魔王様と小噺

椿灯夏

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妖精の国でも人気

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アーシェ「クオイおにぃちゃんこれ食べて。アーシェね、リンゴタルト焼いたのー妖精の国で一番おいしいやつなの」

クオイ「おう!ありがとなアーシェ」

ルイ「ちょっとクオにぃ、なにデレデレしてんの」

クオイ「してないっての。なんだよールイもアーシェの手作り食べたいんだろ~」

アーシェ「そうなの?ごめんねルイちゃんのは作ってないの」

ルイ(……べ、別に気にしてないし)

シラユキ「はは。ルイはアーシェのこと好きだもんな」

ルイ「え、ちょっとなにバカなこといってんのシラユキさん。誰がこんな大食らい好きなわけ?」

アーシェ「アーシェ大食らいじゃないもーん!ルイちゃんなんてだいきらーいっ」

クオイ「あーあ。あれかなり怒ってんな。もぐもぐ」

シラユキ「ルイちゃんと謝らないとダメだぞー」

ルイ(……アーシェに怒られた。嫌われた)

クオイ「聞こえてないなこれは」

シラユキ「よっぽどショックだったんじゃないかなー」

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