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2章
46話 乗合馬車
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翌日、ハルトは、ルナの豊穣の力があれば商店の方は問題なさそうなのでルナを残しルシア、シン、ヒナタ、プルフラとフォーレンシアへ向かおうという話をする。
当然今まで付いてきていたルナは猛反発をした。
仕方がないので一度リーザスの街に向かい、冒険者ギルドでフォーレンシアへの行き方を確認する。という体でプルフラを連れだすことにした。
ギルドにルナとルシア、プルフラを置いて情報収集を任せつつ、ハルトは一度アルレンセスへ戻った。
サタナキア達にも加護の力のことは話していないのでプルフラに知られないようにするためだ。
まず他の者に豊穣の力を付与できないか試してみた。
『選択された力は権限レベルを超えているので付与できません』
初めて聞く加護の回答が返ってきた。
権限のレベル?豊穣の力は神の加護よりもすごい力なのか?
今は分からないので次に転移魔法の付与を試してみた。
ハルトはアモンの転移魔法を思い出しながら、周囲へスキルの付与を思い浮かべる。
『対象群への転移スキルの付与。成功しました』
よし、獲得できたようだ。
確認してみると獲得できたのはリンだけらしい。
まず転移魔法を使えるようになったリンにあちらの世界と行き来可能か試してもらったが無理だった。
やはり世界を渡るには異世界の扉の様な、特殊なスキルが必要らしい。
更に天痛眼の付与を試みた。
しかしこの能力も先ほど同様の加護の声が聞こえ、付与は出来なかった。
どうやら唯一無二のスキルは加護の力でも付与できないそうだ。
最後のもう一つ、気になっていた者の付与を試みた。
『対象群への結界スキルの付与。成功しました』
よし!イリュージョナルスフィアの説明を聞いているときに結界という言葉を聞いて、もしやと思っていたが、成功だ。
結界はユキが身に着けたらしい。
これで商店の方はユキに任せたら何とかなりそうだ。
リンは転移魔法を習得できたのでフォーレンシアへ向かうメンバーへ。
そして代わりにシンを店の運営兼護衛に。
ヒナタはセバスと共にアルレンセスの管理に就いてもらうことにした。
こうしてメンバーもそろったのでユキを連れてルナ達がいる冒険者ギルドへと向かった。
ハルト達が戻ると丁度ルナ達がケビン、ベンゼル、マーレと話しているところだった。
フォーレンシアへ向かいたいと聞いて3人は困った顔をしていた。
「なんでまたあんなところへ……まぁどうしても行きたいってんなら止めはしねぇけどよ」
「うーん、お勧めは出来ませんね」
「危険。やめた方がいいとおもう」
詳しい話を聞くとフォーレンシアの周囲を囲む樹海は近年強力な魔物が多く出現していて幾人もの冒険者たちが消息不明になっているという話だった。
強力な魔物が現れる前から鬱蒼としたその樹海は踏み入れたら戻ることが難しいとされ、不帰の森という名で呼ばれているらしい。
王都なら不帰の森に付いての詳しい話を聞けるかも知れないということ。
そして王都で活動しているエラルドなら不帰の森に行ったことがあるかもしれないと聞いたので情報を集めるために王都ベルセリアに向かうこととなった。
ベルセリアへは乗り合い馬車が出ていると聞いたので早速馬車乗り場へ向かった。
馬車を待っていると商人らしき人の姿が数名集まってきた。
王都へ戻る者と王都へ買い付けに行く者達だそうだ。
馬車には王都の騎士団メンバーが必ず4名以上護衛に付いているので、自力で移動できない者達はある程度高額になるが乗合馬車を使うものが多いそうだ。
レイラやエラルドの様に戦える者は馬車を使わないことが多いらしい。
ハルト達は王都への道を知らないので馬車を使うことにした。
馬車の準備が出来たようなので身分証を各自見せ一人白金貨1枚と金貨を5枚徴収された。
プルフラは以前この街に来たときにギルドカードを作っていたらしい。
なるほど。なかなか高額、馬車を利用するのが商人ばかりしかいないのはそういうわけか。
商店組が頑張って稼いでいてくれて助かった~。
こうしてハルト達は王都ベルセリアへ向かって進み始めた。
馬車に揺られながら隣に乗っていた商人にハルトは話しかけた。
