人には、なぜか婚約者がいなかった。普通に考えたらありえないんだけどと、自身のことは棚に上げてミーティアは思う。そう考えると、自分の婚約はいつになるんだろうと、ふと現実的に考えてしまった。
七賢者の一翼の家といえど、借金がある家の娘を嫁にしようなんて奇特な家があるわけがない。仮にあったとしてもロクでもない考えの者しかいないだろう。そう考えると、ヒロインと攻略対象のキャッキャウフフ鑑賞も大事だが、自身の身の振り方も考えないとならないーーー。
やっぱり借金返済が第一だわ!
ここにきてミーティアは、決意を新たにするのだったーーー。
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