「この馬車はどれくらいで王都へ着くんですか?」
「おや、貴方はこの馬車を利用するのは初めてですか。大体丸2日程度ですね。途中魔物の襲撃が多い場合はもう少し遅くなることもありますが」
丸2日か……。王都ベルセリアって結構遠いんだな。
「あなたは何をしに王都へ?」
「えーっと、商売の為ですかね……」
言い訳が思いつかなかったハルトは苦しい言い訳をした。
「わかります。私も例の店が出来て売り上げが低迷しそうなので新たな商品を仕入れる為に王都へ向かうところなんです」
「例の店?」
「幻想郷アルレンセスですよ。何でもキャトランの里の商品を取り扱っているだとかで……この辺りでは見ない商品ばかり。しかも名工ロンドと薬師レイラまで取り込んでいるらしいですよ……。しかも店主は領主様とかなり懇意な関係だそうで」
ははは。あの二人そんなに有名人だったのか!……知らなかった。
というか噂の広がり方って本当にすごいんだな。
商人のおじさんの話をそのまま聞いていると急に馬車が停止した。
御者が振り向てい声をかけてきた。
「皆さん馬車から出ないでください!魔物の襲撃です」
魔物か。護衛の兵士が付いているそうだし、任せるとするか。
護衛の騎士たちは2匹のキラーラビットを相手にしていた。
しかし1匹を仕留めると、もう1匹が馬車の裏に回り込んでいった。
慌てて騎士たちが馬車の裏に向かうと既にそこにはルナに仕留められたキラーラビットの姿があった。
「あ、ありがとうございます。皆さん大丈夫ですか?」
騎士達は驚いた様子で礼を口にした。
しかし商人の一人が大きな声をあげた。
「大丈夫なものか!高い金を払ってるのに危険に晒してくれるとは!私を誰だと思っているんだ!?」
隣の商人に話を聞くとその男は王都で商店を経営しているボーゼスという豪商だそうだ。
横にある荷物には幻想郷アルレンセスで購入していた作物がはいっているとのこと。
なるほど。目新しい物は逃さず持ち帰り転売つもりか、抜け目ないな。
王都の豪商とコネでも作れればアルレンセスの利益拡大につながりそうだけど。この人はちょっと生理的に受け付けないなぁ……。
騎士達は嫌な顔をしつつも詫びを入れると警護に戻り、馬車は再び進み始めた。
そのまま魔物の襲来も無く進むとあたりが暗くなってきた。
辺りを見渡しやすい小丘の上を陣取り野営を敷くこととなった。
御者達で火をおこし簡単な夕食を準備してくれたので皆は食事をとった。
騎士達も交代で警備しながら食事をとっていた。
そんな中で騎士の一人がルナに先ほどはありがとうございますと声をかけてきた。
「私は王国騎士団のカイと申します。先ほどキラーラビットを一撃で仕留めたようでしたが、それほどの実力がりながら何故わざわざ乗合馬車に……?」
ハルトがカイの質問に返事をした。
「我々は王都へ向かうのは初めてで、道も分からないので馬車を利用させてもらっています」
「なるほど、そういうことでしたか」
「敵が多い場合は俺らも警護に参加しましょうか?」
「いえ、それにはおよびません。昼間は不手際がありましたが、ここからは徹底して皆様を警護してみせますので安心してください」
「ではお任せしますね」
騎士って聞くと貴族出身で地位や権力で平民を見下すようなものかと思っていたけど、結構いい人達なんだな。
食事も済み、皆は寝る準備を始めた。
ハルトは寝ころびながらこの世界に来たばかりの頃を思い出していた。
あの時もこうやって夜空を見ながら寝転がってたなぁ。
もう野宿はするまいって思ってたけど、こっちの世界だとそうもいかないか。
でもあの時と違って今は沢山の仲間もいるし寂しくないな。
ハルトに引っ付いて眠るルナとユキを眺めながら感慨にふけり、ハルトは眠りに付いた。
当然今まで付いてきていたルナは猛反発をした。
仕方がないので一度リーザスの街に向かい、冒険者ギルドでフォーレンシアへの行き方を確認する。という体でプルフラを連れだすことにした。
ギルドにルナとルシア、プルフラを置いて情報収集を任せつつ、ハルトは一度アルレンセスへ戻った。
サタナキア達にも加護の力のことは話していないのでプルフラに知られないようにするためだ。
まず他の者に豊穣の力を付与できないか試してみた。
『選択された力は権限レベルを超えているので付与できません』
初めて聞く加護の回答が返ってきた。
権限のレベル?豊穣の力は神の加護よりもすごい力なのか?
今は分からないので次に転移魔法の付与を試してみた。
ハルトはアモンの転移魔法を思い出しながら、周囲へスキルの付与を思い浮かべる。
『対象群への転移スキルの付与。成功しました』
よし、獲得できたようだ。
確認してみると獲得できたのはリンだけらしい。
まず転移魔法を使えるようになったリンにあちらの世界と行き来可能か試してもらったが無理だった。
やはり世界を渡るには異世界の扉の様な、特殊なスキルが必要らしい。
更に天痛眼の付与を試みた。
しかしこの能力も先ほど同様の加護の声が聞こえ、付与は出来なかった。
どうやら唯一無二のスキルは加護の力でも付与できないそうだ。
最後のもう一つ、気になっていた者の付与を試みた。
『対象群への結界スキルの付与。成功しました』
よし!イリュージョナルスフィアの説明を聞いているときに結界という言葉を聞いて、もしやと思っていたが、成功だ。
結界はユキが身に着けたらしい。
これで商店の方はユキに任せたら何とかなりそうだ。
リンは転移魔法を習得できたのでフォーレンシアへ向かうメンバーへ。
そして代わりにシンを店の運営兼護衛に。
ヒナタはセバスと共にアルレンセスの管理に就いてもらうことにした。
こうしてメンバーもそろったのでユキを連れてルナ達がいる冒険者ギルドへと向かった。
ハルト達が戻ると丁度ルナ達がケビン、ベンゼル、マーレと話しているところだった。
フォーレンシアへ向かいたいと聞いて3人は困った顔をしていた。
「なんでまたあんなところへ……まぁどうしても行きたいってんなら止めはしねぇけどよ」
「うーん、お勧めは出来ませんね」
「危険。やめた方がいいとおもう」
詳しい話を聞くとフォーレンシアの周囲を囲む樹海は近年強力な魔物が多く出現していて幾人もの冒険者たちが消息不明になっているという話だった。
強力な魔物が現れる前から鬱蒼としたその樹海は踏み入れたら戻ることが難しいとされ、不帰の森という名で呼ばれているらしい。
王都なら不帰の森に付いての詳しい話を聞けるかも知れないということ。
そして王都で活動しているエラルドなら不帰の森に行ったことがあるかもしれないと聞いたので情報を集めるために王都ベルセリアに向かうこととなった。
ベルセリアへは乗り合い馬車が出ていると聞いたので早速馬車乗り場へ向かった。
馬車を待っていると商人らしき人の姿が数名集まってきた。
王都へ戻る者と王都へ買い付けに行く者達だそうだ。
馬車には王都の騎士団メンバーが必ず4名以上護衛に付いているので、自力で移動できない者達はある程度高額になるが乗合馬車を使うものが多いそうだ。
レイラやエラルドの様に戦える者は馬車を使わないことが多いらしい。
ハルト達は王都への道を知らないので馬車を使うことにした。
馬車の準備が出来たようなので身分証を各自見せ一人白金貨1枚と金貨を5枚徴収された。
プルフラは以前この街に来たときにギルドカードを作っていたらしい。
なるほど。なかなか高額、馬車を利用するのが商人ばかりしかいないのはそういうわけか。
商店組が頑張って稼いでいてくれて助かった~。
こうしてハルト達は王都ベルセリアへ向かって進み始めた。
馬車に揺られながら隣に乗っていた商人にハルトは話しかけた。
「この馬車はどれくらいで王都へ着くんですか?」
「おや、貴方はこの馬車を利用するのは初めてですか。大体丸2日程度ですね。途中魔物の襲撃が多い場合はもう少し遅くなることもありますが」
丸2日か……。王都ベルセリアって結構遠いんだな。
「あなたは何をしに王都へ?」
「えーっと、商売の為ですかね……」
言い訳が思いつかなかったハルトは苦しい言い訳をした。
「わかります。私も例の店が出来て売り上げが低迷しそうなので新たな商品を仕入れる為に王都へ向かうところなんです」
「例の店?」
「幻想郷アルレンセスですよ。何でもキャトランの里の商品を取り扱っているだとかで……この辺りでは見ない商品ばかり。しかも名工ロンドと薬師レイラまで取り込んでいるらしいですよ……。しかも店主は領主様とかなり懇意な関係だそうで」
ははは。あの二人そんなに有名人だったのか!……知らなかった。
というか噂の広がり方って本当にすごいんだな。
商人のおじさんの話をそのまま聞いていると急に馬車が停止した。
御者が振り向てい声をかけてきた。
「皆さん馬車から出ないでください!魔物の襲撃です」
魔物か。護衛の兵士が付いているそうだし、任せるとするか。
護衛の騎士たちは2匹のキラーラビットを相手にしていた。
しかし1匹を仕留めると、もう1匹が馬車の裏に回り込んでいった。
慌てて騎士たちが馬車の裏に向かうと既にそこにはルナに仕留められたキラーラビットの姿があった。
「あ、ありがとうございます。皆さん大丈夫ですか?」
騎士達は驚いた様子で礼を口にした。
しかし商人の一人が大きな声をあげた。
「大丈夫なものか!高い金を払ってるのに危険に晒してくれるとは!私を誰だと思っているんだ!?」
隣の商人に話を聞くとその男は王都で商店を経営しているボーゼスという豪商だそうだ。
横にある荷物には幻想郷アルレンセスで購入していた作物がはいっているとのこと。
なるほど。目新しい物は逃さず持ち帰り転売つもりか、抜け目ないな。
王都の豪商とコネでも作れればアルレンセスの利益拡大につながりそうだけど。この人はちょっと生理的に受け付けないなぁ……。
騎士達は嫌な顔をしつつも詫びを入れると警護に戻り、馬車は再び進み始めた。
そのまま魔物の襲来も無く進むとあたりが暗くなってきた。
辺りを見渡しやすい小丘の上を陣取り野営を敷くこととなった。
御者達で火をおこし簡単な夕食を準備してくれたので皆は食事をとった。
騎士達も交代で警備しながら食事をとっていた。
そんな中で騎士の一人がルナに先ほどはありがとうございますと声をかけてきた。
「私は王国騎士団のカイと申します。先ほどキラーラビットを一撃で仕留めたようでしたが、それほどの実力がりながら何故わざわざ乗合馬車に……?」
ハルトがカイの質問に返事をした。
「我々は王都へ向かうのは初めてで、道も分からないので馬車を利用させてもらっています」
「なるほど、そういうことでしたか」
「敵が多い場合は俺らも警護に参加しましょうか?」
「いえ、それにはおよびません。昼間は不手際がありましたが、ここからは徹底して皆様を警護してみせますので安心してください」
「ではお任せしますね」
騎士って聞くと貴族出身で地位や権力で平民を見下すようなものかと思っていたけど、結構いい人達なんだな。
食事も済み、皆は寝る準備を始めた。
ハルトは寝ころびながらこの世界に来たばかりの頃を思い出していた。
あの時もこうやって夜空を見ながら寝転がってたなぁ。
もう野宿はするまいって思ってたけど、こっちの世界だとそうもいかないか。
でもあの時と違って今は沢山の仲間もいるし寂しくないな。
ハルトに引っ付いて眠るルナとユキを眺めながら感慨にふけり、ハルトは眠りに付いた。
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